北岳 嶺朋ルートを辿ってバットレスを望む ♪

2023年09月24日(日) [日帰り]

• GPS: 09:21
• 距離: 11.5km
• 登り: 1,782m
• 下り: 1,794m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:17
• 休憩: 1:02
• 合計: 9:19

距離 11.5km 登り 1,782m 下り 1,794m

6:33 広河原インフォメーションセンター
8:13 8:14 2219m地点
9:03 9:10 2496m地点
10:45 ボーコン沢ノ頭
11:40 11:53 八本歯のコル
12:07 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
12:19 12:20 吊尾根分岐
12:36 12:59 北岳
13:12 13:19 両俣分岐
13:25 13:26 北岳肩ノ小屋
13:42 13:46 小太郎尾根分岐
13:52 13:53 草すべり分岐
14:36 14:42 白根御池小屋
15:10 15:11 第二ベンチ(2059ｍ)
15:22 第一ベンチ(1880ｍ)
15:39 15:40 白根御池分岐
15:51 旧広河原山荘
15:54 広河原インフォメーションセンター

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

嶺朋ルートについて

バリエーションルートですが、探せば赤マークや薄い踏み跡があります。

赤マークを一瞬見失うところが何ヶ所かありましたが、落ち着いて踏み跡を探して辿ると短時間で赤マークが見つかることが殆どでした(2箇所、赤マークが遠くて見つけにくい所あり)
なので、踏み跡らしき跡があって辿ってみたが先に赤マークが全然出てこなかったらルートを外しています。

赤マークが見えてもかなり遠くに見える所もあったので、濃霧時にこのルートを辿るのは大変かと思いました。

次第に藪漕ぎするシーンが出てきますが、踏み跡(足元には藪はない)を丁寧に辿ればよいです。
後半の薮は頭位の高さになるので、掻き分けるのが結構大変です。

バリエーションなので、山中でコースタイムのペースが表示されなくなり、ルートを歩き切るのにどれ位時間がかかるかイメージしにくかったです。
自分は嶺朋ルートの取付きから下降点まで4時間36分かかりました(一般ルートを早めのペースで大体0.6〜0.7のペースで歩きますが、それ位のペースでの時間)。ご参考までに

その他周辺情報

甲府駅前の「小作」のほうとうは実に美味かったです

写真

9/24 6:33

広河原インフォメーションセンターをスタート　日曜日で人多いです

9/24 6:34

北岳は良く見えます　ただ青空でなく薄曇りなのが気がかりですね。。。

9/24 6:35

お決まりの吊り橋を渡って

9/24 6:37

渡り切ったら左に向かって進むと二つ目の橋が掛かっているので、それを渡る

9/24 6:38

初めて渡る吊り橋で新鮮 ♪

9/24 6:39

道なりに進むと東屋が見えてくる
この先に二つ目の東屋が左側に見えてくるが、その少し手前でコースの右側に嶺朋ルートへの取付きの赤マークが見えてくるので、それを意識して進む

