白蓬ノ頭北尾根〜赤石沢〜北沢尾根〜赤石岳

2023年10月13日(金) 〜 2023年10月14日(土)

• GPS: 21:02
• 距離: 50.1km
• 登り: 4,098m
• 下り: 4,078m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:04
• 休憩: 1:20
• 合計: 10:24

5:05 畑薙ダムゲート前
5:14 5:14 茶臼岳登山口
5:21 5:21 青薙山登山口
5:35 5:36 中ノ宿吊橋
6:13 6:13 聖沢登山口
6:17 6:35 聖岳東尾根入山口
10:07 11:09 白蓬ノ頭
15:29 宿泊地

2日目

• 山行: 9:37
• 休憩: 0:57
• 合計: 10:34

6:19 宿泊地
11:50 11:58 赤石岳避難小屋
12:03 12:44 赤石岳
12:50 12:51 赤石岳・小赤石岳間分岐
13:12 13:12 北沢源頭
13:48 13:49 富士見平
14:03 14:04 赤石小屋
14:36 14:36 休憩ポイント
14:43 14:43 カンバ段
15:37 15:44 赤石岳東尾根コース登山口
15:49 15:49 牛首峠
16:02 16:02 聖岳東尾根入山口
16:13 16:13 聖沢登山口
16:31 16:31 中ノ宿吊橋
16:39 16:39 青薙山登山口
16:44 16:44 茶臼岳登山口
16:53 16:53 畑薙ダムゲート前
16:54 ゴール地点

コース状況／危険箇所等

◼️白蓬の頭北尾根
マニア向け。超急傾斜の岩藪尾根。

◼️赤石沢
腰渡渉数箇所あり。滝一つは際どいトラバースで突破。

◼️赤石岳南東尾根（北沢尾根）
基本的に藪漕ぎ少なく、難易度も低い快適な尾根。
1630までは落ち着かない急登。
1860まで落ち着いたコメツガの樹林帯。
1860からコメツガの幼木少し出てくるがかわしながら歩ける。
1930から痩せた岩尾根おね、幼木多くなり歩きにくい。ブッシュというほどでない。
2000から少し落ち着くが岩多めで細かい浮石だらけ。
2170から落ち着く。ダケカンバ、シラビソが発生。
2300からシラビソ、ダケカンバの森、樹間やや狭め。
2570からハイマツが発生するが、樹林帯が続いていてハイマツ漕ぎは発生しない。
2680から2720まで尾根を左巻きすると肩程度まであるハイマツ漕ぎ。右巻きすればダケカンバ帯でかわせる可能性あり。
2720から軽度の岩稜帯。ハイマツは脛程度でまばら。
2880から尾根上再びハイマツ膝〜腰（尾根左でそれなりに回避可能。）
2950から山頂までハイマツ脛程度。

