高嶺のアサヨ峰☆広河原起点 [300名山291座目]
- GPS
- 08:51
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 2,240m
- 下り
- 2,247m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 8:51
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
夜叉神峠から先、広河原までの南アルプス林道は、通年マイカー通行止め。 夜叉神峠か、芦安駐車場に駐車し、シャトルバスか乗り合いタクシーに乗り換え。 基本、駐車台数の多い、芦安駐車場に駐車。 夜叉神峠駐車場は、枠が少ないうえに、道が狭い。 ○詳細 https://www.pref.yamanashi.jp/minami-alps-ks/50915161945.html ▼市営芦安駐車場 第1から第6くらいまである。駐車場に車を止めること自体は、無料。 バスかタクシーに乗ると、マイカー協力金¥300という名目で徴収される。 24時間出入り自由。満車になると「満車」の看板でる。 午前4時くらいから係員が誘導していた。ご苦労なことです。 第1駐車場は、最奥にあり、横に長い。トイレなし。 第2駐車場は、バスの発着所に近く、きれいなトイレもある。 トイレは、24時間利用可能。水洗。水道あり。TPあり。 電灯は点きっぱなし。最も混むところ。 駐車場内に、乗り合いタクシーの発着所あり。 第3駐車場は、舗装、枠あり。 一角にトイレあるけど、小屋の中に簡易トイレが置いてあるだけ。 水道あり。24時間利用可能。電灯はオートライト。 第4駐車場以降は、バス亭から順次、遠くなる。砂利敷き。枠無。 トイレなし。 料金は、若干、バスのほうが安い。 タクシーは、客が揃い次第、順次、発車。午前5時頃から動き出した。 バスは、5時15分の始発まで満員でも動かなかった。 少しでも早く出たいなら、乗り合いタクシー。 ▼料金 ○乗り合いタクシー 片道 乗車料金¥1200+協力金¥300=¥1500 芦安始発は、一応、午前5時10分となってるけど、5時には動いていた。 広河原発 最終便 16時30分 車が小さい分、動きが早い。車に弱い方は、車酔い注意。 一応、最終便は16時30分らしいが、バスに乗り遅れた人を乗せる臨時便みたいなのもあるらしい。 実際、18時過ぎに、芦安駐車場に到着した乗り合いタクシーがあった。 ○南アルプス登山バス 片道 バス料金¥1160+協力金¥300=¥1430 芦安始発は、午前5時15分。時間厳守 広河原発 最終便 16時40分 http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/hirogawara/ 南アルプス林道の通行可能時間帯は、5時30分〜18時まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○広河原〜広河原峠入口 舗装車道歩き。 ○広河原峠入口〜広河原峠 序盤に、土砂流出で、少しばかり不明瞭な箇所あり。 若干、荒れ気味ではあるけども、通行困難ではない。ひたすら急登。 ○広河原峠〜アサヨ峰〜広河原峠 細かいピークがいくつか。よく整備されてます。アップダウンが面倒。 アサヨ峰に取りつくと、岩場あり。難しいものではない。 ○広河原峠〜白鳳峠 基本、赤薙沢ノ頭まで登り。若干、枝ぶりがうるさい箇所あり。 赤薙沢ノ頭から少し下ると、白鳳峠 ○白鳳峠〜高嶺〜白鳳峠 ハイマツとシャクナゲの枝ぶりが繁茂する灌木帯。 かき分ければ登山道出てくる。不明瞭というわけではないが、 前に進むのに難儀する。山頂手前に、岩場あり。 手がかり、足がかりはしっかりしているが、ロープも鎖も、梯子も無し。 ○白鳳峠〜白鳳峠入口〜広河原 ガレた岩場のくだりが終わると、急峻なくだり。 倒木はかわして、濡れた岩場は慎重に。梯子や鎖あり。 明瞭ではあるが、若干、荒れ気味。 ▼早川尾根小屋 管理者いました。水豊富。トイレあり。協力金¥100。 管理者不在時の小屋利用は、設置の料金箱に投函。 |
その他周辺情報 | ▼温泉 ○南アルプス温泉ロッジ 白峰会館 第二駐車場の目の前 月〜木 9.00-16.30 金土日9.00-21.30 冬季休業 ¥750 055-288-2321 70台 Lo19.30で食事も可能 ▼アサヨ峰バッジ、高嶺バッジ ○アサヨ峰バッジ 仙流荘、長衛荘にあるらしい。未確認。 芦安なし。広河原山荘なし。早川尾根小屋なし。各小屋にて確認済み。 ○高嶺バッジ 芦安なし。広河原山荘なし。早川尾根小屋なし。各小屋にて確認済み。 |
写真
感想
