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Yamareco

記録ID: 665238
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒 黒戸尾根 達成感は半端ないです(^^)

2015年06月22日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
09:43
距離
19.6km
登り
2,565m
下り
2,561m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:41
休憩
0:57
合計
9:38
距離 19.6km 登り 2,568m 下り 2,570m
5:20
50
6:10
11
6:21
6:22
33
6:55
6:56
3
6:59
7:01
40
7:41
43
8:24
8:26
43
9:09
9:53
35
10:28
10:30
27
10:57
35
11:32
1
11:33
11:36
32
12:08
9
12:17
35
12:52
53
13:45
13:47
3
13:50
ゴール地点
天候 晴れのちガス
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾白川渓谷駐車場に駐めましたが、広い駐車場に朝の時点で数台のみでした。
コース状況/
危険箇所等
はしごや鎖場が連続するきついルートです。
長丁場ですので、体調や天候等によっては予定より大幅に時間がかかることも予想されますので、十分な余裕を持つことが必要でしょう。
登山道上に残雪はありませんでした。
予約できる山小屋
七丈小屋
尾白川渓谷駐車場に車を駐めます。上空はうっすらと明るくなってきていました。ヘッドライトで歩き始めます。
尾白川渓谷駐車場に車を駐めます。上空はうっすらと明るくなってきていました。ヘッドライトで歩き始めます。
竹宇駒ヶ岳神社で登山の無事をお願いしました。
2
竹宇駒ヶ岳神社で登山の無事をお願いしました。
吊り橋を渡ります。
吊り橋を渡ります。
尾白川渓谷の尾根道から分かれて黒戸尾根登山道にはいります。自分にとって未知の領域に足を踏み入れたことになり、身が引き締まります。
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尾白川渓谷の尾根道から分かれて黒戸尾根登山道にはいります。自分にとって未知の領域に足を踏み入れたことになり、身が引き締まります。
そろそろヘッドライト無しでも歩けるようになりました。
そろそろヘッドライト無しでも歩けるようになりました。
笹の平分岐点(横手登山口への分岐)を通過。
笹の平分岐点(横手登山口への分岐)を通過。
しばらくして斜面に朝日が当たり始めました。テンションアップします(^^)。
しばらくして斜面に朝日が当たり始めました。テンションアップします(^^)。
鳳凰三山がちらっと見えました。
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鳳凰三山がちらっと見えました。
前半は登ってはなだらかになってを繰り返します。
前半は登ってはなだらかになってを繰り返します。
有名な刃渡り。鎖もあり、それほど怖さは感じませんでした。
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有名な刃渡り。鎖もあり、それほど怖さは感じませんでした。
今日初めて周囲の展望が開けます。隣の尾根はおそらく八丁尾根。
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今日初めて周囲の展望が開けます。隣の尾根はおそらく八丁尾根。
麓の方は雲海です。
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麓の方は雲海です。
鳳凰三山側にずいぶんとガスが上がり始めていました。
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鳳凰三山側にずいぶんとガスが上がり始めていました。
はしごが随所に出てきます。
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はしごが随所に出てきます。
刀利天狗を通過。
刀利天狗を通過。
登るルートがよく見える場所に出ました。この先急峻な山が連続し、その先にある甲斐駒のなんと遠いことか(^^;。
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登るルートがよく見える場所に出ました。この先急峻な山が連続し、その先にある甲斐駒のなんと遠いことか(^^;。
甲斐駒をズーム。本当にあそこまで登れるのだろうか。
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甲斐駒をズーム。本当にあそこまで登れるのだろうか。
暗部まで降りてきました。帰りの登り返しを考えると頭が痛いです。
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暗部まで降りてきました。帰りの登り返しを考えると頭が痛いです。
この先、はしごが連続します。
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この先、はしごが連続します。
イワカガミに癒やされます。
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イワカガミに癒やされます。
鳳凰三山はまもなくガスに覆われそう。
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鳳凰三山はまもなくガスに覆われそう。
ここで今日初めて後ろから来た登山者に抜かれましたが、抜かれたのは結局この一人だけでした。もっとも抜いた人は0でしたので、今日は比較的人が少なかったのだと思います。
