鳳凰山【夜叉神峠登山口から観音岳・薬師岳をピストン】
- GPS
- 09:48
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 2,105m
- 下り
- 2,102m
コースタイム
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 9:45
天候 | ずーっと、快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
芦安のゲートから夜叉神峠登山口の駐車場まで、一部(20メートルほど)で雪が凍ってましたが、基本積雪はなく、アスファルトでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
夜叉神峠登山口から積雪ありました。 |
その他周辺情報 | 岩園館日帰り入浴(1,000円、サウナなし) |
写真
装備
個人装備 |
ALPINE EXPERT2 GT(LOWA)
|
---|
感想
去年の今頃に八ヶ岳でご一緒した方に教わった夜叉神峠からの鳳凰山ルートです。
雪山ルートとしての難易度は低いものの、日帰りとするには距離があるルートです。短いとはいえ南アルプスの稜線を歩くことになるので、天候は慎重にチェックし、当初の予定日から1日遅らせての決行になりました。
夜叉神峠登山口までの車道は、心配していた雪もほとんどなく、予定通り登山口の駐車場に到着しました。駐車している車は10台ほどで、テント泊の方も結構いることがわかりました。
登山口から夜叉神峠までの標高差400メートル弱の登りは、歩き始めということもあり、ゆっくり歩いて登っていきます。小1時間で峠に登り詰め、そこからちょっとで夜叉神峠小屋に到着しました。
小屋の前は広々としていて、白峰三山の展望地として、素晴らしい立地です。
夜叉神峠小屋から、杖立峠、苺平を通過し、南御室小屋に到着すると、5張ほどのテントがあり、それぞれ思い思いに食事やテントの撤収など、ワイワイ楽しそうに過ごされていました。
テント泊デビューに利用した南御室小屋ですが、雪山テント泊デビューにも最適かもしれません。
チェーンスパイクなどの軽アイゼンで全行程を歩けるとも思いますが、せっかくなので南御室小屋で12本刃アイゼンを装着しました。
南御室小屋から先には急登がありますが、急こう配は長くは続かず、急になっては緩やかになりながら高度を上げていきます。
砂払岳頂上の直下になると、樹林帯を抜けて、砂地にそそり立つ岩峰をいくつか越えると、薬師岳、その奥に続く稜線上に観音岳、眼下には雪の積もった薬師岳小屋を一望できます。
薬師岳の頂上に立つと、360度の大パノラマが広がって、観音岳とその先に続く早川尾根の峰々、北岳を手法とする白峰南嶺の山々、釜無川越しには金峰山などの奥秩父の山々と八ヶ岳全山、そして甲府盆地と富士山を望むことができます。
そのうちの白峰三山を正面にして昼食のカップラーメンを胃袋に流し込み、しばらく身体を休めます。
ブーツ900グラム、アイゼン1,100グラムと片足に約2キログラムの重りを付けている状態なので、普段よりも足に疲労を感じていました。(普段の登山シューズは500〜700グラムなので、片足で1.3〜1.5キログラムの重量増です。)
薬師岳での休憩を終え、メインディッシュとなる稜線歩きをスタートさせます。観音岳へは地味に登っていくルートで、疲労もありましたが、左手の白峰三山、右手の八ヶ岳といった至極の眺望を楽しみながら、ゆっくりのペースで歩を進めていきました。
それでもあっという間に観音岳の頂上に到着し、誰もいない静かな頂上を独り占めし、これまた360度の眺望を楽しみました。これまで観音岳で見えなかった地蔵岳やそのオベリスク、早川尾根、そして甲斐駒ヶ岳の姿を捉えることができました。
ちょうど正午になるころでしたが、雲はわかず、風もほとんどない、とても穏やかな天気で、この季節に登頂したのは初めてでしたが、類を見ない天気ではないかと思いました。
ひととおりの景色を楽しんだあと、夜叉神峠に向けて下山を開始しました。
観音岳から先の地蔵岳には往復で2時間ほどが必要ですので、日没までの残り時間と疲労度を考え、地蔵岳の登頂は諦め、ここで引き返すことにしました。
南御室小屋で12本刃アイゼンをチェーンアイゼンに履き替え、いいペースで下っていきましたが、登り用の脚力はバテバテで、南御室小屋過ぎの辻山の巻き道、杖立峠手前、夜叉神峠小屋手前の登り返しではペースを落とさざるを得ず、休み休み登りました。
16時少し前に夜叉神峠登山口まで下ることができましたので、いいペースで歩けたと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する