白山御前峰 大汝峰(砂防新道〜観光新道)『実感』


- GPS
- 07:38
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,634m
- 下り
- 1,627m
コースタイム
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 7:37
天候 | 曇り時々晴れ のち 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
別当出合バス停から少し下ったところに駐車場あり。 案内には徒歩移動10分とある。200台可能(無料)。 ・7月11日(土)以降のマイカー規制日の車の乗り入れは市ノ瀬まで。 こちらは700台可能(無料)。 市ノ瀬〜別当出合のシャトルバスが約20分間隔で運行。 http://www.hokutetsu.co.jp/tourism-bus/hakusan |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト● ・別当出合 ●トイレ● ・別当出合 ・中飯場(砂防新道) ・甚之助避難小屋(砂防新道) ・殿ヶ池避難小屋(観光新道) ・室堂ビジターセンター ●登山道の状況● 【砂防新道】 ・雪渓が数ヶ所。内、滑ると危険なのは二ヶ所。 【御池巡り】 ・雪渓が数ヶ所。靴でスキーの様に滑って移動したのか? 足跡の消えた轍があって、杖なしで歩くと滑る。 【観光新道】 ・同上。 ・別当坂は苔、濡れで滑りやすい。しかも急勾配。 転倒は大ケガの予感…。 |
その他周辺情報 | ●下山後に立ち寄った温泉● 白峰温泉総湯 http://www.shiramine-m.com/ |
写真
銚子ヶ峰から御嶽を撮影した。
…が、その画像は消去した。
思えば、この山を撮影したのは
あの日以来になる。
まだ帰れていない方たち全員が
早く家に戻れたらいいと思う。
装備
個人装備 |
タオル
帽子
グローブ
ヘッドランプ
雨具
ザックカバー
靴
ビニール袋
行動食
飲料
ボールペン
1/25000地形図
計画書
笛
カメラ
GPS
腕時計
携帯電話
財布
保険証
免許証
ETCカード
医薬品
使い捨てカイロ
日焼け止め
十徳ナイフ
予備単三電池
眼鏡
お風呂セット
|
---|---|
共同装備 |
車
|
感想
今年中に白山を歩く予定が2つあり、そのうちのひとつが今月下旬に迫っている。
今の自分の実力では易く達成できる計画でないこともあり、
ひとつふたつミスを起こしたなら、そのまま作戦失敗に繋がってしまうだろう。
本番直前に現地の状況、自身の体力、水分の消費率を確かめておきたかった。
それに加え、前回の山行で不調に陥ったカメラを新調したこともあって、
実戦で撮影に慣れておきたい気持ちもあった。
現地到着直後より1時間半の仮眠から目覚め、準備を進めるも思った様に動けず、
この日も30分遅れの歩き出しとなった。
2日前の購入以来、まだ操作もろくに分かっていないカメラを
次々と現れる被写体に向けては何度もシャッターを切る。
何となく基本操作やコツを調べながら、悪戦苦闘しながら、
歩いては停まってを繰り返しながら行く砂防新道。
まずは御前峰を目指す。
南方に別山を捉えた。
どっかりと座るその荒々しき姿に目をやりつつ、歩を進める。
油坂ノ頭から南竜へと下る北側斜面に残る雪渓が気になる。
トンビ岩の方はどうだろうか?今は状況を見守るしかない。
室堂を抜け、比較的順調に御前峰に到着。
参拝と撮影で15分滞在した後、翠ヶ池を脇に眺めつつ大汝峰を目指す。
主峰に剣ヶ峰、別山、まだ雪に埋もれたままの池を眺めながら20分。
落ち着いた時間を静かな頂で過ごせた。
雪に覆われた御池巡りのルートから室堂へ。
食前に2本目のペットボトルを飲み干す。
朝の高湿による発汗量の割に、200ml/hの水分摂取ペースなら悪くはない。
食後に表に出ると見覚えのある後姿。toshi0113さん夫妻だ。
toshiさんとは5月の荒島以来。
今回は奥様のhiro0829さんにもお会いすることができ、
僅かな時間だったが嬉しいひと時を過ごせた。
室堂で給水を済ませた後、下山には観光新道を使う。
toshiさんの情報通り、沢山の花が咲いていてなかなかペースが上がらない。
山歩きにおける嬉しい悲鳴とは、このことか。
撮った写真も最終的には200枚を優に超えていた。
カメラはまだ使いこなせないでいるが、少しずつ慣れていけたらと思う。
この観光新道、時間と共に次第に湧き上がってきたガスの真っ白な景色は
残念だったが、晴れていたなら最高の展望だったろう。
が、最後の別当坂の滑る下り急勾配は、特に精神的にも辛かった。
やはり次回は砂防新道を下ろう。
偵察的な意味合いを持たせて臨んだ今回の歩きだったが、
予想外に期待以上のものを得られ、満足することができた。
この山には、今後も世話になってゆくのだろう。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
コメント
この記録に関連する登山ルート

hiroCさん、おはようございます。
この季節の白山、お花の種類が豊富で歩いていても飽きませんよね。
人が多い剣ヶ峰に比べて、大汝峰の静かな雰囲気って、いいですよね。
私も、以前登った時は、ここでのんびりしていました
“スキーの轍みたいなもの”は、『グリセード』といいまして、
急斜面を下るときに、立ったまま滑り降りる技術です。
これをお尻で滑ると『シリセード』になります
kameさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
