白山(御前峰)〜嵐と太陽の南竜満喫3DAYS
- GPS
- 15:10
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,720m
- 下り
- 1,707m
コースタイム
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 5:10
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 6:08
天候 | ■1日目:くもり後雨&暴風 ■2日目:晴れ&暴風 ■3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■今回コースはよく整備された登山道。特に危険箇所無し。 ■ログは小5ペース、というよりかあちゃんペース。 |
その他周辺情報 | ■市ノ瀬の永井旅館に立ち寄り湯。外湯は14時まで。 |
写真
感想
猛暑の夏。
我が家の恒例、夏のテン泊。
2年前転倒骨折したしらびそ小屋テン場を目論んでたが、今回日程とかぶる水・木曜は小屋の定休日とのことで断念。
結局、慣れた南竜でまったりすることに。
かあちゃんの歩荷負担をなるべく軽くするため、2泊目の夕食を南竜山荘に事前予約した。
下界はほぼ無風のピーカンだったが、登山口に降り立つと、曇り空と多少の風。
久々に肩にずっしりの80Lザックを背負ってスタート、途端に汗が吹き出すが、日差しがなくてかえって助かる。
今日は荷物が重いので、ゆうちゃんが自分達のペースに合わせてくれてる感じ。
中飯場あたりからぽつぽつしだして、その後はパラパラ降ったりやんだり。どうせ汗だくなのでTシャツのままカッパを着ずに歩く。
シンボルツリーからは眼下に、別当覗からは観光新道の上に、それぞれ虹を見ることができた。
甚之助避難小屋へ向かう途中で、昔寄らせてもらってた料理屋の山好きご主人が下山してきてばったり。惜しまれながら閉店して以来だが、ご主人も覚えてくれていて、こんなところで懐かしい的な会話。上下カッパのいでたちで、今朝から日帰りの予定で登ったが黒ボコ岩より上が暴風雨で断念して下山とのこと。お気をつけて。
甚之助避難小屋に着く頃にはかなり風が強くなり、休憩は小屋の中で。休憩中も強風で小屋のあちこちがバタバタ音を立てる。
去年の南竜テン泊も強風だったが、その経験があるので躊躇せず登山続行。
おやつ食べ食べ休憩し、寒さ対策で上下カッパを着込みリスタート。
重い荷物にもう一踏ん張りし、南竜道分岐までくると今日の登りはもう無い。風は強いが雨は一旦収まっていて、3日もあればどこかのタイミングで青空も見れるだろうと楽観しガスガスの南竜道を歩く。
テン場に到着すると平日かつこの天候もあるのだろう、テントは数えるほどでガラガラ。ひとまず風の勢いは弱まっていてスムーズに設営できた。去年テントが煽られテント内に飲み物をこぼした轍を踏まないよう、しっかりペグを打ち込みその上からずっしり大きい石を置いていく。張り綱をピンと張って仮初めの我が家完成。
テント前に腰掛けてビールでカンパイ一息ついて、ランチタイム。
夜の分のビールにもちょっと手をつけてしまったので(笑)、ゆうちゃんと散歩がてら南竜山荘に出向いて追加のビールとゆうちゃんのコーラを調達。
天候は下り坂。風がまた強くなりだし時折雨もパラパラくるようになったので、午後からはテントにこもってのんびり。ゆうちゃん、ゲームもテレビもなし。3人でトランプ、花札、絵しりとりをたっぷり楽しんだ。
風はどんどん強さを増していき、夕食はテントの中で。
雨脚もかなり強くなり、天井に吊るしたヘッデンの光が大きく揺れる中、食後もまたトランプ、花札、絵しりとり・・・。歩荷してきたワインをちびり。外はゴウゴウと唸る風、テントの中で家族で身を寄せ合うのもいいものだ。ゆうちゃんも怖がってはいない。
シュラフにくるまってからも暴風雨は収まらず、テントの側壁が横たわる顔にのしかかるぐらいバチバチと煽られ続ける。
2日目。
朝、雨は止んでいたが相変わらずの強風、ガスガス。この後はどうしようと思っているうちに、雲が切れていき陽が当たりだしテンションアップ。
テントの中で朝食を取り、当初予定通り御前峰を目指すことに。
テントはびくともしていない。張り綱をピンと引き直し、青空のもと出発。
南竜山荘に立ち寄って2泊目のテン泊手続きと今夜の夕食券をもらって、山荘脇からトンビ岩コースへ入る。
とうちゃんとゆうちゃんはサブザックで、かあちゃんは空身で。
トンビ岩コースは久々だが要所で石階段が設けられるなどしっかり整備されていた。家族連れには安心ではあるが、これ以上やりすぎないでもらえたらな・・・。
帽子を飛ばされないよう押さえながら、すっかり晴れ渡った別山・南竜の眺めを楽しみつつ順調に標高を上げる。
トンビ岩。登ってみたが強風で、立つと大人でも煽られるので慎重に踏ん張った。ゆうちゃんも登ったが強風で立てず、しゃがんだままでバンザイ。それでもめちゃ楽しそうだった。3年前はトンビ岩脇の小さい岩だったから着実に成長してる。
室堂で小休憩し、御前峰へ。
快晴で寒くはないが吹きっさらしの暴風。石壁に囲まれた奥宮で少し遅れてるかあちゃんを待って、3人で登頂!