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ここで今日初めて後ろから来た登山者に抜かれましたが、抜かれたのは結局この一人だけでした。もっとも抜いた人は0でしたので、今日は比較的人が少なかったのだと思います。
ほぼ垂直に見えるはしご。登るのは良いけれど下りには使いたくないなあ。
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ほぼ垂直に見えるはしご。登るのは良いけれど下りには使いたくないなあ。
再び木の間からちらりと展望が。
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再び木の間からちらりと展望が。
八ヶ岳赤岳、横岳、阿弥陀岳をズーム。
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八ヶ岳赤岳、横岳、阿弥陀岳をズーム。
七丈小屋に到着。
七丈小屋に到着。
平坦なキャンプ指定場所。
平坦なキャンプ指定場所。
登山道脇に少し残った残雪。今日歩いた範囲では登山道上にはもう残雪はありませんでした。
登山道脇に少し残った残雪。今日歩いた範囲では登山道上にはもう残雪はありませんでした。
樹林帯を出て見晴の良さそうな尾根歩きになります。
樹林帯を出て見晴の良さそうな尾根歩きになります。
たぶん八合目御来迎場。
たぶん八合目御来迎場。
その向こうにうっすらと急峻な山が幾重にも重なっているのが見えます。まだこんなに登るんだ...。
その向こうにうっすらと急峻な山が幾重にも重なっているのが見えます。まだこんなに登るんだ...。
急な岩場が続きます。
急な岩場が続きます。
岩を削った足場と鎖。この辺りでもうかなり足に来ていて、足を高く上げるとけいれんしそうで試練でした(^^;。足が上がらない場合は膝も使って登りました。
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岩を削った足場と鎖。この辺りでもうかなり足に来ていて、足を高く上げるとけいれんしそうで試練でした(^^;。足が上がらない場合は膝も使って登りました。
急な岩場が続きます。
急な岩場が続きます。
巨大な岩の上に2本の剣。
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巨大な岩の上に2本の剣。
日差しが届き、上を見上げるとガスに切れ間に小さな青空が(^^)。
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日差しが届き、上を見上げるとガスに切れ間に小さな青空が(^^)。
ここからは比較的緩やかな岩場歩きになりました。
ここからは比較的緩やかな岩場歩きになりました。
向こうに山頂らしき稜線が見えてきました。元気が出てきました(^^)。
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向こうに山頂らしき稜線が見えてきました。元気が出てきました(^^)。
山頂がはっきりと見えてきました。
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山頂がはっきりと見えてきました。
最後の登り。
甲斐駒山頂に到着。
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甲斐駒山頂に到着。
黒戸尾根、登りきりました(^^)。満足感、そして達成感は半端ないです(^^)。
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黒戸尾根、登りきりました(^^)。満足感、そして達成感は半端ないです(^^)。
摩利支天。
山頂でゆっくりと食事にしてガスが晴れるのを待ちますが、状況が変わらないため、諦めて下り始めます。下りでは6、7人の登山者とすれ違いました。
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山頂でゆっくりと食事にしてガスが晴れるのを待ちますが、状況が変わらないため、諦めて下り始めます。下りでは6、7人の登山者とすれ違いました。
登りはあまり花の写真を撮っていませんでしたので、下りは花の写真を沢山撮りながら下ってきます。
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登りはあまり花の写真を撮っていませんでしたので、下りは花の写真を沢山撮りながら下ってきます。
登るときに一番急に感じたはしご。上から見下ろすと一段と垂直に見えます(^^;。
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登るときに一番急に感じたはしご。上から見下ろすと一段と垂直に見えます(^^;。
下るに従ってどんどんと蒸し暑くなってきました。そして足首はもう売り切れ状態に....。
下るに従ってどんどんと蒸し暑くなってきました。そして足首はもう売り切れ状態に....。
やっと吊り橋まで下ってきました。売り切れ状態の足には、川の音が聞こえだしてから本当に長かったです。
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やっと吊り橋まで下ってきました。売り切れ状態の足には、川の音が聞こえだしてから本当に長かったです。
冷たそうな川の流れ。飛び込みたいけれど、あそこまで降りていく元気が無い(^^;。
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冷たそうな川の流れ。飛び込みたいけれど、あそこまで降りていく元気が無い(^^;。
駐車場まで無事戻ってきました。売店で買って食べたソフトクリームのなんとおいしかったことか(^^)。
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駐車場まで無事戻ってきました。売店で買って食べたソフトクリームのなんとおいしかったことか(^^)。

