念願の赤木沢

2023年08月05日(土) 〜 2023年08月07日(月)

• GPS: 19:41
• 距離: 28.5km
• 登り: 2,027m
• 下り: 1,997m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:36
• 休憩: 0:40
• 合計: 6:16

7:11 十三重之塔 慰霊碑
8:03 8:03 太郎坂
8:40 8:40 青淵三角点
8:52 8:52 積雪深計測ポール
9:23 9:31 ベンチ
10:01 10:02 五光岩ベンチ
10:32 10:33 太郎兵衛平
10:59 11:12 太郎平小屋
11:54 11:58 第一徒渉点
12:04 12:04 第二徒渉点
12:13 12:26 薬師沢第2ベンチ
12:37 12:37 第三徒渉点
12:41 12:41 薬師沢ベンチ
13:18 13:18 カベッケが原
13:27 薬師沢小屋

2日目

• 山行: 9:25
• 休憩: 0:53
• 合計: 10:18

5:51 薬師沢小屋
7:37 7:39 赤木沢分岐
7:58 7:58 ウマノ沢分岐
9:42 10:09 大滝
12:09 12:22 中俣乗越
13:20 13:23 赤木岳南峰
13:34 13:35 赤木岳
14:21 14:27 北ノ俣岳
14:34 14:34 神岡新道分岐
16:02 16:03 太郎山
16:09 太郎平小屋

3日目

• 山行: 2:51
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:51

6:14 太郎平小屋
6:34 6:34 太郎兵衛平
6:55 6:55 五光岩ベンチ
7:21 7:21 ベンチ
7:52 7:52 積雪深計測ポール
8:01 8:01 青淵三角点
8:26 8:26 太郎坂
9:04 9:04 十三重之塔 慰霊碑
9:05 ゴール地点

天候

毎日朝は晴れ、午後から時々曇り、6日のみ一時雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前日の夜、立山町のネットカフェに前泊。
朝、6時に開く亀谷連絡所のゲートにはもう車がいっぱいで、400m手前に並ぶ。折立の駐車場に着いた時には駐車場は満車、路上駐車が既に沢山あった。我々は運良く第一駐車場に停められた。臨時駐車場もあったが覗いていないので状況不明。

コース状況／危険箇所等

核心は赤木沢出合いの手前にあるへつり。黒部本流が狭まり、両岸が高くなり出して右手に滝が見え出したら、釜をへつる右手では無く、左手に渡ってへつるがロープで出がかりの小さな輪っかが残置されており、これに捕まってよじ登る。

赤木沢自体はロープも不要で、ただただ景観を楽しむばかり。

その他周辺情報

帰りの温泉は吉峰ゆーらんど。610円だがモンベルカードかJAFカードあれば590円。露天風呂もサウナもあり温泉としてもまずまず。館内の休憩所は広々として快適。食事も美味しく寛げました。

