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Yamareco

記録ID: 5921831
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

鋸岳トレッキング(釜無川ゲートin/out) ※本年55回目

2023年09月10日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:14
距離
28.0km
登り
2,465m
下り
2,466m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:11
休憩
1:03
合計
12:14
距離 28.0km 登り 2,466m 下り 2,478m
3:13
1
釜無川ゲート前駐車地点
3:14
169
6:03
6:05
29
7:14
7:15
103
8:58
9:00
26
9:26
15
9:41
10:27
10
10:37
20
10:57
68
12:05
12:07
26
12:33
12:35
30
13:05
13:10
134
15:24
3
15:27
釜無川ゲート前駐車地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日、餓鬼岳から下山後、茅野駅でレンタカーを返却した後、埼玉から駆けつけてくれたヤマトモに茅野駅でピックアップしてもらい、釜無川ゲート手前の空地まで乗りつけ、車中泊。
その他周辺情報 道の駅 信州蔦木宿の”つたの湯”にて日帰り入浴!
前日、餓鬼岳から下山後、茅野駅でレンタカーを返却した後、ヤマトモにピックアップしてもらい、前夜祭!
2023年09月09日 16:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
9/9 16:29
前日、餓鬼岳から下山後、茅野駅でレンタカーを返却した後、ヤマトモにピックアップしてもらい、前夜祭!
入笠山麓のゆーとろん水神の湯に併設された”くーとろん”にて!(温泉は浸かってきたので入らず)
2023年09月09日 16:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
9/9 16:38
入笠山麓のゆーとろん水神の湯に併設された”くーとろん”にて!(温泉は浸かってきたので入らず)
2週間前、二駆のレンタカーではタイヤが空転して進めず、辿り着けなかった釜無川ゲート。折り紙付きの悪路ですが、ヤマトモの四駆だと余裕でした〜♪
2023年09月09日 18:00撮影 by  SC-52C, samsung
2
9/9 18:00
2週間前、二駆のレンタカーではタイヤが空転して進めず、辿り着けなかった釜無川ゲート。折り紙付きの悪路ですが、ヤマトモの四駆だと余裕でした〜♪
ヤマトモCarではフルフラット環境で車中泊できます♪
2023年09月09日 18:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
9/9 18:13
ヤマトモCarではフルフラット環境で車中泊できます♪
朝2時半過ぎ、車中でゴソゴソと出発準備を進めます!
2023年09月10日 02:37撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 2:37
朝2時半過ぎ、車中でゴソゴソと出発準備を進めます!
登山口上空にはオリオン座がスッキリ♪
2023年09月10日 03:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 3:03
登山口上空にはオリオン座がスッキリ♪
飲料1.3L込で5.2kgほどの荷を担ぎ、ハイカットシューズ(スポルティバ_エクイリビウム ST GTX|630g×2)でアタック!
2023年09月10日 03:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 3:08
飲料1.3L込で5.2kgほどの荷を担ぎ、ハイカットシューズ(スポルティバ_エクイリビウム ST GTX|630g×2)でアタック!
本当の登山口は9km強先。3時15分過ぎ、真っ暗な中、いざ出発!
2023年09月10日 03:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 3:17
本当の登山口は9km強先。3時15分過ぎ、真っ暗な中、いざ出発!
6km近く進んだ所で前方よりヘッドライトの灯りが!どうやら前入りしてテン泊したものの、引き返してきたようです。
2023年09月10日 04:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 4:55
6km近く進んだ所で前方よりヘッドライトの灯りが!どうやら前入りしてテン泊したものの、引き返してきたようです。
ゲートから6.5kmほどの地点、この日初めての大崩落現場を通過!
2023年09月10日 05:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 5:01
ゲートから6.5kmほどの地点、この日初めての大崩落現場を通過!
7km過ぎ、林道はかなりの荒れっぷり!
2023年09月10日 05:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 5:14
7km過ぎ、林道はかなりの荒れっぷり!
夜明けが近づき、ピンク色の雲が♪
2023年09月10日 05:15撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 5:15
夜明けが近づき、ピンク色の雲が♪
皆さんがレポにあげる地盤が半分以上崩落した”空中道路”。往路は山側を歩いて通過しましたが、いつ何時全壊してもおかしくない危険地帯・・・。
2023年09月10日 05:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 5:15
皆さんがレポにあげる地盤が半分以上崩落した”空中道路”。往路は山側を歩いて通過しましたが、いつ何時全壊してもおかしくない危険地帯・・・。
河原に下りて、先程の”空中道路”を見上げた所。怖い・・・。
2023年09月10日 05:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 5:19
河原に下りて、先程の”空中道路”を見上げた所。怖い・・・。
先月、鳥海山で見たチョウカイアザミのデカさに驚いたが、そんな驚きを吹き飛ばす日本一大きいフジアザミ!
2023年09月10日 05:20撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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9/10 5:20
先月、鳥海山で見たチョウカイアザミのデカさに驚いたが、そんな驚きを吹き飛ばす日本一大きいフジアザミ!
チョウカイアザミ(↓)がかわいく見えるほど大きいフジアザミ!
