関越道を北上している時はかなり強い雨が降っていましたが、沼田で下道に降りると雨は上がり、戸倉の駐車場に着く頃にはすっかり青空に。これはいい日になる予感。
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関越道を北上している時はかなり強い雨が降っていましたが、沼田で下道に降りると雨は上がり、戸倉の駐車場に着く頃にはすっかり青空に。これはいい日になる予感。
6時半の乗合いバスで鳩待峠へ。降車場から少し歩いて、鳩待山荘の前で準備を整えます。
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6時半の乗合いバスで鳩待峠へ。降車場から少し歩いて、鳩待山荘の前で準備を整えます。
例年と比べてかなり雪の量は少ないそうです。それでも今朝は冷え込んで、キリっと引き締まった空気が気持ちいいです。
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例年と比べてかなり雪の量は少ないそうです。それでも今朝は冷え込んで、キリっと引き締まった空気が気持ちいいです。
至仏山の登山口。少し登ったところでアイゼンを着けて行きました。山頂までほぼ雪は繋がっていました。
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至仏山の登山口。少し登ったところでアイゼンを着けて行きました。山頂までほぼ雪は繋がっていました。
ちょっと登れば、早速、木々の向こうに目指す至仏山の姿が。
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ちょっと登れば、早速、木々の向こうに目指す至仏山の姿が。
序盤はブナの森を緩やかに登って行きます。まだ芽吹き前ですが、春の清々しさを感じます。
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序盤はブナの森を緩やかに登って行きます。まだ芽吹き前ですが、春の清々しさを感じます。
空も抜けるような青色。
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空も抜けるような青色。
木々が切れて、小至仏山から山頂に至る稜線がくっきり見えました。
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木々が切れて、小至仏山から山頂に至る稜線がくっきり見えました。
立派なブナの木。針葉樹(コメツガ?)も混ざって、いい雰囲気の中を行きます。
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立派なブナの木。針葉樹(コメツガ?)も混ざって、いい雰囲気の中を行きます。
短いですが、なかなかの急登も現れて、高度を上げます。
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短いですが、なかなかの急登も現れて、高度を上げます。
少しずつ近くなる至仏山、小至仏山のピーク。東側に大きく開ける残雪の斜面。これぐらいだと、もう山スキーは難しいのかな?
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少しずつ近くなる至仏山、小至仏山のピーク。東側に大きく開ける残雪の斜面。これぐらいだと、もう山スキーは難しいのかな?
原見岩のあたりまで来ると、名前の通り、尾瀬ヶ原が見えるように。燧ヶ岳の上の方は雲に隠れていますね。
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原見岩のあたりまで来ると、名前の通り、尾瀬ヶ原が見えるように。燧ヶ岳の上の方は雲に隠れていますね。
少しずつ斜度が上がって、息が切れます。森の雰囲気は良き。
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少しずつ斜度が上がって、息が切れます。森の雰囲気は良き。
青空に映えるブナの木々。
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青空に映えるブナの木々。
トラバース区間が出て来ますが、斜度は緩くて危なさはありません。
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トラバース区間が出て来ますが、斜度は緩くて危なさはありません。
夏道はオヤマ沢田代に向かってトラバース気味に付いていますが、トレースは悪沢岳方面に斜面を登って行っていたので、それを辿ることに。
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夏道はオヤマ沢田代に向かってトラバース気味に付いていますが、トレースは悪沢岳方面に斜面を登って行っていたので、それを辿ることに。
斜面を登り切ると平らに開けた雪原になっいて、ここがオヤマ沢田代のようです。奥には小至仏山があって、いい雰囲気の場所でした。
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斜面を登り切ると平らに開けた雪原になっいて、ここがオヤマ沢田代のようです。奥には小至仏山があって、いい雰囲気の場所でした。
燧ヶ岳は雲が取れて来て、ピークが見えるように。
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燧ヶ岳は雲が取れて来て、ピークが見えるように。
雪原を抜けて小至仏山へ。
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雪原を抜けて小至仏山へ。
左手には谷川岳方面の眺望が。
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左手には谷川岳方面の眺望が。
小至仏山への登りに入ります。
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小至仏山への登りに入ります。
稜線の東側は雪がしっかり残っていて、ここをトラバースして行きます。
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稜線の東側は雪がしっかり残っていて、ここをトラバースして行きます。
至仏山の斜面の向こうに広がる尾瀬ヶ原と燧ヶ岳。会津駒ヶ岳の雲ももう少しで取れそうです。
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至仏山の斜面の向こうに広がる尾瀬ヶ原と燧ヶ岳。会津駒ヶ岳の雲ももう少しで取れそうです。
小至仏山直下のトラバース区間は、雪がしっかり安定して大きな危険はなさそうでした。
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小至仏山直下のトラバース区間は、雪がしっかり安定して大きな危険はなさそうでした。
