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Yamareco

記録ID: 60632
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積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山

2010年04月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
yoshi629 その他2人
GPS
07:30
距離
8.9km
登り
1,489m
下り
1,486m

コースタイム

スバルライン5合目駐車場10:00 - 6合目10:30 - 8合目12:30 - 山頂14:30 - スバルライン5合目駐車場17:30
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年04月の天気図
アクセス
スバルライン5合目駐車場
外国人観光客でいっぱいだった。
2010年04月10日 09:43撮影 by  Canon PowerShot A480, Canon
4/10 9:43
スバルライン5合目駐車場
外国人観光客でいっぱいだった。
出発してしばらくはガスの中だったが、7合目くらいから徐々に晴れてきた
2010年04月10日 11:49撮影 by  Canon PowerShot A480, Canon
4/10 11:49
出発してしばらくはガスの中だったが、7合目くらいから徐々に晴れてきた
7合目付近を見下ろす。
この辺りから雪がたっぷりになる
2010年04月10日 11:49撮影 by  Canon PowerShot A480, Canon
4/10 11:49
7合目付近を見下ろす。
この辺りから雪がたっぷりになる
周りは見渡す限りの雲海が広がっている
2010年04月10日 11:55撮影 by  Canon PowerShot A480, Canon
4/10 11:55
周りは見渡す限りの雲海が広がっている
9合目を過ぎた辺り。カチカチのアイスバーンが続く。
山頂が見えるもなかなか着かない。空気薄いこともあってきついところ。
2010年04月10日 14:08撮影 by  Canon PowerShot A480, Canon
4/10 14:08
9合目を過ぎた辺り。カチカチのアイスバーンが続く。
山頂が見えるもなかなか着かない。空気薄いこともあってきついところ。
山頂の標柱。
エビの尻尾にびっしりと覆われている
2010年04月10日 14:29撮影 by  Canon PowerShot A480, Canon
4/10 14:29
山頂の標柱。
エビの尻尾にびっしりと覆われている
小屋も雪に埋もれ、エビの尻尾がついている
2010年04月10日 14:29撮影 by  Canon PowerShot A480, Canon
4/10 14:29
小屋も雪に埋もれ、エビの尻尾がついている
山頂火口 1
反対側に見えるのが剣ヶ峰
2010年04月10日 14:36撮影 by  Canon PowerShot A480, Canon
4/10 14:36
山頂火口 1
反対側に見えるのが剣ヶ峰
山頂火口 2
雄大だ
2010年04月10日 14:36撮影 by  Canon PowerShot A480, Canon
4/10 14:36
山頂火口 2
雄大だ
剣ヶ峰をバックに
2010年04月10日 14:38撮影 by  Canon PowerShot A480, Canon
4/10 14:38
剣ヶ峰をバックに
撮影機器:

感想

4月くらいになると富士スバルラインを利用できるようになるので、日帰りでの入山
もしやすくなる。ただし開通時間が9-18時と短いので注意が必要。18時を過ぎると
ゲートが締まってしまうようだ。また天候次第ですぐに通行止めにしてしまうの
で、HPで最近の状況を確認しておいた方が良い。

8時半にゲートに着くとすでに開通待ちの車が数十台停まっていた。ほとんどが観光
客で、特に外国人観光客が多かった。
予定通り9時にゲートが開いたので5合目駐車場へ。観光バスが次々と入ってきて、
すぐに人で溢れかえってしまう。すっかり観光地の様相。その中に混じって、雪山
装備の私達はかなり注目をあびる・・

山開き前なので、登山道入口は当然、閉鎖されている。男体山の時みたいに注意さ
れたりしないかやや不安もあったが、特に呼び止められることなくゲートをくぐ
る。

駐車場からしばらくは林道みたいなところを進む。ルート上に雪は少ない。やがて
吉田口コースの5合目に向かうルートと6合目に向かうルートに分かれる。6合目に
向かうも依然雪は少ない。さすがに春だなと思う。6合目からは徐々に雪が増えてい
き、7合目からは完全に雪道となる。冬は5合目からガチガチの雪面がずっと続いて
いたが、それと比べるとだいぶ軟らかくなっている。滑落の恐さも少ない。