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=5839059&pid=2a1dc42174655155ac1602fbfe5b18b8
2023年09月10日 05:20撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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9/10 5:20
チョウカイアザミ(↓)がかわいく見えるほど大きいフジアザミ!
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=5839059&pid=2a1dc42174655155ac1602fbfe5b18b8
”空中道路”を過ぎてから河原に下り、200m程度歩いて登り返すポイント!
2023年09月10日 05:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 5:23
”空中道路”を過ぎてから河原に下り、200m程度歩いて登り返すポイント!
林道復帰箇所。ひしゃげたガードレール残骸と共に、幅20mほどが丸々陥没。2019年10月の台風19号の猛威、恐るべし!
2023年09月10日 05:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 5:26
林道復帰箇所。ひしゃげたガードレール残骸と共に、幅20mほどが丸々陥没。2019年10月の台風19号の猛威、恐るべし!
ここも100m程に渡って林道が陥没。河原に下りてガレガレの道を歩きます!
2023年09月10日 05:31撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 5:31
ここも100m程に渡って林道が陥没。河原に下りてガレガレの道を歩きます!
赤い本谷第六砂防堰堤が見えると、崩落した林道歩きがまもなく終了!
2023年09月10日 05:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 5:46
赤い本谷第六砂防堰堤が見えると、崩落した林道歩きがまもなく終了!
土砂堰き止め用の鉄柵が、フジアザミの花壇のよう(笑)。
2023年09月10日 05:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 5:51
土砂堰き止め用の鉄柵が、フジアザミの花壇のよう(笑)。
林道歩きも、はや9km。まもなく終了。
2023年09月10日 05:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 5:55
林道歩きも、はや9km。まもなく終了。
釜無川ゲートから、崩落しまくりのガタガタ林道9.2kmを2時間40分で歩き切る!
2023年09月10日 06:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 6:01
釜無川ゲートから、崩落しまくりのガタガタ林道9.2kmを2時間40分で歩き切る!
2014年に架橋された真新しい橋。当時は業務用車両ならここまで乗入れできたようですが、今は人力以外では辿り着けません!
2023年09月10日 06:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 6:01
2014年に架橋された真新しい橋。当時は業務用車両ならここまで乗入れできたようですが、今は人力以外では辿り着けません!
ログハウスは施錠されてて入室は不可。
2023年09月10日 06:04撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 6:04
ログハウスは施錠されてて入室は不可。
前泊者と思しきテントが1張り。下山後に調べたら、Yamapユーザーでした。ここが起点だと楽ですよねー、ここまでの荷揚げが大変でしょうが・・・。
2023年09月10日 06:04撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 6:04
前泊者と思しきテントが1張り。下山後に調べたら、Yamapユーザーでした。ここが起点だと楽ですよねー、ここまでの荷揚げが大変でしょうが・・・。
ログハウス前は、既に紅葉が始まってました〜!
2023年09月10日 06:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 6:05
ログハウス前は、既に紅葉が始まってました〜!
ログハウスから本格登山開始。しばしピンクテープを頼りに、ガレガレの沢に沿って登っていきます!
2023年09月10日 06:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 6:16
ログハウスから本格登山開始。しばしピンクテープを頼りに、ガレガレの沢に沿って登っていきます!
岩上歩行!下を見下ろすとこんな感じ!
2023年09月10日 06:31撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 6:31
岩上歩行!下を見下ろすとこんな感じ!
岩上歩行!上を見上げるとこんな感じ!
2023年09月10日 06:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 6:32
岩上歩行!上を見上げるとこんな感じ!
ログハウスから30分ほどで、富士川の水源碑!
2023年09月10日 06:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 6:34
ログハウスから30分ほどで、富士川の水源碑!
冷たい水を補給!最終水場なので、0.9Lほどを追加で背負います!
2023年09月10日 06:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 6:37
冷たい水を補給!最終水場なので、0.9Lほどを追加で背負います!
こんな感じで湧いてます!
ここから眺望なき樹林帯の急登が始まります!
2023年09月10日 06:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 6:38
こんな感じで湧いてます!
ここから眺望なき樹林帯の急登が始まります!
富士川水源から標高差270mほど、35分ほどで横岳峠を通過!
2023年09月10日 07:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 7:15
富士川水源から標高差270mほど、35分ほどで横岳峠を通過!
7時半前、この日初めての太陽は樹間より♪
2023年09月10日 07:23撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 7:23
7時半前、この日初めての太陽は樹間より♪
横岳峠より尾根に取り付き、登り始めてほどなく、仙丈ヶ岳〜間ノ岳〜北岳の3000m稜線がドーンと現れます!
2023年09月10日 07:30撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 7:30
