激混みの北アで静かな稜線歩き(笠ヶ岳〜弓折岳)


- GPS
- 50:27
- 距離
- 30.9km
- 登り
- 2,498m
- 下り
- 2,491m
コースタイム
13:20 深山荘無料P
14:50 わさび平小屋(テン泊)
2日目
5:00 わさび平小屋
5:15 笠新道口
8:50 杓子平(朝食30分含む)
10:30 抜戸岳(笠新道分岐)
12:05 笠ヶ岳山荘(テン泊)
TOTAL 7:05
3日目
笠ヶ岳 往復
7:15 笠ヶ岳山荘
8:15 抜戸岳(笠新道分岐)
9:15 秩父平
10:45 大ノマ乗越
11:20 弓折乗越
12:00 鏡平山荘
12:20 昼食
12:50 シシウドヶ原
13:20 小秩父沢
15:45 深山荘P
TOTAL 8:30
天候 | 14日 晴れのち曇り 15日 高曇りのまずまずの天気 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 中崎温泉 ¥800 |
写真
感想
この夏は7月に常念〜西岳に行ったきり、雨続きの荒天で行けず、とうとう秋に。9月になってやっと天気が安定してきたので、あと1回北アに行きた〜いとこの3連休に計画。ところがヤマテンによると寒気が入ってくるようでヤリ山頂の最低気温が0℃?! 秋を飛び越えてもう冬かよ! う〜んテン泊には多少の不安が・・・。風邪気味だしどうしようか迷っていたら、NHKの北ア縦走を見て、やっぱ行こっ!
行き先は笠新道から登って笠ヶ岳でテン泊。翌日、弓折岳まで続く稜線歩きを目的に鏡平を経由して下山の予定。夏用のテン泊装備しかなかったので、SOLエスケープヴィヴィとダウンパンツを急遽購入、まずは標高の低いわさび平で試すことに。深山荘の無料駐車場から1時間半、ブナ林に囲まれたわさび平キャンプ場でテン泊。夜中の気温は思ったより下がらず10℃、モンベル#5とSOLではむしろ暑かった(-_-;)
翌朝5時に出発、笠新道は登山口から稜線までひたすらの登り。斜度は思ったほどではなかったが、杓子平に出るまで平らなところがなく、じりじり体力を奪っていく。杓子平に出ると笠とカールがお見事!ここからは展望が開けるので、苦しいながらも景色を満喫。しかし早くもガスが湧き始め、11時に稜線上に出た時には、笠にはガスが。まだ明日があるからと笠に向かってGo!
半分ガスの中、稜線を歩き笠ヶ岳のテン場に到着。12時前でテント3張ほど、ラッキー。選び放題なので半分石積みで囲われている特等地にザックを降ろす。テン場の申し込みとお昼を食べに山荘までもうひと登りするが、これがまた離れすぎだろ!と思えるくらい遠く足場も悪い。これは夜トイレに行くには大変だぞと思いながら、12時に山荘到着。テント設営後は夕方までのんびりまったりと、音楽を聞きながらアルプスの景色を楽しみました。
夕方、水を汲みに再び山荘まで登ると、受付は長蛇の列!
テン場もキャパいっぱいで、遅く到着した人は張る場所が見つからずテン場をうろうろ。
8月のフラストレーションがこの3連休に一気に爆発した感じだ。
心配していた夜の気温は5℃。ダウンパンツを着こんで寝たが寒くなく、これなら0℃くらいまでいけそうかな。
翌朝、ご来光を見に笠ヶ岳山頂を目指す。生憎の雲でご来光は望めなかったが、真っ赤に染まる朝焼けがすごくキレイで、むしろこっちの方が感動的?
