塔ノ岳・鍋割山（大倉起点）【登山入門 No.33】

2015年02月21日(土) [日帰り]

• GPS: 07:02
• 距離: 18.4km
• 登り: 1,416m
• 下り: 1,411m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:49
• 休憩: 1:13
• 合計: 7:02

距離 18.4km 登り 1,416m 下り 1,416m

6:36 大倉バス停
6:41 大倉山の家
7:03 観音茶屋
7:18 雑事場ノ平
7:22 7:23 見晴茶屋
7:56 7:57 駒止茶屋
8:07 堀山
8:13 8:19 堀山の家
8:38 天神尾根分岐
9:01 9:06 花立山荘
9:12 9:15 花立
9:20 金冷シ
9:39 9:54 塔ノ岳
10:05 金冷シ
10:15 大丸
10:23 小丸尾根分岐(二俣分岐・平二山)
10:30 小丸
10:47 10:48 鍋割山荘
10:49 11:28 鍋割山
12:02 12:03 後沢乗越
12:37 12:38 二俣
13:38 大倉バス停

天候

大倉〜花立までは晴れ時々曇り。
塔ノ岳山頂は晴れ。お見事。
鍋割山稜は霧（雲の中？）
鍋割山〜大倉は曇り時々晴れ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東名高速道路 秦野中井ICから大倉へ
大倉バス停向かい（少し手前）の有料駐車場を利用
休日は800円/日です（24時間営業）。
6:30頃では空きが残り5台程度でした（；^ω^）

高速を降りてから大倉まで、車道の積雪・凍結はナシ。
朝晩はまだ冷え込むので、降雪・降雨後には注意を。

コース状況／危険箇所等

全体として、登山道はすこぶる明瞭。
道迷いの心配はほぼ皆無だと思いますが如何でしょう。
超人気の山域ですので、整備も行き渡っております。
著しい急勾配もほとんどありません。
急登よりも木階段を覚悟したほうが良いでしょう。

以下、各区間の状況（主に積雪状況）
○ 大倉〜花立山荘
　積雪はほぼナシ。泥濘は朝なら凍って固まっています。
○ 花立山荘〜塔ノ岳
　山荘を過ぎた辺りから凍結・積雪が始まります。
　アイゼン等の装着は山荘で、という人が多いようです。
　特に金冷シから積雪が顕著になります。
　勾配はそれほど無いので、滑り止めナシでも登れました。
　足元を気にせずサクサク登りたい方は是非装着を。
○ 塔ノ岳〜鍋割山
　概ね雪道です。
　アップダウンはありますが、勾配は比較的緩やか。
　アイゼン無しで歩いている方も見かけました。
　チェーンスパイクがおすすめな感じです。
○ 鍋割山〜大倉
　積雪はほとんどありません。ですが泥濘多し。
　スパッツ（ゲーター）の着用をオススメします。
　私を含め、鍋割山荘ですべり止めを外す方が多いようです。
　雪より泥のほうが滑りやすいと思いますね！
　あわや転倒！ということが何回かありました。
　二俣から大倉までは高低差の殆どない林道歩きです。

その他周辺情報

鶴巻温泉「弘法の里湯」を利用。
http://www.city.hadano.kanagawa.jp/kanko/kobo.html
小田急渋沢駅から3駅, 鶴巻温泉駅から徒歩2分。
車では施設併設の有料駐車場（150円/時間）があります。
21台と限られていますので注意が必要です。
少々離れたところにも幾つかあるようで, HPでご確認下さい。

登山客も多く, 結構混雑しています。
エントランスにザック置き場の机が用意されていた程です。

他にも「はだの・湯河原温泉　万葉の湯」があります。
小田急線秦野駅から徒歩20分程にあります。
http://www.manyo.co.jp/hadano/
こちらのお湯は湯河原からタンクローリーで運んでいるそうです。

写真

2/21 6:37

駐車場に車を停め、どんぐりハウス前の登山ポストに登山届を投函していざ出発！

2/21 6:44

噂の「丹沢クリステル」さん。2人居るとは……！

2/21 6:50

舗装路が終わり、ここから登山道の始まりです。

2/21 6:54

登り始めてすぐ「丹沢ベース」と書かれた小屋が。

2/21 6:55

小屋の裏から。表尾根に朝日が当たり始めています。綺麗ですね〜

2/21 6:58

しばし緩やかに登っていきます。

2/21 7:04

観音茶屋に着きました。まだ開いていないですね〜

2/21 7:08

左に曲がれば「大倉高原山の家」ですが、私は右へ。

2/21 7:19

尾根に出ました！気持ちの良い道です＾＾

2/21 7:21

体が温まり、少々額に汗をかき始めた頃に「見晴茶屋」です。

2/21 7:22

その名の通り見晴らしの良い景色。秦野の町並みが見えますが、朝もやのお陰で海までは見えず〜(´・ω・`)