横岳峠より尾根に取り付き、登り始めてほどなく、仙丈ヶ岳〜間ノ岳〜北岳の3000m稜線がドーンと現れます!
左は北岳、右は間ノ岳!ヤマトモは先週の晴天下、両座へ登っており、感慨ひとしおのようです♪
2023年09月10日 07:30撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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9/10 7:30
左は北岳、右は間ノ岳!ヤマトモは先週の晴天下、両座へ登っており、感慨ひとしおのようです♪
眼前には藪沢カール越しの仙丈ヶ岳!登頂者が何人も見えます!
2023年09月10日 07:30撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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9/10 7:30
眼前には藪沢カール越しの仙丈ヶ岳!登頂者が何人も見えます!
仙丈ヶ岳方面が見える樹木の切れ目はほんの数ヶ所。この絶景を目に焼き付け、しばらくストイックな急登へ集中します!
2023年09月10日 07:30撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 7:30
仙丈ヶ岳方面が見える樹木の切れ目はほんの数ヶ所。この絶景を目に焼き付け、しばらくストイックな急登へ集中します!
登れども登れども景色が変わらない無間急登・・・
2023年09月10日 07:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 7:49
登れども登れども景色が変わらない無間急登・・・
あまりにストイックな急坂なので、時折声かけあって気を紛らします(笑)。
2023年09月10日 08:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 8:23
あまりにストイックな急坂なので、時折声かけあって気を紛らします(笑)。
横岳峠から標高差560mを登ること1時間半。ついに稜線に出ると、南アルプス南部の3000m峰ドーン!
2023年09月10日 08:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 8:44
横岳峠から標高差560mを登ること1時間半。ついに稜線に出ると、南アルプス南部の3000m峰ドーン!
そして、この日初めて、ラスボス鋸岳を捉える!(ここからまだ1Hかかります・・・)
2023年09月10日 08:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 8:48
そして、この日初めて、ラスボス鋸岳を捉える!(ここからまだ1Hかかります・・・)
落ちたら助からない崖越しに北岳・間ノ岳・仙丈ヶ岳方面を望む!
2023年09月10日 08:49撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 8:49
落ちたら助からない崖越しに北岳・間ノ岳・仙丈ヶ岳方面を望む!
まずは、三角点ピークと呼ばれる小ピークを目指します!
2023年09月10日 08:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 8:50
まずは、三角点ピークと呼ばれる小ピークを目指します!
最奥は中央アルプス!手前には、2週間前の甲斐駒攻略の起点となった仙流荘が見えてます!
2023年09月10日 08:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
9/10 8:52
最奥は中央アルプス!手前には、2週間前の甲斐駒攻略の起点となった仙流荘が見えてます!
2週前、南アルプス林道バスの発着拠点で、下山後は温泉でお世話になった仙流荘♪
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=5875126&pid=76d06359c3121555648627d7cffc2572
2023年09月10日 08:51撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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9/10 8:51
2週前、南アルプス林道バスの発着拠点で、下山後は温泉でお世話になった仙流荘♪
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=5875126&pid=76d06359c3121555648627d7cffc2572
中央に千畳敷カールを擁する木曽駒ヶ岳ドーン!
2023年09月10日 08:52撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
9/10 8:52
中央に千畳敷カールを擁する木曽駒ヶ岳ドーン!
御嶽山ドーン!
2023年09月10日 08:52撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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9/10 8:52
御嶽山ドーン!
乗鞍岳ドーン!
2023年09月10日 08:52撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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9/10 8:52
乗鞍岳ドーン!
中央アルプス+御嶽山の全景!
2023年09月10日 08:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 8:53
中央アルプス+御嶽山の全景!
槍&穂高ドーン!(撮影直後に槍は雲に隠れ、再度現れることはなかった!)
2023年09月10日 08:53撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
9/10 8:53
槍&穂高ドーン!(撮影直後に槍は雲に隠れ、再度現れることはなかった!)
改めて、眼前には仙丈ヶ岳・間ノ岳・北岳の3000mライン!
2023年09月10日 08:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 8:54
改めて、眼前には仙丈ヶ岳・間ノ岳・北岳の3000mライン!
三角点は見当たりませんでしたが(汗)、三角点ピークへ登頂!
2023年09月10日 08:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
9/10 8:59
三角点は見当たりませんでしたが(汗)、三角点ピークへ登頂!
さぁ、ラスボス鋸岳へ向かいます!
2023年09月10日 09:00撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 9:00
さぁ、ラスボス鋸岳へ向かいます!