9/24 6:42

コースのすぐ脇の木の幹に大きめの赤マークあり
その奥に嶺朋ルートの取付きが見える

9/24 6:42

ここが嶺朋ルートの取付き　手前の細い木に赤テープが巻いてある

9/24 6:44

いきなり急登で、息が上がりそう💦

9/24 6:56

分かりやすいところでは、これくらいの踏み跡あり

9/24 7:04

朝日が森の中に刺して気分が上がる

9/24 7:04

前日にも少し雨が降ったのか、苔も生き生き♪

9/24 7:09

この程度の倒木は、ルート上によくありました

9/24 7:19

立派なブナの大木

9/24 7:20

立派です！

9/24 7:22

踏み跡が微かながらついてましたが、それがなければ、この先がルートとは思えない

9/24 7:27

ルート上が苔むした斜面の所も　雨で濡れて滑る滑る

9/24 7:31

こんな標識も

9/24 7:42

崩落地の脇を進む

9/24 7:52

何度も倒木を乗り越える

9/24 7:58

振り返ると鳳凰三山の薬師岳　雲は多いけと青空があって嬉しい

9/24 7:59

ここもルートか？と思う位のところ　赤マークがなければ進めそうもない

9/24 8:03

こんなに分かりやすい赤マークもあるけど、殆どのマークは色がボケたり掠れたりしてきている。バリエーションだから当たり前か

9/24 8:04

登ってきた尾根を振り返る　けっこうな急登だなぁ

9/24 8:27

頑張ってくぐる

9/24 8:30

次第に藪漕ぎが始まる

9/24 8:35

一瞬、ルートを見失いそうになったが、奥に赤マークが見えた　赤マークがすぐに見つからなくても慌てずに探せばそう遠くないところに赤マークはあります

9/24 8:45

この先はルートでないけど、見事な苔に見入ってしまいました。

9/24 8:58

手前の赤マークの先にルートがあるように見えないが、踏み跡を丁寧に探して辿る

9/24 9:07

9時頃からガスが😢

9/24 9:08

視界が全く効かなくなって凹む。。。

9/24 9:11

紅葉の走り🍁

9/24 9:18

ガスで凹んでいたら、少しガスが切れて北岳が少し見えた❗️

9/24 9:20

2分も経つと、かなりクッキリ山体が見えてきた。ガスが切れるのに期待して進む　ガスの切れたバットレスを望める可能性が出てきてテンションUP！

9/24 9:20

陽も刺してきました❣️

9/24 9:24

ここは先に赤マークが見えずルートなのか不安になる　踏み跡もハイマツの枝が這っているのでハッキリせず　不安ながらもとりあえず先に進んでみた

9/24 9:25

足元にはハイマツの枝が露出している　自然に露出したのか踏んだ結果なのかハッキリしなかったが、とりあえず進んでいるうちに先に赤マークが見えてホッとしたことを覚えている

9/24 9:32

ハイマツの藪漕ぎスタート

9/24 9:38

遠く甲斐駒　花崗岩の白砂が陽に照らされて雪みたいです

9/24 9:39

なかなかの藪漕ぎになったきた😅

9/24 9:49

草地に出て踏み跡を辿って進んでいたら、この辺りから踏み跡も赤マークも見えなくなった
この画像の真ん中より左寄りの方角に少し進むと小さな赤テープの付いた木と踏み跡が見えてくる

9/24 9:51

これが小さな赤テープの付いた木(右上に伸びる枝に小さな赤テープ)
木の左脇に薄い踏み跡が見える

9/24 9:54

踏み跡が薄くて不安になるが、画像右の枯れ木に薄い赤マーク

9/24 9:58

再びハイマツの藪漕ぎ　けっこう深い

9/24 9:59

足元は踏み跡があるので、ハイマツの幹や枝はない(幹や枝が無いところが踏み跡)

