大雪山（黒岳〜北鎮岳〜旭岳〜北海岳〜白雲岳〜黒岳）

2023年07月18日(火) 〜 2023年07月19日(水)

• GPS: 13:26
• 距離: 28.4km
• 登り: 2,031m
• 下り: 2,002m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:45
• 休憩: 1:02
• 合計: 8:47

7:42 黒岳リフト七合目乗り場
8:38 8:56 黒岳
9:17 9:18 黒岳石室
9:56 9:57 お鉢平展望台
10:22 10:23 北鎮岳分岐
10:35 10:37 北鎮岳
10:47 10:50 北鎮岳分岐
11:01 11:01 中岳
11:12 11:12 中岳分岐
11:35 11:35 間宮岳
11:49 11:49 間宮岳分岐
12:15 12:15 裏旭キャンプ指定地
12:50 13:03 大雪山
13:26 13:26 裏旭キャンプ指定地
14:02 14:15 間宮岳分岐
14:18 14:19 荒井岳
14:46 14:46 松田岳
14:57 15:09 北海岳
16:04 16:05 白雲分岐
16:34 白雲岳避難小屋

2日目

• 山行: 4:06
• 休憩: 0:24
• 合計: 4:30

16:34 白雲岳避難小屋
5:25 5:26 白雲分岐
5:56 6:10 白雲岳
6:34 6:34 白雲分岐
7:24 7:33 北海岳
8:25 8:26 黒岳石室
8:57 8:58 黒岳
9:28 黒岳リフト七合目乗り場

天候

18日：霧時々雨
19日：晴のち霧時々雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・新千歳空港より車で213km・約3時間。
・層雲峡温泉・黒岳ロープウェイ乗場他、周辺に無料駐車場あり。

コース状況／危険箇所等

⚫︎コース状況
・特筆すべき危険箇所はなし
・7号目登山口〜黒岳までは樹林帯、その他は概ねザレと岩のトレイル。
・ルートがしっかり整備されており、標識も多数。
・雪渓は、北鎮岳肩の分岐手前斜面、旭岳東斜面、白雲岳分岐〜北海岳分岐間に一部残っているが、ツボ足歩行で問題ないレベル。

⚫︎WC
・黒岳石室（バイオトイレ）
・白雲岳避難小屋（紙は持ち帰り）
・携帯トイレ必須
・ビジターセンターに回収Boxあり

⚫︎水場
・黒岳石室の手前
・雲の平
・裏旭キャンプ指定地
・白雲岳避難小屋の手前
・北海沢
・要煮沸（エキノコックス対策）

⚫︎白雲岳避難小屋
・ハイシーズンは管理人常駐
・ヒグマ出没のためこの日はテント場閉鎖。
・一泊@3,000円。うち@1,000円は協力金に充当され手拭いが貰える。

その他周辺情報

⚫︎温泉
・ホテル大雪　@1,000円

写真

7/18 6:55

黒岳への玄関口。

7/18 6:55

2023年は、黒岳〜旭岳の縦走路開削と、黒岳石室建設から100年の節目！

7/18 6:58

始発に乗る予定が、雨の様子を見てたら、1時間遅れてしまった。

7/18 7:09

ま、こんな感じ。

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ロープウェイ〜リフトの間にある資料館

7/18 7:10

大雪山系だけでも、神奈川県や沖縄県に匹敵する面積だとか。

7/18 7:13

霧雨

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ここで入林届簿に記入し登山開始。北海道の山域は国有林が多く、登山届と共に入林届を求められることが多い。