朝9時、鋸岳の頂に先行者がいます!ログハウスへ前入りテン泊したYamapユーザーのようです!山頂ピストンのようで、GPS的にはすれ違っているはずが、なぜか出会わず。七不思議。
2023年09月10日 09:00撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 9:00
朝9時、鋸岳の頂に先行者がいます!ログハウスへ前入りテン泊したYamapユーザーのようです!山頂ピストンのようで、GPS的にはすれ違っているはずが、なぜか出会わず。七不思議。
さぁ、鋸岳へ向かって、ここまで稼いだ標高を潔くリリースし、まずは下ります(涙)!
2023年09月10日 09:03撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 9:03
さぁ、鋸岳へ向かって、ここまで稼いだ標高を潔くリリースし、まずは下ります(涙)!
鋸岳〜北岳〜間ノ岳〜仙丈ヶ岳の絶景ライン!
2023年09月10日 09:04撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 9:04
鋸岳〜北岳〜間ノ岳〜仙丈ヶ岳の絶景ライン!
右側に落ちたら助かりません。時折樹林帯に潜りつつ、足場を慎重に選んで進みます!
2023年09月10日 09:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 9:07
右側に落ちたら助かりません。時折樹林帯に潜りつつ、足場を慎重に選んで進みます!
三角点ピークから一旦鞍部まで下りてきましたが、振り返るとどこを下りてきたのか全然わかりません!
2023年09月10日 09:10撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 9:10
三角点ピークから一旦鞍部まで下りてきましたが、振り返るとどこを下りてきたのか全然わかりません!
最初は途中リタイアをほのめかしていたヤマトモも、山頂が近づくにつれて元気になり、私を置いてハイペースで進み、早々に見えなくなりました(笑)。
2023年09月10日 09:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 9:11
最初は途中リタイアをほのめかしていたヤマトモも、山頂が近づくにつれて元気になり、私を置いてハイペースで進み、早々に見えなくなりました(笑)。
危険地帯に艶やかに咲くイワベンケイ!癒やされます!
2023年09月10日 09:11撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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9/10 9:11
危険地帯に艶やかに咲くイワベンケイ!癒やされます!
すごい所を登り下りしてますねー♪
2023年09月10日 09:13撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 9:13
すごい所を登り下りしてますねー♪
基本的な三点支持スキルがあれば、難易度は高くないです!
2023年09月10日 09:13撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 9:13
基本的な三点支持スキルがあれば、難易度は高くないです!
山頂が近づくと俄然元気になり、ペースが速くなる屈強なヤマトモ!
2023年09月10日 09:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
9/10 9:15
山頂が近づくと俄然元気になり、ペースが速くなる屈強なヤマトモ!
私はマイペースで進みます!
2023年09月10日 09:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 9:22
私はマイペースで進みます!
山腹に造られたバス専用道、南アルプス林道がよーくわかります!2週前は向こうから、こちら鋸岳稜線を見てました!
2023年09月10日 09:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 9:22
山腹に造られたバス専用道、南アルプス林道がよーくわかります!2週前は向こうから、こちら鋸岳稜線を見てました!
登りだけでなく、定期的に下りもやってきます!
2023年09月10日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 9:24
登りだけでなく、定期的に下りもやってきます!
数輪だけ咲いてたウメバチソウ!
2023年09月10日 09:26撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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9/10 9:26
数輪だけ咲いてたウメバチソウ!
角兵衛沢のコルを通過!こんな所、どうやって下るんかいな・・・!?
2023年09月10日 09:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 9:26
角兵衛沢のコルを通過!こんな所、どうやって下るんかいな・・・!?
山頂目前!
2023年09月10日 09:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 9:34
山頂目前!
八ヶ岳(右が赤岳、左は蓼科山)は雲多め!
2023年09月10日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 9:36
八ヶ岳(右が赤岳、左は蓼科山)は雲多め!
本来の登山口たるログハウスから3時間半、釜無川ゲートから6時間15分、ついに二百名山94座目(+百名山100座)となる鋸岳(第一高点)へ登頂!
2023年09月10日 09:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 9:44
本来の登山口たるログハウスから3時間半、釜無川ゲートから6時間15分、ついに二百名山94座目(+百名山100座)となる鋸岳(第一高点)へ登頂!
鋸岳は、数ある南アルプス高峰の中でも、1,2を争うほど危険で難易度が高いと思います!
2023年09月10日 09:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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鋸岳は、数ある南アルプス高峰の中でも、1,2を争うほど危険で難易度が高いと思います!
左奥は2週前、(アクセス林道をレンタカーで通過できなかったため)鋸岳を断念して転戦した甲斐駒ヶ岳!青空の下、南アルプス南部All Starsがドーンと見えます!
2023年09月10日 09:46撮影 by  SC-52C, samsung
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左奥は2週前、(アクセス林道をレンタカーで通過できなかったため)鋸岳を断念して転戦した甲斐駒ヶ岳!青空の下、南アルプス南部All Starsがドーンと見えます!
