たくさんの「花」と「雪渓」が楽しめる白山

2015年07月11日(土) 〜 2015年07月12日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 15.0km
• 登り: 1,595m
• 下り: 1,594m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:20
• 休憩: 1:00
• 合計: 6:20

9:40 別当出合
11:00 11:00 別当坂分岐
13:00 14:00 殿ヶ池避難小屋
15:30 15:30 黒ボコ岩
16:00 白山室堂

2日目

• 山行: 7:40
• 休憩: 0:20
• 合計: 8:00

4:50 白山室堂
5:50 5:50 白山（御前峰）
6:50 6:50 翠ヶ池
7:30 7:30 大汝峰
9:30 9:50 白山室堂
10:10 10:10 黒ボコ岩
10:30 10:30 南竜分岐
10:50 10:50 甚之助避難小屋
12:10 12:10 中飯場
12:50 12:50 別当出合
12:50 ゴール地点

1日目、別当坂分岐まではコースタイムだったが、観光新道の尾根に出ると日差しが強く、急登の連続で、殿ヶ池避難小屋まで2倍の時間がかかった。その後高度が上がり・雪渓で涼しく速度は戻った。2日目、帰りはほぼコースタイム。

天候

晴れ晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

新幹線、京都から「市ノ瀬」まで車、市ノ瀬から別当出合までバス

コース状況／危険箇所等

別当出合から室堂まで、室堂から御池めぐりまで石段など整備された・あるいは踏み固められた道で危険個所はない、大汝へ登るときは少し注意が必要

その他周辺情報

市ノ瀬ビジターセンター、その前にお風呂のある宿、多い時は「白峰温泉」に２ヶ所の温泉有り、
　7月11日の本日より、ビジターセンターから別当出合へはシャトルバスで20分（20分間隔、500円）

写真

7/10 18:03

〇　京都に着いて、とりあえず「清水寺」参りです、綺麗な三重塔

7/10 18:00

〇　音羽の瀧

7/10 18:01

〇　本堂、清水の舞台

7/11 9:06

1　翌早朝、京都を出てビジターセンターのある市ノ瀬を目指しました、9時過ぎ到着したら、駐車場はいっぱい、手前600mの路上へ誘導されました、ここからバスに乗るべくビジターセンターまで歩きました

7/11 9:34

2　シャトルバスで別当出合の登山口へ来ました

7/11 9:36

3　前方の吊り橋を渡る「砂防新道コース」と左の標識のある「観光新道コース」に分かれます、
　計画では観光新道コースで宿泊地の白山室堂へ向かい、翌日、御前峰から御池めぐり、大汝峰〜七倉山〜白山釈迦岳を巡り、釈迦新道コースを下りて、駐車場所の市ノ瀬へ下りる予定です

7/11 11:01

4　観光新道コースは、暫く林の中を歩き、ここ「別当坂分岐」で尾根道となります、すごくいい天気で日差しも強い

7/11 11:15

　尾根道の状況

7/11 11:02

5　尾根道へ出ると、いきなりの「ササユリ」のお出迎えです

7/11 11:03

6　柔らかな淡いピンク系の薄紫をしています

7/11 11:07

7　「ママハハコ」です

7/11 11:08

8　「ミヤマイワニガナ」

7/11 11:09

9　もう、「ニッコウキスゲ」が出て来ました

7/11 11:11

10　珍しい「白色」のササユリでしょうか？

7/11 11:17

11　ウツギでなくツツジ系ですが・・・

7/11 11:21

12　「ヤマシシウド」もたくさんありましたが、これは少し違うようですが・・・

7/11 11:21

13　これも難しい、「シモツケ」の蕾かも知れません

7/11 11:26

14　出ました、「ゴゼンタチバナ」です、群生を初めて見ました、綺麗です

7/11 11:30

15　「カラマツソウ（ミヤマカラマツ）」です

7/11 11:34

16　「ヨツバヒヨドリ」です、この観光新道は道端がずっとお花街道状態です

7/11 11:34

17　いい天気です、尾根の右側が開けて、別山の山並みが望めます

7/11 11:36

18　少しばかりの木々の木陰に入ると、「クルマユリ」がぽつんと出迎えてくれました

7/11 11:42

19　ツツジ系です、「アカヤシオ」でしょうか？

7/11 11:43

20　ついに、「コイワカガミ」も出てきました

7/11 11:44

21　高度が上がり、「アカモノ」です

7/11 11:47

22　左側の展望です、「白山釈迦岳」です、明日はあの尾根に行けるのでしょうか?　右のくぼみは「ミズバショウ」の咲く「湯の谷乗越」だと思います

7/11 11:58

23　岩には「ヤマガラシ」が張り付いています

7/11 12:07

24　右側の景色、「南竜山荘」〜「別山」への尾根の下に滝が見えます

7/11 12:07

25　「不動滝」でしょうか?

