伊那谷から中央アルプス三ノ沢岳登頂、木曽谷へ下山

2023年08月17日(木) 〜 2023年08月18日(金)

• GPS: 15:20
• 距離: 40.6km
• 登り: 3,339m
• 下り: 3,279m

コースタイム

1日目

• 山行: 11:20
• 休憩: 0:20
• 合計: 11:40

22:50 JR飯田線 宮田駅
2:30 2:30 蛇腹沢登山口
3:30 3:30 うどんや峠
4:10 4:10 小屋場
4:40 4:40 七合目
5:30 5:30 乗越浄土
6:20 6:20 三ノ沢分岐
7:30 7:40 三ノ沢岳
8:30 8:30 三ノ沢分岐
9:50 10:00 木曽駒ヶ岳
13:00 13:00 上松Ａコース登山口
14:10 JR中央線 上松駅

天候

晴れのち薄曇り、昼から山頂部はガスにかかる。乾燥した風が初秋を感じさせる天気。

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

全体としてよく整備されていたが、木曽前岳のまき道は、結構なアップダウンであった。ところどころハイマツの勢いが激しい。

写真

8/18 4:41

小屋場から船窪に至る道すがら夜が明けてきた。暗闇を進んできた後の夜明けはとりわけ嬉しい。

8/18 5:13

明るさが増し、北アルプスの山並みも見え始めてきた。

8/18 5:19

行く先の宝剣岳を日が照らす。

8/18 5:36

美しい笠雲が檜尾岳から空木岳の稜線に。

8/18 5:52

宝剣岳到着ぐらいまで姿を変えていく笠雲を楽しむ。雲が低層雲と連なってないので、しばらくは天気の急変はないと判断。

8/18 6:19

三ノ沢分岐を過ぎると三ノ沢岳が大きい。山の陰影が美しい。

8/18 7:02

三ノ沢山頂下。左奥が山頂。

8/18 7:28

三ノ沢山頂（そばの三角点）。小さな標識一つの質素な山頂。まだ誰もおらず、雄大かつ静かな山頂をゆったり楽しむ。

8/18 7:29

山頂から上松町方面を望む。美しい緑の谷が木曽谷までつづく。

8/18 7:29

南に目を向けると先週登った空木岳や南駒岳が間近に見える。近くにあるので空木に隠れた存在だが、南駒は北から望んでもいい山だなと思う。

8/18 7:42

山頂から一段降りた高台から木曽駒付近の主要な山を望む。この景色を見たくて三ノ沢に来たようなもの。

8/18 7:52

ふと足元を見ると間近にライチョウのつがいが。慌てて写真の準備をしたが、その間に離れて行ってしまった。彼らにも暑い夏と思うが何とか乗り切ってほしい。

8/18 9:46

木曽駒山頂。標高差100メートルほどだが、ここから見る三ノ沢岳はずいぶん低く見える。

8/18 9:46

木曽駒山頂から木曽谷方面に下りだすと、ぱったりと賑わいが途絶える。あとは静かな山を下っていくだけ。

8/18 10:10

木曽駒から宝剣岳の西壁を望む。どことなく西穂高から奥穂の山並みを彷彿させる。

8/18 12:59

上松Aコースの入り口、敬神の滝付近。ここから下は林道から舗装路へと変わっていき、今回の山旅はここまで。

感想

1sttrail

以前木曽駒に行ったときに気になった三ノ沢岳に、伊那谷から登頂。先週に続いて2週連続の夜間登山で向かったが、まだ疲れが残っていたのか眠気が激しく、深夜の自動車道から林道歩きは時々目をつぶって歩くほど。しかしその眠気も太陽が上がると消えてしまうのが不思議。
全体を通してルートはよく整備されていた。宝剣、木曽駒間は別にして夏休み中にもかかわらずコース上ほとんどすれ違う人がなく、中央アルプスの山懐にどっぷりつかった山旅が楽しめた。三ノ沢岳は人気があるらしく、それなりの数の対向者と出会ったが。
稜線への上り下りは2千メールを越える標高差があるためとても長く感じるが、その中で所々で檜やしらびそなどの大木と出会えることが慰めに。また水場も適度にあり暑い季節でも水の枯渇に悩まずにすんだ。（下りの金剛水は涸れていたが）