山頂は無風、23℃。半袖でもポカポカ過ごしやすい陽気♪
2023年09月10日 09:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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山頂は無風、23℃。半袖でもポカポカ過ごしやすい陽気♪
鹿の窓、第二高点を経て、甲斐駒までつながる危険稜線。技量的に不安なため、鹿の窓訪問は断念。
2023年09月10日 09:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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鹿の窓、第二高点を経て、甲斐駒までつながる危険稜線。技量的に不安なため、鹿の窓訪問は断念。
頼れるヤマトモ!
2023年09月10日 09:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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頼れるヤマトモ!
甲斐駒山頂部を40倍ズームすると、ワラジが奉納されてる社とか見えますねー♪
2023年09月10日 09:47撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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甲斐駒山頂部を40倍ズームすると、ワラジが奉納されてる社とか見えますねー♪
3000峰、北岳(左)&間ノ岳(右)!
2023年09月10日 09:48撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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3000峰、北岳(左)&間ノ岳(右)!
3000峰、悪沢岳(左奥)&塩見岳(右)!
2023年09月10日 09:48撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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3000峰、悪沢岳(左奥)&塩見岳(右)!
3000峰、仙丈ヶ岳!右の藪沢カール下部に仙丈小屋が見えてます!
2023年09月10日 09:49撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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3000峰、仙丈ヶ岳!右の藪沢カール下部に仙丈小屋が見えてます!
2週前も甲斐駒から似たような光景を見ましたが、北岳〜間ノ岳〜悪沢岳〜塩見岳〜仙丈ヶ岳と続く3000m稜線!
2023年09月10日 09:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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2週前も甲斐駒から似たような光景を見ましたが、北岳〜間ノ岳〜悪沢岳〜塩見岳〜仙丈ヶ岳と続く3000m稜線!
破損していた旧山頂碑は、ヤマトモがDIYで直してくれました!
2023年09月10日 10:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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破損していた旧山頂碑は、ヤマトモがDIYで直してくれました!
南アルプス林道を40倍ズームすると、2週前に乗ったバスが頻繁に走ってます!
2023年09月10日 10:15撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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南アルプス林道を40倍ズームすると、2週前に乗ったバスが頻繁に走ってます!
山頂滞在途中から、予報通り雲が競り上がってきたので、下山開始!ここで稜線が終わり、再び急坂の樹林帯に入ります!
2023年09月10日 11:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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山頂滞在途中から、予報通り雲が競り上がってきたので、下山開始!ここで稜線が終わり、再び急坂の樹林帯に入ります!
往路同様、デジャヴな景色が延々続く急勾配の樹林帯を黙々と下る!
2023年09月10日 11:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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往路同様、デジャヴな景色が延々続く急勾配の樹林帯を黙々と下る!
コケ蒸した森です!
2023年09月10日 11:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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コケ蒸した森です!
(登りは2時間半弱かかったのに)鋸岳から1時間半ほどで、横岳峠まで下りてきました!
2023年09月10日 12:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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(登りは2時間半弱かかったのに)鋸岳から1時間半ほどで、横岳峠まで下りてきました!
富士川源流まで下りてきました!直接水流に口つけて、冷たい水をがぶ飲みします!
2023年09月10日 12:34撮影 by  SC-52C, samsung
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9/10 12:34
富士川源流まで下りてきました!直接水流に口つけて、冷たい水をがぶ飲みします!
生き返りました〜♪
2023年09月10日 12:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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生き返りました〜♪
再びガレガレの沢を、岩上歩行して下っていきます!
2023年09月10日 12:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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再びガレガレの沢を、岩上歩行して下っていきます!
ログハウスに着いた!ここからは命の危険を感じない平和な林道歩き!崩落箇所数多ですが・・・。
