空木岳〜木曽駒ヶ岳縦走


- GPS
- 20:58
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 3,450m
- 下り
- 1,734m
コースタイム
- 山行
- 12:08
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 13:57
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 6:46
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
その他周辺情報 | 駒ケ根駅前の割烹料亭 水車のソースカツ丼がおいしかった |
写真
感想
初の単独テン泊縦走、駒ケ根高原スキー場駐車場スタートの空木岳〜木曽駒ケ岳縦走に行ってきました。
昨年クラウドファンディングでオープンした檜尾小屋のテン場に泊まってみたくて、昨年雨で流れた山行のリベンジです。
逆の木曽駒ケ岳〜空木岳のルートも考えたのですが、ほとんど下りで物足りなかったので、登りのルートでチャレンジしました。
1日目
駒ケ根高原スキー場駐車場(無料)で車中泊して早朝3:30に空木岳登山口からスタート。
しばらくは真っ暗の樹林帯をヘッデンの明かりを頼りに登る。
いきなりかなりの急登、早朝にもかかわらず汗が噴き出る。
日の出とほぼ時を同じくして樹林帯を抜け、ようやくヘッデンを外せる。
ここからだいぶ傾斜が緩やかになるが、すぐまたタカウチ場のあたりから急登。
空木岳の山頂まで2000mほどの標高差、たまに傾斜が緩やかになる箇所もあるが、基本延々と登りが続く。
おかげで高度はぐんぐん上がっていくが、15kgほどのテン泊装備を背負っているので、ばてないようにゆっくりゆっくり登っていく。
マセナギから空木平の稜線に出るまでの間は「迷い尾根」「大地獄」「小地獄」などと物々しい地名が付けられているが、実際やせ尾根や梯子や鎖場が所々にあり、重荷を背負っての歩行はかなり気を遣う。
11:20に空木岳登頂。
ガスが立ち込めていてほとんど何も見えない。
ほぼ予定通り登頂できたので後は稜線歩き、余裕だと思っていたが空木岳からの稜線を舐めていた。
ここから更なる過酷な行程がはじまる。
空木岳からいきなり木曽殿まで300mほど下るのだが、ここが気軽に歩いて下れる代物ではなく、岩場のクライムダウンの連続。
ようやく木曽殿に着いたと思ったらそこからまた急登を登り返し。
その後も小さなピークをいくつも越えていくが、その間槍の穂先くらいの難易度はあろうかという難所がいくつもある。
逆ルートですれ違う登山者には何人も会ったが、同じ方向に向かう登山客には一人も会わなかった。
池山・空木を超えて檜尾まで行こうという奇特な登山者は自分だけなのだろう。
17:00に檜尾小屋に到着。
テン場は新しいだけあってきれいに整備されている。
ただ、受付や売店のある小屋へは歩いて5分ほど、更に水場はそこから5分ほど結構な急坂を下ったところにある。
山での水のありがたみを改めて思い知らされた。
ビールとウィスキーで疲れを癒して19:00頃いつの間にか就寝。
2日目
5:00起床。
前日に引き続きガスが立ち込めていて何も見えないが、日の出からしばらくしてガスが引いていき、前日は見えなかった空木岳や越えてきた稜線をきれいに見渡すことが出来た。
7:00にテン場を出発。
まずは檜尾岳から200mほど一気に下り、そこから濁沢大峰を越えて島田娘まで300mほどの登り。
前日の稜線歩きに引き続き大小のピークをいくつも越えていくが、宝剣岳の手前、三ノ沢分岐までは難所らしい難所はない。
日は差しているが所々ガスがかかっており、展望はあまりよくはない。
三ノ沢分岐から宝剣岳までの稜線が今回の山行一番の難所。
前の週に前穂北尾根に行ってきたこともあり、特に苦労することもなく宝剣岳登頂。
4年前に登った時には立ち上がれなかった宝剣岳の頂きで、今回は悠々立ち上がることが出来た。
宝剣岳を下ってそこからはハイキングコース、老若男女様々の登山客が一気に増える。
中岳を越えて12:00に木曽駒ケ岳登頂。
前回来たときは360度アルプスの山々がきれいに見渡せたが、今回はガスで何も見えない。
山頂で昼食後、乗越浄土経由で千畳敷まで下りロープウェーで下山。
菅の台のこまくさの湯で汗を流し、駒ヶ根駅前の「水車」でソースかつ丼とそばのセットを食べて帰路に就く。
ソースかつ丼おいしかった。
今回はガスに覆われていて稜線の景色をあまり満喫できなかったので再挑戦してみたいと思いますが、その時は逆コースあるいは小屋泊まりにしてもう少し楽しようと思います。
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