奥秩父核心部周遊 川又〜入川林道〜股ノ沢歩道〜十文字小屋〜甲武信〜雁坂小屋〜突出尾根〜川又
- GPS
- 53:41
- 距離
- 48.0km
- 登り
- 3,693m
- 下り
- 3,690m
コースタイム
- 山行
- 9:13
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 9:59
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:34
天候 | 初日:雨 二日目:晴〜曇時々小雨 三日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・赤沢谷出会から栃本分岐までの区間(入川林道後半〜股ノ沢歩道)、地形図上のルートと実際の登山道にはかなり乖離あり。この区間、地形図(および地形図を基にしたGPSマップ)はほぼ役に立ちません。赤テープの目印を信じて進んでください。 ・ただし、時折ルートとは違うところに目印が付いている(林業関係?)箇所もあるので、注意が必要です。 ・柳小屋から十文字方面へ10分くらい歩いたところにある、ナナメった鉄板の橋(桟道)は濡れるとグリップ力ほぼゼロで滑りまくり、滑るとそのまま川に落ちてしまう超危険なポイント。岸側の足場管と鉄板の間の隙間に足を食い込ませるように慎重に歩きましょう。 ・股ノ沢歩道はかなり踏み跡チックな細道。転落・道迷い等に十分注意必要(ちなみに今回、2回迷いました)。 ・所々現れる小沢の渡渉ポイント前後は道がオフキャンバーのトラバース路になっているので、踏み外しに注意。 ・股ノ沢歩道の栃本分岐(十文字小屋から栃本へ至る道との分岐)手前50mくらいのところ、道の真ん中に大量のトイレットペーパーとウ○コあり。踏み付け注意! ・それ以外のルートは特に危険箇所無し。 |
写真
感想
春・秋の恒例、奥秩父核心部(荒川源流部)を取り巻く尾根をぐるりと巡る周遊旅。
マンネリ化を避けるため、過去2回とは逆回り、更に川又〜十文字区間は初体験の股ノ沢歩道を選択(前回までは栃本から白泰山を回る旧信州往還)した今回のルート。
そぼ降る雨の中、人っ子一人居ない、踏み跡に毛が生えたような股ノ沢歩道を歩くのは、正直なんとも心細く気が滅入るものだった。
体調も何故かイマイチ、集中力を欠いたせいか2回も道迷いを起こしてしまい、あっち上ってこっち下ってを都合1時間ほど繰り返し大幅に体力消耗、最後は「もうかんべんして・・」と泣きが入りそうなくらい。
そんな中、途中の柳小屋で偶然バッタリ遭遇したtozzanoさん親子。
ずっとお互いの姿が見えない程度に離れて歩いていたけれど、彼らの存在のおかげで心細さがかなり軽減されました。これには本当に感謝。
tozzanoさんとはお互い初対面だけど、何故か会った瞬間tozzanoさんに「あーっ、namifujiさん?」と言われ少々ビックリ。でもなんとなくこっちもピンときてました。
結局初日は歩行時間10時間。十文字小屋についたのはとっぷり日が暮れてから。
いやほんと疲れた。
もうすぐにでも泥眠したかったのだけど、たまたま小屋の常連さんが宴会中。
小屋番・宗村さんのご好意で飛び入り参加させてもらうことに。
今日は何故か甲武信小屋の徳さんもこちらに来ていて、そのうちギター演奏会なども始まったり大盛り上がり!
大分で育った人間には懐かし過ぎる「坊がツル賛歌」に歓喜したりしつつ消灯時間過ぎまで楽しい宴会は続いたのでした。
それにしても、小学生にして雨の中の10時間歩行を黙々とこなしたtozzanoさんの息子さんには脱帽を通り越して感動。スーパー小学生だ!
二日目。
昨夜飲み過ぎたせいか起床は5時前。3時には起きて5時に出ようと思っていたのにのっけから出鼻を挫かれる。
結局出発は7時過ぎ。長い登りをヒイコラとこなし、三宝山に着いたころにはすっかり曇り空。
時折降る小雨の中、木賊、破風山、雁坂嶺と経て雁坂小屋に着いたのは3時半過ぎ。
本日の歩行時間8時間半。もう体がバキバキ。
テント張ってからゴローさんと二人でボソボソ晩飯食ってたら、陽もとっぷり暮れた頃、まさかのtozzanoさん親子が到着!
昨日の10時間歩行で息子さんの消耗が激しく、たぶん雁坂までは行けないかもと言っていたのに、今日も10時間歩いてやってきた!すごい!感動した!