山頂の祠にお参りした後、テント撤収。いよいよメインの稜線歩きだ。
天気は高曇りだけど、展望には支障はなく、歩くには丁度いい気候。
ときどき来た道を振り返ると、笠に続く稜線が素晴らしく絵になる。青空がバックだったら本当にキレイだろうなあ。槍穂の方は時々ガスが出てきて、どこまで持つかなと思ったが、槍を見ながら静かな稜線歩きがずっと続きました。
途中の秩父平は通過点としかみていなかったが、目の前には槍穂、カール状に囲まれた楽園で花のシーズンは最高のロケーションでしょう。出来ることならテン泊したい!と思うくらい今回で一番気に入った場所でした。休憩中に単独男性と暫し話し込むと、自分と同じく笠でテン泊、同じルートで下山とのこと。ここのロケーションの素晴らしさを共有しました。
楽しかった稜線歩きも弓折岳でそろそろ終わり。弓折岳山頂では2人の山ガールが写真を撮っていました。三俣から下山途中に寄ったとか。二人揃っての写真を撮ってあげて、先に下山したが、あっという間に追い抜かれてしまった。三俣から来たにしては歩き方が元気だな(笑い)と感心しながら、鏡平に到着。お昼にしようとするとさっきの山ガールが「相席いいですか?」と「どーぞどーぞ(^^♪)」。
聞くと広島から三俣山荘で働いている友達に会いに来たそうで、一人は北ア2回目、もう一人はなんと北アデビューだとか。それにしてもあの元気な歩きっぷりには、おじさんはとても敵いません。カレーライスを食べ終わり、「それじゃ、抜かれないように頑張るわ!」と席を後にして下山。
鏡平ではいつもガスってて、ここで槍穂を見たことはなかったが、今回はすぐ下の鏡池でラッキーにも逆さ槍を見ることができました。
あとはひたすら我慢の小池新道。
ようやく林道に入るが、ここからがまた長い・・・
すると後から秩父平で出会った単独男性とまた一緒に。
話をしながら新穂高までご一緒させてもらいました。
するとなんとヤマレコユーザーのpewa-lakeさんだとわかり、自分がよく行く鈴鹿山系にも行くことがあるとか。いろいろな山の話で盛り上がり、つらい林道もいつの間にか新穂高へ。pewa-lakeさんとはヤマレコでの再会を楽しみにここで別れ、中崎温泉で汗を流して帰りました。
笠〜弓折岳の稜線はアップダウンも少なくて、槍穂に平行する稜線なのでロケーションは最高!
激混みの3連休でも静かな山歩きが出来て、迷ったけど来て良かったあと思えた山行でした。今度来る時は真っ青な空に向かうスカイラインを楽しみに稜線を歩きたいです。
新穂までの長い林道、楽しい話しで過ごすことができ、ありがとうございました。
帰宅翌日に急遽入院してしまい、ヤマレコへのアップがまた遅くなりました。写真以外は帰宅後に下書きできてたんですが。
mugiさんも笠ヶ岳ピークにおられたんですね。しかし朝焼け綺麗でしたね。代表写真、私も朝焼けの写真を選んでました。
笠ヶ岳直下の播隆平、私も下りてみたいなぁと思ってました。熊など動物がいないかと思って見ていました。秩父平や杓子平など平の付く所は、カール跡が多いのか、いずれもいい感じですね。
山ガールとランチとは、うらやまし〜い。ではまたどこかで。
(プロフィール拝見すると、ほぼ同い年(卯)のようです)
pewa-lake さん
その節は楽しいひと時をありがとうございました。
なかなかアップされなかったんでどうされたかなと思っていましたが、まさかの入院とは
無事退院されて何よりです。
それにしても花の写真がいっぱいですね。名前もちゃんと同定されてるし・・・
自分はなかなか同定できないうえに、憶えても次の山行では忘れています
卯年なので同い年ですね。
もう無理が効かない年なので、ゆったり登山で楽しみたいと思います。
またどこかでお会いできればいいですね
やはり同い年でしたか。
もう無理せず頑張らずに楽しみたいですね。
花はとりあえず撮って、戻ってから前の山行や他の方の写真を参考に同定しているだけで、いくつか間違えているかもしれません。これを繰り返して覚えていければと思っています。まだ山でも見ても花の名前はほとんど出てきません。
よく使うのがこのページで、「似た花」で同定を確認している次第です。
http://mountain.jpn.ph/webalbum/hanaalbum/flowernameList.aspx
では、またどこかでお会いした際は、よろしくお願いします。
花のWebサイトの情報ありがとうございます。
忘れても繰り返していけばいつかは憶えられる・・・
確かに花の名前がわかることで、山登りの楽しみがひとつ増えますものね。
実は花よりもコケの方が好きなのですが、コケはもっとわかり難くて、顕微鏡でないと判別できないものもあるようです
最近は人の名前も憶えられなくなってるので
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