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Yamareco

記録ID: 656653
全員に公開
ハイキング
大山・蒜山

伯耆大山、三ノ沢から剣ヶ峰・三鈷峰ピストン

2015年06月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:01
距離
8.0km
登り
1,045m
下り
1,043m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:16
休憩
0:42
合計
5:58
距離 8.0km 登り 1,045m 下り 1,047m
6:26
7
6:33
6:39
12
6:51
26
7:17
7:24
21
7:45
16
8:01
8:02
19
8:21
8:22
5
8:39
8:46
25
9:17
14
9:31
9
9:40
9:41
9
9:50
9:51
7
9:58
10:14
48
11:03
ゴール地点
三鈷峰からユートピア分岐まで、ログ再開忘れ。
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
文珠堂駐車場までジムニー
コース状況/
危険箇所等
稜線付近では命にかかわる滑落の危険があります。
前後の急坂でも気を抜けません。
その他周辺情報 下山後のお風呂と食事は豪円湯院。
コンビニ高速道路付近まで行かないとありません。早朝出発時の昼食手配の際は考慮しておきたいところです。
夜が明けるころ、文珠堂に車を置いて、いざ出発です。
2015年06月07日 04:57撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
6/7 4:57
夜が明けるころ、文珠堂に車を置いて、いざ出発です。
三ノ沢を登っていきます。登山道の標識等はありませんが、道路から三ノ沢はよくわかるので、この沢を登っていくだけです。
2015年06月07日 05:07撮影 by  DSC-RX100, SONY
6/7 5:07
三ノ沢を登っていきます。登山道の標識等はありませんが、道路から三ノ沢はよくわかるので、この沢を登っていくだけです。
三ノ沢から見る稜線付近。奥に見えるあの山へ登ります。
2015年06月07日 05:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
6/7 5:09
三ノ沢から見る稜線付近。奥に見えるあの山へ登ります。
たくさんの砂防ダムを横目に歩きます。
砂防ダムは軒並み土砂が満杯です。
2015年06月07日 05:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
6/7 5:13
たくさんの砂防ダムを横目に歩きます。
砂防ダムは軒並み土砂が満杯です。
はじめは右岸を歩き、連続堰堤が終了すれば沢へ下ります。
石がごろごろしている沢の中でも踏み跡は、ほぼ判別できます。
2015年06月07日 05:14撮影 by  DSC-RX100, SONY
6/7 5:14
はじめは右岸を歩き、連続堰堤が終了すれば沢へ下ります。
石がごろごろしている沢の中でも踏み跡は、ほぼ判別できます。
この堰堤が見えるところから、左岸に登り、林道を歩いていきます。赤テープも要所要所についているので迷うことはないでしょう。
2015年06月07日 05:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
6/7 5:16
この堰堤が見えるところから、左岸に登り、林道を歩いていきます。赤テープも要所要所についているので迷うことはないでしょう。
ひときわ高い2連の堰堤が現れます。奥が最終堰堤です。
一度沢に降り、最終堰堤は右岸側を登ります。
ダム横のコンクリート斜面を登る部分は滑りやすい個所ですが、ロープもあります。
2015年06月07日 05:34撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
6/7 5:34
ひときわ高い2連の堰堤が現れます。奥が最終堰堤です。
一度沢に降り、最終堰堤は右岸側を登ります。
ダム横のコンクリート斜面を登る部分は滑りやすい個所ですが、ロープもあります。
最終堰堤を登ると、眼前に南壁が立ちはだかります。
2015年06月07日 05:40撮影 by  DSC-RX100, SONY
6/7 5:40
最終堰堤を登ると、眼前に南壁が立ちはだかります。
雪渓の前を横切り、写真右端の沢を登ることになります。
2015年06月07日 05:40撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 5:40
雪渓の前を横切り、写真右端の沢を登ることになります。
雪渓に近づきました。稜線はなんだかやばそうな雰囲気です。
2015年06月07日 05:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
6/7 5:50
雪渓に近づきました。稜線はなんだかやばそうな雰囲気です。
振り返れば雲海が見えました。結構高度を稼いでいることがわかります。
2015年06月07日 05:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 5:51
振り返れば雲海が見えました。結構高度を稼いでいることがわかります。
雪渓を過ぎた付近の沢の傾斜です。
足をついた部分の石がどんどん下へ流れていき、もどかしい場所です。
私はスピードを上げて一気に登りました。崩れる前に次の足を出せることができれば、効率的です。ただしとても体力を使います。
2015年06月07日 06:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 6:00
雪渓を過ぎた付近の沢の傾斜です。
足をついた部分の石がどんどん下へ流れていき、もどかしい場所です。
私はスピードを上げて一気に登りました。崩れる前に次の足を出せることができれば、効率的です。ただしとても体力を使います。
恐ろしげな崖です。
2015年06月07日 06:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
6/7 6:06
恐ろしげな崖です。
日が差してきました。
2015年06月07日 06:12撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 6:12
日が差してきました。
沢を超え、左岸側の赤テープに従い登山道を登ると、登山道が沢に切れ落ちている場所がありました。
木につかまって、一部空中を進むことになります。
2015年06月07日 06:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 6:24