ほとんどの人が小至仏山は巻いて行ってしまうようですが、せっかくなのでしっかりピークを踏んで行くことに。わずかにトレースがあるので、それを辿って直登します。
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ほとんどの人が小至仏山は巻いて行ってしまうようですが、せっかくなのでしっかりピークを踏んで行くことに。わずかにトレースがあるので、それを辿って直登します。
なかなかきつい登りです。ピークが近づくと岩場の夏道が出ていましたが、東側の雪のある斜面を歩きました。
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なかなかきつい登りです。ピークが近づくと岩場の夏道が出ていましたが、東側の雪のある斜面を歩きました。
正面に至仏山が見えたら、このあたりが小至仏山のピークです。藪の中に薄い踏み跡があったので、そこを登ります。
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正面に至仏山が見えたら、このあたりが小至仏山のピークです。藪の中に薄い踏み跡があったので、そこを登ります。
ちょうど小至仏山の標識のところに出ました。
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ちょうど小至仏山の標識のところに出ました。
上越の山々を見渡せる気持ちのいいピークです。巻機山や越後駒ヶ岳など、まだまだたっぷり雪がありますね。
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上越の山々を見渡せる気持ちのいいピークです。巻機山や越後駒ヶ岳など、まだまだたっぷり雪がありますね。
来た方を振り返ると、近くの三角形ピークは笠ヶ岳。その向こうには武尊岳があります。
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来た方を振り返ると、近くの三角形ピークは笠ヶ岳。その向こうには武尊岳があります。
目前まで近づいた至仏山。
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目前まで近づいた至仏山。
最後の登りを望遠で。結構きつそう。
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最後の登りを望遠で。結構きつそう。
燧ヶ岳の隣の会津駒ヶ岳もしっかり見えるようになりました。
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燧ヶ岳の隣の会津駒ヶ岳もしっかり見えるようになりました。
では、至仏山の山頂を目指して、最後の登りに行きましょう。少し高度を下げて行きますが、ここはあまり踏まれていないので、何度か大きく踏み抜きました。
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では、至仏山の山頂を目指して、最後の登りに行きましょう。少し高度を下げて行きますが、ここはあまり踏まれていないので、何度か大きく踏み抜きました。
トラバース路に復帰して、いざ山頂へ。
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トラバース路に復帰して、いざ山頂へ。
振り返って、小至仏山のピーク。
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振り返って、小至仏山のピーク。
山頂が近づくとやや赤茶けた蛇紋岩が目立つように。ここは距離が短いけどきつい…
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山頂が近づくとやや赤茶けた蛇紋岩が目立つように。ここは距離が短いけどきつい…
登り切った、と思ったら、まだ少し先がありました。この先は雪がないので、ここでアイゼンを外しました。
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登り切った、と思ったら、まだ少し先がありました。この先は雪がないので、ここでアイゼンを外しました。
そして、至仏山に登頂完了。鳩待峠から2時間40分でした。まあまあの達成感と疲労感。
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そして、至仏山に登頂完了。鳩待峠から2時間40分でした。まあまあの達成感と疲労感。
至仏山のピークは全方位の眺望です。谷川岳から巻機山。
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至仏山のピークは全方位の眺望です。谷川岳から巻機山。
越後三山(越後駒、中ノ岳、八海山)から平ヶ岳。
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越後三山(越後駒、中ノ岳、八海山)から平ヶ岳。
尾瀬ヶ原と燧ヶ岳、会津駒。本当はまだ真っ白な尾瀬ヶ原を眺めたかったのですが、この1週間で急速に雪が溶けてしまいましたね。この右側に続く、日光や赤城の山々は雲で見えませんでした。
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尾瀬ヶ原と燧ヶ岳、会津駒。本当はまだ真っ白な尾瀬ヶ原を眺めたかったのですが、この1週間で急速に雪が溶けてしまいましたね。この右側に続く、日光や赤城の山々は雲で見えませんでした。
谷川岳。いつか馬蹄形縦走をやってみたい。稜線は少し雲で隠れ気味です。斜面が急峻なせいか、あまり雪が付いていませんね。
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谷川岳。いつか馬蹄形縦走をやってみたい。稜線は少し雲で隠れ気味です。斜面が急峻なせいか、あまり雪が付いていませんね。
巻機山
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巻機山
巻機山から越後三山に続く稜線の途中に、残雪のゼブラ模様は美しいふたつの三角ピーク。おそらく下津川山と小沢岳だと思います。
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巻機山から越後三山に続く稜線の途中に、残雪のゼブラ模様は美しいふたつの三角ピーク。おそらく下津川山と小沢岳だと思います。
少し雲が絡んでいますが。越後駒ヶ岳と中ノ岳。
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少し雲が絡んでいますが。越後駒ヶ岳と中ノ岳。
平ヶ岳。たしかに平らです。
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平ヶ岳。たしかに平らです。
登頂の記念写真を。
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登頂の記念写真を。