その他周辺情報

白樺荘17時まで
接岨峡温泉20時まで

写真

10/13 6:07

kai）予報通り快晴！
Eve）完全な自分の都合で大分前から金土にしていただいてたんですが、きたあああ！！！

10/13 6:29

kai）28番標識はインプット済み
SG) 探す仕草が無くてビックリしました

10/13 7:13

kai）足が揃ってるので良いペースで進みます
SG)新緑ですと言っても通じそうw
Eve）眠いけど登山道すぎて意外と行けちゃいました。

10/13 9:01

kai)1日目の登りはキツい！

10/13 10:09

kai)白蓬ノ頭に到着。絶好の赤石岳展望地
Eve）感激！！

10/13 10:09

kai)東尾根の先に聖岳

10/13 10:13

kai)兎岳〜大沢岳の稜線。行きたい尾根2本を観察。
Eve）小兎狙いたい。。

10/13 11:11

kai)白蓬ノ頭北尾根を下る。尾根というか崖というか、、、
Eve）最初？？？ってなりました。。

10/13 11:14

kai)時間に余裕あるので安全に
SG)山頂に1時間は滞在しました！
Eve）この辺はハイマツに感謝！

10/13 11:16

kai)振り返って

10/13 11:22

kai)尾根上は崖が多いのですルンゼを交えながら下ります
Eve）小ピークまでも結構苦労しましたね。

10/13 11:25

kai)初めてご一緒したチュータ君は流石の安心感！
SG)凄い方々に前後を挟まれる安心感^_^

10/13 11:29

kai)藪はまぁまぁ
SG)次第に僕が背負うロープが乱れてきます😁

10/13 11:34

kai)この小ピークが厄介だった！
Eve）僕は右巻き、チュータ君は左巻きだったかな？

10/13 11:56

kai)明日登る北沢尾根を観察
Eve）最高の時間。

10/13 11:56

kai)険しいながらも物好き達と楽しい時間
Eve）2個目の小ピーク。展望ありそうなので走って上がりました！

10/13 12:09

kai)凄い紋様！海底だったという事でしょうか。
SG) 一般道にあったらきっと名前がつきますね！見惚れました

10/13 12:13

Eve）険しいなぁ！

10/13 12:15

kai)樹林帯に入っても険しさレベルは変わらず

10/13 12:24

kai)この尾根は人の気配を全く感じなかった

10/13 12:26

kai)退屈させてくれない尾根
SG)RFがめちゃ楽しかったですね♪
Eve）ずっと急坂というか岩岩してたけど、地形図上この先にもっとやばいとこが待ち構えているのがわかっていて、ビビりながらもドキドキワクワクしていたみんな。

10/13 12:26

kai)ルート視察中
Eve）どこに立ってるんだろう？笑

10/13 12:27

Eve）楽しい尾根歩き😀

10/13 13:33

kai)先頭をチュータ君に変わってもらい楽チン
SG)ゆっくりの僕に合わせていただきありがとうございました
Eve）等高線狭すぎゾーンを簡単に通過できて感謝！

10/13 14:07

kai)チュータ君のRFが冴え無事に赤石沢へ
SG)14時なのに既に光は届かず寒い！
Eve）沢に入る前から寒い！

10/13 14:08

kai)Evergreenくんは動じる事なく
SG)泰然
Eve）しかしこの後果てしなく動揺（後述。

10/13 14:20

kai)ひさしぶりの赤石沢。着地点より上部はゴルジュ
Eve）この区間の500mも河原歩き程度かと思ってたら腰渡渉や際どい巻きもあったりでトンデモでした！舐めてマリンシューズできて滑る滑る。

10/13 14:23

Eve）流石にそろそろカメラ仕舞うか？

10/13 14:26

kai)チョイと面倒な滝を前にルート視察中
SG)赤石沢のRFと身のこなしは感動的でしたよ！

10/13 14:37

Eve）腰渡渉を繰り返してマジ寒い。

10/13 14:46

Eve）滝を巻く。流石に脱げやすくグリップ力もないマリンシューズではヤバそうなので、トレランシューズに履き替え、カメラも仕舞おうとしたらカメラが転がっていって水没しました。。。。

10/13 14:56

kai)濡れるのが嫌なので右岸のバンドをトラバース
Eve）カメラが水没して動揺している間にチュータ君がロープ垂らしてくれて楽チン感謝！

10/13 16:19

kai)今日は北沢出合で幕営。いい時間になってしまった

10/13 17:09

kai)晩御飯のポテトフライ
SG)スタートから最高！この後も絶品の数々！食べさせていただくばかりですみません🙇🏻‍♂️
Eve）うめええええ！！！

10/13 17:11

kai)今日はパタゴニアでカンパーイ！
SG)僕はギネス→頂き物の秋田杉GIN
Eve）重い荷物をサボっていも焼酎お湯割りで乾杯！

10/13 17:54

kai)上手く炊けました
SG)湯煎カレーをぶっかけてウマウマ！
Eve）つよい！

10/13 18:19

kai)鹿肉ステーキは外せない！
SG)極上！絶品！大喝采！！👏👏
Eve）ついにこれが食べられた！！

10/14 6:22

◎２日目
kai)幕営地から獣道があったのね有り難く使わせてもらいます

10/14 6:28

kai)まぁまぁの勾配
SG) 客観視すると「何その体勢」ですが、荷物が重く大きく丁寧な動作を心掛けてました
Eve）すごい体勢w

10/14 6:41

kai)とてもスッキリとした尾根だ
SG)快適〜
Eve）悪場なさすぎ〜〜。

10/14 6:58

kai)ミズナラの枝が無惨に折られている。熊さんだね。
SG) (￣(工)￣)

