思いがけないシャクナゲの大歓迎♪作場平〜笠取山〜唐松尾〜将監小屋〜飛竜山・黒川鶏冠山

2015年05月19日(火) 〜 2015年05月20日(水)

• GPS: 54:35
• 距離: 39.6km
• 登り: 2,230m
• 下り: 2,203m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:45
• 休憩: 0:25
• 合計: 5:10

9:45 作場平橋駐車場
10:50 0:00 ヤブ沢峠
11:05 0:00 笠取小屋
11:15 0:00 雁坂分岐
11:20 0:00 小さな分水嶺
11:40 0:00 笠取山
13:25 13:50 唐松尾山
14:35 0:00 山ノ神土
14:55 将監小屋

2日目

• 山行: 10:15
• 休憩: 1:15
• 合計: 11:30

5:40 将監小屋
8:00 8:15 飛龍山
8:30 0:00 飛龍権現神社(祠)
8:35 8:40 禿岩
9:05 0:00 大ダル
10:20 11:05 将監小屋
12:05 0:00 将監登山道入口
12:50 0:00 作場平橋駐車場
13:40 0:00 柳沢峠登山口
15:25 15:30 黒川鶏冠山
15:40 15:45 黒川山見晴台
17:10 柳沢峠登山口

天候

1日目　小雨後曇り
2日目　晴れ後曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央自動車道「勝沼IC」降車、
県道306号線を経て、国道411号線に入り
約28km先で左折し、犬切峠を越えて道なりに下ると
笠取山登山者駐車場に着きます
トイレ、標識、登山ポスト完備

コース状況／危険箇所等

【笠取山〜飛竜山】
・作場平〜笠取山
標識、登山道共に良く整備されています
笠取山山頂直下、短いですが急坂があります
・笠取山〜唐松尾山
笠取山山頂付近や尾根上、唐松尾山への登りに
岩稜の通過があります
滑落、道迷いに注意が必要な箇所があるのでご注意ください
・唐松尾山〜将監小屋
唐松尾山から緩やかな下りとなり、崩落箇所の縁を通りますが
特に危険箇所はないと思います
・将監小屋〜飛竜山〜将監登山口
殆ど水平の巻き道で、整備されており、問題はないと思います
飛竜山付近のシャクナゲは咲き始めでした
将監小屋からは林道を下ります

【黒川鶏冠山】
・柳沢峠登山口〜黒川山見晴台分岐
標識も良く整備され、殆ど水平の道を歩きます
・見晴台分岐〜黒川鶏冠山
鞍部の標識に従って神社を目指します
一つ目に登り上げた岩峰ではなく、それを越え、
二つ目の岩峰に祠と山梨百名山の山頂標柱があります
踏み跡もいくつかあり、分かりにくいので、滑落に注意が必要です

その他周辺情報

将監小屋に宿泊、素泊まり4,500円でした

写真

5/19 9:46

作場平登山口
左脇の案内板は地図がイメージしやすいと思います

5/19 9:54

標識完備

5/19 10:07

雨模様だからでしょうか、新緑が美しくて、それだけで森の中に居る事が嬉しくなります

5/19 10:08

ベンチも整備

5/19 10:24

清々しい流れ、そしてその音にも心が満たされます

5/19 10:28

クリンソウの蕾でしょうか？

5/19 10:48

登山道も良く整備されています

5/19 10:51

ヤブ沢峠に到着
ひどく静かです

5/19 10:51

あれっ！ここから笠取小屋まで林道歩きだったのですね！

5/19 11:06

笠取小屋
こんな悪天候ですから、人の気配がしません

5/19 11:06

トイレ完備

5/19 11:12

横に木材を敷き詰めた登山道

5/19 11:15

霧の中に標識が忽然と現れ

5/19 11:16

雁坂峠分岐なのですか！今年の夏には是非とも行きたいです。

5/19 11:19

小さな分水嶺

5/19 11:19

一滴の雨粒の流れる先がそれぞれに決まるのですね

5/19 11:32

急坂
上が見通せる分、凄く辛く感じるのですが…

5/19 11:40

わあおっ！シャクナゲの花に会えるなんて思っていませんでした(*^^)v

5/19 11:40

蕾は濃いピンク、開花してから次第に白く変化するのだそうです

5/19 11:41

遂に来ました！笠取山！山梨百名山91座目達成(^^)v

5/19 11:41

満開のシャクナゲに歓迎され、雨模様の寂しさも紛れます

5/19 11:44

シャクナゲの生垣に囲まれた狭い道。なんとも贅沢な道。

5/19 11:48

環境庁の山頂標識と三角点

5/19 11:48

山頂標識と見事なシャクナゲ

5/19 11:49

美しさにため息が…

5/19 11:54

雲の隙間から、ほんの僅かに時折麓が見えるだけ(;_;)