7/11 12:24

26　「白山（ハクサン）」、「御前（ゴゼン）」と名の付く、高山植物はたくさんあります、これが「ハクサンチドリ」です、

7/11 12:39

27　「ハクサンチドリ」の花弁先端は尖っています、「・・・チドリ」は、「テガタ」と「ノビネ」と3種あります

7/11 12:25

28　「ツガザクラ」です

7/11 12:28

29　やっと見つけました、「サンカヨウ」です、雨に濡れた「透明な花弁」も見てみたい

7/11 12:31

30　「ミヤマキンポウゲ」です

7/11 12:38

31　チドリとすれば、「ノビネ」だと思いますが、「ヨツバシオガマ」かも・・・？

7/11 13:16

32　「ヨツバシオガマ」でしょう

7/11 12:40

33　「エンレイソウ」です、花弁が小さく見えません

7/11 12:57

34　避難小屋と雪渓が見えてきました

7/11 13:09

35　至る所、綺麗なイワカガミです

7/11 13:10

36　左前方には「七倉山」の方向でしょうか?

7/11 13:10

38　御前峰の方向ですが・・・

7/11 13:54

39　やっと、休憩場所の「殿ヶ池避難小屋」へ着きました、トイレもある綺麗な小屋です、ここで昼食・定番のパスタを作りました

7/11 13:10

40　小屋の周りは綺麗な展望所で、皆さん外で食事です

7/11 13:11

41　見えているのは別山です

7/11 13:20

42　この小屋の周りには「イブキトラノオ」が群生しています

7/11 14:00

43　小屋を出て、雪渓のある水のある場所には綺麗な「キヌガサソウ」もたくさんありました

7/12 11:13

（これは帰り、砂防新道での群生）

7/11 14:03

44　ヤグルマソウにも見えますが、ヤマブキショウマより房が多い、「トリアシショウマ」だと思いますが・・・

7/11 14:03

46　これがもう一つのチドリ、「テガタチドリ」でしょう

7/11 14:19

47　他のチドリより葉が細く、花弁が紫の単色です、綺麗ですね

7/11 14:08

48　珍しい「ハクサンタイゲキ」です

7/11 14:10

49　同行者が見つけたのはシャジンの仲間、「ハクサンシャジン」です

7/11 14:20

50　ナデシコも出てきました、宮間（ミヤマ？）ナデシコジャパンではなく、「タカネナデシコ」でしょうか？
　左に見えている虎の尾は、「ムカゴトラノオ」

7/11 14:21

51　ついに出ました「ハクサンフウロ」です、可愛い薄紫の花です

7/11 14:22

52　観光新道の尾根道は、この様に草花の間を歩きます

7/11 14:32

53　キンポウゲのお花畑

7/11 14:33

54　コバイケイソウもたくさん咲いています

7/11 14:35

55　振り返ると、歩いてきた尾根道が良く見えます

7/11 14:37

56　足元には「ミヤマダイモンジソウ」が咲いています

7/11 14:39

57　「馬のたて髪」です、まさに馬の首筋みたいな尾根です

7/11 14:39

58　「シロウマオウギ」、花はよく咲いていません、マメ科でしょうね

7/11 14:41

59　これも珍しい「ミヤマコウゾリナ」

7/11 14:49

60　お花畑から見た尾根道です

7/11 14:49

62　別山もだいぶ下の方に・・・

7/11 14:49

63　「ミヤマダイコンソウ」のお花畑

7/11 14:55

64　黄色の花も多くなってきました、「シナノキンバイ」です

7/11 15:10

65　若い蕾は、薄い緑がかってきれいです

7/11 15:11

66　水気の多い所には「ショウジョウバカマ」もあります、濃い綺麗な赤です

7/11 15:17

67　「コバイケイソウ」の花が今年はたくさん・・

7/11 15:20

68　秋には葉も実も赤くなる「ナナカマド」の花です

7/11 15:22

69　イワカガミがたくさん

7/11 15:32

70　「リュウキンカ」でしょうか？

7/11 15:41

71　砂防新道との合流地点「黒ボコ岩」へ着きました、
　ここまで、昼食休憩入れて6時間もかかってしまいました、前日の酒と寝不足のせいで、体が重いと思っていましたが、どうやらカンカン照りの熱中症のようです、
　数多い花の撮影も時間がかかったのですが・・・

