中央アルプス 麦草岳
長野県
ケン
体力度について
- GPS
- 08:47
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,509m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:45
| 天候 | 晴れ後夕方から薄曇り 登山口朝8度、山頂15度位。 季節外れの暑さ、木曽福島14時27度 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
2200m位から雪道。午後は雪が緩み踏み抜き多発。木曽駒七合目避難小屋から上は急斜面、森林帯でも要ピッケル、アイゼンは10本以上推奨。 雪質如何に関わらず、昨日の将棋頭山より難易度が高く、上部森林限界では注意が必要。なまじ雪がそれなりに堅い時より、表面5〜10�僂�シャバ雪で下が堅いこの時期の方がスリップには注意が必要。 昨日の将棋頭山・茶臼山より高低差は少なく、距離は3〜4割少なかったが、麦草岳の方が疲れた。上部でのキックステップの多用から、翌日以降、強いふくらはぎの筋肉痛となる。 |
5合目標識（2070m、ヤマレコアプリの5合目は1920m）、この辺りで500のブドウジュースを入れ忘れたのに気がつく。残雪もあるし、昨日よりだいぶ行程が短いのでなんとかなると思った。この少し先でアイゼンをつける。
8
昨日より雪は柔く帰路は踏み抜き多発で疲れた。また雪が汚れていて、踏み跡が不明瞭だったので下山時はしっかりルーファイしながら下りました。
7
右が冬期トイレでいっぱいになってました。状況を見たい方は連絡ください。レンタルサーバーに画像をアップします。小屋にストックと不要と思われる荷をデポしました。
11
ここだけ、帰りは後ろ向きで何回もキックステップしてクライムダウンしました。雪が柔いのは表面5�僂�らいで下は堅く、容易にはステップができません。たいしたことないように見えますが、下りでは急です。
9
前の画像を登り切り、振り返る。斜面が見えなくなってる所が前の画像の急斜面。ここから森林限界の痩せ尾根、急斜面が続きます。
10
雪が崩れないように慎重に下る。この辺は下の雪が堅く踏み抜きはなかったです。クラストしていればアイゼンを効かして下れるますが、安易に足を置くと表面だけ溶けた腐れ雪が崩れスリップします。スネ位まで沈めば、スリップしてもすぐ止まるが、ここは5�儔爾寮磴�凍結していた。
9
林道。たった10kmなのに昨日より疲れ、へろへろで膝ガクガクでした。翌日はキックステップを多用したのでふくらはぎの筋肉痛がでました。
9
下道をひた走り、白州のフォッサマグナの湯（21時まで）。遅かったので県内在住料金にしてくれました。確か500円ほど、県外は800円ほど。
12
温泉後、道の駅こぶちざわで将棋頭山のレコを作成して車中泊。予定していた権現岳は止めて、北杜市の斑山（1115m）に変更しました。タイマーをかけずに好きなだけ寝られると思うと気が楽でした。加工は笑顔と若返り。
20
感想
前日の将棋頭山と茶臼山の緩んだ残雪歩きで、かなり疲れ、脚に負担がかかったので、今日はどうなるかと思いました。特に茶臼山はトレースがなく、標高2500m以上で往復1時間30分（雪がなければ45分くらい）の行程は相当堪えました。
当日朝、昨夜までの膝の痛みと脚の疲労がかなりとれた感じだったので、予定通り行きました。将棋頭山と違い麦草岳は未踏で、結構ガチでピークを踏みに行きました。
上部森林限界の急斜面は表面5センチ位が溶けたシャバ雪でしたが、その下は何回もキックしないとしっかりした足場ができないほど堅く氷化してました。10本の軽アイゼン（爪が小さい）だっあせいもあり、山頂〜避難小屋は慎重に上り下りました。
（12爪アイゼンと冬靴も持参。将棋頭山と麦草岳はミドルカットのタイオガブーツと軽アイゼンを選んだ。12爪と冬靴は22日の権現岳用でしたが、結局疲労から権現岳には行きませんでした）