峰アサヨじゃなくて、アサヨ峰は、夜叉神峠に車を置いて、北沢峠までバスで行き、アサヨ峰から高嶺、鳳凰山を登って、夜叉神峠に戻る計画を、いつだったか忘れたくらいに考えていたのですが。計画実行前に、南アルプス林道の広河原、北沢峠間が通行不能になってしまいました。おかげさまで計画は頓挫。戸台側から北沢峠まで行って、栗沢山からアサヨ峰を往復することも考えたのですけど、それだとなんだか距離も短いし、そもそも戸台までが遠い。じゃあ、広河原から往復して、ついでに高嶺も登っちゃおっかなって、軽く考えました。
計画を立ててみると、標準コースタイムでは13時間39分かかる。芦安発の始発バスが、広河原に到着するのが、6時13分。広河原発の最終バスが16時40分。正味10時間20分くらいしか行動時間がない。3時間10分くらいオーバーしている。間に合わんじゃん。高嶺まで行かなければ、行ってこれそうだけど。せっかくだから、高嶺も行きたい。CTの7割くらいで歩けば、間に合う。つまり。いつものペースで歩けば、間に合うんじゃね? という結論に達し。各所の最終通過時刻で、高嶺に行くかどうかを、その都度判断することにして、流動的な計画を立てました。
で。いつもなら見かけない動きをする車に怯えながら、中央道をゆっくり走る。さすが盆だ。怖い怖い。芦安駐車場は、第二駐車場に止める予定だったけども、まさかの満車。1台分の空きもない。仕方なく、第三駐車場に置く。そこで、車中泊。翌朝。バスのチケットを買い、バス待ちの行列に並ぶ代わりにザックを置く。ザックだけ置いてあって、誰も並んでない。自分の車に行き、早めに戻ってくると、バスが来ており、みなさん、すでにバスの中。私のザックだけが、忽然と放置されていた。ザックを置いた意味ないじゃん。
バスには乗ったものの、なかなか発車しない。定刻発車か。と思ったら。乗り合いタクシーが、続々と発車していく。しまった。しくじった。少しでも行動時間を長くしたいから、乗り合いタクシーにすればよかったと歯噛みした。
広河原に着く。インフォメーションセンターのトイレへ直行。ここが渋滞する。みなさん、方々へ歩かれている中、1人だけダッシュ。間一髪。渋滞には巻き込まれず。すると、誰かしらの「並んでるから早く出てください」とか訳の分からないセリフが聞こえた。みなさん、用が済んだら出るんじゃないの。言う必要があるかどうかは、よく考えてから言った方がいい。なかなか面白かったぞ。トイレなら、ここで並ばなくても、吊り橋を渡った先にもあるけどね。
トイレ渋滞を横目に、出発。北岳の登山道へと続く吊り橋まで人がうじゃうじゃいたけど、吊り橋から先は、ゼロ。みなさん、北岳か。登山道に入ると、若干、ワイルド。序盤に土砂が流出して、分かりづらくなってる箇所もあった。広河原峠まで急登。広河原峠からアサヨ峰までは、指導標に3時間40分と書いてあったけど、そんなにはかからない。アップダウンがいくつかあって、面倒ではあるけど。アサヨ峰に着く頃には、雲が湧いてきて、北岳は隠れてしまった。甲斐駒ヶ岳は、かろうじて見えていた。高嶺に向けて出発すると、周囲はガスに包まれてしまった。早川尾根では、3人しか見かけなかった。ほとんど、貸切。怖いくらいに。
広河原峠に着く。この時点で、最終通過時刻より1時間くらい早い。高嶺まで行ける。と判断し、白鳳峠を目指す。シャクナゲなどの枝の張り出しがあって、厄介になってくる。白鳳峠からは、岩場、ガレ場、ハイマツ帯と前進するのが、難儀し始める。だんだんとペースが落ちてきたけども、最終バス便に間に合う時間に広河原に戻ってこれた。
結果。余裕だった。ここのコースタイムは、甘く設定してあるのか。想定よりも、1時間以上、早く広河原に戻ってきてしまった。とはいえ、高嶺の周辺では、さすがにペースが落ちていたけどね。北岳に登る人に合わせたコースタイムなんだろうか。
そして。帰りのバスは、次は16時40分。げー。1時間以上、待つのか。乗り合いタクシーなら、客が揃い次第、順次、発車。まあ、運転手がそこらへんで煙草を吸ってたから、あまり、乗りたくなかったけど、待つよりはいい。帰りは乗り合いタクシーで。ハイエースだった。車が小さいから狭い林道でも、びんびん走ります。グイングイン、グラインド。いやー早いのはいいけど、眩暈がしてきた。他の乗客も無口だったけど、みなさん、ラフ・ドライブに耐えていたのだろうか。
駐車場脇の市営南アルプスロッジの温泉にて、汗を流し、いざ、帰ろうかと思えば。やっぱり。中央道の名物、小仏トンネル詰まり22km。通過に100分。しかも、恒例の衝突事故がボコボコ発生してる。盆暮れ正月とはよく言ったものだ。一緒に詰まりたくないし、盆暮れドライバーに衝突されるのも迷惑だ。南アルプスロッジで食事して車中で寝てから帰ることにした。22時頃まで南アルプス市にいて、それから帰る。23時になって、やっと、中央道の詰まりは押し流れた。8月は、いろんな意味で怖い月だ。
アサヨ峰登頂をもって、日本300名山の登頂数が、291座目となりました。あと、5座。200名山も、あと5座。並んだ。次は、どこに登るかな。
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