360度ぐるりの眺望を楽しんで、そそくさと山頂を後にした。
風も強いし、無理せず室堂にピストンとしランチタイム。前回は売り切れだったお楽しみの室堂ラーメン。なんてことのない醤油ラーメンなのだが、くせになる味(笑)
生ビールを飲みながら堪能した。
ゆうちゃんは売店でお友達へのお土産もゲット。
かあちゃんの歩きやすさも考慮し下りはエコーラインで。
南竜を見下ろすナイスビュー、テン場の我が家も吹き飛ばされずに立っているのを確認できた。
斜面を吹き上げる風は今回山行を通じ一番の爆風。子供のゆうちゃんが体を持っていかれそうになるくらいで、時折歩みを止めたり、かがんだり。数メートル離れるとお互いの声が風にかき消されて聞き取れないくらい。あまりに歩きにくそうだったので分岐に降りる手前まで手を繋いでやった。
エコーラインを降りきると風も幾分落ち着いてほっとして、天気も良いので南竜湿原に立ち寄った。
テン場に戻ってからは風は弱まっていき、山荘前の小川で水遊びしたり、テント前に腰を下ろしトランプしたりと、まったりした時間を過ごした。
夕食は南竜山荘へ。山小屋の食事は2015年の立山室堂山荘以来だ。
夕日射しこむ食堂で、生ビールを飲みながら白ご飯を大盛でがっつり。かあちゃんはご飯をおかわり。大きな炊飯器で炊いてあるからおいしいんだよね。
食後はケビンの裏手の夕日スポットからサンセットを見届けて、テントに戻り、風もおさまったしせっかく持ってきたランタン灯して雰囲気を楽しんだり。この夜は風のない静かなテントでの団らんタイムだった。
満点の星空を見上げながら歯磨きして就寝。ゆうちゃんが夜中にもう一度星空を見たいというので、深夜1時過ぎに起こしてあげた。テントの入口側を頭にして寝そべりながら見る空は天の川もくっきり、二人で流れ星を3つ程見ることができた。
3日目。
快晴で風もない。
朝日を受けながらゆっくり朝食。
それにしても良い天気。初日はなんだったのか(笑)
ただ降りるのももったいし観光新道まで回るかなとか思ったり、ゆうちゃんはもう一泊したいなんて言ってくれるし、かあちゃんもまんざらでもなさそうだったが、翌日に父親の一周忌を控えていたので、後ろ髪をひかれながら下山することに。
翌日の予定がなければ間違いなくもう一晩お世話になっていたと思う。
のんびりテントを撤収し南竜を後にする。
飲みも飲んだし、食いも食った。ザックはすっかり軽くなった。
初日・二日目は静かな白山だったが、この日は山の日でたくさんのハイカーが登ってくる。譲り合ってすれ違ったり、速足の下山者に追い越してもらったり、ゆっくりペースで降りていく。ワンデイピストンではなく下山のみなので、かあちゃんもそんなに離れることなくいつもよりしっかりした足取りで降りてくる。
標高を下げるにつれて涼風の世界が徐々に遠のき暑くなる。ゆっくりペースの下りと言えどそれなりに汗をかいて、夏空の吊り橋を渡り無事ゴール。
市ノ瀬の永井旅館で3日間の汗をゆっくり流して帰路につく。
初日の悪天候あればこそ、後半の好天をよりありがたく満喫できたと思う。
今夏のテン泊も思い出深いものになった。
VIVA白山!、VIVAテン泊!
ホントに山はいいもんだ。
やまちゃんさん、久しぶりにコメしますm(__)m
えぇ〜!! 登拝道ですれ違ってますやん!!!!!!!!
うわぁ〜〜!! 大失敗!!
幼かった頃にすれ違って、ずっ〜つと成長を拝見してた「ゆうちゃん」
その成長した姿を確認し忘れてしまったぁ(涙)
として仄々としたご家族の雰囲気を味わえず残念!!!
でもお隣の県同士だから何れまた!!!!!
ゆうちゃんにお逢いできるのも「かあちゃん」さんのお顔拝見も楽しみ
もちろん、やまちゃんさんも再確認必須ですけどね(^_-)-☆
コメントありがとうございます。
たしかにすれ違ってますね😆
去年の暴風テン泊の経験が無ければ初日で撤退してたかもです。
結果的に変化があって最高の3日間でした♪
いつもレコを拝見してます。お会いできるとすれば白山の確率が一番高そうですね。
その時を楽しみにしております😄
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