5/19 12:01

巻道に合流

5/19 12:01

唐松尾に向かいます

5/19 12:07

緩やかな歩きやすい道を独り占め♪

5/19 12:30

折角来たのですから、こんな雰囲気も楽しんで歩きましょう

5/19 12:38

どこまでも続く歩きやすい道。笹も広く刈っていただいてあり、裾が濡れずに済んで有難いです。

5/19 12:43

と思ったらいきなり岩稜！

5/19 12:45

岩稜にはシャクナゲの花。シャクナゲは岩稜を好むのでしょうか？御座山でも見事でしたっけ

5/19 12:45

こちらはちょっと盛りを過ぎ

5/19 12:46

こちらは咲き始め

5/19 12:54

振り返った岩場
岩が濡れているので、慎重に降下

5/19 12:56

行く先が少しずつ明るくなってきてほっとします

5/19 12:58

二つ目の岩場降下

5/19 12:58

次第に雲が晴れ、周囲の山々が姿を見せてくれました♪

5/19 13:05

大菩薩嶺方面

5/19 13:06

尖ったピークが綺麗な山は？

5/19 13:22

唐松尾までもう少し
途中、踏み跡が入り乱れ、どう歩いたら良いか迷う岩場がありました

5/19 13:25

唐松尾山頂
三等三角点でした

5/19 13:26

手作りの山頂標識もあります。二千メートルを超える山頂の標高にちょっとびっくり(*_*;一人宴会＆昼食休憩

5/19 13:53

休むと立つのが億劫になってしまいますが、今日は将監小屋でゆっくり休ませてもらう積りですので、頑張って歩きます♪

5/19 14:08

西御殿岩分岐
景色が素晴らしいようですが、あいにくの天気(T_T)残念ですが行きません

5/19 14:15

振り返った笠取山方面。大分周辺が見渡せるようになりました

5/19 14:22

急峻な斜面が多いのでしょうか？崩壊地の通過が頻繁にあります。

5/19 14:27

崩壊場所
登山道も年々位置を変えていくのでしょう

5/19 14:29

青空が、ちらり♪
嬉しい天気の回復の兆し

5/19 14:29

急斜面のトラバース道

5/19 14:34

山ノ神土
和名倉山への道に合流。将監小屋まで後少し♪

5/19 14:35

広い平坦地

5/19 14:35

忘れていた和名倉山の思い出がフラッシュバック！

5/19 14:36

この広い道を通ったのですね。まさか、一人で又ここを通るなんて思いもよりませんでした。

5/19 14:43

分岐
将監峠へは左でしょう

5/19 14:43

和名倉山へと続く稜線
行けども行けども山頂に着かなかった記憶が…

5/19 14:46

緩やかで広い尾根道

5/19 14:52

将監峠に出ました♪

5/19 14:52

標識と和名倉山方面

5/19 14:55

峠の急坂の下に小屋がありました。ブルーの屋根が目立ちます。

5/19 14:56

将監小屋玄関
泊客は自分だけ、後はテン泊の男性一人だけでした。彼は明日、和名倉山を目指すそうです

5/19 18:00

新しく出来たばかりのようなバイオトイレは、全く臭気がなく、快適でした。

5/19 18:01

将監峠の夕暮れ
明日はどうか晴れてくれますように

5/19 18:01

ひんやりした空気に牧ストーブが嬉しいです。立ち昇る煙にもたまらない懐かしさを感じてしまいます。

5/19 18:01

雲が綺麗！
何となく飛竜のような形(^.^)

