八ヶ岳西面 小同心クラック・中山尾根
- GPS
- 64:00
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,842m
- 下り
- 1,851m
コースタイム
4:15起床 美濃戸6:15-8:15赤岳鉱泉-9:00中山乗越-10:00取付-14:00終了点-14:30地蔵分岐-行者小屋16:00-赤岳鉱泉16:30
<2日目>
4:00起床 赤岳鉱泉5:15-7:30取付・・・14:30赤岳鉱泉(ラーメン)-美濃戸17:30くらい??
天候 | 1日目:晴れのち曇り&風 2日目:曇り、ガス&風(稜線は強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■赤岳鉱泉ホテル ・夕食 ステーキ、ポトフ、サラダ ■レストラン「N-30」 小淵沢駅前 http://enu30.p1.bindsite.jp/ ・シンプルハンバーグをオーダーするとソースなしのハンバーグで出てきます ・お勧め「オニオンスープ」 <地上天気図> 23日9時 http://www.hbc.co.jp/tecweather/archive/pdf/ASAS_122309.pdf 24日9時 http://www.hbc.co.jp/tecweather/archive/pdf/ASAS_122409.pdf 25日9時 http://www.hbc.co.jp/tecweather/archive/pdf/ASAS_122509.pdf <500,300hpa天気図> 23日9時 http://www.hbc.co.jp/tecweather/archive/pdf/AUPQ35_122309.pdf 24日9時 http://www.hbc.co.jp/tecweather/archive/pdf/AUPQ35_122409.pdf 25日9時 http://www.hbc.co.jp/tecweather/archive/pdf/AUPQ35_122509.pdf |
ファイル |
非公開
5453.xls
計画書
(更新時刻:2011/12/17 05:00) |
写真
感想
今年最後の山行へ行ってきました。
<中山尾根>
・下部岩壁
1P mjun
2P kuri
・上部岩壁
3P mjun
4P kuri
5P mjun
天気が悪そうだったので迷ったが、取りあえず行ってみることに。
鉱泉へ着いた時は晴れ間が見えてきた。来て良かった!?
ここでYちゃん、S田兄貴、K山さんに会う。今日はキャンディーで遊ぶらしい。
いいなあ〜。
ハーネス、アイゼンを付け中山乗越経由で取付きへ。
結構長い尾根。
樹林帯を抜け、目の前に岩壁が。左を見ると石尊稜には4,5パ-ティが取り付いてる。
中山尾根は取り付いたのが遅かったのか!?
前にも後ろにも誰もいない(途中前に1パ-ティ登っているのを発見)
■取り付き
さて1ピッチ目。
ここだよね? こっちから??
てな会話から。目の前のペツルがあったのでそこから。
しか〜し!! しょっぱなから難しい!!! 早速A0・・
フォローの栗ちゃんから「えぇ=!! 早くない!? そこ3級でしょ!?」
初めの2m 苦労した。
中山尾根やべ〜!!このピッチで洗礼を受ける・・
しかも次の支点へ行く前にザイルがアイゼンと靴の隙間に引っ掛かるし。焦った焦った。
次のピッチは巻くように草付きへ。出だしのトラバースから草付きへ移る所が嫌らしい。デカイ木があるので私はそれを利用し登った。
草付きはバイルを思いっきりブッ刺しても、岩にあたって全然決まらなかった。
■3ピッチ目
核心!? のハング岩はピンが1mおきにあるので、安心して!?突っ込めます。
フットホールドもあるし、ガバなのでボルダームーブで突破。
しかし、核心はここではありませんでした・・
■核心!?
最終ピッチの5ピッチ目
草付きを行くと途中ハング岩が・・
しかし、支点がない。カムをキメ、登ろうとしたがその上が草付きでホールドが
見つからない。や、やばい・・
何度かトライするも恐怖心の方が上回って諦めた。
ここまで登ったらクライムダウンも出来ない。
カムを残置してロワーダウンしようか!?
どうしよう?? どうしよう??? どうしよ???
う〜ん。怖いけど左の草付きへトラバース出来そう。距離は3mくらいか。
しかし、カムを回収し落ちたらヤバいので、カムをそのままにしトラバース。
(これなら落ちても振られるだけ)
草付きへ出て上部へ登るも。カムと草付きへ移ったことろの岩のせいでロープが屈曲し重い・・
しょうがないのでロープをひっぱり、緩め、ハング岩の上部へ出て、ロープを真っすぐに伸ばす。
あ〜これでフォローの栗ちゃんはこのハング岩を登らなきゃならないな・・
まあフォローだから許してね。
草付きを登り、ロープを伸ばして行くとやっと終了点。
そして栗ちゃんが登って来た。
一言目・・
「そのまま草付き登って行けばいいじゃん!」
た、た、確かに!(ごめん)
ルーファイミスです。
しかし、よく登って来たね。やるな〜栗ちゃん!格好いい!!
まあ怪我もなく良かった良かった。稜線へ出て終了。
明日は小同心か!?(か、帰りたい!!)
<小同心クラック>
1P mjun
2P kuri
3P mjun
4P kuri
5P kuri
23日、出発の時点で25日の天気図見ると、等圧線が結構走ってるし、寒波も来ていた。
23日と25日の天気図があまり変わらなかった気がする(俺だけ?)
それでも23日の八ヶ岳は天気が良かった。
25日はどうだろう??