7/18 7:44

陽射しは近いんですが…

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と思ってたら突如晴れた

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イイ感じ

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このまま保ってほしい

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まだまだ先は長い

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やっぱりガス

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まもなく黒岳のピーク

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7/18 8:35

7/18 8:35

7/18 8:28

7/18 8:29

黒岳ピークはガスガス

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ガスの切れ間から一瞬見えた斜面と滝

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7/18 8:44

7/18 8:44

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黒岳石室方面へ

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ずっとこんな感じ

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残る雪渓

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たまに晴れ間

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雪渓の上は涼しい

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ずっとどんより

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黒岳石室が見えて来た

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晴れてたら綺麗だろうなぁ

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周回の基点にちょうど良い立地

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7/18 9:02

7/18 9:03

晴れそうで晴れない

7/18 9:06

最盛期とまではいかなかったが、それでも圧巻のお花畑

7/18 9:19

分岐が多いが、標識がたくさん立っているので、夏場は道迷いのリスクは少ない。

7/18 9:19

7/18 9:21

7/18 9:25

7/18 9:25

7/18 9:26

7/18 9:33

7/18 9:33

7/18 9:34

標高2000mちょいで7月でも残る雪渓。降雪量すごいんでしょうね。

7/18 9:34

7/18 9:34

北鎮岳分岐手前の雪渓。ツボ足で充分。

7/18 9:34

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雪渓から流れ出した水脈

7/18 9:54

ほんとは素晴らしい眺望なんでしょうね。

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見えない

7/18 10:05

北鎮岳もすぐそこなので、荷物デポして寄っておく

7/18 10:18

登山者が2名

7/18 10:54

展望ないので先を急ぐ

7/18 11:33

とりあえず撮っておく

7/18 11:34

だだっ広い平原。
積雪期にガスると厄介そう。

7/18 11:31

黒岳手前でものすごい勢いで抜いていった外国の方。
少しお話させてもらったが、日帰りらしく既に旭岳に行って来たそう。
互いの山行の無事を祈り、グッドラック！でお別れ。