その後はtozzanoさん親子を初め、小屋泊まりの方数名、テントの方数名を交えて宴会。
二日続けて楽しいお酒が飲めました。ゴローさん、宿泊のみなさんに感謝。
三日目。
当然のごとく寝坊。起きたらなんと5時半!マジで?
早朝に出発して渋滞を避けて楽々帰る予定がもうすっかりワヤでんがな。
ワテほんまによういわんわ(笠置シズ子ふうに、って誰もわからないか)。
仕方無いのでゆるゆると朝食、結局出発したのは8時半。小屋、テント含めて一番最後の出発となりました。
予定は狂ったけど、久しぶりに快晴の中で地蔵岩からの絶景をボーっと眺めたり、終わりゆく紅葉を愛でたり、相変わらず人の少ない錦秋の突出尾根(すれ違ったのは一人だけ)の風情を存分に堪能した最終日でした。
アルプスや八ヶ岳のような派手さは無いけれど、しみじみとした風情を醸し出す晩秋の奥秩父。
この季節はやっぱりここが最高です。
二週連続雁坂小屋ですね
今度はちゃんと泊まって、ゴローさんと2ショットもばっちりですね。
ビックリしたのは、「逢いましょう」の前にtozzanoさんとの出会いです。
偶然・ばったりも驚きですが、tozzanoさんがnamifujiさんを言い当てたことも驚きです。
初日は雨でも3日目はさわやかな秋晴れでカラマツの黄葉が映えます。
やっぱり奥秩父はいいですね。
LArcさん
コメントありがとうございます!
はい、2週連続、今年に入って8回目の雁坂です。
我ながらよくやるわ、と思いますが、tozzanoさんは更に多く来ておられるらしい。
負けた・・・。
初日は雨の中10時間。
二日目は曇りの中8時間半。
そして最終日は快晴の中4時間。
今回は尻上がりに調子が良くなる理想のパターンだったかもしれません。
なにはともあれ、奥秩父は最高です!
namifujiさん
もしかしたら通勤定期でも買って持っているのではと思いたくなるほど、毎度おいでいただき有り難うございます。こりゃあやっぱし『雁坂小屋年間パス』を検討してみないといけないですかね。
指定の日時に、お気に入りのテントサイトをリザーブ。さらに希望があれば麓まで小屋のゴミを背負い降りる特典付き・・・・なんてのを。
スーパー小学生とそのお父さんにも出会えたようで。
奥秩父で、こうした皆さん方の出会い、つながり合い、そのお話を聞いたり、拝見するのが本当に楽しく有り難いです。
*12枚目の鉄板の橋、小学生のお父さんの記録にも前に出ていました。
環境事務所等へ伝えて、事故が起きる前に手を打ったほうがいいのでしょうね。
namifujiさん 僕たちも無事降りることができました。
楽しかったです!最高に!
namifujiさんとゴローさんのおかげで、楽しい思い出がより強く、息子の記憶にも残ることは確実。と思っています。
ありがとうございました。
isisanさん
ご無沙汰しています。
namifujiさんもおっしゃっていますが、あそこ、危険です。
乾いていればグリップしますが、濡れているとヌルッと滑ります。
滑って落ちるとそれなりに高さがあるし、下は岩なので、やばいです。
息子と僕は、右側の単管に両手で捕まり、ズリズリ横に這いつくばって通過しました。
isiさん
今回はお会いできず残念でした。
今回の宴も9月頭に負けず劣らず楽しかったですよ〜。
年間パス!そんなものを私に持たせたら、元とりまくって小屋の儲けゼロ(というかむしろ赤字)という、ギャル曽根が訪問した後の店みたいにになってしまいますが、それでもいいですか(笑)?
スーパー小学生のスーパー親父との偶然の出会い。
その他、いろんな方との出会い。
お互い名も知らぬまま出会い、そして別れる。
そんなまさに「一期一会」な出会いが、ここ奥秩父では自然に出来てしまう。
やはり、奥秩父、最高です。
*確かに、あの鉄の桟道、知らずに乗ると事故を招く可能性は高いですね。それも含めて「怪我と弁当は自分持ち」と割り切れる人ばかりじゃないので、おっしゃるとおり何らかの対策ができるならそれに越したことはないかもしれません。
tozzanoさん
今回の3日間、何に感動したって、それはもうtozzanoさんと息子さんの素晴らしさに尽きます。
ぜひ、彼にはこのまますくすくと真っ直ぐに大きくなってもらいたいと心底願っています。
そして、いつの日かまた一緒に秩父の山を歩ける日を楽しみにしています。
こちらこそ、素晴らしい思い出を本当にありがとうございました!
鉄の桟道、手が打てるなら打ったほうが良いかもしれませんね。
このままではいつか必ず事故が起きますね。。。
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