2023年09月10日 13:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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ログハウスに着いた!ここからは命の危険を感じない平和な林道歩き!崩落箇所数多ですが・・・。
さぁ、林道歩き9.2kmのスタート!
2023年09月10日 13:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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さぁ、林道歩き9.2kmのスタート!
まずはフジアザミロード!
2023年09月10日 13:12撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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まずはフジアザミロード!
とにかくデカイ!デカすぎる!(子供のグーよりデカイ!)
2023年09月10日 13:12撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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とにかくデカイ!デカすぎる!(子供のグーよりデカイ!)
7割方崩れ落ちた林道ですが、何とか残った急斜面部分をトラバース!
2023年09月10日 13:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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7割方崩れ落ちた林道ですが、何とか残った急斜面部分をトラバース!
よーく見ると、地盤が一部浮いてます。いつか上部の林道が崩落・陥没しそうです。
2023年09月10日 13:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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よーく見ると、地盤が一部浮いてます。いつか上部の林道が崩落・陥没しそうです。
ふと見上げると、上部には斜面からの落石を防ぐネットがありますが、満杯寸前。2019年来、重機は入れないので、いつか破れて落ちてくること必至・・・
2023年09月10日 13:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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ふと見上げると、上部には斜面からの落石を防ぐネットがありますが、満杯寸前。2019年来、重機は入れないので、いつか破れて落ちてくること必至・・・
復路の林道では、山頂から雲で見えにくかった八ヶ岳が見えてます!
2023年09月10日 13:33撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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復路の林道では、山頂から雲で見えにくかった八ヶ岳が見えてます!
中央は赤岳、左は阿弥陀岳!
2023年09月10日 13:33撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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中央は赤岳、左は阿弥陀岳!
復路は”空中道路”は迂回し、最初から河原沿いを直進します!
2023年09月10日 13:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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復路は”空中道路”は迂回し、最初から河原沿いを直進します!
見上げると、斜面のかなり高い所までコンクリート舗装されてますが、重機入れた時代でも、どうやって施工したのか?日本の技術力の高さに感服!
2023年09月10日 13:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 13:50
見上げると、斜面のかなり高い所までコンクリート舗装されてますが、重機入れた時代でも、どうやって施工したのか?日本の技術力の高さに感服!
自分たちより後に入山したのは4人。うち2人は追い抜いていき、先行下山中。もう2人はまだ後ろ。後続の2人のチャリでしょうが、ゲートまでに追いつかれないよう火事場のクソ力がみなぎります(笑)。
2023年09月10日 13:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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自分たちより後に入山したのは4人。うち2人は追い抜いていき、先行下山中。もう2人はまだ後ろ。後続の2人のチャリでしょうが、ゲートまでに追いつかれないよう火事場のクソ力がみなぎります(笑)。
土建業者用でしょう!
2023年09月10日 14:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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土建業者用でしょう!
9.2km看板から2時間15分、鋸岳からは4時間、トータル10時間15分。ついに釜無川ゲートまで帰還。朝3時過ぎ〜午後3時過ぎに渡る12時間ジャーニーとなりました♪。
2023年09月10日 15:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9.2km看板から2時間15分、鋸岳からは4時間、トータル10時間15分。ついに釜無川ゲートまで帰還。朝3時過ぎ〜午後3時過ぎに渡る12時間ジャーニーとなりました♪。
2020年1月、入笠山へのスノーハイクの後も、同じヤマトモと立ち寄った道の駅信州蔦木宿のつたの湯へ!
2023年09月10日 15:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/10 15:59
2020年1月、入笠山へのスノーハイクの後も、同じヤマトモと立ち寄った道の駅信州蔦木宿のつたの湯へ!
入浴後、信州そば大盛り+チャーハン(都合2人前)を平らげるも足りず、コンビニでパン2個を追加調達!そんだけカロリー消費したんですねー♪。
2023年09月10日 16:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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入浴後、信州そば大盛り+チャーハン(都合2人前)を平らげるも足りず、コンビニでパン2個を追加調達!そんだけカロリー消費したんですねー♪。

