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Yamareco

記録ID: 627961
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

G.W.の穂高連峰(涸沢岳ピストン)

2015年05月02日(土) 〜 2015年05月03日(日)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
16:42
距離
35.0km
登り
1,810m
下り
1,822m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:43
休憩
0:29
合計
6:12
距離 15.8km 登り 917m 下り 131m
7:25
7:26
9
8:06
8:10
3
8:53
8:57
20
9:56
10:15
76
11:31
11:32
115
2日目
山行
8:36
休憩
1:53
合計
10:29
距離 19.2km 登り 903m 下り 1,694m
6:01
107
7:48
8:05
47
8:52
8:57
25
9:22
9:23
66
10:29
11:46
71
12:57
12:58
52
13:50
13:58
42
15:03
38
15:48
15:52
38
16:30
ゴール地点
天候 2日間とも快晴
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
八王子の自宅を3時過ぎに出発し6時15分頃に沢渡に到着。
沢渡大橋の駐車場は満車の表示でしたが、バスターミナルの第三駐車場には余裕で車を停めることが出来ました。

皆さん、もっと早いのか、上高地行きのバス待ちの列もそれほどなく、6時40分頃発の乗客は席の8割程度。

帰り(17時前頃)の沢渡駐車場行きバスも並ばずにあっさり乗れました。
コース状況/
危険箇所等
横尾から涸沢 
本谷橋付近(橋はまだ雪の中)で殆どの方がアイゼンを装着。帰りも同様にここで脱いでいました。
涸沢までなら6本でも問題ありませんし、ノーアイゼンでも(疲れますが)行けます。

涸沢から穂高山荘
涸沢カールを直登しますが斜度は登るにしたがってキツくなり、最大で35度ぐらいでしょうか。感覚的にはスキー場の上級者コースを登っている感じです。雪が腐っているのでアイゼンとピッケルとも効きにくく、ビビリの自分は、特に下山時、三分の一程度下るぐらいまでは、かなり神経を使いました。

穂高山荘から涸沢岳
雪が全くなく夏道を登りました。もちろんアイゼンとピッケルは不要。

あと、スキーやスノボを担いで上がって来られる方もチラホラいました。下りは気持ち良さそうで、自分もいつか持って行きたいと思いましたが、山頂からの滑降は結構斜度ありしんどそうです。
その他周辺情報 上高地は観光客で既に賑わっていました。
予約できる山小屋
横尾山荘
沢渡バスターミナルのバス待ち列。
沢渡バスターミナルのバス待ち列。
さて登り始めます。
2
さて登り始めます。
本谷橋を過ぎてからがいよいよ本格的な登り。
照り返しがキツくて、日焼け止めは必須でした。
本谷橋を過ぎてからがいよいよ本格的な登り。
照り返しがキツくて、日焼け止めは必須でした。
涸沢に到着。
既に多くのテントが張られていビックリ!
1
涸沢に到着。
既に多くのテントが張られていビックリ!
鯉のぼりと涸沢ヒュッテ。
2015年05月02日 16:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/2 16:28
鯉のぼりと涸沢ヒュッテ。
そして翌朝。
いい感じでモルゲンロート。
そして翌朝。
いい感じでモルゲンロート。
さて、登り始めます。
さて、登り始めます。
穂高山荘までの登り斜度はだいたいこんな感じが続きます。
キツイ!
穂高山荘までの登り斜度はだいたいこんな感じが続きます。
キツイ!
登る方の長い列が。
登る方の長い列が。
穂高山荘に到着。
振り返ると素晴らしい景色。
2
穂高山荘に到着。
振り返ると素晴らしい景色。
奥穂高岳方面。
多くの方が取り付いています。
奥穂高岳方面。
多くの方が取り付いています。
そして、自分は涸沢岳山頂に。
3
そして、自分は涸沢岳山頂に。
山頂からのみた奥穂高岳。
3
山頂からのみた奥穂高岳。
そして北穂高岳と槍ヶ岳。
3
そして北穂高岳と槍ヶ岳。
涸沢岳から降りてきました。
山荘直上の梯子の先の雪壁、下るのが怖そうなので奥穂高岳は遠慮しておきます(笑)。
1
涸沢岳から降りてきました。
山荘直上の梯子の先の雪壁、下るのが怖そうなので奥穂高岳は遠慮しておきます(笑)。
さて、下ります。
涸沢のテント村まで遠い!
さて、下ります。
涸沢のテント村まで遠い!
やっとこさ到着。
1
やっとこさ到着。
本谷橋付近でアイゼンを脱着します。
本谷橋付近でアイゼンを脱着します。
横尾まで戻ってきました。
横尾まで戻ってきました。
上高地に戻ると空は雲が覆っていました。
上高地に戻ると空は雲が覆っていました。
撮影機器:

感想

今年のゴールデンウイークは念願の雪のある季節の涸沢に行こうと計画。
すると何と今年は雪が少ないとの事前情報。逆に言えば登りにくいとも言え、ドキドキしながらの山行でした。

行く前にヤマレコの過去の記録を参考にしながら、登る山を奥穂高岳方面にするか、北穂高岳方面にするか悩みました。

登るのはともかく下りが不得意(怖がりとも言う)な自分には奥穂高岳の階段直上の雪壁はちょっと自信がない、といって、より斜度のキツいアプローチを登り詰めなければならない北穂方面もなかなか怖そう。

ということでここはひとつ、奥穂方面を穂高岳山荘まで登り、そこから簡単そうな涸沢岳に登る事にしました。

涸沢までは技術的には問題はありません。ただ、この日、そして翌日も夏のような日差しにより雪の照り返しが強烈で、日焼けがハンパありません。日焼け止めは必須でした。中には(男性でも)顔をタオルで覆う方もいましたが、気持ちは分かります。何もしないと火傷のような顔になってしまいます。

さて涸沢。
13時半頃に何とか到着すると、既に100張りは超えているのでは、というぐらいの大テント村が出現しておりビックリ。最終的には200張りぐらい貼られたのはないでしょうか。もちろん、小屋にも大勢の人が宿泊しており、本当に多くの方が登って来られていました。

そんな中、受付を済まし、張り場所を確保し、非常に暖かい、いや暑い中、のんびりとテントを張ります。そしてその後は、最高の景色と陽気の元、お決まりのビール(小屋で500ml700円)。最高に美味い!

夜もそれほど寒くはありませんでした。シュラフは冬季用のものを持って行きましたが、ダウンを着込んで寝たところ、若干暑い感じがしたぐらい。朝方は少し冷え込みますが、暑がりの方は3シーズン用でも寝られるのでは、というぐらいの気温でした。

翌朝は4時に置き、朝食を簡単に済ませ登頂の準備。心配していた小屋のトイレ渋滞も大した事なく、スムーズに事は運び(笑)、いよいよ出発です。

登り始めはそれほどでも無い斜度も標高を上げるにしたがってキツくなってきます。プラス暑い!半袖でも十分な位で、おかげで腕は日焼けで真っ赤になりました。

山荘直下の急登もグズグズ雪に足を取られながら何とかクリアし穂高岳山荘に到着。振り返ると前穂高岳を始め素晴らしい景色が広がっています。

少し落ち着き奥穂高岳方面を見ると、梯子の上はしっかりと雪が付いている様子。登ってきた人に聞くと、2箇所ほどかなり手強い雪壁があって緊張を強いられたとのこと。こりゃ、やはり自分は涸沢岳登頂に留めておこうと思い、同山頂に向かいます。

涸沢岳までは全く雪がなくあっさりと登頂。山頂は狭く、数人でいっぱい。結構登ってきていました。

そして山頂といえばやはり大パノラマ。
ここからの景色は素晴らしく、目の前の奥穂高岳、ジャンダルムのみならず、後ろを振り返れば槍ヶ岳、大キレット、そして北穂高岳、更に遠くには雲平方面までくっきり。雪を被ったアルプスの山々は最高でした。

さて山荘からの下りです。
自分にとってはかなり急な雪壁を下るので神経を使います。雪が腐っているので滑りそうでソロリソロリと一歩ずつ降ります。そんな中、ドカドカどんどんと降りて行ってしまう方も多く、いやぁ、自分もああなりたい、と思いましたが、怖がりは性分なので仕方ありません。

何とか1時間程度でテントに到着。昼食を済ませてテント撤収し、出発したのが12時過ぎ。そこからの下りは斜度も程よく、ドカドカどんどん下ります(笑)。

そういえば、本谷橋でアイゼンを外している時に横の斜面が突然雪崩れてビックリ。幸い大した規模でもないので、被害はなかったと思いますが、その音と迫力には自然の脅威を感じました。

あとは横尾〜徳沢〜明神橋と歩いて16時半頃に上高地着。帰りのバスにもあっさり乗れ、疲れながらもストレスのない充実した山行になりました。

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