西穂高岳


- GPS
- 08:16
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,235m
- 下り
- 1,197m
コースタイム
- 山行
- 2:20
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 3:21
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 5:37
天候 | 両日とも晴天 風は少し強いが歩行に支障無し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
🚌八重洲BT24:05→松本BT05:25 🚌松本BT07:40→平湯温泉09:23 🚌平湯温泉09:40→新穂高ロープウェイ10:18 🚡新穂高温泉10:30→西穂高口10:54 2日目 🚡西穂高口13:15→新穂高温泉13:38 🚌新穂高ロープウェイ13:46→平湯温泉14:28 🚌平湯温泉16:05→バスタ新宿20:35 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高ロープウェイから西穂山荘 圧雪されておりトレースもあり歩きやすい ただ、狭いので、すれ違いは気を使った(トレースを外れるともふもふ雪で膝上まで埋まる) 西穂山荘から西穂独標 トレースあり 圧雪されている ところどころハイマツが出ていて傷めないよう注意 西穂独標からピラミッドピーク トレースっぽいものあり 岩と雪のミックス ピラミッドピークから西穂高岳 ピラミッドピーク直下はパウダースノーで足場が固まらず不安定 岩と雪のミックス 吹き溜まり注意 西穂高岳直下はピッケルとアイゼンで足場を確実に這い上がる |
その他周辺情報 | 日帰り温泉はひらゆの森 食事はひらゆの森内施設もみの木 |
写真
じゃらんの遊び観光クーポンを使ってネット予約すれば往復3300円で乗車できます
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感想
1ヶ月半ぶりの登山!
嬉しくて日記長いです。
あまりにも山からかけ離れた生活(仕事)でモヤモヤし過ぎてどうにかなってしまうんじゃないか、そんな日々を送っていました。
これは大好きな穂高へ行くしかない!と、西穂山荘泊で1日目西穂独標と2日目西穂高岳を計画しました。
往復とも公共交通機関利用です。
平日だったこともあり高速バスは空いてて快適でした。
平湯から先は外国人だらけでバスは補助席まで使い、ロープウェイは臨時便が出るほど賑わっていました。
前日は暴風雪でロープウェイも止まってしまうほどでしたが、好天に恵まれた二日間でした。
西穂高口からすぐそこの登山口までは冬靴、登山口で12本アイゼンとゴムキャップを外しスノーバスケット装着のストックで西穂山荘へ。下山してくる人は数人だったのでトレースがしっかりついた狭い登山道で楽々快適に登れました。踏み固められた歩きやすいトレースから少しでも外れるとズボッと膝上まで埋まります。
西穂山荘で早々にチェックイン。この時点で12:30。
独標まで行ける時間なので、西穂高岳へはどんな感じか下見に行きました。
ハードシェル、オーバーグローブ、オーバーパンツ、ピッケルはザックに。(結局、往復使いませんでした)
ストックとアイゼンで出発!
西穂山荘すぐの登りを終え稜線に出ると少し強い西風でしたが体勢が崩れることは無く、むしろ暑くなってきた体温を上げない程度の風だったので快適でした。
トレースは途切れることなく独標直下まであるので迷うことなく快適で歩きやすいです。最後の独標直下は岩剥き出しです。アイゼンが削れる...