感想

以前より一度挑戦してみたかった甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根をこの日登ってきました。標高差約2200mで、国内でも屈指の長丁場の登りのルートです。
なんとか5時間で登り切ることが出来ましたが、こんな標高差を1日で歩いたことが無く、山頂に到着したときの満足感というか達成感は半端ないものがありました(^^)。

詳細は以下をご覧下さい。
http://www.fujimoriworld.com/shumi/2015/2015-06-9tozan/2015-06-9tozan.html

なおもう若いとは言えず(もうすぐ56歳)、自分の体がどうなってしまうのだろうという不安でなかなかこの挑戦に一歩を踏み出せなかった自分に勇気を与えてくれたのが、最近見た1日での八ヶ岳全山縦走の感動の記録でした。satoyamaさん、sanpo69さん、nabekaさん、zama3776さん、そしてmipomipoさんに心より感謝いたします。挑戦することのすばらしさを教えてもらいました。そして第一歩を踏み出す勇気をもらいました。
同様に今回のチャレンジに対して応援して下さった方にも心より感謝しています。おかげで元気百倍、頑張れました(^^)。

ところで参考までに登りで取った水分は500mlのペットボトル1本だけでした。自分は何でこんなに水を飲まなくても済むのだろうと少し不思議です。その分山頂ではわざわざクーラーBOXに入れてきた1リットルほどを飲んでいますが(^^;。下りの消費は500mlの3分の1でした。

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コメント

黒戸尾根登攀の件
初めまして、今年65歳で退職1年目のたけちゃんです。甲斐駒も最近は裏側の安易なルートからの案内ばかりですが、黒戸尾根に挑戦したことに拍手を送ります。大学時代今から40年以上前に、友人2人でここを登りました。

南アルプス、八ヶ岳等結構登りましたが、この尾根の登りが今でも最高にきつかったことを思い出しました。ここを登ったらどこでも大丈夫だと思ったくらいです。多分同じ思いを抱いたのではないでしょうか?

今はゴルフが一番の趣味ですが、定年後、低山から始めてみようと思い、昔買えなかった革製登山靴を購入しました。

55歳で登り切ったこと本当に素晴らしいと思います。
これからも元気で登って下さい。
2015/6/23 10:50
Re: 黒戸尾根登攀の件
たけちゃんさん
はじめまして。
どうもありがとうございます。

黒戸尾根を昔登られたことがあるのですね。
私も今回登ってみて、登りのコースタイムが10時間ほどの山なら自分でもなんとか日帰りで登れる自信がつきました(^^)。
もちろん登った後は、自宅に戻っても足が痛くて痛くて、晴れやかな気持ちとは裏腹に体はぼろぼろでしたが。

挑戦する山もやりがいがありますが、でも年齢と共にゆっくり楽しむ山も悪くないなと思います。
ちなみに私、50を過ぎてから急に花に興味を持ちだし、山に行って撮る写真の半分が花になりました。それまでは花には全く興味が無かったので大きな変化です。ただ花の名前をなかなか覚えられないで困っています(^^;。

たけちゃんさんもぜひ健康には気をつけて山を楽しんで下さい。
2015/6/23 22:08
ゲスト
5時間切ってますね、早い!
Fujimoriさん、こんにちは♪

黒戸尾根お疲れ様でした、って5時間切ってるじゃないですか
結構余裕でクリアっぽいですけど

私は今年の2月に登り、ホントにキツくて思い出したくもありません
無雪期も年内に登ろうかと思っていましたけど、たぶん行かないと思います

登りもキツイですけど、下りの長さに嫌気がさした思いがあります。
私も上りでは500mlのペットボトル1本でおつりが来たのですけど、下りで
1Lくらい消費しましたよ。なんででしょうね

ともあれ、黒戸制覇おめでとうございました
2015/6/23 12:36
Re: 5時間切ってますね、早い!
vino_rossoさん
こんにちは!。
ありがとうございます。

普段出かけることの多い八ヶ岳では、コースタイムの大体6割から7割の時間で休憩を含めて歩けるので、黒戸尾根も体さえ持てば日帰りで歩けるなとは思っていましたが、でも過去最高のコースタイム、そして1日の標高差としても過去最高のコースと言うことで、自分の体が果たして持つのか、限界に達したときにどうなるのかとどうしたらよいのかの不安材料の方が大きく、挑戦をためらっていました。

登りではなんとか体は持ってくれましたが、下りの特に後半は予想以上にきつかったですね(^^;。あの下りを考えると確かに再挑戦に二の足を踏んでしまいます。
あ、私は下り、あまりの退屈さにこの斜面、ここを滑ったら楽しそうといろんな妄想をしていました(^^)。

そうそうvino_rossoさんの冬季の登攀記録見ました。すごすぎます!。
2015/6/23 22:21
2年前を思い出しました
確かに登り5時間を切るのは大変だと思います。
2度目を挑戦したいと思いつつ踏ん切りがつきません。
できれば雪が残っている残雪期がいいかと思いつつ。
私の時はトレランの人に追い抜かれ、凄いなぁと思ったことが思い出されます。
マラソンをやられるとのこと。私は走ることが全くできないので、マラソンやトレランをする人は凄いなぁと何時も思っています。
頑張って下さい
2015/6/23 18:41
Re: 2年前を思い出しました
bumpkinさん
こんにちは。
コメント、ありがとうございます。

bumpkinさんの過去の記録を見たら2年前に黒戸尾根、挑戦されていましたね。お疲れ様でした。
私はトレランにはあまり興味が無いのですが(山はゆっくりと景色や花を見てリラックスしたいと思う気持ちの方がまだ強いので)、でも走る方は楽しめる範囲で楽しもうと思っています。走り始めたのはもう10年以上前になりますが、最初は1kmも走り続けることが出来無かったのに、今では21km走り続けられる自分がいます。
2015/6/23 22:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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