山頂からの眺望を存分に楽しんだら、尾瀬ヶ原に向かって降下開始。至仏山から山ノ鼻へのルートは植生保護のため上り専用ですが、5月連休の2週間だけは下ることもできます。
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山頂からの眺望を存分に楽しんだら、尾瀬ヶ原に向かって降下開始。至仏山から山ノ鼻へのルートは植生保護のため上り専用ですが、5月連休の2週間だけは下ることもできます。
眼下に尾瀬ヶ原を見ながら、期間限定のコースの始まり。
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眼下に尾瀬ヶ原を見ながら、期間限定のコースの始まり。
すぐに雪はなくなり、夏道が出ています。それにしても、景色が最高。
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すぐに雪はなくなり、夏道が出ています。それにしても、景色が最高。
多くの部分が木道の階段になっています。開放的すぎる風景の中を行くルートは、双六岳の「天空の滑走路」に通ずるものがありますね。
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多くの部分が木道の階段になっています。開放的すぎる風景の中を行くルートは、双六岳の「天空の滑走路」に通ずるものがありますね。
そのまま尾瀬ヶ原に飛び出していってしまいそうな道です。
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そのまま尾瀬ヶ原に飛び出していってしまいそうな道です。
しばらくすると、また残雪が現れました。雪が緩み、アイゼンも利かなそうなので、ツボ足で慎重に下って行きます。
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しばらくすると、また残雪が現れました。雪が緩み、アイゼンも利かなそうなので、ツボ足で慎重に下って行きます。
中盤は長い距離、残雪の斜面が広がっているので、シリセードには最適。自分は持って来ませんでしたが、ヒップソリで楽しんでいる人が多数。調子に乗っていると、右側の沢に行ってしまうので注意ですよ。
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中盤は長い距離、残雪の斜面が広がっているので、シリセードには最適。自分は持って来ませんでしたが、ヒップソリで楽しんでいる人が多数。調子に乗っていると、右側の沢に行ってしまうので注意ですよ。
尾瀬ヶ原がたいぶ近づく高さまで降りてきました。雪解けが進んで、もう池塘が見えていますね。
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尾瀬ヶ原がたいぶ近づく高さまで降りてきました。雪解けが進んで、もう池塘が見えていますね。
終盤は樹林帯に入ります。木道の踏み抜きがちょっと怖いです…。トレースも錯綜していて、コースが分かりづらくなっている部分もあるので、位置を確認しながら行きます。
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終盤は樹林帯に入ります。木道の踏み抜きがちょっと怖いです…。トレースも錯綜していて、コースが分かりづらくなっている部分もあるので、位置を確認しながら行きます。
道が平坦になって、前方が大きく開けます。これは期待大です。
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道が平坦になって、前方が大きく開けます。これは期待大です。
まだ雪の残る雪原の向こうに燧ヶ岳。気持ち良すぎる風景で、思わずにんまり。
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まだ雪の残る雪原の向こうに燧ヶ岳。気持ち良すぎる風景で、思わずにんまり。
雄大な燧ヶ岳。
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雄大な燧ヶ岳。
振り返ると至仏山。山頂の方は少し雲が出て来ましたね。
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振り返ると至仏山。山頂の方は少し雲が出て来ましたね。
研究見本園(といっても自然のまま)の木道もほとんど出ているようです。ここを一周しても良かったな。
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研究見本園(といっても自然のまま)の木道もほとんど出ているようです。ここを一周しても良かったな。
山ノ鼻の直前の小川に、第一水芭蕉、発見(笑。可愛らしいですね。
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山ノ鼻の直前の小川に、第一水芭蕉、発見(笑。可愛らしいですね。
至仏山から1時間半で山ノ鼻に到着です。ここまでの下り、めちゃくちゃ急だったので、かなり膝にきましたね…
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至仏山から1時間半で山ノ鼻に到着です。ここまでの下り、めちゃくちゃ急だったので、かなり膝にきましたね…
まだ時間があるので、鳩待峠に戻る前に、尾瀬ヶ原を少し散策しに行きます。
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まだ時間があるので、鳩待峠に戻る前に、尾瀬ヶ原を少し散策しに行きます。
最初は残雪がありますが、木道はずっと出ています。
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最初は残雪がありますが、木道はずっと出ています。
やがて池塘が現れます。正面に燧ヶ岳を眺めながら木道を行きます。
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やがて池塘が現れます。正面に燧ヶ岳を眺めながら木道を行きます。
振り返れば至仏山。
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振り返れば至仏山。
少し雪が溶け残る池塘の中をくねくねと進む木道。行き交う登山者も疎らで本当に静か。遠くの森からは鳥のさえずり。遅い春を迎えた尾瀬の空気感をじっくり味わいます。
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少し雪が溶け残る池塘の中をくねくねと進む木道。行き交う登山者も疎らで本当に静か。遠くの森からは鳥のさえずり。遅い春を迎えた尾瀬の空気感をじっくり味わいます。
ここは楽園か天国か、なんて思えたり。
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ここは楽園か天国か、なんて思えたり。
大きな池塘、というか、雪解け水が池を作っているのかな?
