仙丈ケ岳 (戸台より小仙丈ケ岳まで)
- GPS
- 18:27
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,113m
- 下り
- 2,108m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 7:26
天候 | 12/9 晴れ 12/10 晴れのち高曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上信越佐久ICより国道120号線を使いアクセスしました。 ビーナスラインの白樺湖付近、杖突峠付近には積雪凍結箇所が有るため、冬タイヤは必須だと思います。 仙流荘から戸台河原までは積雪凍結は有りませんでした。 仙流荘から戸台河原までは、車で約20分位です。 【駐車場】 戸台河原の駐車場を利用しました。(無料) 約30〜40台駐車可能。 トイレ水場は有りません。 【マップコード】 171 056 795 (仙流荘までのマップコードです。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 戸台河原の駐車場に有ります。 用紙、ペン有。 【コース状況】 《戸台河原〜丹渓山荘》 長大な河原歩きの通過となりなす。 本日は河原の水量が多く、幾度となく渡渉しながら進んでいきました。 水量が少なければ、左岸伝いに歩くほうが歩きやすいですが本日は、渡渉を避けるために右岸を歩きました。 第二堰堤を過ぎる辺りより徐々に積雪が現れ始めました。 第二堰堤よりは右岸へとルートを取ると歩きやすいかもしれません。 《丹渓山荘〜北沢峠》 丹渓山荘跡地よりこれまでの長い河原歩きから解放され本格的な登りとなります。 これより高度を上げるにつれ積雪量が増えていきます。 本日は積雪は有りましたが、凍結箇所は少なかったのでアイゼンは使用せずに進む事ができました。リボンや標識はしっかりとしているので道迷いの心配はないかと思います。 大平山荘より北沢峠までは林道を通過しましたが、除雪してあるため通過には問題ないかと思います。 《北沢峠〜小仙丈ケ岳》 北沢峠より一気に積雪が増えます。 本日はノートレースの為、ルーファイしながら高度を上げていきました。 高度を上げるにつれ積雪量は増えていき、特に3合目を過ぎた付近より傾斜もつよくなり、積雪量も一気に増えていきます。 森林限界手前では最も積雪量が増えます。 場所によっては、腰上ほどのラッセルを強いられました。森林限界を超えると一気に雪はクラストし、ラッセルから解放されました。 目の前の急斜面を登りきると小仙丈ケ岳のピークに出ます。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
今年も雪山の時期がやってまいりました。
今年の雪山初めは、まだ林道も封鎖されていないから塩見岳に行こうと考えていました。
しかし、12月に入り突然の降雪。
林道情報を眺めていたら今年はこの雪で予定よりもだいぶ早く鳥倉林道冬季ゲート封鎖の文字が…。
1泊2日では難しいと泣く泣く諦め、同じ南アルプスの仙丈ケ岳に行くことに予定を変更です。
今の時期はバスは通ってませんので前回同様、戸台河原からのアプローチです。
駐車場には沢山の猿がいてびっくりしました。
前回来たときよりも川の水量が多く流れも速いので渡渉には一苦労しました。
河原歩きが終わると丹渓山荘からは本格的な登山道の始まりです。しかも雪道なので慎重に歩きました。でも、凍結もなくアイゼンは使用しませんでした。
久しぶりのテン泊装備でなかなか足が出ずに5時間かけてようやくこもれび山荘に到着です。こもれび山荘の水場は撤去されていました。
ここからは膝近くまで雪がありスノーシューを付けました。
登りはじめからラッセルでしかも、トレースもなくこのままでは目的の大滝の頭まで行くのに時間がかかりそうということで、3合目でビバークです。
雪質もサラサラで深いところでひざ上までのラッセルでクタクタでした。
テントを張り、夕飯を食べ疲れもありいつの間にか就寝。
3時に起き、外を見ると月あかりが綺麗でしかも風も穏やかで本日の天気に期待が大です。
ラッセル覚悟でスノーシューを履き、月あかりに照らされながらまだ暗いうちから歩き始めました。
覚悟はしていましたが、前日よりも深いラッセルでスノーシューを履いていても腰近くまで潜りなかなか先に進みません。
大滝の頭まで来ると朝日が昇ってきて、暗闇から解放され安心です。
しかし、ラッセル地獄からは解放されません。
森林限界近くまで来れば雪質もしまっていると思っていたのですが、逆でした。
6合目を過ぎるとやっとラッセルから解放されあとは、小仙丈ケ岳までの急登です。さすがにスノーシューでは上がれないのでアイゼンに切り替えます。
登りきると小仙丈ケ岳に到着です。これ以上進んだら帰りに影響が出そうなので、山頂は今度にお預け…眺めるだけにして、今回はここで終了です。
風も穏やかで北アルプス、南アルプス、八ヶ岳、富士山など360度の展望で最高でした。
朝起きたときは、きっとラッセルだからやめて帰ろうかな…とも考えていましたがやっぱり登ってきて良かったです。
景色を堪能して、下山です。ビバーク地点でテントを回収し、来た道を戻ります。前日にあれだけ深く付けたラッセルの跡が消えかかっていることに驚きました。
登りは時間がかかりましたが下りはあっという間でした。
河原歩きの最後の渡渉で少し来た道を戻ったりと、時間をロスしてしまいましたが、何とか明るいうちに駐車場に到着でき安心しました。
山頂まではいけませんでしたが、悔しい気持ちはなく、充実した山行ができました。
今年初の雪山山行はとっても楽しめました。
また、残雪の時期にでも来てみようかなぁ〜。
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