北ア/立山
- GPS
- 49:00
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 821m
- 下り
- 821m
コースタイム
5/3(月)5:00信濃大町5:15--(バス)--5:50扇沢6:30--(トロリーバス)--6:46黒部ダム
・・・(徒歩)・・・7:30--(ケーブル)--7:35黒部平7:50--(ロープウェイ)-- │
7:57大観峰8:10--(バス)--8:15室堂9:15・・・(※滑落停止訓練)・・・ │
10:45一の越山荘11:00・・・12:00雄山12:20・・・(※アイゼン装着)・・・ │
13:00大汝山(3015m立山主峰)13:15・・・富士折立・・・大走り・・・ │
15:00雷鳥沢ヒユッテ(泊) │
※雷鳥沢ヒユッテ 1泊2食9500 約12畳1部屋貸し切り 温泉24hOK │
5/4(火)雷鳥沢ヒユッテ9:00・・・(※滑落停止訓練)・・・10:40室堂11:20--(バス)--│
12:10美女平12:25--(ケーブル)--12:35立山駅12:50--(moroさんCAR)-- │
13:40富山駅(※昼食250円ラーメン)14:30--14:40桜橋ビジネスホテル │
16:00・・・(※BOWLING、ビリヤード、カニ平、カラオケ)・・・ 23:00(泊) │
※桜橋ビジネスホテル 駅前の観光案内板で発見 素泊まり4500 │
5/5(水)桜橋BH9:15・・・9:25富山駅9:36--(北陸本線各停)--11:43直江津駅 │
(※駅前の多七で昼食 お楽しみ定食1200等)13:00--(ほくほく線各停)--│
14:30六日町14:36--14:52越後湯沢15:22--(上越新幹線谷川)-- │
16:56東京駅(※解散)
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
交通費: 「立山黒部アルペンルートA」18500 行き 急行アルプス券1260(新宿〜信濃大町)、ケーブル荷物券400 帰り バス荷物券300、新幹線特急券2720(越後湯沢〜東京) |
写真
感想
(MMちゃん感想)
今までに雪の上を歩いた経験といえば、夏の白馬岳の大雪渓と、上高地でのスノートレ
ッキングのみ。アイゼンとピッケルなんて扱ったことがないし、そもそも3000メートル
近い山に登ったのだって、白馬岳と、大昔にロープウェイを使って行った木曽駒ヶ岳く
らいしか記憶にない。それなのに無知とは恐ろしいもので、雪の立山なんて素敵だし、
体力なら自信あるから多分大丈夫だろうし、せっかくのゴールデンウィークにどこにも
行かないのは寂しいし......という、軽〜い気持ちで、直前になって参加を決めてしま
ったのだった。
5/3室堂
時々薄日も射していて、天気も何とかもちそうだ。まずは一ノ越山荘を目指して出
発。途中の斜面でピッケルを使って滑落停止の練習をする。なんだか皆楽しそうにコロ
コロ転がっているけれど、私は故意に滑るということがうまくできなくて、あまりしっ
かり練習できなかった。これを何時間か後に大後悔することになるのだ。
さて、見えてはいるがなかなか近付かない山荘。あれ?あれれ?ちょっと息切れして
きた。もしかしてバテた!?体力だけは自信があると思っていたのにー。でもそれはあく
までも、荷物が軽くて、靴も軽くて、雪がなくて、空気が薄くなくて、寝不足でもない
場合だけである、ということに気付かされた。この大きな勘違いのせいで大幅にペース
ダウンしてしまい、この後ずっと他の方々に迷惑のかけっぱなしだった。本当にごめん
なさい....。やっとの思いで到着した山荘前で休憩をとり、次は雄山に向かう。ここの
頂上手前は岩場の連続で、重い足を一歩一歩持ち上げるようにして歩き、ようやく山頂
にたどり着いた。ここからアイゼンの初体験。雪をガシガシつかまえる感触が足の裏か
ら伝わってくる。頼もしいヤツなのだ。いくつかのアップダウンを過ぎて、3015メート
ルの大汝山山頂。剣岳をはじめ周囲の山々や黒部ダムがよく見える。ピューピュー肌を
さす冷たい風にせかされるように、山頂をあとにした。
これからは、下りの連続。速いペースで降りてゆく。途中で誰かがシリセードをはじ
めた。面白そう!ゆるやかで幅のある斜面を選んで私も挑戦してみる。最初は少し勇気
がいるけれど、一度腰をおろして体重をかければ、快適!ちょっと荷物が揺れてフラフ
ラするけどさっき習った滑落停止もうまく決まったし。調子に乗ってシリセードを繰り
返し、どんどん下ってゆく。そして、雷鳥沢キャンプ場のテント群がはっきり見えてき
た最後の急斜面で、事件は起こったのである。今までよりちょっと急だけど、後藤さん
の滑った跡のとおりに辿っていけば問題ないワ、と思ったのが間違えだった。何でだ?
と思う間もなく加速したままどんどん右にそれてゆく。これ上そっちに行ったら落ち
る!と方向転換しようとしたら、体が一回転した。その後のことはあまりよく覚えてい
ない。下に止まっていた菅野さんをギリギリのところでよけて、やっと停止したのだっ
た。こういう時こそ滑落停止なのに情けないなー....。このせいかどうか、あと少しで
雷鳥沢ヒュッテというところで気分が悪くなってしまい、超スローペースに梶村さんを
巻き込んで、他の四人にずいぶん遅れてようやく小屋に到着したのだった。小屋で、先
に着いていた諸岡さんに、私は初対面。
5/4
今日は下山するだけなのでゆっくりの出発。天気予報どおりの雪の中、室堂に無事戻
ってきた。アルペンルートを下り、立山駅から諸岡さんの車で富山駅に向かう。難航す
るかと思われた宿探しは、駅近くのビジネスホテルにあっさり決定した。ボーリングと
ビリヤードで充分お腹をすかせてから、楽しみにしていたカニを食べに行く。「カニの
わっぱ飯」が美味しかった。この後、カラオケまで飛び出し(梶村さんの「さそり座の
女」がサイコーなのです)、午前中は山の上にいたんだよね、と思わず確かめてしまう
くらい盛り沢山の一日を過ごしたのだった。
5/5
車で三重まで帰る諸岡さんとホテルの前で別れ、我々は長い列車の旅。北陸本線、ほ
くほく線、上越線と鈍行を乗り継ぎ、越後湯沢駅からは新幹線を利用して東京駅着。そ
れぞれ帰路についた。
同行の皆さん、色々と御世話になりありがとうございました。アイツがいると足手ま
といになるからなー、などとおっしゃらずに、次の機会もよろしくお願いします。せめ
て体力面でだけはご迷惑をおかけしないように、ちゃんとトレーニング、はじめま
す....
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