感想

残り少なくなってきた二百名山の新規開拓!前日は往復9時間かけて北アルプス餓鬼岳を踏破(93座目)!本日は、いよいよ残った二百名山の中では赤牛岳と並び最難関と思しき南アルプス鋸岳へのチャレンジ!

実は2週間前(8/27)、一度ソロで鋸岳へ登る計画を立てましたが、前夜雷を伴う激しい雷雨があり、釜無川ゲートまでのアクセス林道が私史上最悪と言えるほどの悪路で、二駆の軽レンタカーではタイヤが空転して進めず、登山口(駐車場)にすら辿り着けず撤退した悔しい経験あり。その際、車高の高い四駆を持つヤマトモを誘って一緒にピークを取ろう!と思ってわずか2週間で、天候に恵まれ再チャレンジの機会が到来です!

この日は早朝〜10時頃まで晴れ、その後曇ってきて、13時頃から小雨、という予報。何としても「雲が湧き上がるより前に登頂し、小雨を見舞うなら林道まで戻ってきてから」を1つの目標に時間設定し、結果3時過ぎに出発と相成りました。

ゲートからいざ歩いてみてビックリなんですが、釜無川ゲートまでの凸凹道が最もひどい悪路で、ゲートより先はパラダイスというと言い過ぎですが、舗装された区間が何kmも続き、砂利道になっても、すれ違い容易な広い道も多く、たいして凸凹しておらず、正直6km地点ほどの中川出合までは、普通車で十分に走れる道です。チャリなら言わずもがな。なぜに釜無川ゲートを封鎖しているのか、と感じてしまうほど、立派な林道でした。工事をやっていない休工日の日曜だけでも、有料でもいいから中川出合まで走らせてほしい、、、そんな思いを強く持ちました。

さておき、7km地点位まではチャリで入れますね。そこら辺から2019年10月の台風19号の影響でズタボロにされた林道崩壊を目の当たりにします。ガードレールがグニャングニャンにひしゃげていたり、折れていたり、道路下の地盤が半分〜7割程度崩落して道路が宙に浮いていたり、道路が何十〜数百m陥没、崩落していたり・・・。およそ日常で目にするはずのない光景がどんどん飛び込んできます。この釜無川沿いの林道は、いつ何時「徒歩含めて全面通行止め」となるか、紙一重の自然状態と思われます。ここが通行止めになったら、(甲斐駒側からの登攀ルートしかなくなり)二百名山や山梨百名山ハンターは、実質的に鋸岳登頂が不可能になると思われます。それほど、自然の猛威を目の当たりにする、荒れ果てた林道です。命の危険を感じるような道ではありませんが。

未明より9.2kmのガタガタ林道を2時間40分ほどで歩き切り、本来の登山口となるログハウスへ。ログハウスの軒下に、前泊者と思しきテントが1張りありました。その後の調査で、Yamapユーザーの物と判明しましたが、GPS的には絶対に三角点ピーク〜鋸岳山頂までの間でスライドしているはずなんですが、実際にはスライドしておらず。一本道なのに、出会わなかったのが七不思議です。

ログハウスからはガレガレの沢を直登したり、時に並走する樹林帯を歩いたり、といった岩伝いのルート取りとなります。30分ほどで富士川水源を通過し、冷たいおいしい水を給水できます。そこから、稜線まで標高差850mほどの「眺望なき激坂」が始まります。

横岳峠までの270mほども急坂ですが、そこから稜線までの560mほどは、輪をかけて急坂となります。急登大好きな私ですが、それまでの林道歩きの累積疲労もあり、いつも程のハイペースが出せません、無念。横岳峠を過ぎると、時折樹間より仙丈ヶ岳、間ノ岳、北岳が見えるのが唯一のモチベーションでしたねー。そうそう、2週前に通った、バス専用道の南アルプス林道が山腹をくり抜いて造られたのも、よーく一望できます!