10/14 7:07

kai)そんな場所で目の前に真っ黒な動く物体！めっちゃビビった！でも可愛いから許す。

10/14 7:31

kai)藪無しゴールを期待する

10/14 8:08

kai)真剣そのもの
SG)オフィシャルドリンクを忘れる大失態🤦‍♂️
Eve）前回忘れたので今回は笑

10/14 8:08

kai) Evergreen君も持ってきてくれたのでカンパーイ
Eve）オフィシャルな飲み方を教えていただきました！！

10/14 8:29

kai)黄葉が美しい

10/14 8:29

kai)ついに藪に捕まったか？覚悟したけど部分的で助かった
Eve）ほとんどヤブなかったですね。

10/14 9:07

kai)昨日の下降尾根に比べれば天国
SG)ヨユーだワン
Eve）西側の樹林帯が高いとこまで続いてる理由を考察中。

10/14 9:53

kai)いよいよハイマツ帯。地形図のレキ地となっている西側を選択した
SG)僕は1人なら尾根通しを選んでましたが、このルートの快適さには流石kaiさんだなぁと思いました

10/14 9:57

SG)Evergreenさんは充実を伺える良い表情
Eve）7年越しの思いがかなって最高の気分！！

10/14 9:59

kai)やはりハイマツ帯の出だしは背丈くらい
Eve）とはいえなんか薄かったですね！！

10/14 10:00

kai)これは分かりやすい写真だ
SG)間隙を縫うRFで激しい漕ぎは少なめ

10/14 10:02

kai)今回のハイライト的な写真。見事な黄葉と降ってきた白蓬ノ頭北尾根
SG)ここは絶景でしたね！聖岳山体にも黄色が点在していて素晴らしかったです
Eve）うっとりちゃん。