終日薄曇りから曇り予想でしたが、14時くらいまでよく晴れてました。ただ気温が高く下りの森林帯の残雪は緩み、避難小屋から下では1分おき位に踏み抜いてました。20、21日は季節外れの暑さで、麓の飯田、木曽福島、伊那等の最高気温は27〜29度だったみたいです。例年比の積雪量は良く分かりませんが、だいぶ少ないみたいでした。行者小屋のブログを見たら、今年は圧倒的に残雪が少ないと書かれてました。2023-04-13南八ヶ岳近況報告(赤岳鉱泉、残雪は0〜10センチ)
https://www.akadakekousen.jp/
終日誰にも会わずで、静かな残雪の山と景色を堪能した充実した山行でした。でも下山時は膝はガクガク、足の裏は痛く、太ももはパンパンで、トレースバッチリの冬山よりよほど疲れました。
備忘録：誰にも会わず。水500とジュースの300持参（500のジュースの方はザックに入れ忘れる）、復路、力水で300飲み、下山時100余る。＊500のジュースを忘れたのを気がついたのは力水の上で5合目、そこから先は水を倹約した。
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雪山登山をした事がない私には残雪期の方が大変だとは分かりませんでした
言われてみれば、グズグズの溶けかかった雪に膝まで埋まりながらの歩行はとてつもなく疲れるだろうなと、先日のスノーシュー体験から想像出来ました
その後の温泉で疲労も少しは回復されたでしょうか？
帰りの運転もしなければならないから大変だと思っています
体力的に一番大変なのは冬期のラッセルです。1時間で50ｍしか登れないとか、そんな時は撤退です。ただ冬期でも人の多く入る、谷川天神尾根、八方尾根、上州武尊山川場ルート、八ヶ岳などは踏み跡バッチリなときが多く、そんな時は、トレースを外さなければ踏み抜きはなく、夏と同程度で歩けます（ただし、気温と風が違い荷も重くなりますが）。1月19日の乗鞍などは休暇村から山頂までどこを歩いても雪面が堅くアイゼンで快適に上り下りできたなんてのもあります。
雪のある山はどれだけ多くの人が入るかで違いが出て（しっかりしたトレースの有無）、積雪量は関係ないです（3ｍも80�僂眛韻検法Ｈ�ヶ岳でもドカ雪後の1番スタートはラッセル必須です。
残雪期の特徴は膝上まで踏み抜くと、容易に抜けないことが多く、足を抜くのに難儀して抜き終わると息は切れ、踏ん張った脚の筋肉は疲弊してプルプルしてたりします。また下りでは勢いあまり、上体が前につんのめり、踏みに抜いた脚が穴から抜けず膝関節を可動域の逆に折り曲げられ膝を痛めることもあります。防ぐにはゆっくり下るしかないです。
下山後は美味しいご飯を食べ、温泉に入りしましたが、膝や脚のダメージは抜けなかったです。でも翌日はだいぶ回復したので2時間の行程の山に行きました（画像容量の関係でレコアップは5月になるかも）。運転はOKでしたが、ふくらはぎの筋肉痛は3日経過した今でも痛みが残ってます。筋肉痛なので明日、明後日にはなくなるでしょう。
コメントありがとうございました。
お疲れ様です。
山行を拝見しまして、アクティブなだけでなく、体力指数であまり触れることのない、回復力がすごいと感じました。
約４０年前ですが私は体育会系で、陸上の短距離競技を専門としておりました。そのときの教えは、今日の筋肉痛は、明日のトレーニングで癒されるとともに、次のステージへと昇華した証拠と。
まさに、競技指向の体力を維持されていることに感服します。
こんばんは
回復力、あるんだないんだか自分では分かりません（笑い）
ふくらはぎの筋肉痛は5日目に解消しました。太ももは軽い筋肉痛だったので、いつも通り2日でほぼなくなりました。今66歳ですが70歳までは、トレーニング次第で維持、あるいは向上する感じです。70を超したら、さすがに退化が始まるんでしょうね。
コメントありがとうございました。
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