沢を超え、左岸側の赤テープに従い登山道を登ると、登山道が沢に切れ落ちている場所がありました。
木につかまって、一部空中を進むことになります。
沢から崖に取りつく付近はお花畑になっています。
2015年06月07日 06:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 6:30
沢から崖に取りつく付近はお花畑になっています。
間もなく稜線へ出ます。
写真では登山道がどこなのかわかりにくいですが、迷うことはないはずです。
2015年06月07日 06:31撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 6:31
間もなく稜線へ出ます。
写真では登山道がどこなのかわかりにくいですが、迷うことはないはずです。
稜線まで登ってきました。危うい登山道に気が引き締まります。
2015年06月07日 06:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
6/7 6:39
稜線まで登ってきました。危うい登山道に気が引き締まります。
北には日本海が見えます。
2015年06月07日 06:40撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
6/7 6:40
北には日本海が見えます。
東側の足元を見下ろすと、ここもかなりの絶壁です。
2015年06月07日 06:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 6:43
東側の足元を見下ろすと、ここもかなりの絶壁です。
1636ピーク、象、ユートピア、三鈷峰方面。
2015年06月07日 06:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 6:44
1636ピーク、象、ユートピア、三鈷峰方面。
上がってきた南東方向の稜線を眺めます。
天候の回復を一日待った甲斐がありました。
2015年06月07日 06:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 6:45
上がってきた南東方向の稜線を眺めます。
天候の回復を一日待った甲斐がありました。
これから向かう、天狗、剣方面です。稜線の登山道はかなり危険です。
2015年06月07日 06:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 6:48
これから向かう、天狗、剣方面です。稜線の登山道はかなり危険です。
両側が崩れていて植生がなく、さらに鞍部になっているかなり危険な場所です。
2015年06月07日 06:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 6:54
両側が崩れていて植生がなく、さらに鞍部になっているかなり危険な場所です。
天狗まで来ました。目的地の剣ヶ峰はすぐそこです。
2015年06月07日 06:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 6:55
天狗まで来ました。目的地の剣ヶ峰はすぐそこです。
岩まじりの砂利を積み上げたような山です。どんどん削れていくのは納得です。足元は常に細心の注意を払います。
2015年06月07日 06:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 6:56
岩まじりの砂利を積み上げたような山です。どんどん削れていくのは納得です。足元は常に細心の注意を払います。
両側が崩れているところでなくても、片側が崩れている場所は、どんどん登山道がなくなっています。
2015年06月07日 07:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 7:02
両側が崩れているところでなくても、片側が崩れている場所は、どんどん登山道がなくなっています。
南壁の現状です。北も南も激しい崩落に見舞われています。
2015年06月07日 07:03撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 7:03
南壁の現状です。北も南も激しい崩落に見舞われています。
大山初回は自粛の三鈷峰、前日は雨で弥山。ようやくここにたどり着きました。
2015年06月07日 07:07撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 7:07
大山初回は自粛の三鈷峰、前日は雨で弥山。ようやくここにたどり着きました。
剣ヶ峰、大山山頂です。
地震前の「1731m」表記です。現在は1729m。
2015年06月07日 07:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 7:08
剣ヶ峰、大山山頂です。
地震前の「1731m」表記です。現在は1729m。
弥山には数人の登山者の姿が見えました。
弥山からこの剣ヶ峰までは縦走禁止です。すでにここまででもかなり肝を冷やしています。ここから先にはどんな危険が待ち受けるのでしょうか。大人しく引き返します。
2015年06月07日 07:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 7:09
弥山には数人の登山者の姿が見えました。
弥山からこの剣ヶ峰までは縦走禁止です。すでにここまででもかなり肝を冷やしています。ここから先にはどんな危険が待ち受けるのでしょうか。大人しく引き返します。
足元の状況を撮っておきます。平坦、無風ならば平均台を渡るよりは安全ですね。
2015年06月07日 07:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 7:42
足元の状況を撮っておきます。平坦、無風ならば平均台を渡るよりは安全ですね。
来た道を帰るのは怖いので、天狗ヶ峰から、ひとまずユートピアへ下ることにしました。
2015年06月07日 07:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 7:55
来た道を帰るのは怖いので、天狗ヶ峰から、ひとまずユートピアへ下ることにしました。
こちらにしても、危険個所は存在します。この痩せ尾根で両側が崖、下り坂、細心の注意が必要なことに変わりはありません。
2015年06月07日 07:57撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 7:57
こちらにしても、危険個所は存在します。この痩せ尾根で両側が崖、下り坂、細心の注意が必要なことに変わりはありません。
1636ピークから天狗方面。