5/19 18:03

飛竜山に繋がる稜線。

5/20 5:42

朝です(^_^)
ぐっすり眠りました。山での熟睡は自分の特技だと思います(^^ゞ

5/20 5:42

早く準備が整いましたので、飛竜山に向かって出発！

5/20 5:50

将監小屋の青い屋根
歩き疲れた時に見つける小屋の屋根ほどほっとする瞬間はありません

5/20 5:55

下山時、この標識を見落とさないようにしなくてはいけませんね

5/20 5:55

振り返って写真に収めます

5/20 5:55

唐松尾方面

5/20 5:56

笹が良く刈られています。笹ダニを気にせずに歩けます。

5/20 5:59

等高線に沿って付けられている水平道

5/20 6:00

苔むした岩場も

5/20 6:12

葉蔭に富士山(^^)/

5/20 6:14

遥かに白峰三山♪

5/20 6:15

朝日、甲武信ヶ岳辺りの稜線になるのでしょうか？

5/20 6:16

丁寧に石垣が積まれています

5/20 6:24

鉄橋も

5/20 6:25

手摺りなし
下を見ると、ちょっとスリルあります(*_*;

5/20 6:25

振り返ってしまう鉄橋

5/20 6:30

昨日歩いた稜線

5/20 6:37

富士山
手前の富士山に負けじと背を伸ばしている様な山はもしかして大菩薩嶺？

5/20 6:48

目指す飛竜山？

5/20 7:01

大きな山塊です。山頂はどこに？

5/20 7:03

急峻な岩場にもしっかり木々が根をおろしています

5/20 7:08

雲の間に微かに富士山

5/20 7:08

しつこく富士山アップ！

5/20 7:12

近付く山を見ながら、水平な道を歩くのはとても気持ちが良くて、ついスローペースに

5/20 7:14

振り返った竜喰山方面

5/20 7:16

鞍部
「大ダル」はこの辺り？

5/20 7:17

この辺りから登りに差し掛かりましたが、巻道気味で緩やかです。雲取方面から来たソロの男性と初めてすれ違いました。

5/20 7:43

禿岩は帰りに寄ることにして、シャクナゲの間の踏み跡に入ると、神社からの道と合流しました

5/20 7:46

ここでもシャクナゲの花のお出迎え(^^)/

5/20 7:49

これからが楽しみな蕾もいっぱい

5/20 7:58

コメツガの林の中を緩やかに登ります

5/20 8:01

飛竜山山頂!(^^)!
山梨百名山92座目到達

5/20 8:07

コメツガの林に囲まれた山頂は眺望が殆どありません

5/20 8:13

三等三角点でした♪

5/20 8:30

飛竜権現
思ったより小さな祠です

5/20 8:33

禿岩に向かいます

5/20 8:33

シャクナゲ咲き始め♪

5/20 8:38

湧き起こる雲に夏の気配を感じます。季節は暑い夏に向かっているのですね。

5/20 8:51

小さな水場
夏は涸れてしまうかも

5/20 8:56

オサバグサの蕾

5/20 8:56

ミヤマカタバミ

5/20 9:00

大常木山
登ってみたくなる山の形ですね(^^)/

5/20 9:00

大常木山から竜喰山に至る稜線

5/20 9:05

大常木山に向かう踏み跡がないかと探してみましたが、いまにもなくなりそうな微かな跡なので諦め、水平道を帰ります。

5/20 9:06

ちょっと残念です

5/20 9:16

さようなら飛竜山
山頂は小さく尖った峰の更に奥でした

5/20 9:23

水平とはいえ、こんな大岩を削って付けられた道に苦労の跡が偲ばれます

5/20 9:45

行きも帰りもスリリングな垂壁にかかる鉄橋

5/20 10:14

将監小屋分岐

5/20 10:22

小屋に無事帰還しました

5/20 11:05

小屋のご主人と山の話が弾み、つい長居してしまいました。黒川鶏冠山のアドバイス有難うございました。

5/20 11:47

七ツ石尾根分岐
登りより下りが急に感じられ、難儀したことを思い出します

5/20 11:52

澄んだ水が駆け下ってきます

5/20 12:02

ゲート

5/20 12:07

ここから長い舗装道路歩き。どれくらいかかるものやら(/_;)

5/20 12:29

中島川口
この登山口から登れば車道歩きがもっと少なくて済んだのですね(T_T)勉強不足でした。

5/20 12:52

作場平登山口
ようやくゴールイン(^^)v

5/20 13:07

犬切峠展望台
小屋のご主人に教えていただいた通り、歩いた稜線が一目で見渡せる展望台に大満足(^^♪

5/20 13:09

飛竜山アップ！
本当にここから見ると台形(*_*;

5/20 13:09

黒槐山〜唐松尾山

5/20 13:09

案内板に山の名前が記されているのが嬉しいです

5/20 13:41

柳沢峠登山口
思案している間に時間が過ぎてしまいますので、とにかく黒川鶏冠山目指して出発。三時間で帰って来れるかどうか微妙(-_-;)