7/18 11:36

ガスが取れそうな雰囲気も

7/18 12:01

整備されてて歩きやすい

7/18 11:36

おっ！

7/18 11:55

おっ！！

7/18 12:02

晴れた！！！

7/18 12:03

旭岳のピークはあの奥

7/18 12:06

この先の雪渓を直登

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振り返ると歩いて来たルートもくっきり

7/18 12:09

ここ雰囲気良かった

7/18 12:12

青空の時間が少し増えた

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雪渓の上は涼しい

7/18 12:15

そこそこ長い登り

7/18 12:25

後方のガスは一気に取れた

7/18 12:25

後旭岳。登山道はないけど、かっこいいですね。

7/18 12:25

旭岳への登りにある雪渓パートの始まり。

7/18 12:33

着いた！けどガス

7/18 12:43

大雪山系は標識がとても親切

7/18 12:43

9年前は向こうから来たのか。

7/18 12:47

雲の動きも良きスパイス

7/18 12:47

雲上の楽園

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三角点

7/18 12:52

9年振りのただいま

7/18 12:57

ガスが晴れたり上がって来たり

7/18 12:59

奥行きのある山域

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熊ヶ岳かな？

7/18 13:09

幻想的

7/18 13:10

裏旭岳キャンプ場周辺。

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行きは見えんかった美しいトレイル。

7/18 13:13

登り返すが、勾配はさほど気にならない。

7/18 13:31

稜線美

7/18 13:38

雲がイイ

7/18 13:38

7/18 13:41

写真が止まらない

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7/18 13:44

7/18 13:45

ココも雰囲気良かったな

7/18 13:45

戻って来ました

7/18 13:58

7/18 13:58

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美しい。The 夏山！

7/18 14:02

稜線の起伏と残雪が良きアクセント

7/18 14:05

気になったのでアップで。なんかの遺跡みたいに見える

7/18 14:05

御鉢平

7/18 14:26

ひたすら歩く

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遠くに見えて、意外と近い

7/18 14:49

7/18 14:58

この日はどのピークもガス

7/18 15:04

7/18 15:03

さて白雲岳方面へ

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ここも独特な雰囲気

7/18 15:17

7/18 15:17

7/18 15:18

烏帽子岳。こちらも登山道はない。

7/18 15:21

白雲岳は岩ゴロゴロ

7/18 15:22

7/18 15:25

7/18 15:31

残雪のトラバース、
斜度はないので特に気にならない。

7/18 15:47

ガスってるので白雲岳は明日にしよう

7/18 16:15

今日の泊地、白雲岳避難小屋。ヒグマ出没でテントNGとのこと。ナンテコッタ…

7/19 4:19

翌朝の白雲岳避難小屋から。
残雪に浮かぶ雲海

7/19 4:20

建て替えから間も無く、とっても綺麗な避難小屋でした

7/19 4:36

小泉岳

7/19 4:36

忠別岳方面の縦走路。浮かぶのはトムラウシ。

7/19 4:37

朝はいい天気だったが…

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分身。スケールの大きさがよく分かる。

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白雲岳への分岐。

7/19 5:20

帰路はあっちだが、白雲岳寄ってから。

7/19 5:22

どこからでも分かる烏帽子岳。
天空の要塞

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白雲岳のピークは更に奥

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雲上の楽園

7/19 5:24

かなりガスが上がって来た

7/19 5:31

ナキウサギ。
分かるかなぁ？

7/19 5:35

陰影が美しい

7/19 5:41

ゼブラと雲海のコラボ

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雲海に浮かぶトムラウシ

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なびく雲がとても美しい

7/19 6:00

7/19 6:03

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7/19 9:04

7/19 9:23

7/19 9:25

7/19 9:28

7/19 9:49

撮影機器：

EOS 6D Mark II ボディ CANON

iPhone X 64GB SIMフリー Apple

感想

Dragonland

当初は、3日間で旭岳側から白雲岳・トムラウシ・天人峡温泉経由のロングルート周回を考えていたが、天候が思わしくない時間帯が長く、展望なしでは勿体無いので、行程を短縮して2日間で周回可能なルートへ組み直した。

⚫︎一日目
ロープウェイ・リフトを利用して、7号目登山口へ。
登山届はコンパスで提出済だが、入林届も必要。
登山口に設置された入林届簿にも記載しておく。

スタートから霧時々雨がずっと続く。
それでも登山口〜黒岳〜黒岳石室までは、そこそこ人も多かった。
登山道はしっかり整備されていて、非常に歩きやすかった。

黒岳もガスの中。
先も長いので、グループ山行の方の写真を撮ってあげて、早々に立ち去る。
黒岳石室は、風も防げて周回や縦走には良い拠点となりそう。

黒岳石室から先はお鉢の周りを歩く。
ここまら先は一気に登山者が減り、展望もないので黙々と歩く。
ただ高山植物がそこそこ咲き乱れており、癒された。
最盛期はかなりの百花繚乱になりそう。
北鎮岳に寄ってから、間宮岳分岐へと向かう。

間宮岳分岐で、外国人男性と少し話をした。
スタートは同じくらいで、既に旭岳に寄ってきたらしく、かなりの健脚。
そのまま黒岳へ日帰り下山の模様。
お互い『Good Luck！』と告げてそれぞれの道を行く。

裏旭キャンプ指定地へ向かう下りの途中で突如晴れた。
雪渓を残して黒光りする旭岳が正面にどっしりと構え、振り返ると歩いてきたトレイルが青空と夏雲に向かって美しく延びている。
ずっと霧雨で分からなかったが、山域のスケールの大きさに圧倒された。

雪渓で少しクールダウンし、旭岳への急登を一気に登り詰める。
山頂は残念ながら霧だったが、登山客が数組と賑わっていた。
待っても晴れなかったので、早々に間宮岳分岐まで引き返し、少し休んでからお鉢を反時計回りで北海岳分岐まで。
相変わらず霧の時間が長いが、時折覗く晴れ間にシャッターを切る。
黒岳で写真を撮った3人組の方とすれ違う。
少しお話をしたが黒岳石室基点で一泊されるようだ。

北海岳分岐からは白雲岳方面へ南東進。
このエリアのスケールの大きさも圧巻だった。
薄ら霧をまとう白雲岳もさることながら、烏帽子岳が独特の山容で存在感を放っていた。
すっきり晴れていれば白雲岳に寄るつもりだったが、展望なさそうなので翌日に回す。

白雲岳分岐からは白雲岳避難小屋へ高度を下げる。
雪渓からの水が川になっていた。
手前の水場で水を汲み（要煮沸）、小屋へ到着。
この日は残念ながらヒグマ出没でテント泊は禁止と告げられた。
せっかく持ってきたのに残念だが、致し方ない。
ただ、避難小屋がの建替が数年前で非常に綺麗。
運良く登山者も少なめで、快適に2階の端を使わせていただくことができた。

⚫︎二日目










小泉岳・赤岳・桂月岳も経由する予定だったが、終始霧だったためパス。

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