2015年06月07日 08:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 8:06
1636ピークから天狗方面。
ユートピア近辺では落ち着いて花を愛でることができました。
2015年06月07日 08:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 8:17
ユートピア近辺では落ち着いて花を愛でることができました。
ツツジはあまりお目にかかりませんでした。
2015年06月07日 08:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 8:23
ツツジはあまりお目にかかりませんでした。
槍ヶ峰を見上げると、登山者の姿が見えました。あそこを歩いてきたのですね…
2015年06月07日 08:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 8:23
槍ヶ峰を見上げると、登山者の姿が見えました。あそこを歩いてきたのですね…
愛しき北壁。あれほどの南壁にも登山道があるのですから、その昔、北壁を登れたというのも頷けます。
2015年06月07日 08:27撮影 by  DSC-RX100, SONY
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愛しき北壁。あれほどの南壁にも登山道があるのですから、その昔、北壁を登れたというのも頷けます。
三鈷峰。先月、初めての大山登山がここでした。2度目の場所の安心感は別格です。
ここで下山ルートを考えたとき、車の都合もあり三ノ沢へ下ることにしました。一度通ったからもう安心と思ってしまったのですね。
2015年06月07日 08:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
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三鈷峰。先月、初めての大山登山がここでした。2度目の場所の安心感は別格です。
ここで下山ルートを考えたとき、車の都合もあり三ノ沢へ下ることにしました。一度通ったからもう安心と思ってしまったのですね。
再び天狗に上がり、三ノ沢へ帰ります。登りでは恐ろしくて立ち入らなかった場所に立つ登山者ひとり。私も真似して行ってみました。
2015年06月07日 09:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
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再び天狗に上がり、三ノ沢へ帰ります。登りでは恐ろしくて立ち入らなかった場所に立つ登山者ひとり。私も真似して行ってみました。
まさに高嶺の花です。油断は禁物、ここから落ちたら死にますね。
2015年06月07日 10:01撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 10:01
まさに高嶺の花です。油断は禁物、ここから落ちたら死にますね。
無人の山の独り占めも素敵ですが、登山者入りの写真もいいものですね。シビアな場所を通る際には近くにあまりいてほしくはないですが…
2015年06月07日 10:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 10:02
無人の山の独り占めも素敵ですが、登山者入りの写真もいいものですね。シビアな場所を通る際には近くにあまりいてほしくはないですが…
急坂の登山道を登山者が登ってきます。離合場所がなく、滑落・落石の危険も考慮の上、到着を待ちます。
2015年06月07日 10:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
6/7 10:06
急坂の登山道を登山者が登ってきます。離合場所がなく、滑落・落石の危険も考慮の上、到着を待ちます。
稜線からキリン方面、奥には烏ヶ山。
こちらも稜線の登山道があるようですが、難コースとのことです。登山者がいらっしゃいますね。
烏ヶ山も登ってみたいし、次回以降検討してみましょう。
2015年06月07日 10:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 10:08
稜線からキリン方面、奥には烏ヶ山。
こちらも稜線の登山道があるようですが、難コースとのことです。登山者がいらっしゃいますね。
烏ヶ山も登ってみたいし、次回以降検討してみましょう。
本日山開き、そうでなくても梅雨の晴れ間。登山者が結構います。上り待ちの間に、下山者パーティが追いついてきましたが、なんと目の前で落石を起こし、登ってくるパーティの列に直径15cmくらいの石が飛び込んでいきました。
人が多いときに、人為的なミスにより事故が発生するものだと認識させられました。幸い誰にも当たらず、あわや大惨事、で済んでいます。
2015年06月07日 10:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/7 10:32
本日山開き、そうでなくても梅雨の晴れ間。登山者が結構います。上り待ちの間に、下山者パーティが追いついてきましたが、なんと目の前で落石を起こし、登ってくるパーティの列に直径15cmくらいの石が飛び込んでいきました。
人が多いときに、人為的なミスにより事故が発生するものだと認識させられました。幸い誰にも当たらず、あわや大惨事、で済んでいます。
登りでは手こずった石の急斜面も、下りは砂すべりよろしく、一気に下ることができました。
ただしここも登りの登山者に注意して、ラインを外して降りるのがよさそうです。
2015年06月07日 10:34撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
6/7 10:34
登りでは手こずった石の急斜面も、下りは砂すべりよろしく、一気に下ることができました。
ただしここも登りの登山者に注意して、ラインを外して降りるのがよさそうです。
駐車場へ戻ってきました。朝は誰もいませんでしたが、満車状態でした。駐車場と、道路先のスペースとで20台くらい止められます。
無事下山できたことに感謝して帰路につきました。
2015年06月07日 11:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
6/7 11:08
駐車場へ戻ってきました。朝は誰もいませんでしたが、満車状態でした。駐車場と、道路先のスペースとで20台くらい止められます。
無事下山できたことに感謝して帰路につきました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック サブザック 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