2/21 7:24

見晴茶屋を過ぎた辺りから勾配が大きくなってきました。

2/21 7:26

階段も出てきましたよ〜！ここで既に数人の方に追いぬかれております＾＾

2/21 7:30

登りが緩やかになり、木道が登場です。

2/21 7:44

その先は再度歩きやすい道！快適快適！

2/21 7:52

からの階段！慌てず無理せずゆっくりと。

2/21 7:56

駒止茶屋に着きました。この辺りで鹿を1頭発見です。

2/21 7:58

日陰にはほんのり雪が残っております。

2/21 8:02

泥濘も朝のうちは凍っております。

2/21 8:05

西側が開けました。う〜む、雲が低いなぁ……。

2/21 8:11

尾根好きの私にはご褒美な道ですな。

2/21 8:15

大倉から1時間40分で堀山の家に到着。予定通りの悪くないペースで歩けています。

2/21 8:19

堀山の家からはやや勾配が大きくなります。

2/21 8:32

ここからはほぼ階段との戦い！

2/21 8:36

汗だくになりながら、天神尾根の分岐に着きました。

2/21 8:39

この辺りは既に標高1100mを超えています。所々の積雪も増えてきました。

2/21 8:42

日当たりの悪い階段にも結構しっかりとした雪が。

2/21 8:53

天神尾根〜花立山荘の区間は階段祭り！すでにバス組の（であろう）方々に追い付かれております。みんな早いなぁ！

2/21 8:55

振り返って1枚。天気が良ければ伊豆・箱根方面や相模湾が見渡せるはずなんですがねぇ〜

2/21 8:58

気を取り直して進みます。この辺りが精神的・肉体的に1番辛かったかも知れません(´・ω・`)

2/21 9:01

出発から2時間30分、花立山荘に到着です。裏手には新トイレが完成していました。素晴らしい！

2/21 9:13

山荘を過ぎてひと登りすると、展望の良い花立に出ます。ここから空は美しい青色に！( ；∀；)

2/21 9:16

塔ノ岳も見えてきました！主稜線は良い天気みたいです。テンションUP！！

2/21 9:19

積雪もかなり多くなってきました。気持ちの良い白い尾根道。ノーアイゼンの方も多いです。

2/21 9:21

金冷シに到着〜。

2/21 9:23

前の方から歓声が上がり、何かと思えば富士山が！

2/21 9:26

こちらは奥秩父方面。金峰山は雲で隠れてしまっています。大菩薩嶺がよく見えます。

2/21 9:35

山頂まであと僅か！最後の階段を登ると……

2/21 9:38

出発から丁度3時間、塔ノ岳山頂に到着〜(∩´∀｀)∩

2/21 9:38

振り返れば見事な雲海！！

2/21 9:39

見事な絶景に周囲からは歓声が上がります。もちろん富士山もバッチリ！

2/21 9:41

富士山の右側には真っ白な南アルプス！美しい！

2/21 9:42

東側の稜線も美しいです。雲が良いアクセントになっています(*´∀｀*)

2/21 9:44

バッジを買おうと思いましたが品切れとの事。残念ですが、また次の機会に買いに来ることにしましょう。

2/21 9:44

こちらは蛭ヶ岳。丹沢山まで行く方も多く居らっしゃいました。

2/21 9:44

本当に素晴らしい景色……。ずっと見ていたいですが下山です(ノД`)

2/21 9:54

下りはチェーンスパイクを装着。ずいぶん使用感が出てきた頼れる相棒です。

2/21 10:05

金冷シの少し手前。ちょっと雲が下がってきたかな？

2/21 10:07

金冷シを鍋割山方面へ。雪はしっかりと積もっておりますが、踏み固められているので頗る快調。

2/21 10:15

鍋割山まで幾つかアップダウンがあります。まず最初は大丸（1386m）。

2/21 10:18

霧（雲？）の中を緩やかに下り……

2/21 10:24

小丸尾根分岐。

2/21 10:29

再度じわじわ登ると……

2/21 10:30

最後の小ピークである小丸（1341m）です。

2/21 10:35

小丸から少し下りが急になる場所があります。滑落しないようゆっくりと下ります。

2/21 10:46

残念ながら展望はありません(´・ω・`)