5/20 13:41

よく整備されている感じの登山道（というより、遊歩道といった方が良いかもしれません）

5/20 13:48

ブナ坂
登山口から僅か

5/20 14:01

イモノキ尾根
ここまでほぼ平坦な散歩道

5/20 14:13

展望台
ここからも縦走路が一目で見渡せます(^_^)

5/20 14:13

よく歩きました

5/20 14:15

梅ノ木尾根
六本木峠を目指し、左に行きます

5/20 14:29

六本木峠
つい赤坂、青山を連想してしまいますが^_^;

5/20 14:41

林道に出会いました。横切ってすぐ登山道に入ります。

5/20 14:42

標識完備なので、全く迷うことはありません。計画にない登山で、地図も用意していませんでした。

5/20 14:44

ほんの数メートル先の分岐にも、丁寧に標識が建てられています

5/20 14:52

還りも安心

5/20 14:53

横手山峠

5/20 15:15

黒川山
前回、ここで引き返してしまったのでした

5/20 15:18

心残りだった鶏冠神社を目指します

5/20 15:20

岩場があるとは聞いていましたが…

5/20 15:22

ここが山頂ではない様です。岩場の降下を繰り返し、もう一つ先の岩峰に進みます。

5/20 15:26

黒川鶏冠山
朱塗りの社の前に山梨百名山の山頂標識が、やはりちゃんと建っていました。やっと心の引っかかりが取れ、すっきり!(^^)!長年の失礼もお詫びしました。

5/20 15:27

コイワカガミ
歓迎有難うございます

5/20 15:27

付近の眺望全くなし(T_T)こんな岩峰ですから、晴れた日には素晴らしい展望が得られると思うと残念です

5/20 15:37

見晴台分岐
眺望がないのは分かっていますが、折角来たので覗いてきます。又心残りになってもいけませんので…

5/20 15:42

五里霧中です(;_;)仕方ありません

5/20 15:42

岩場の陰にコイワカガミ♪

5/20 15:43

僅かに見えるのは落合の集落でしょうか？

5/20 15:50

見晴台分岐

5/20 16:16

林道出合まで帰還

5/20 16:31

六本木峠
駐車場に戻れるのは五時過ぎになりそうです。やはり三時間では無理でした。

5/20 16:46

展望台
もはや全く眺望がないので写真だけ

5/20 16:55

イモノキ尾根
登山口まで後1kmちょっと。歩きやすい道なので、ハイペースで歩けます。

5/20 17:10

当初の計画より大幅に帰宅時刻が遅れました。でも、ずっと気にかかっていた山頂に立てたことで、気持ちの整理がつき、清々しい気分で帰途に着きました。

感想

kyom4

天気が悪かったのですが、せっかく二連休が取れ
二日目はどうやら回復の兆しですので、
以前からの念願だった笠取山から飛竜山までの
自分としてはロングトレイルに挑戦してみました。

全く予想だにしていなかったシャクナゲの開花に行き会えて
眺望のない寂しさ、誰にも会わない登山道の寂しさも
鮮やかな花の色に惹き込まれ、吹き飛んだ気がします。
むしろ花を眺めるなら、こんな天気の方が静かで良いかもと思いながら
尾根をのんびりと歩きました。

少しずつ雲が薄れ、将監峠に着く頃には青空が覗き
なんだか明日への期待にわくわくしてきます。
将監小屋も自分一人の貸切で申し訳ないような嬉しいような…
おかげさまで、ぐっすり休む事が出来ました。

翌日は早く目覚め、予定より早く小屋を出発、
雲間に富士山を眺めながら快適な巻き道を歩きました。
台形の飛竜山は、山頂までが予想以上に長く感じましたが
咲き始めのシャクナゲにここでも歓迎され、大満足♪

将監小屋まで戻ると、まだ時間に余裕がありそうなので
小屋の御主人に教えていただいた、柳沢峠登山口からの水平コースで
黒川鶏冠山に登ってゆく事にしました。
以前、黒川山に登ったものの鶏冠山迄行っていない事が
ずっと心に引っかかっており、いつか行かねばと思っていたのです。

三時間では無理がありましたが、黒川鶏冠神社にお参りして
今までの失礼を丁寧にお詫びし、
もはや雲に覆われ、何の眺望もない見晴台にも寄って
気分も清々しく帰途に着きました。