小屋までの帰り道も歩きやすく30分かからず下山できた程です。
平日(金曜日)西穂山荘での宿泊者は私を含め合計5人。私以外は男性でした。別館3部屋使用、私は3人部屋を独り占めで暖かいし広々しているしラッキーでした。
テント泊でソロの男性がいました。
夕食までの2時間ちょっとビールタイム♪
14:00~16:00までは小屋は消灯タイムなので自販機が使えず、カウンターで小屋番さんから買うことに。何度も呼ぶのは悪いので消費するだろう分を一気に購入し、ひとりカンパイ!📸
すると、おじさまから目の前の山は明神岳?と質問され答えてから(正解は六百山と霞沢岳)、まあよく喋ること喋ること。「よう喋りますねぇ」と何度言ったことか笑。おじさまは初登山で初雪山!ということに衝撃を受けました。
あと向こう側にいたお二方も巻き込みお山の話を。これは夕食が終わるまで延々と続くのでした。いろいろ楽しい時間でした。
2日目、雲ひとつない晴天!風は前日より強め。西穂まで行けるかなと緊張しながら準備。不要な荷物は小屋にデポ。
装備はハードシェル、オーバーグローブ、ストック、12本アイゼン、ヘルメット装着。ピッケルは独標手前でストックと交換。
ピラミッドピークまでは何となくトレースがついていました。その先はほぼ無し。たまにうっすらトレースっぽいのが見えるかな、というレベル。
ピラミッドピークの下りはモフモフの柔らかいパウダースノー。踏み固めることのできない雪。意図しない方へ行くと最悪滑り落ちるかもしれないという感じだったので緊張感すごかったです。
その後第5峰までは順調、その先はどこを歩こうか悩みつつ岩と雪のミックス。これは独標直下からひたすらに続いているので心身ともに少しずつ疲労しました。
主峰西穂高岳直下手前に着いた時はホッとしました。
が!そこからの急登が手強い!
岩の上に雪が覆われていて悩ましい箇所、柔らかくアイゼンピッケル刺してもホールドできない箇所、の繰り返しで両手で横向きにしたピッケルを雪面に刺し、アイゼンを蹴り込み膝もついて這いつくばるラッセル体勢で登ったりと慎重に。
難儀しました。
目の前にエビの尻尾が着いた西穂高岳標識を見た瞬間、着いたー!って声出ちゃいました。
山頂から見える雪景色はとんでもなく絶景で360度何周も見ちゃいました。
風は強いけど寒くないのですが、オーバー手袋外して長く写真や動画撮影をしてたら指が冷たくなってきたのでやっぱり寒かったようです。
下りはもちろんいきなり急斜面の断崖絶壁。滑り落ちたら一巻の終わり。前向きに下りるには雪が柔らかすぎるので危険!滑落停止姿勢ですぐ止まりますが、後ろ向きで慎重に下りないと延々岩にぶつかりながら滑落する後のとになると思います。
来た道を戻り(時々もっと歩きやすいところに変更したり)ピラミッドピーク手前まで岩と雪のミックスを緊張しながら歩きました。ピラミッドピークに登るときに第二の試練がきました。雪が柔らか過ぎて登れないんです。パウダーすぎて踏み固められない。ワカンを持ってたらここだけ使うことになると思いますが、私は持ってない...。(スノーシューは持ってきていたけど、要らないと判断してしまいました)足を踏み込んでもグリップしない。最悪の事態で最後の手段、雪に埋まったハイマツを踏ませてもらいピークに上りました。やはりワカンは必要装備です。
その後独標が近づき心の負担は軽くなり、気を緩めることなく辿り着きました。独標を下り、あとは小屋まで楽々トレース♪ただ、土曜日なので登る人が多い!トレースが狭いのですれ違いで何度埋まったことか。これはロープウェイへの下りも同様でした。
丸山や小屋前は大賑わい。天気が良過ぎてみんなの笑顔も眩しい。私も達成感いっぱいでした。
西穂山荘で装備替えをし、12:20西穂山荘を後にし13:15ロープウェイに乗れました。家に21時半に到着し愛犬パグの熱いお迎えにホッとしました。
充実した二日間でした。
🚌八重洲BT24:05→松本BT05:25
🚌松本BT07:40→平湯温泉09:23
🚌平湯温泉09:40→新穂高ロープウェイ10:18
🚡新穂高温泉10:30→西穂高口10:54
🚡西穂高口13:15→新穂高温泉13:38
🚌新穂高ロープウェイ13:46→平湯温泉14:28
♨️🍽️🍺ひらゆの森(レストランもみの木)
🚌平湯温泉16:05→バスタ新宿20:35
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