2/21 10:49

2つ目の目的地、鍋割山に着きました〜

2/21 11:02

もちろん名物の鍋焼きうどんを頂きます！熱々で具だくさんで極上です！外は寒いですが、冷める前に完食したので問題ありません。

2/21 11:13

受付の前に並んでいたおにぎりが魅力的で……。気付いたらこの通り。山で食べるおにぎりもまた絶品。

2/21 11:36

登ってくる方に道の状況を聞くと「雪はないですよ。アイゼンは要らないです」とのこと。チェーンスパイクを外して下ります。

2/21 11:51

あとはひたすら下るだけです。特に展望はありません。無心で下るのみ。

2/21 11:56

日も高くなり、泥濘が溶けて滑りやすくなっています。

2/21 12:02

何度か転びそうになりながらも、後沢乗越の分岐に到着。大倉方面に下ります。

2/21 12:08

整然とした植林地帯。足元は相変わらず滑りやすい土の道。

2/21 12:17

沢を横切ります。しっかりと橋が架けられております。

2/21 12:18

いつかやりたい水の歩荷。

2/21 12:25

再度沢を渡ります。ついでにここで靴の泥落とし。

2/21 12:30

しばし四十八瀬川に沿って歩きます。中々良い渓相です。

2/21 12:37

大倉尾根があんなに高く。花立山荘の辺りみたいです。

2/21 12:38

二俣の登山口に到着です。ここから大倉まで4kmとのこと。

2/21 12:45

先ほどまで居た鍋割山稜。どうやら雲は取れている様ですね。

2/21 12:58

アップダウンの殆ど無い林道をひたすら歩きます。

2/21 13:07

途中、工事がありました。わざわざ作業をストップして道を譲ってくれた作業員の方々、有難うございましたm(_ _)m

2/21 13:16

大倉まで0.7km！！

2/21 13:21

「丹沢大山国定公園」の表示板が目印。

2/21 13:22

分岐を左に曲がって大倉へ。この辺りで獣臭がしました、恐らく鹿でしょうが、念のため周囲を警戒しながら歩きました。

2/21 13:25

ストックを打ち鳴らし、なだらかに下る登山道を抜けると

2/21 13:34

ここからアスファルトの道を少し歩きます。表尾根から鍋割山稜。塔ノ岳は……雲の向こうかな？

2/21 13:38

出発から7時間、大倉に戻ってきました！充実した山行に大満足です(*´ω｀*)

2/21 14:37

帰りは鶴巻温泉「弘法の里湯」に寄り、汗を流して帰宅です。お疲れ様でした〜(∩´∀｀)∩

撮影機器：

iPhone 5s Apple

PENTAX MX-1 PENTAX RICOH IMAGING

感想

ryo-G

塔ノ岳は1年ちょい前から2度目でございます。
あの時は表尾根から登り、舗装林道で戻るという謎コースでした。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-380834.html
更には山頂は雲の中で、展望0という……orz
しまいにゃ腸脛靭帯炎を発症して厳しい下山だった覚えが……。

という訳で、今回は大倉尾根から登るメジャールートでGOです。
感想は写真コメントを参照ということで、1言で表せば「最高」でした。
何と言っても塔ノ岳山頂からの大展望ッ！！
登り始めは少々怪しく感じていた雲が、最強のアクセントに！！
見事リベンジ達成ということで、本当に大満足な山行でした。

尊仏山荘の「塔ノ岳バッジ」が欠品だったのが心残りですが……。
これはまたいつか行った時に買うことにしましょう。
というか買えるまで何度か登ることになるかも (・∀・)

腸脛靭帯炎は、ここ暫く発症していませんね。
これはZAMST RK-1を両足に装備するようになってからdeath。
「サポーターに頼らないよう……」なんて言っていましたが。無理です。
ZAMSTさん、素晴らしい製品をありがとうございます。
お陰で鈍足だった私が並足程度のスピードで歩けるようになりました。
これからもモリ☆モリ使わせて頂きます m(_ _)m

【使用カメラ】
PENTAX MX-1 Classic Silver

【使用ウェア一覧】
mont-bell ZEO-LINE M.W. ラウンドネックシャツ
mont-bell クールハーフスリーブジップシャツ
Kathmandu Aberlour Jacket（SoftShell）
Columbia Rego Pants
Foxfire 魅せタイ スタンダードタイプ
Smartwool Ph.D Outdoor Heavy Crew（ソックス）
ZAMST RK-1（L/R）（膝サポーター）

【その他】
mont-bell チェーンスパイク M（ブルー）