10/14 10:10

SG)同撮影地点を俯瞰して、絶景が似合う美男子Evergreenさん
Eve）絶景に超夢中。

10/14 10:10

kai)右の尖りが山頂方向

10/14 10:16

kai)笊ヶ岳の奥に富士山

10/14 10:32

SG)見慣れぬ姿の赤石岳を目指し登る。kaikaireiさんの背中が常にカッコいいのである
Eve）こっちから見ると双子峰のように見えるんだなぁ。

10/14 10:42

kai)この標高になるとハイマツは深くても腰程度
Eve）背丈→膝下→腰と不思議な尾根でしたね。山頂までハイマツ帯は続く。

10/14 10:45

kai)聖岳から伸びる細い尾根に興味が湧く
Eve）分析の時間。

10/14 10:55

SG)僕のザックのロードリフトストラップが壊れてしまいkaikaireiさんの針金とEvergreenさんの爪切りで応急処置していただきました🙇🏻‍♂️

10/14 11:20

SG)最高の尾根！最高の景色！

10/14 11:23

kai)上部には岩っぽい場所も有り

10/14 11:32

kai)北沢尾根を振り返って

10/14 11:33

kai)チュータ君は岩で楽しんでますね
SG)バレてましたか😆

10/14 11:38

kai)頂上大地に乗ると馬の背と悪沢岳の大迫力！

10/14 11:40

kai)山頂台地に到着。感極まる。

10/14 11:43

kai)山頂に1人の姿が見えた。私達も向かいましょう。

10/14 11:44

kai)実はこちらの山頂標ははじめて。
Eve）そうだったんですか！

10/14 11:44

kai)静岡県民はこの山頂標の方が馴染みがある

10/14 11:45

kai)北側の展望。荒々しい。

10/14 11:48

kai)みんな一同に最高の尾根だった！との事で一致
SG)一致〜！！
Eve）最高ーー！！

10/14 12:01

kai)クロマメノキは最終盤。熟して甘〜い

10/14 12:03

kai)赤石岳らしい風景

10/14 12:04

kai)小渋川を見下ろして。こちらは未踏尾根が残ってる。

10/14 12:04

kai)兎岳方向

10/14 12:18

SG)僕のガスバーナーではなかなか沸かず(写真のように手を使って温めていただくまで)、Evergreenさんのに換えたら一瞬で沸く😅

10/14 12:29

kai)Evergreen君お決まりの儀式
SG)マグを忘れる大失態🤦‍♂️
Eve）山頂で飲むコーヒーは最高だねえ。

10/14 12:58

kai)北沢を上から眺めて。いつか遡行しよう！
SG)僕も昭和の遡行記録読んで以来興味あります！

10/14 13:10

kai)水場は豊富に流れていました。

10/14 13:39

kai)富士見平から振り返って赤石岳
SG)4度目の赤石岳にして初東尾根でした

富士見平から昨日降った白蓬の頭北尾根を見やる。尾根！？という感じの急傾斜の痩せ尾根だ。

10/14 14:01

kai)赤石小屋は先週末で営業終了してました

10/14 14:24

kai)あとは消化試合
SG)この後kaikaireiさん走ります😂
Eve）地味に標高差2000m🥶

10/14 16:53

kai)雨が降る前に下山。価値ある2本を歩き充実した2日間でした！
Evergreen君、チュータ君ありがとう！
SG)楽しい2日間ありがとうございました！

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

iPhone 15 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

Evergreen

7年前くらいからずっと登りたいと思っていたけれど取り付きまでのアプローチの関係で二の足を踏んでいた赤石岳の南東尾根（北沢尾根）を頼もしいお二人と好天の中歩いてくることができてよかったです！

kaikairei

亡き師匠が生前「この尾根を繋げて赤石岳に行きたかった」と教えてくれたルートでした。
聞いた時は藪尾根にも限度があるだろ！（特に白蓬ノ頭北尾根）とスケールの大きさと自分の常識から離れた自由度に頭が真っ白になった事を覚えているいます。

そんな課題を何年も抱えていましたが、一緒に歩く仲間と天候に恵まれ苦労しながらも無事にトレースし、山頂に着いた時は感無量でした。
大好きだった白蓬ノ頭から笑って見ていてくれかな。。。

師匠と約束した大武刀尾根、笊ヶ岳西尾根、イザル尾根、そして今回の白蓬ノ頭北尾根〜北沢尾根。
残すは除山〜大日影山１つになりました。
良い時期に師匠を偲びながらゆっくり歩こうと思います。

SGtyuta

今年9月頭、聖岳から赤石沢水系を観察していて魅力的だったうちの1つが赤石岳南東尾根。
それから程なくしてそのルートを登る構想があると聞き、是非と行きたいと思っていました。そしてお2人に直接お会いした際にお願いをして参加させていただく事になりました。

赤石岳南東尾根は思った通りの素晴らしい展望で、紅葉も手伝って美しい景色が広がっており、やはり登って良かった！と強く思いました。
また白蓬ノ頭北尾根の下降や北沢出合での幕営などでもそれぞれ濃密な体験があり、個人的にかなり充実した山行でした。それもEvergreenさん、kaikaireiさんあっての事です。

この度は何から何まで本当にありがとうございました。是非また色々お話しさせていただきたいですし、オフィシャルドリンクやコーヒーのリベンジもしたいので、これからも何卒よろしくお願いいたします😁

コメント

haru05

あらやだ！
今年の夏に狙ってた尾根だ！
まぁ行かなかったけど。
2000mあたりの崩落地や尾根が消滅してるゾーンがネックで撤退も視野だったので、どうやら問題無さそうで情報ありがたいです。
藪が少ないのは残念（？）でしたね。
北沢カール内の多分2600m付近に戦闘機の残骸があるので、それが目当てなんですよ。
参考にして来年こそは必ず、、、

kaikairei

haru05さん、おはようございます。
マニアックな尾根を計画していたんですね！　記録の通りこの尾根は快適で難所は無いので（取り付きまでが大変ですが）是非歩いてみてください！
戦闘機知りませんでした。。。知っていれば見たかったです。