駐車場からはずっとガスの中だったが、7合目を過ぎる辺りから徐々に青空が広がっ
てきた。雲を抜けたようだ。周りを見渡すと、雲海が広がっている。なかなか雄大
な眺めだ。上に目を向けると山頂まで続く急峻な大雪面が広がっている。山頂はは
るか彼方だ。

ルートは基本的に夏道を取るが、夏道はステップを刻まれていて楽に登れるのに対
して、雪が積もっている時期は、ステップが埋もれてただの急斜面となるので結構
きつい。特に8合目以降はドンドン斜度がきつくなっていくし、空気も薄くなってい
くので、ちょっと進んでは荒い息をつきながら休憩する、ということの繰り返しと
なる。さらに8合目以降は(冬とから比べればまだ軟らかいが)雪面がかなり硬くな
ってくるので滑落の危険が増す。特に9合目からはピッケル・アイゼンに慣れた人で
ないと危ないと思う。

薄い空気を体で実感し、荒い息をつきながら、何とか山頂へ。山頂の碑は巨大なエ
ビの尻尾がついていた。小屋もエビの尻尾に覆われていてすごい様相になってお
り、先月の乗鞍の山頂社を思い出す。やはり独立峰など風が強いところはこのよう
な景観になるようだ。
噴火口も雪がたっぷりで雄大な景色となっている。ちょうど反対側に剣ヶ峰が見え
る。行きたいところだが、スバルラインの閉鎖時間や後輩の体力を考えて断念。

下りは滑落の危険が増すので、念のためザイルを出して、コンティニアスで下り
る。雪が軟らかくなってくる7合目くらいまで使用した。その後は特に危険を感じる
ことなく、駐車場に向かって駆け下りた。



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コメント

風ないですね
yoshi629さん、こんばんは。

さすが富士山、まだまだ冬景色ですね。
昨日は大菩薩の方(姥子山)から富士山を見ていた
のですが、9時を過ぎてから雲に隠れました。
高いところでは雲海になっていたのですね。
(富士山から見る雲海は視界が広いので、すばらしい
ですよね)

写真を見ると、風があまりない感じでしょうか。
9合目からの硬い雪面に強い風が加わると手強さ
倍増ですよね。

そろそろ沢へ移行ですか?

それではまた。
2010/4/11 19:50
Re : 風ないですね
こんばんは、youtaroさん。

こちらでもスバルラインが開通する9時までは富士山も
良く見えてました。7合目過ぎから雲海を抜けたので300
0mくらいのところに雲が広がっていたようですね

時間的なものなのか、方向の問題なのか、山頂まで風は
ほとんど吹いていませんでした。山頂付近は時折突風が
吹いていました。
滑ったら終わりというような状況下での突風は相当手ご
わいと思います  やっぱり富士山はかなり
グレードが高いと思います。 天候の安定している時で
なければ登れる気がしません

どこの沢に行こうかなと考えてしまう今日この頃ですが、
あと1回くらい雪山に行こうと考えています。
越後駒にしようか、日帰り出来るアルプスにしようか考
え中です
2010/4/11 20:36
ゲスト
素晴らしい景色ですね。
yoshi629さん、こんばんは。
富士山の山頂のエビノシッポや、山頂火口の景色、すごいですね。

富士山は登ったことが無く、新田次郎の小説で読んだことぐらいでしか知らないのですが、氷の斜面は本当に巨大な滑り台のようで、滑落したらと思うと怖いですね。
さらに突風が加わると思うと、ゾッとします。

とても富士山に行ける技術は持ってないのですが、今シーズンから、標高の低い雪山に行きはじめたので、富士山に行かなくても、ピッケル・アイゼン・雪山の事を少しずつ覚えようと思います。
2010/4/12 0:58
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