稜線に出て、三角点ピークに近づくと、それまで見えてた仙丈ヶ岳、間ノ岳、北岳に加え、ラスボス鋸岳本峰(第一高点)も眼前に飛び込んできます。その他、中央アルプス(空木〜木曽駒)+御嶽山、北アルプス(乗鞍岳〜穂高連峰〜槍ヶ岳)など並み居る3000m峰がドーンと見え始めます。最高の眺望です。

三角点ピークまでは散々登り一辺倒で急坂を登ってきましたが、ここから鋸岳(第一高点)までは、気持ちよいくらい潔く、獲得標高をリリースする形で下ったり、また登ったり、が始まります。しかも岩場歩行が多く、切れ落ちた右側に転落したら助からないので、特に岩場は集中力を切らさないよう、慎重に進んでいきます。そうした折、危険地帯に咲くイワベンケイやウメバチソウなどに癒やされましたねー♪。

どこに人が登り下りできる道があるのか想像もできない角兵衛沢のコルまで来ると、後は登り一辺倒。本来の登山口たるログハウスから3時間半、釜無川ゲートから6時間15分かけて、ついに二百名山94座目(+百名山100座)となる鋸岳(第一高点)へ登頂した時は感無量でしたねー。なんせ、甲斐駒、アサヨ峰、北岳、間ノ岳、悪沢岳、塩見岳、仙丈ヶ岳といった南アルプス北部All Starsが青空の下で全部見えなんですから〜♪。

私どもの登頂後ほどなく、男性ソロ都合2名が、順に到着し、いずれも鹿の窓まで足を伸ばしていきました。最終的には2人共私どもを追い抜いて下山していきました。私どもより2時間遅く釜無川ゲートを発ち、私たちより1時間早く釜無川ゲートまで帰還しているようで、「上には上がいる」と改めて思い知りました〜♪。鹿の窓は、本当は興味津々でしたが、山頂滞在中に雲が競り上がり始めて甲斐駒眺望すらなくなり、こっから先の危険稜線は技量的にも少々不安なため、すっぱり諦めて下山開始です。天気予報通り、10時を過ぎた辺りから一気に雲が湧き上がり、下山開始時はかなりの眺望を失いました。朝の出発時間も、ここまでのペース配分もほぼ計画通りで、かなり計画的、順調な登山ができたかな、という思いです。

復路は激坂を淡々と下るだけ。登りに比してとってもイージーです。富士川水源を過ぎ、ログハウスを過ぎた辺りで山の方向を振り返ると、山上は雨雲らしき雲に覆われてましたが、林道上空はむしろ晴れだしていて、進行方向に八ヶ岳・赤岳が見えるほど!9.2kmの林道歩きは相変わらず長く感じましたが、結果一切の雨に降られる前に駐車場まで戻ってこれました。ログハウス前の9.2km看板から2時間15分、鋸岳からは4時間、トータル10時間15分。朝3時過ぎ〜午後3時過ぎに渡る12時間ジャーニーとなりました♪。

今回は釜無川ゲートまでのアクセス林道は、凸凹の悪路だとわかっていながら愛車の四駆車を運転してくださり、帰路は絶望的な渋滞となった中央道(小仏トンネル)を健気に運転してくださったヤマトモに感謝しきりです。往復5時間に渡る釜無川ゲート〜ログハウス間の崩落林道歩きは、ソロだったら相当に退屈でしょうね。色々と辛苦はありつつも、山頂登頂時は青空が広がり、360度の絶景ビューが得られた二百名山94座目(+百名山100座)の鋸岳。二百名山では、カムエク、笈ヶ岳に次ぐ難易度かと思います。

二百名山もかれこれ残り6座(佐武流山、有明山、針ノ木岳、烏帽子岳、赤牛岳、農鳥岳)。ラスト1座は農鳥岳と決めていて、百名山2周目(全山晴天時登頂)も98座までカウントアップしており、残2座(北岳、間ノ岳)と合わせ、来夏の晴天日に『百名山2周目と二百名山1周目を同日完登!』という偉業を狙ってます♪。今年中にあと何座積み増せるか、自分でも楽しみです♪

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