谷川岳(芝倉沢遡上)


- GPS
- 09:16
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,480m
- 下り
- 1,550m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは土合駅から乗車。土合駅の最終電車は18:19。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
谷川岳ロープウェイから先は車は入れません。(通行止め中) 一ノ倉沢までは舗装された道路。一ノ倉沢から先は未舗装路。 芝倉沢までは特に問題なく通行できます。 芝倉沢は多くの落石があり、常に上方に気を使う必要があります。 休憩する場合は安全地帯で行う必要があります。 雪はまだ多く残っており、所々にあるクラックに気をつければ問題ありません。 西黒尾根の下りはかなり急で、所々残雪で濡れており滑りやすくなっており注意が必要です。 |
写真
感想
5月23日に谷川岳に登ってきました。
本当は先週に行く予定だったのですが、急遽休日出勤になってしまったので1週延期しての登山となりました。
天気は上場で景色もよく最高でしたが、谷川岳はなかなかに手ごわかった。
今回の登山の目的は、去年挑んで途中敗退となった芝倉沢リベンジと、7月に予定している長次郎谷からの剱岳登頂のトレーニングを兼ねていました。
ルートはロープウェイ駅を出て旧国道を通って芝倉沢へ。そこから芝倉沢を遡上して一ノ倉岳へ。一ノ倉岳からは谷川岳を縦走して西黒尾根を降りる計画でした。
始発電車に乗り込み水上駅に到着。そこからバスに乗り換えて9時前に谷川岳ロープウェイ駅に到着。
帰りは土合駅18:19の最終電車なので、時間にして9時間。コースタイムギリギリです。
旧国道は一ノ倉沢までは舗装されています。一ノ倉沢に着くと圧倒的スケールの岸壁が迫ってきます。
しかし、思ってたより雪が少ない…芝倉沢は雪渓を詰めて一ノ倉岳を目指す予定ですので、雪がどの程度残っているのかちょっと不安になります。
一ノ倉沢から先は舗装されていない旧国道を進みます。途中雪渓で道がふさがれていないか心配でしたが芝倉沢までは問題なく通過できました。
ロープウェイ駅から1時間半ほどで芝倉沢に到着。芝倉沢はまだまだたっぷりの雪で埋め尽くされています。
ここでヘルメットをかぶりアイゼンを装着しピッケルに持ち替え、芝倉沢を遡上していきます。
芝倉沢出合の標高がおよそ970M、一ノ倉岳の標高が1974Mなので標高差1000Mを登ります。
長次郎出合の標高がおよそ1900M、剱岳の標高が2997Mなので、シュミレーションとしてはちょうど良いです。
芝倉沢は始めっからかなりの急登です。雪渓上には雪崩れた跡のデブリや落石が多くあります。
雪崩の心配はないでしょうが落石の危険はあるため、雪渓上では大休止はとれないので、こまめに小休止を挟みながら登っていきます。
芝倉沢を登りはじめてまず大きく左にカーブします。
直進すると笹平付近へ出る沢となっています。こちらは上部は険しい岩壁となっているようです。
左へ曲がったあとは沢をずっと登っていくことになりますが、途中クラックもできていたりしているため、慎重にルートファインディングしながら進みます。
途中左右に沢が分岐している箇所が何箇所かありますが、常に左へ進路をとります。
登りはじめて2時間ほどしてようやく開けた場所に出て一息つけます。
後ろを振り返ると朝日岳から巻機山まで続く稜線が見えます。
清水峠へ向かう旧国道は雪に覆われており、所々急な雪面のトラバースとなっているようです。
ここでまた大きく左右に分かれており、右へ進むと茂倉岳へ、左へ行くと一ノ倉岳です。
しかし一ノ倉岳山頂へ向かう方面は途中で雪渓が切れており、その先は笹で覆われているため茂倉岳と一ノ倉岳の稜線を目指します。
稜線上は雪庇が張り出しており雪壁となっている箇所があるためため、稜線に上がれる場所を探しながら進みます。
なんとか一ノ倉岳の直下近くまで雪渓はつながっており、約3時間かけて芝倉沢を登りきりました。
一ノ倉岳で休憩と食事を取り谷川岳を目指します。
電車の時間を考えるとあまりゆっくりもできません。
一ノ倉岳からは谷川岳山頂に何人かの人が確認できましたが、私が到着したときにはもう誰もいませんでした。
谷川岳山頂からは360度の大展望!
武尊山のほうはもうほとんど雪が残っていないようですが、尾瀬など北のほうはまだ雪も残っているようでした。
そして急いで西黒尾根を下ります。
しかし!西黒尾根の下りはほんとにきつかった…日本有数の急坂であるため、その下りも半端ない。
登りでも苦労しそうな岩場を下っていきます。所々残雪で濡れているため滑りやすい。
このルート、雨のときは使うべきじゃないな…滑落しかねない。
そしてなんとか西黒尾根を下りきり、土合駅に着いたのは電車発車時刻の10分前!ギリギリでした…
やっぱこのルートを歩くなら、前乗りして早朝から歩くべきだと思いました。
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