記録ID: 57654
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜
不帰敗退 唐松本谷
2010年02月21日(日) [日帰り]


- GPS
- 06:45
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 858m
- 下り
- 1,865m
コースタイム
0830 八方池山荘 ハイク開始
0920 下の樺
1030 丸山ケルン
1200 唐松山頂手前のコル
1220 唐松山頂中腹(引き返し)
1250 唐松山頂手前のコル
1315 唐松本谷 滑走開始
1515 二股着
0920 下の樺
1030 丸山ケルン
1200 唐松山頂手前のコル
1220 唐松山頂中腹(引き返し)
1250 唐松山頂手前のコル
1315 唐松本谷 滑走開始
1515 二股着
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
本コースは、基本的に気象条件により激変します。 (この日は、快晴、無風) ■八方尾根 丸山ケルンから奥はアイゼン必須。稜線上は非常にアイシーな為、最新の注意が必要。唐松山荘付近は特に危険は無い。唐松岳手前のコルから唐松岳への登りはアイゼン/ピッケル必須。この日非常にアイシーだった。 ■唐松本谷 積雪の安定性にもよるが、 エントリーは50度〜60度くらい。転ければ即事故に繋がる為、スキー技術はもとより山の総合的なスキルが必要 唐松沢は非常に深く、大規模な雪崩が発生する可能性が高い為、トライする時期やタイミングの注意が必要。唐松沢に向けて不帰沢/天狗沢など支沢からの雪崩も多いんで沢内では最新の注意が必要。 ミーティングポイントも注意をして選択する必要あり。 沢ボトムからは、20度〜25度くらいの緩斜面が延々続く為、雪崩の危険性とともに体力が必要。(ちんたらしてると左右から雪崩がいつくるかわからない) 無名沢ボトムのトラバースは、無名沢からの雪崩を十分注意して一人ずつ行う事。 この時期唐松沢下部はデブリだらけでデブリとの衝突は避けたい。 兎に角、登りも下りも長く、また、この時期の北アルプスは容易では無いので十分な情報収集と気象条件、積雪安定性らの情報を基に撤退する事も視野に入れてプランニンングする必要がある。 |
写真
撮影機器:
感想
今シーズンの課題として、不帰(カエラズ)3峰を狙ってみた。
不帰滑走はスキーの滑走技術は勿論、登りの体力、冬山登山の登山技術、気象条件、積雪安定性、装備、等全ての条件が整わないとトライする事も難しく、狙えるチャンスは年に2、3回しかない(3峰はもうちょいあるかな)。
今シーズンは常に不帰をターゲットにして機会を伺っていたがようやくチャンスがあり、迷わずトライした。
結果、気象条件は良かったが、積雪安定性や登りの雪の状態等あまり良く無い事から不帰3峰滑走を断念。
計画を変更して、唐松本谷を稜線コルから頂く事に。
エントリポイントから最初のミーティングポイントまでは標高差400m程、エントリーポイントは軽く50度〜60度。平均40度位。
雪は吹き溜まりでは若干パックされたパウダー、それ以外ではクラストと難しい雪の状態で滑りも注意が必要だった。クラストの上に新雪が乗っかっている為、スラフも結構落ちた。
滑りはイマイチ(またかいっ!)だったが、厳冬期に北アルプス奥までトライでき、(不帰滑走は果たせなかったが、)唐松本谷を頂けて満足。
不帰は今シーズンチャンスないかなぁ〜。。。
あれば是非トライしたい。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1820人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する