ほんと、花多いですね
カメラに慣れる狙いもあり、意識してなるべく多くのものを…
意識なんかしなくても、嫌でも写真は増えました
大汝峰の雰囲気、気に入りました。
そのうちあそこから御来光なんか見てみたいです。
あれがよく聞く『グリセード・シリセード』の跡でしたか。
昔、ガンダムでザクあたりがよくやってたヤツですね
おはようございます
雲海の山々は、この気象もあったのでしょうね。素晴らしいです。
気疲れは新装備によるものもあるのでしょうか・・・
それにしてもものすごい出会いの確率ですね。
今年こそ(買えば)当たるのではないでしょうか
fuararunpuさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
前夜から明け方まで?(04:00〜05:30、車中爆睡)の雨で、
当日は多くの雲が広がりました。
極端な気圧上昇は起こらず、晴れ間は少なくとも風は強くなく、
朝方の湿度は高かったですが、総合的には快適な一日でした。
別当坂の下りには相当気を使いました。
濡れた(苔も)岩場の急勾配はかなりデンジャラスdeath
当たらんかな〜? 買わんと当たらんしな〜
hiroCさん、おはようございます
再びお会いでき笑顔で話しでき嬉しかったぁ
妻もお逢いでき喜んでいました
でもビックリしたのは...早い
室堂まで2時間20分...スゴ過ぎ
初老&怪我明けの我が家じゃ考えられません
ところで良かったょ 観光新道
砂防以上に花畑...ただ別当坂が苦痛に思っちゃうtoshi家なのでした
toshiさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
こちらこそ、お二人とお会いできて嬉しかったです
でも何となく…、室堂でお会いできそうな、そんな気はしてましたよ
砂防新道でキヌガサソウを見つけたんですが、
先行の方々より道を譲っていただいたタイミングでしたので、
止まってカメラを出すわけにも行かず…でした
観光新道にも咲いてたんですね
けど、残念ながら気付けませんでした
観光新道の花の多さは驚きでした。あれで晴れたら最高だろうなって思います。
あの過酷な滑る坂道をも登ってこられたのですから、
hiroさんの足、もう大丈夫そうですね
おはようございます。
あの天気予報ですが、白山まで行ったんですね
その根性と気合には、恐れ入ります
素晴らしい多くの花に、多くの出会い
良い山歩きですね。
特に、コバイケイソウとクロユリが素敵です。
特に最後の1枚、GOODです
お疲れ様でした。
平瀬からは、いつ開通になるのかな?
totokさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
自分なりの現地での調査、カメラの練習もありました。
前日まで天気予報が曖昧でしたが、北陸方面はとりあえず
(歩いている時間は)雨は降らなさそうでしたので、
深夜に雨降る中、出発しました
やっぱり白山の雰囲気はいいですね。好きです。
この時期は花の種類も多く、嬉しい再会もあり、
行った甲斐がありました
平瀬道復帰は今年の紅葉シーズンをめどに…と聞きました。
実は秋に平瀬からの歩きも計画しています。
間に合ってほしいな〜
大汝峰まで行かれちゃうとは、さすがですね。
バス規制のない時期は、比較的、マイペースで
歩けるので、ねらい目ですね。
山頂周辺の、ピーク群を見ると、やはりここも
火山なんだということは、忘れてはいけないなと
思いますね。
時間と、歩行ペース単位での、水の摂取管理
すごいですね
次の補給地まで持てばいいやと
ガブガブ飲んでしまう僕には
見習わねばと思いました。
花の種類は、本当豊富。お天気が曇りでも
とても楽しまれた様子、何よりです。
おNEWのカメラ、ぜひ、いろんな撮影を
楽しまれて下さい。
komakiさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
大汝は行ったことがなかったのもあり、
今回は是非、足を運んでおきたかった場所。
ロケーションも良い上、静かで落ち着く頂でした
近頃は軽装備で長距離を歩くことも増え、
荷物重量の違いに対する歩行ペースの違いも実感しています。
安定した補水・歩行ペースを知っていれば、何かと便利ですね。
思っていたよりも充実できた一日でした。
カメラも少しずつ練習してゆこうと思います
となると残りはあと1つですね。これは北を目指さないといけませんね。
hiroCさん、前置きが長くなりましたがおはようございます。
花いっぱい、残雪も一杯、流石白山ですね。
hiroCさんの感性がひかるレコ堪能しました。
いつもより接写がきいていると思いきやNEWカメラでしたか
大汝峰から延びる北に続く稜線、しかと記憶しましたぞ。
higurasiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
考えてみたらそうですね
でもとりあえず今は、今月と秋の白山に集中です。
どうやら油坂ノ頭〜南竜〜トンビ岩はまだ残雪が多いみたいで、
連休の予定はルート変更、若しくは延期の可能性が出てきました
8月に延期となると南竜まで確実な水場はないですから、
結構厳しい戦いになりそうです
今秋だと言われている平瀬道の復帰も気になりますね。
砂?を噛んで不調のため、思い切ってカメラ新調です。
サッと接写できるので、有効な時短アイテムとしても機能しそうです
hiroCさん こんにちは
これで富士山、白山と日本の霊峰2座目ですね
と、言うことは・・・・
この夏は立山三山縦走かな??