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大きな池塘、というか、雪解け水が池を作っているのかな?
この水の青色は空を映し出していますね。空との境目が曖昧になっているような、不思議な気分になりました。
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この水の青色は空を映し出していますね。空との境目が曖昧になっているような、不思議な気分になりました。
池塘に「逆さ至仏山」。
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池塘に「逆さ至仏山」。
こちらは「逆さ燧ヶ岳」。少し風があって、さざ波できれいなリフレクションにはなりませんが、雲も映り込んで、絵画のような風景に、ちょっと感動してるかも。こんもりとした小高い丘になっている牛首の手前のベンチを今回のゴールとしました。
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こちらは「逆さ燧ヶ岳」。少し風があって、さざ波できれいなリフレクションにはなりませんが、雲も映り込んで、絵画のような風景に、ちょっと感動してるかも。こんもりとした小高い丘になっている牛首の手前のベンチを今回のゴールとしました。
ここでお昼にしました。メニューは「カップヌードルねぎ塩味」を使ったチャーハン。温玉のせで。
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ここでお昼にしました。メニューは「カップヌードルねぎ塩味」を使ったチャーハン。温玉のせで。
池を泳ぐのはカモかな?
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池を泳ぐのはカモかな?
お昼休憩の間、風がやむのを待ってみたけど、どうしても無風にはならず。それでも尾瀬らしい風景を満喫できました。心満たされて、来た道を戻ります。
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お昼休憩の間、風がやむのを待ってみたけど、どうしても無風にはならず。それでも尾瀬らしい風景を満喫できました。心満たされて、来た道を戻ります。
美人さんの水芭蕉たち。
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美人さんの水芭蕉たち。
本格的なシーズンはこれからなんでしょうが、所々でまとまって咲いていました。
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本格的なシーズンはこれからなんでしょうが、所々でまとまって咲いていました。
雪解けが早かったおかげで、美しい姿を見ることができましたね。
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雪解けが早かったおかげで、美しい姿を見ることができましたね。
♪ 雪が溶けて、川になって、流れて行きます。なんて。
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♪ 雪が溶けて、川になって、流れて行きます。なんて。
遠目ですが、小川のほとりに群生してが見えます。
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遠目ですが、小川のほとりに群生してが見えます。
山ノ鼻まで戻って、鳩待峠への下山にかかります。といっても、標高差200mほどの上りなんですが(苦笑
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山ノ鼻まで戻って、鳩待峠への下山にかかります。といっても、標高差200mほどの上りなんですが(苦笑
鳩待峠まで、木道の出現率は7〜8割ほどでした。踏み抜いて落ちないか、ちょっとヒヤヒヤしながら行きます。
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鳩待峠まで、木道の出現率は7〜8割ほどでした。踏み抜いて落ちないか、ちょっとヒヤヒヤしながら行きます。
雪解け水を集めた川音も清々しく。
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雪解け水を集めた川音も清々しく。
途中に水芭蕉の群落がありました。
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途中に水芭蕉の群落がありました。
水芭蕉もこれが見納め。
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水芭蕉もこれが見納め。
そんなに急ではありませんが、疲れた足には堪える階段…
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そんなに急ではありませんが、疲れた足には堪える階段…
峠が近いことが雰囲気でわかって、これが最後の登り。
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峠が近いことが雰囲気でわかって、これが最後の登り。
山ノ鼻から1時間で鳩待峠に到着。
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山ノ鼻から1時間で鳩待峠に到着。
バスで戸倉に戻る前に、尾瀬名物の花豆ソフトを。ほんのり甘い豆の味と香りで美味しかったです。
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バスで戸倉に戻る前に、尾瀬名物の花豆ソフトを。ほんのり甘い豆の味と香りで美味しかったです。
周遊までされていて尊敬します。
周りの山々が全く分からなかったので、参考になりました^_^
至仏山は本当に眺めがいい山でしたね。
上越方面の山はあまり登っていないので、自分も調べながらでしたが。
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