私はこの夏、北アルプス登山を計画しており、ステップアップのため剣ヶ峰は登っておきたい山であり、なんとか一つ目標をクリアできました。
当初は標高だけで、中国地方最高峰に目を奪われていましたが、調べるほどにその難易度、というより危険度を理解していきました。
よくいわれる「高度感」に慣れるため、また多少なりとも経験値を積むために大山は最適だったのです。

先月の大山初登山では、ユートピアから剣ヶ峰を予定していましたが、初めて知った縦走禁止、経験者から教わった登山道の危険性により、三鈷峰に留めておきました。
また、前日早朝、「朝には晴れる」天気予報で宝珠堂駐車場を訪れたものの、結局雨は止まずに予定が流れました。宝珠堂駐車場でテント泊していた方もいましたが、やまない雨で、やはりあきらめたのではないかと思います。
そうしたわけで、念願の剣ヶ峰登山だったのです。

登山ルートのはっきりしない三ノ沢コースは、Web上の情報で予習しておきました。しかし意外にも赤テープと明瞭な踏み跡で、道に迷うことはありませんでした。
最上流の砂防ダムを過ぎると一気に斜度が上がり、雪渓横付近からは一歩ごとに足元の石が斜面を流れ下り、前進を阻んできます。あまり楽しめない区間で、やきもきしてしまいます。
ここを過ぎると稜線直下の崖に取りつきます。周囲の峰々や花々に魅了される場所でしょう。
稜線に上がると、今度は切り立った両側の崖に危険を感じます。足元は固い岩石ではなく、石ころを土砂で固めたような、脆い痩せ尾根になります。
高低差のない部分をまっすぐ歩くには大した問題はありませんが、高低差のある場所では、細心の注意が必要でしょう。

前日の弥山登山も含め、登山中の事故について感じたことがあります。
それは周囲の登山者との関係で、離合や追い越し、また、急斜面での接近により、ペースが乱されることによる危険の惹起です。
先行や対向の登山者が進路を譲ってくれた時に、気を遣って急いでしまえば危険が伴います。
また、目の前で初めて見た人為的落石は、下方の登山者に向かっての落石でしたが、人がいなければ別に危険ではないことでした。
経験者にはなんでもないことでしょうが、初心者の私にとっては学びの多い登山だったといえます。
早朝、誰もいないこの痩せ尾根を通過できたことは幸運だったかも知れません。

天狗ヶ峰を中心に、剣ヶ峰、ユートピア方面、槍ヶ峰方面、いずれの登山道も、同程度の危険性を孕んでいると感じました。承知の上での挑戦ならいざ知らず、軽装備で登れる弥山の気分でここに接近することは慎むべきでしょう。
私自身も登山初心者で、ここに立ち入ることの是非を結構考えさせられました。
初心者でも、初心者脱却を望むなら、いつかはこうした経験を積むべきでしょうから、私は今回、あえて剣ヶ峰に登らせていただきました。

ただし、大山というもろい山については、危険防止のために登らないのではなく、山をこれ以上傷めないためにも、登るのを自粛するべきだということです。
本音はこれからも登りたい剣ヶ峰等ですが、ここは自粛して、衛星峰に挑戦してみたいと考えています。

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