記録ID: 509870
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳
真似しないでほしい北岳(10山目以内くらいで登る人へ)
2014年09月12日(金) 〜
2014年09月13日(土)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,900m
- 下り
- 1,868m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:56
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 3:05
2日目
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 11:40
17:20
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
広河原⇒甲府ゆき14:10バス(超満員立ち乗り)⇒甲府⇒かいじ180号⇒新宿 まず、スーパーあずさ1号は指定・自由席とも満席でした。立川以西の自由席は座れないと思ったほうが良いです。(3号は前日夜で指定席の余りがありました)。また甲府からのバスは、平日(金曜)ながら、満員で立ち乗りが20名ほど出ました。次の10時台のバスはガラガラだったらしいので、広河原や御池宿泊の方はそちらでも十分かと思います。 帰りのバスは超満員でした。 また、広河原での誘導に問題があり、きちんと並んでいる人や事前にチケットを買った人が優先して乗れる仕組みになっていません。時間に間に合わなかった人も何故かどんどん乗せてしまうので、出発は遅れるし、どうにも問題を感じました。 あまりにもキツかったらしく、バス内で倒れた人が出たくらいです。(本当に「お客様の中にお医者様〜」コールがかかりました)。 このあたりは山梨交通さんにもう少し改善を期待したいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
私のグループも含め、同じ時間に3グループが、別々の熊に出会っています。いずれも大樺沢〜二股ルートの中後半です。 |
写真
装備
備考 | 自らの反省も込めて、とにかくメモに残します。 <とにかく言いたいこと> ・普通の人(自称「健脚」も含む)は北岳日帰りをやめておくべき ・平地ではスポーツマンでも、山用語として出てくる健脚とは限らない ・標準コースタイムの設計は山によって異なる(ex.尾瀬ハイカーの標準と北岳登山者の標準は違う) ・登りで時間を稼げてもそのダメージは下りに響く ・標準コースタイムを切れる=良いこと、ではない。普通の人は標準コースタイム通りがベスト ・南アルプスは連休に行くべきではない ・南アルプスは親子連れで行くべきではない ・南アルプスは(慣れない)カップルで行くべきではない <このメモが想定する人> ・登山をはじめて3年以内くらいで、まだ10山くらいしか登ってない人 ・「コースタイムより早く歩けるし、もしかして健脚かも」って思ってる人 ・標高差のキツイ山(≠標高の高い山)にあまり登っていない人 ・南アルプスがはじめての人 ・体力の異なる複数人で登山する人 <何が問題だったか> ○ほかの山域と比べて時間のかかるアクセス ○3連休でのバスの混雑&あまり増発してくれない山梨交通さん ⇒これで後から参加の1名のスタートが1時間近く遅れました。また、甲府から立ちっぱなしだとその分の体力が奪われます。 ○標高差÷歩行距離の大きさ ⇒ヤマレコでは縦軸標高・横軸歩行距離のグラフが見られますが、こと高山の場合には歩行距離の長短の考え方に注意が必要です。すなわち、歩行距離が短いほうが楽だと思ってる人は考えを改める必要があります。 ⇒私の場合、雲取山での経験を参考に「まあ、同じくらいの標高差だから辛さはほぼ同じ」と思ってしまいました。確かに歩行距離が長いと「飽きる辛さ」があるのですが、短い距離で高さを稼ぐほうが技術的にも体力的にも余程辛いことがわかりました。 ⇒さらに加えていうと、地図上での距離が短いからといって、現実の歩数や歩行距離が短くなるとは限りません。急坂の場合にはトラバースや木の根またぎも多いですし、ザレ場などもクネクネ歩かなければ進めません。しかし、こうしたものは地図では当然ながら見えません。結局、急であればあるほど、見かけ距離の2倍弱くらいの距離を歩くことになっていると考えたほうが正しい気がします。 ○下りは登りより辛い。本当に辛い ⇒あたり前なのですが、急いで登山しているとそれを忘れてついつい力んでしまうものです。登りで速かった=下りの体力も使ってしまった、くらいに思って、ゆっくりゆっくり登らないといけません。 ○ふつうの人が想定する「健脚」と健脚の人が言う健脚は違う ⇒よく「健脚の人向け」という言葉が出ますが、あれを「健康な脚」と読み替えてはいけません。山での健脚は、他の人をスイスイ抜いてゆく、明らかに玄人みたいな人たち、あの人たちこそ健脚です。いくら昔スポーツが得意だったからといって、いくら普段からジョギングをしているからといって、山での体力・技術とはまた別の話です。山で見栄を張っても仕方ありません。 <日程・メンバーについて> 当初予定では、早朝に広河原着の北岳日帰りピストンで北沢峠ゆきのバスに間に合わせる予定でした。 結果的に今回は金曜に休みが取れ、また北沢峠に宿が取れなかったため、御池に一泊、広河原に一泊という計画になりましたが、思えば無茶な予定でした。 また、メンバーも1人は縦走で奈良田から、1人は早朝に広河原から、私は御池からで、山頂11時半集合という計画でしたが、各々の体力差や携帯がつながらない中でのトラブルの可能性を考えると、全く問題だらけです。 一応、各ポイントのデッドラインは決めていましたが、それでも人は見栄やら何やらで焦るものです。しかも、リタイア判断は各々に任せられていたため、結局は意味をなさないデッドラインとなってしまいました。 結果的には、他のメンバーを待って待機していた2時間弱が大きな無駄となりました。 <その他、コース的なこと> ・基本的には大樺沢⇒八本歯ルートのピストンをした方が気分的にも時間的にも楽 ・御池に行く場合でも、遠回りして大樺沢⇒二股⇒御池の方が絶対に楽 ・ただし、高所恐怖症気味の人には八本歯ルートが辛いかもしれない ・樹林帯の登り(最初の分岐を右)はキツイだけで景色が見えない ・草すべりの登りは根性の無い人、重い人はやめておくべき 完全にへばっている人を草すべりで何人も見ました。 トラバースというカッコイイ言葉がある以上、山での距離的な遠回りは体力的な近道と心得るべきです。 |
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