鉱泉で携帯の電波が入らなかったので、
受付のお兄ちゃんに天気を聞いたら「明日は地上は曇りです。ただ山は・・」
との回答。
う〜ん・・ですよね。
取りあえず行ってみる?ってことで行ってみた。
4時起床
5時半出発
大同心稜の途中で3人組みのパーティに追い抜かされる。
樹林帯を抜けると風が・・ガスが・・
やっぱり今日は天気悪いな。
3人組みのトレースを辿って取り付きへ(ありがとうございます)
ここで30分くらいの待ち。
ザックに着けてる温度計を見ると-20℃。+風・・
強風ではないけれど、寒すぎる。
■1ピッチ目
左上し、チムニーの中へ
チムニーまでは支点らしいものが1つか2つ。
基本ガバ。昨日は雪が降ったみたい。しかし、前のパ-ティが雪を
掻きだして!?登っているので少しは楽カモ。
通常ピナクルで切るらしいが、先行パ-ティがいて、3m下辺りにも
終了点があり、そこで切った。
セカンドビレイ中も風で寒すぎる。
■2ピッチ目
チムニーの中へ
基本支点ありませんでした。栗ちゃんはピナクルで取っていた。
ここもガバ、フットホールドもあり、アイゼン登攀でも気持ちのイイルートだと思う。
■3ピッチ目
先行パ-ティがいたので、直登と右ルートの分岐で栗ちゃんは切ったので、ここから。
私にとって核心でした。
右のルートを選んだ。しかし、こちらは支点なし(多分こちらの方が簡単だから)
出だし、クラックの垂壁4m。これが難しい。
と、言うか怖い!!
片手で岩を掴み、もう片方の手でクラックに詰まった雪を
掻きだすも支点が見つからない。。
風でその雪が顔にかかる。口の中に雪、砂が入ってくる。
唾を吐く。
寒い。。疲れてきた。
強引にカムを効かせ、もう行くしかない!!って感じで登った。
本当にこの4mはしびれた・・
フォローで登って来た栗ちゃんは余裕顔。
そして一言・・
「カム外れてたよ」
や、やっぱり〜!?(汗、焦)
■小同心の頭〜横岳山頂
小同心の頭へ。栗ちゃんがサクッとリードして終了。
記念撮影してとっとと退散。
しかし、ガスが酷く横岳が今一どこだか分からん。
風も強くなってきた。
うっすらと見える稜線をコンテで歩き、最終ピッチ。
横岳山頂への1ピッチも何気に難しい個所があった。
3級じゃあないような気がする。薄っかぶりがありそこが難しい。
しかし、ちゃんと支点があったので助かった。栗ちゃんがリードで良かった。
■本当の核心!?
横岳の山頂は風があまりなかった。小休止を取り、ガチャを外し下山。
しかし、本当の核心はこれからだった。下りは硫黄岳経由。
鎖場を越えた辺りからホワイトアウト状態。
途中いつの間にか登山道を外れてしまった。こんな急な下りはなかったはず!?
3人組のパーティが谷の方へ薄っすら消えて行くのが見えた。
彼らはどこへ行くんだろう? それとも見間違い??
怪しいかったので登り返す。
あったあった!登山道。 遭難セーフ!!
彼らは大丈夫かな??
硫黄山荘辺りから西からの風が凄い!!
体が何度も何度も振られ、体勢を崩されては歩き続けた。
ゴーグルも自分の息で氷ってしまった為、視界が悪くなってきたので外して歩いた。
こめかみ辺りがキーンと冷たくなってきた。
硫黄岳への登りも長く感じる。
やがて樹林帯へ。風も遮られやっと安心出来た。途中あの3人組みのパ-ティに
追い抜かされる。あれ??どこから来たんだろう??
鉱泉へ着いた時は安堵感、達成感でいっぱいだった。
暖かい部屋でラーメンを食べ、腹を満たした。スープ一滴も残さず頂いた。
ご馳走様。
クリスマスを山で過ごすのも良いもんだ。
また栗ちゃん、よろしく!
小同心へのトラバース、怖ええええ!!
無雪期だとそこの30cmぐらいの段差を下りるのが核心ですw
裏同心ルンゼから小同心クラックへの継続じゃなかったの?
まあ、雪がルンゼに積もっていたら考えるか…積もってたらだよ!
この時期の登攀はなんにせよ厳しいのが当たり前。
まあ、自分はこの歳になるとそろそろ引退だけどね。
みんな、がんばぁ〜
アイゼンがっつり効かせられるから、まだいいかも。
2ピッチ目はどっち行ったの??
2ビッチ目は左から行こうとしたら、下のおじさんに「そっちはルート外れてくよ〜」って言われて右に行きました。
無雪だとガバガバでスタスタ登っていけます。
夏は普通にトラバースも踏み跡ついてて、そこに30cm下降する一歩だけが、ちょっと緊張する、みたいな。
基本的に硫黄岳周辺は風強いんじゃないの?
若干距離はあるけれど、地蔵尾根の方が無難カモね。
まあ、なんにせよあの天気…。
どこであろうと風が強いのは当たり前か。
なんにせよお疲れさん。
>としさん
裏同心〜小同心は・・
ら、来年やりますよ!!
なんにせよ、大同心稜はもう登りたくないです。
前日地蔵行ったので、逆へ行ってみました。
しかし、予想通り風強かったです
>マリーナ
右か!? じゃあ一緒だね!
来年は積雪期で!
雪、大変だからな〜・・・でも八ヶ岳懐かしい!
みんな登ってるの見ると登りたくなります。
mjunさんリードお願い!
この感想読んで、また来年リードしたいな!
って感じどこにも出てないでしょうが
あとね〜
本名出てるよ!!
もう良いけど(笑)
そんなこと言って、リードまんざらでもないでしょ?
やはりカム、自分はアクセサリーとして使うだけにします。こんなの怖くて信じられない!
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