9/24 10:06

これまたエグい薮

9/24 10:10

右(北西方面)の視界が抜けると北岳　ガスがかなり抜けてバットレスが見えてきて嬉しい♪

9/24 10:11

本当にルートか。。。？

9/24 10:16

おー❣️ 殆どガスが無くなってバットレスがよく見えてきたー‼️

9/24 10:16

バットレスのアップ　ここをクライミングするとは。。。

9/24 10:16

薮の先に何かの標識が見える！　嶺朋ルートも最終盤です　この辺りで嶺朋ルートを下ってきた二人組と出会う。このルートを下る方もいるのですね

9/24 10:17

振り返ると鳳凰三山

9/24 10:18

ようやく嶺朋ルート下降点に到着
有り難いことに青空とガスの殆どかからない北岳が眼前に❣️

9/24 10:19

ボーコン沢ノ頭方面　良く晴れている❗️

9/24 10:20

甲斐駒も青空に浮かんでる

9/24 10:21

富士山も綺麗なシルエット

9/24 10:30

この絵を観たくて嶺朋ルートを辿ってきたので感無量❗️ 誰もいないので自撮りの図

9/24 10:31

ほぼガスの無い青空の中でのバットレス　カッコイイですねー❗️

9/24 10:31

見飽きませんね〜

9/24 10:39

10分もしない内に北岳は再びガスの中に。。。

9/24 10:40

完全にガスのかからない北岳を望めるかと粘りましたが難しそうになってきたので、ボーコン沢ノ頭を目指すことに

9/24 10:46

ボーコン沢ノ頭に到着　左に間ノ岳 右に北岳　少しガスがかかっているけど、この角度から二座を望めて嬉しい♪

9/24 10:48

池山吊尾根を進む　北岳にガスがかかるも青空が嬉しい

9/24 10:58

ウラシマツツジはけっこう紅葉してました🍁

9/24 11:03

北岳にまとわり付くガスがなかなか取れないなぁ。。。

9/24 11:06

吊尾根のアップダウンが続く

9/24 11:15

最後の小ピークが迫る

9/24 11:18

北岳と紅葉🍁

9/24 11:19

歩いてきた吊尾根を振り返る

9/24 11:24

最後の小ピークは踏み跡がよく分からなかったので、前方の尖った岩を目指して歩きやすいところを辿りました

9/24 11:33

八本歯のコルへの下り　北アルプスを彷彿させるギザギザした岩稜の下り

9/24 11:34

ギザギザしてます

9/24 11:36

ここはクライムダウンが必須

9/24 11:38

下り切って見上げる図

9/24 11:42

八本歯のコルに到着

9/24 11:52

少し休んで、吊尾根分岐を目指す

9/24 12:10

吊尾根分岐が迫る　青空が見えてテンション上がる

9/24 12:19

振り返るとガスガス

9/24 12:20

吊尾根分岐に到着　面白い位 稜線の東側はガスで西側は青空

9/24 12:21

中央アルプスの稜線がクッキリ❣️

9/24 12:21

間ノ岳方面を振り返る　稜線で堰き止められたガスが溜まっている

9/24 12:28

北岳山頂が見えてきた

9/24 12:36

北岳山頂　記念に一枚撮って頂きました

9/24 12:43

最近のお楽しみの山頂ノンアル　凍らせたペットボトルと一緒に保冷袋に入れて上がってきましたが、山頂まで氷水のまま♪ 冷えた山頂ノンアルを楽しめます！

9/24 12:52

間ノ岳に乾杯❗️

9/24 12:53

仙丈にも乾杯‼️

9/24 12:59

20分位山頂で遊んで、お地蔵様にご挨拶して下山へ　

9/24 13:26

肩の小屋　昨年の同じ日に北岳来た時は建築中だった新館が完成して立派になってました

9/24 13:27

肩の小屋と北岳　北岳は見る角度で見える顔が全然違いますねー

9/24 13:32

久々に北岳が顔を出してくれました

9/24 13:40

小太郎山はよく晴れている

9/24 13:45

草すべりの激坂スタート　時間ギリギリなのでペース上げていきます！

9/24 14:18

鳳凰三山は、まだよく見える　白根御池が見えてきた

9/24 14:27

御池が迫る

9/24 14:36

かろうじて逆さ北岳

9/24 14:37

白根御池小屋　時間押しているので、サクッと休んで進みます

9/24 15:52

サクサク下って最初の吊り橋まで戻ってきましたー

9/24 15:53

橋を渡ってみると、朝見えた北岳は雲の中。。。

9/24 15:56

広河原インフォメーションセンターにゴール

9/24 16:25

とりあえず下山ビールで〆❣️

9/24 18:55

甲府駅に戻って、下山後のエネルギーチャージ　「小作」の「豚肉ほうとう」　ボリューム満点❣️

9/24 18:52

馬のモツ煮　アミノ酸を欲していたので美味かった〜♪

撮影機器：

iPhone 12 Apple

感想

kuma-suke

嶺朋ルートを辿って晴れ間の中でバットレスを望む

いつかはしてみたいと思っていたこの計画を今回実行してみました。

嶺朋ルートを辿り切った所(嶺朋ルートの下降点)で視界が開けて、目の前に北岳バットレスをドーンと望めるのですが、他の方のレコを見ると11時頃に嶺朋ルートの下降点に到着している方が殆ど

夏山だと11時頃にはガスが上がって視界が効かなくなることが多いので、秋山で狙ってました。

で、今回秋雨前線が南下して秋晴れの予報だったこともあり実行したのですが、思いの外 稜線の東側はガスが多くて、上り出しはガスガス。。。バットレスを望むことは殆ど諦めながら嶺朋ルートを辿りました。。。

ですが、ルートの後半から次第に青空が出てきてガスが切れる時間が多くなっていき、なんと嶺朋ルートを上り切った所(嶺朋ルート下降点)でガスが殆どかかっていないバットレスが目の前にドーンと迫ってきたのです！

その奇跡のようなガスが切れた時間は20分位で、その後はまたガスガスに。。。　

なんだか自分のためにガスを切ってくれたのかと思いたくなるようなタイミングでガスが切れて、有り難かったです！

あと、テン泊装備だとペースが落ちてガスが上がってくる前に嶺朋ルートを上り切れないと思われたので、日帰り装備でファスト登山にしたのも晴れ間の中でバットレスを望むという意味では正解でした。

ヤマレコペースで0.6〜0.7位で歩ける方なら、何とか16時40分の最終バスに間に合うと思うので、ご参考までに