暖かい年末をテント泊 西穂独標まで
- GPS
- 25:18
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 714m
- 下り
- 715m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
登山用駐車場の最新情報検索しないで訪問したため、第1ロープウェイ乗場の先の駐車場へ。6時間600円、24時間で2400円です。30分以内なら無料。トイレや水場はロープウェイ乗場へ。 ※ちなみに、コロナ禍の2020年の年末は500円/6時間でした。 ○コンビニ 松本方面からは、新島々駅前のセブンが最後です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○西穂口〜西穂山荘 ロープウェイの西穂口周辺は、外国人の観光客だらけです。日本語はあまり聞こえません。また周辺が整備され、槍ヶ岳方面が一望できる広場ができていました。 登山口入口の小屋は撤去されて、看板だけになっています。その先は、きっちり踏み固められたルートで、赤布も多数打たれているので、安心して歩けます。チェンスパでもズボ足でも登れます。小屋までは、ゆっくりペースで60〜90分程度です。 △西穂山荘 テント場 2023年12月28日の夜は9張り。ガラガラでした。一人2000円。トイレの利用代込みです。だいぶ値上がりした感じです。スコップによる整地が必要でしたが、風も弱くブロックは作りませんでした。気温もおそらくマイナス10度は下回らず、暖かい夜でした。 テント泊利用者の小屋利用は、西穂ラーメンは14時まで、その他軽食は17時までです。日中は発電の関係で、自動販売機(ビール、ジュース、水)が稼働しない時間があります。水のペットボトルも350円と値上がりしていました。 ○西穂山荘〜独標 山荘から丸山までは強風エリアです。まだ雪が少なく、岩が見えていました。丸山から先の斜面は岩・氷・雪の夏道をジグザグに登ります。前ヅメアイゼンだと歩き難かったです。積雪が多いと大斜面を直登のはずですが、ちょっとガッカリ。 独標手前のトラバースは、岩と新雪で特段の危険感はありません。転倒による滑落に注意です。独標直下はクサリも岩も出ていました。 |
その他周辺情報 | ○下山後の温泉 ひらゆの森 新穂高温泉の便利な日帰り温泉(ひがくの湯、奥飛騨の湯)が休業中でした。そのため、平湯まで戻ってから「ひらゆの森」を初めて利用。700円と安価で、温泉も施設も超充実していました。露天風呂が複数あり、多少混雑していてもユックリできます。 https://www.hirayunomori.co.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
ピッケル
スコップ
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
2023年の年末は、3年ぶりの西穂独標へ一泊の山行となりました。西穂山荘は冬期営業しているので、テント泊でも安心できます。次男の冬靴もサイズアップで新調です。
我が家では、年末は八ヶ岳エリアが定番ですが、今年は雪が少ない。先週温泉に入りに行った本沢温泉周辺は、雪が数センチしか積もっていませんでした。よって、より標高が高い西穂独標へ変更です。調べたら、2020年末も同じ条件で西穂山荘にテント泊していました。
トコロナの反動か? 西穂ロープウェイはインバウンド観光客だらけです。第2ロープウェイの乗場にはどの国から来たのかをシールを張ってもらう掲示があって、台湾がずば抜けて多かったです。ロープウェイから左手遠方に槍ヶ岳がちょっとだけ見えるのですが、観光客は後方の笠ヶ岳ばかり写真を撮影していました。
西穂口も改良工事が行われていたようで、家族連れの外国人だらけでした。登山道がはじまる位置にあった小屋が無くなっていました。この時間から小屋に向かう登山者は少なく、下ってくる方ばかりです。西穂山荘が一瞬見える場所でチェンスパを装着します。重い荷物にヘロヘロになって急斜面を登り、トラバースがはじまるとすぐに小屋の屋根が見えます。テント場はガラガラでした。
ちょっと小屋で休憩してから小屋前の斜面を登り、夕焼を楽しみました。久しぶりの絶景です。最高です。
夕飯は鍋パーティです。テント内がビショビショになろうとも鍋は最高です。シメに麺を入れてまさに満腹です。息子が未成年のため飲酒はせず、19時には就寝しました。
夜中に目を覚ますと、カサカサと乾いた雪フライに当たっていました。月明かりで明るいけれど、雪が舞っています。
朝5時、まわりはガスでした。二度寝しますが、7時過ぎに再起床しても天候回復せず。ダラダラと朝食の麺を食べ、ゆっくりと出発準備とします。GoProのネックストラップが破損してしまい、ヘルメットに取り付けると、今度はヘルメットのストラップ留めが破損と、散々です。なんとか固定して9時に小屋前を出発です。
小屋前の急斜面は強風地帯です。すぐに丸山に到着するも、いまだ雲の中です。やる気が無くなりますが、一瞬、青空と西穂高の山並みが視界に飛び込みました。一気にやる気が出て、雪の大斜面ではなく夏道沿いをガシガシ上ります。ガレと氷とちょっとの積雪なので、アイゼンだと歩き難くてしかたがありません。
傾斜が緩んだ先で、飛騨側を軽くトラバース気味に登り、独標手前のコルへ岩場を降ります。見上げる独標には雪があまりありません。夏道を示すペイントやクサリもしっかり利用できました。独標に上がると、そこは貸切でした。
360度の大展望を30分堪能しました。その間、西穂高岳方面からペアが下ってきて、というか独標に登り返してきて、アッと言う間に下っていきました。
我々も下りは小屋までは気持ち的にアッという間でした。途中、ロープウェイ日帰り組と多数スライドしました。振り返ると独標上には多数の登山者です。
小屋付近の雲もお昼頃にはとれていました。12時までにはテント撤収しろと言われいたので、急いで撤収して、西穂ラーメンを堪能しました。味噌と醤油、甲乙付けがたいです。
湿ったテントは重くなりますが、小屋からの帰路は下りなので1時間かかりません。スタスタ下山すると汗が出て暑いくらいでした。観光客で大混雑するロープウェイを乗り継ぎ、ひらゆの森で温泉に入り、松本IC手前の日本式洋食屋で早めのディナーを食べ、埼玉まで渋滞無しの高速をノンストップで帰宅しました。
2023年ラストの山行で、久しぶりの絶景が望め、本当によい年末となりました。
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