写真

8/5 5:36

亀谷連絡所ゲートが開くのを待ってるところ。6時までもう少し！

8/5 6:53

第一駐車場付近は路駐の嵐

8/5 7:06

アルペン号も到着して続々と登山者が登山口に吸い込まれて行く。

8/5 8:52

薬師岳が見えて来た。

8/5 9:20

振り向けば能登半島と富山市

8/5 9:32

太郎平小屋に延々と続く階段

8/5 10:01

左手には剱岳

8/5 10:04

奥の薬師岳を控えて森が綺麗

8/5 11:13

太郎平小屋と夏らしい雲。

8/5 11:03

太郎平小屋裏手の公衆トイレ

8/5 11:17

8/5 11:17

太郎平から続く木道、右に行けば黒部五郎岳、左に行けば薬師沢小屋。我々は左に行く。

8/5 11:18

振り向けば太郎平小屋と薬師岳。

8/5 11:19

オトギリソウとチングルマ

8/5 11:20

夏の空！

8/5 11:26

ヤマハハコ

8/5 11:30

朝はきれいに晴れていても、午後になるとだんだん雲量が多くなる。

8/5 11:37

薬師沢小屋への下り。登るのはきついだろうな。

8/5 11:56

ハクサンフウロ

8/5 11:56

薬師沢に出た。小屋まではまだまだ。

8/5 11:58

8/5 13:24

水がキレイだ！

8/5 13:26

薬師沢小屋が見えてきた。

8/5 13:27

水が豊富な小屋で、ビールなどを冷やしている。奥の水道の下にある2リットルビール缶がお得。

8/5 13:27

この小屋は中々楽しかった。

8/5 13:41

我々は5人パーティだったので一部屋専用で使えた。

8/5 13:41

部屋は2段ベッドになっていて、これは上のベッド。部屋の定員は6名。

8/5 13:45

小屋のテラスからつり橋を望む。ここでビールを飲みながらぐだぐだと過ごす幸せ。

8/5 13:46

黒部川本流（右）と薬師沢（左）が合流するところに小屋がある。

8/5 17:02

夕飯は豚の角煮、おいしかった。

8/5 19:17

他の小屋では見たことがない建物の傾斜計！ちょっと傾いているけどまだまだ大丈夫！？

8/5 19:17

こんなちょっとしたコメントが楽しい。

8/5 19:18

山と渓谷誌に「黒部源流　山小屋料理人」を連載しているのはこの小屋の管理人でイラストレーターのやまとけいこさん（ペンネームだろうな）。作品が廊下に飾ってあった。サイン入りの本を購入させて頂きました。

