剱岳 別山尾根


- GPS
- 14:34
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,679m
- 下り
- 1,749m
コースタイム
- 山行
- 3:24
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:04
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 3:06
- 合計
- 10:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山 〜 美女平 ケーブルカー 美女紀平 〜 室堂 バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂に登山計画書の届窓口があります。 |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
最初の杭に足をしっかり乗せるのがポイント。
あとはしっかりと三転確保すれば、安全に登れます。
ただ、長いので最後まで足もとをしっかりと見て進むことが大切だと思います。
後を決して振り向かないようにしました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ラムネ
虫よけ
熊鈴
歯ブラシ
耳栓
カイロ
塩飴
トレッキングポール
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 後頭部の日よけ |
感想
1日目は室堂を9時40分に出発。少し歩いたところで、登山計画書の提出を忘れたので、一度戻って提出し、再出発しました。少し面倒だと思いましたが、登山者の義務です。早めに気づいて良かったと思い直しました。
室堂からうっすら感じていた硫黄の匂いがみくりが池まで来ると強くなりました。地獄谷の方にはガスが湧いてます。温泉がある立山周辺は火山帯ということを意識します。
日曜日ということもあって、登山者以外の観光客も多くいました。
キャンプ場のテントを横目に浄土橋を渡ると、今日の試練、劔御前小舎までの雷鳥沢の登りが始まります。明日の準備運動を意識し、体力温存を心掛けてゆっくりめにペースを保ちました。あまり疲れは感じませんでしたが、途中で補給したアミノバイタルゼリーで随分と回復したようでした。やはり高所は疲労度違うのでしょうか。日差しが強く厚いためか水分補給が思っていたより多かったです。
劔御前小舎で昼休憩。コンビ二おにぎり2個を食べました。
そこから剣山荘までの下りはトレッキングポールを使いました。
途中で三カ所ほど雪渓を渡りました。
ゴツゴツした大きな岩のガレ場もあってポールが邪魔になることもありました。
山荘には14時前に着き、ザックを置いたあと、ようかんとカロリーメイトで昼食の不足気味だった栄養をとりながら他の宿泊者たちと談話し、のんびり過ごしました。山荘前でくつろぎながら山荘裏の一服劔ごしに山頂部が覗いてます。もしや明日の目的地、意外と近いかと思いきや「あれは前剱」とご指摘が入りました。
この山荘はシャワーが使えます。浴びるだけでも汗の塩分が流せてすっきりしますね。
晩ごはんはハンバーグとエビフライなどの定食。ご飯のお替りをしました。
食後ま山荘前でゆっくりしましたが、周囲は濃い霧に覆われていました。夏の北アルプスで起きる典型的な天気変化ですね。
2日目、劔山荘を5時に出発しました。
一服劔までは、足慣らしと思いきやいきなり鎖場があります。使わなくとも先に進めますが、序盤から気が引き締まりました。
前剱岳まで一度急斜面を降ってまた岩場を登ります。鎖につかまって断崖絶壁を登ったり降ったり、横ばいに涼んだりの連続でした。足の置き場、掴みどころをしっかりと確かめながら着実な登りを心がけました。この日は晴天、大暑の強い陽射しを受け、全身汗まみれになりました。姿勢の保てる場所では小まめに水分補給をしました。途中で反対側の斜面からクウクウと鳴き声がし、目を向けると雷鳥が一匹。足場の悪いところでも難なくヒョコヒョコと進む様はまるで遊んでいるかのようでした。前を歩く人たちもしばし足を止めて見てます。ほっと心が和むアルプス独特の楽しみですね。鉄橋を渡ると「もう戻れない」と覚悟ができますね。
カニのタテバイなどの難所を越えた先に山頂の社が見えると少し元気が出るから不思議です。
景色を一望したあと、三角点に触れました。この一瞬のために頑張りました。
山頂は数十名の登山者で賑わってました。社前の写真撮影は順番待ちはまさにスターのよう、流石国内屈指の名峰です。
水分補給とラムネを食べた後、下山を開始。帰りのバス時刻が気になりましたが、先ずは剱山荘まで戻ることに意識を集中しました。
有名なカニの横這いは最初、岩のくぼみ足を置くのが難点です。鎖をしっかり持ってちょっと岩から身体を話して足元を見ると赤ペンキで塗られた置き場が分かりやすくなっています。
いったん下って、前剱への登りますが、往路での疲労が徐々に出てきた状況での登り返しは辛かったですね。
前剱からの下りでは、往路で使った鎖がありますが、鎖がない急斜面もあり、足を踏み外しそうになったときはヒヤリとしました。私としては一番の難所でした。
事前情報で、前剱と一服剱の間が事故が起きやすいとされていたので、特に気を配りました。復路では陽が高く強くなったため、暑さも増します。水分摂取は思ったより多く。水とダカラ併せて1リットル弱を持っていきましたが、剣山荘に着いたことは全て飲んでいました。
剣山荘でクリームパンを食べ、ソルティーライチ500ミリをほぼ飲み切りました。
荷物の整理などをしながら1時間ほど休憩しました。室堂に向けて歩き始めました。
本当はもっとゆっくりしたかったのですが、4時のバスに間に合わないと今日中に帰宅できません。急ぎたい気持ちはあるものの剱岳岳登頂での疲れもあり、なかなか足が進みませんでした。1時間30分後剣御前小舎に到着。10分程休み、雷鳥沢を下りました。ここではこけずに落石を起こさないことに注意して少し早歩き目に進みました。浄土橋を通過したのが14時30分。時間は間に合いそうなので、ホッとしましたが、ここから室堂までの登りが最後の試練でした。他の登山者もかなり疲れている様子でした。剣山荘に泊まり、今朝、剱岳に登った他の登山者と少し談笑し相互に労いました。
最後まで、厳しい山行となりましたが、やりがいや達成感は過去一番だったと思います。
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