しかし7時間半で往復って
しかも大汝峰までいってるんでしょ
ビタゴン登山隊では考えられませんヮ
私らだったら8時間かかっても
頂上が危ないかも??ですΣ(゚д゚lll)
それと気になったのが
延命水にいれた白い粉!!!
きっと元気の出る危ないアレですよね
そう、フルーチェ
どうもそれが気になっちゃったビタロでした
ビタロさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
次は立山!と行きたいところですが、
条件的に遠征がなかなか難しいので、
今のところ予定には入っていません
けど、そのうち行ってみたい魅力的な山域ですよね
今回は機動力に特化した装備でしたから、比較的軽快に進めました
白い粉は
危なくてここでは言えませんがただのスポーツドリンクです。期待させたみたいでスミマセン
延命水に溶かして、ありがたいドリンクをいただきました。
そういえば、しばらく混ぜてないな
いいですね。私も白山花めぐりしたいです。新しいカメラでいいなあ。というリフレイン。今年は平瀬道が秋まで通行止め予定なので、行けるかどうか?そこれと、これだけ写真を撮りながらなので、歩いているときはかなり速い感じです。どんどん脚力が着いているのではないでしょうか。
sireotokoさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
先代カメラ
レンズ収納動作とズーム機能が不調になってしまいました
二年前にも同様のことがあり、その時は保証期間内で直りましたが、
今回は…誘惑に負けちゃいました
まだ使いこなせてませんが、今度のやつは接写できるので、
短い時間でサッと撮れる印象です。
大雑把ですが、これまで20〜30秒かかっていたのが
現時点で10〜15秒ってとこでしょうか?
少し使い慣れれば、結構有効な時短アイテムになりそうな気がしてます。
近頃は20ℓザックを持って行くことが多く、ラクしてます
なので前回、久しぶりに背負った40ℓが凄く重く感じました
hiroCさん、こんばんは〜
どれもすばらしい写真ばかりでいかに白山が素敵な山かが良く分かりますが、とくにすんばらしいのが、<交通整理員>ですな
さすがですなぁ〜、その感性。
これはいいです、最高です。
私が冠山で見た<ペガサス>に匹敵します。
これからも期待してますぞよ。
miyaさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そのお言葉。身に余る光栄に存じます
miyaさんは、神に匹敵する特別な才をお持ちの方。
『おそらく誰も気に留めないと思われた部分』に陽をあてて下さり、
天にも昇る思いで
失禁失神しそうでした。なはは山行中はいつも、な〜んも考えずに撮ります
で、編集中の精神状態によってコメントが確定し、
時として大事故が起こるんですね
そんな時には「救いようがない…」とか思わず、
また、その優しい手を差し伸べて下さいね
こんばんは!
特に最後のクロユリ、写真集の表紙にしたいデス^^
hanachan1121の相方:だんだ
だんださん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
今回の山行、撮影枚数は普段の五割増しでした
もちろんカメラ新調のタイミングだったのもありますが、
やはり、雪融けと同時に爆発的に咲き始める、
豊富な種類の花があったからこそですね
クロユリは山行前から楽しみにしてました。
あの匂い(臭い?)も楽しみにしていましたが、
近くに人がいたので止めました
変態ではありません
夏らしからぬ涼しい日が続いてる気がしますが、白山は『夏山準備万端』って感じですね
hiroCさん、こんばんは
この前登った蓼科山では、あまり花が見られなかったので、hiroCさんのレコで目の保養が出来ました
カタドーフカレーの味がやたらと気になります
lowriderさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
確かに昨年はもっと暑かった気がしますね
例年の今頃の白山を知らないのでアレなんですが、
まだ多くの場所に雪渓が残っていました。
でもその傍らでは様々な花が次々と咲き始め、
そしていくつかは既に咲き終えていました
豪雪地の春〜夏は凝縮されていて驚きます
あの白いカレーの存在は少し前に知ったばかりで気になってました
豆腐ですから、少しあっさりめだった気もします。
歩いた後の体が、更なるパンチを求めていたかもしれません
たまには準備なしで、あんな山ランチスタイルもいいですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する