8/6 4:47

沢で濡れた服を干しました。

8/6 5:02

朝食です。その辺のビジネスホテルよりはるかに美味しかった。

8/6 5:24

昔はこんなだったのかぁ

8/6 5:51

最初は黒部川本流の広い川原を行く。

8/6 5:52

最初は左岸を歩き

8/6 5:54

渡渉しながら左岸を歩いたり右岸を歩いたり

8/6 5:56

素晴らしい天気。でも午後になると雲がモクモクとわいてくる。

8/6 5:57

本流は決行へつるところが出てくる。

8/6 6:09

広い黒部の本流

8/6 6:21

先行パーティは右岸へ

8/6 6:28

深い縁。岩魚が何匹かいた。対岸にはWWに記載の6m滝。

8/6 6:54

黒部の本流が狭まる手前で休憩

8/6 7:11

いきなり源流の感じが出てくる

8/6 7:17

この先左に見える岩を越えるところが核心。

8/6 7:23

核心部では残置ロープを利用させてもらう。

8/6 7:25

こんな山奥なのにこの水量。これでも水量は少ないという。さすが黒部川。

8/6 7:28

8/6 7:32

対岸に先行者がいるのが赤木沢出会い

8/6 7:32

キレイな所だ

8/6 7:33

歩く

8/6 7:36

これは赤木沢分岐にある本流の滝。登ってみたい気になる。

8/6 7:40

ナメです。気持ちいい。

8/6 7:41

周りの樹林帯との織りなす景観が素晴らしい

8/6 7:45

8/6 7:45

8/6 7:46

三段20m滝。右を登る。

8/6 7:50

8/6 7:50

スイスイと登れる。

8/6 7:53

登って上からの写真

8/6 7:53

8/6 7:55

小滝が右に左に流れ込んで素敵な感じ

8/6 7:56

8/6 7:57

小滝やナメが続く。歩きやすいが油断していると滑ることがある。

8/6 8:03

8/6 8:04

8/6 8:05

ここは巻く。

8/6 8:06

滝沿いに花が花壇のようにある。

8/6 8:07

8/6 8:09

8/6 8:10

8/6 8:10

8/6 8:11

8/6 8:12

8/6 8:16

8/6 8:19

8/6 8:21

見よ、この青空！

8/6 8:24

8/6 8:46

8/6 8:52

奥に稜線が見えて来た。

8/6 8:55

8/6 9:08

8/6 9:13

4段20mの滝

8/6 9:18

8/6 9:19

ここは無駄に泳いで取り付いた

8/6 9:20

8/6 9:19

8/6 9:22

前後しながらご一緒したお二人さん。いや、見事な泳ぎっぷりです！

8/6 9:24

こんな所も楽しい

8/6 9:31

だんだん細くなってきた。

8/6 9:38

一旦スマホを防水ケースから出した時に閉め方が甘くてケースに水が入ったらしい。

8/6 9:39

8/6 9:42

最後の大滝

8/6 9:44

右を先行パーティが登る。

8/6 9:45

8/6 9:51

空が青い

8/6 10:07

大滝の上から

8/6 10:15

8/6 10:19

8/6 10:20

今回は右俣ではなく、本流たる左俣をいく。後でちょっと後悔する（涙）

8/6 10:24

8/6 10:30

8/6 10:36

8/6 10:36

あの稜線に出るのだ。

8/6 10:40

8/6 10:52

奥は薬師岳かな？

8/6 10:53

8/6 10:56

ほぼ源流に到達し、装備解除する。これから天国の詰めを行く（はず）

8/6 11:08

それにしても素晴らしい景色。時期が合えばここはお花畑

8/6 11:27

8/6 11:34

8/6 11:35

8/6 11:35

オトギリソウとウメバチソウ

8/6 11:58

この稜線を越えて行く

8/6 12:22

中の俣乗越。

8/6 12:37

8/6 12:40

8/6 12:54

赤木平

8/6 12:58

ニセピークが沢山

8/6 13:03

真ん中に赤木沢。奥に雲の平、そしてその奥に水晶岳

8/6 13:05

赤木岳山頂

8/6 13:07

標高が高くパンパンになった無印のバウム。今度はしょっぱいお煎餅も持っていこうっと。

8/6 14:10

ライチョウ！

8/6 14:10

8/6 14:12

全部で4匹の親子が人間を怖がりもせず登山道にいた。

8/6 14:35

8/6 14:37

8/6 14:44

雲の平を取り囲む山々

8/6 14:48

8/6 14:56

8/6 15:07

雲量がだんだん増えてきた。このあと雨に見舞われる。

8/6 15:42

池塘

8/6 15:43

イワショウブ

8/6 16:06

太郎平小屋が見えてきた。

8/6 16:41

太郎平小屋の中。トイレは水洗だしキレイなのだが何故かつまらない。

8/6 16:42

薬師沢小屋では流水でビールを冷やしていたが、こちら太郎平小屋はぐっと近代的になって冷蔵庫で冷やしていた。

8/6 16:43

ここで赤木沢の打ち上げしました。

8/6 17:44

太郎平小屋の夕食、ハンバーグとがんも。

8/6 18:14

私たちの部屋。こちらでも我々5人だけで一部屋を使わせてもらった。

8/7 6:14

帰路に見た富山市と富山湾と能登半島

8/7 6:19

8/7 7:01

8/7 7:15

8/7 9:08

折立に下りてきました。

8/7 9:09

折立登山口の気温は19°

8/7 9:09

バスだとこんな感じかぁ

8/7 9:16

下山したこの日は平日だが駐車場はほぼ満杯。

8/7 9:41

ガソリン切れ寸前…

8/7 9:57

不気味な廃墟

8/7 11:09

吉峰温泉。広くて快適な温泉でした。

8/7 11:09

8/7 11:17

名物？ ポークどんぶり。730円。

8/7 11:39

お気に入りになりました。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

iPhone 13 128GB SIMフリー Apple

感想

hayashima

15年ぶり2回めの赤木沢でした。北アルプスの奥にあるのでアプローチに時間がかかりますが、草原に針葉樹が点在するアルペン的風景の中にナメ滝が連続する開放的な雰囲気は、最高でした。前回は右俣を選択して、眺抜群の草原の斜面を登りましたが、今回は左俣を選択したところ、しばらく小さなナメ滝を楽しんだあとは草原とハイマツがミックスした斜面を登りました。どちらを取っても一長一短かなと思いました。

luckyriver

　名にし負う赤木沢に行ってきた。簡単に来れる沢ではなく、半年も前から小屋の予約を取らなければ、そしてその日の天候に恵まれなければスタート地点の川原に立てない。今回はこれらの幸運にプラスしてメンバーにも恵まれて楽しい山行になった。
　この沢は沢そのものも楽しいが、雄大な北アルプスの山々を楽しむところだ。薬師岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳…360度に展開するそうそうたる山々を同定しながら詰めるのは、他にはない感動だ。いや、いい体験をさせてもらった。
　

kinta6066

念願の赤木沢に来られて幸せでした。

黒部本流から赤木沢に入っていく感じがなんとも言えない。赤木沢は周りの樹林帯と渓谷の織りなす景観が素晴らしい。

詰めは小滝が楽しめるという事で左俣に行った。手前の薮を超えて広い所に出た所からの景色は薬師岳、雲の平、水晶、鷲羽と広がる景色が素晴らしかった。ただ、稜線に出るまでに藪漕ぎに突入して大変だった。二手に分かれたもう一方は上手くハイマツの切れ目をすり抜けて中の股乗越に抜けた。

薬師沢小屋は決して便利とか快適とかそういう所では無いけど、また行ってみたいと思わせる楽しさが合り、忘れられない小屋の一つになりそうだ。