7/11 15:30

72　黒ボコ岩を過ぎると、室堂への展望が開けます、「弥陀ヶ原」です、木道になります

7/11 15:56

73　弥陀ヶ原から最後の登りです、「胸突き八丁」の苦しい頑張り所です

7/11 15:56

74　振り返ると「弥陀ヶ原」が展望できます

7/11 16:02

75　やっと着きました、宿泊場所の「白山室堂」です、後ろには白山最高峰の「御前峰」が望めます

7/11 16:03

76　山小屋の周りは綺麗な池とお花畑です

7/11 17:23

77　明日挑戦する「御前峰」

7/12 4:51

78　ここから2日目；　翌日の朝焼けです、見えるのは東の方の「御嶽山」

7/12 4:51

79　少し北側に「乗鞍」でしょうか？

7/11 18:52

80　早朝5時、だいぶ明るくなりましたが、ガスです

7/11 19:03

81　ガスが取れると、別山（標高2399m）が良く見えます、室堂の標高と同じくらいです

7/12 4:51

82　いよいよ、「御前峰」へ向かいます、足元にはいきなり「クロユリ」が顔を出しました

7/12 4:56

83　朝早いのに、きれいな「イワギキョウ」も咲いています

7/12 4:57

84　「イワツメクサ」です

7/12 5:13

85　仲良く並んで咲いています

7/12 5:05

86　「マイヅルソウ」を見つけました

7/12 5:09

87　天気はいいのですが、遠くの山並みは薄墨色のシルエットです、先ほどの御嶽山です

7/12 5:16

88　だいぶ上に来て、下を見ると室堂山荘が良く見えます、沢山の人は「ご来光」を見て下る人達です

7/12 5:09

89　頂上付近の様子です、ご来光を見て下るたくさんの人達です

7/12 5:20

90　南東の方角、雪渓の多いことが解ります

7/12 5:34

91　「白山比哶神社奥宮（しらやまひめじんじゃ）」へ着きました、天気のいい日は、ご来光の1時間前に太鼓でお知らせします

7/12 5:38

92　頂上はすぐそこです

7/12 5:36

93　頂上からの景色、北東の方向から、白馬と「剱岳など立山連峰」、「槍から奥穂への北アルプス」、そして「焼岳方向」が良く見えます

7/12 5:41

94　中央の高いのが「剱岳」です、その周りは考えてください立山から薬師あたりまでです

7/12 5:42

95　左に尖ったのが「槍ヶ岳」です、小槍も見えます、右へ大キレットから穂高と繋がっています

7/12 5:42

96　さらに南へ、どこらでしょうか？　

7/12 5:36

97　ここは御嶽山です

7/12 5:46

7/12 5:50

98　頂上、三角点です（標高2702m）

7/12 5:53

99　これから北へ、御池めぐりに下ります

7/12 5:59

100　岩場があります

7/12 6:00

101　奥に見えるは、「大汝峰」です

7/12 6:15

102　荒々しい「剣ヶ峰」（2677m）です

7/12 6:00

103　「紺屋ヶ池」です、まだ雪ノ下ですが、溶けた所は綺麗なコバルトブルーです

7/12 6:11

104　下へ降りると、あちこち岩場に花が咲いています、「ツガザクラ」です

7/12 6:13

105　今日初めての「チングルマ」です

7/12 6:11

106　「千蛇ヶ池」です

7/12 6:17

107　水はきれいな色をしています

7/12 6:17

108

7/12 6:17

109　振り返って、御前峰を見上げます

7/12 6:20

110　「アオノツガザクラ」とイワカガミ

7/12 6:22

111　一番綺麗な「翠ヶ池」に来ました、ここで休憩、朝食です

7/12 6:23

112　後ろにはこれから向かう「大汝峰」が聳えています

7/12 6:24

113　綺麗な景色を見ながら、朝食です

7/12 6:24

114　翠ヶ池には、溶けた雪が「流氷」のように浮かんでいます

7/12 6:54

115　池の状態

7/12 6:55

116　翠ヶ池と北アルプスの山並み、剱岳の左に白馬が見えます

7/12 7:10

117　ここ（裏）から見る御前峰は、正面（表）から見るのと違って荒々しい

7/12 7:16

118　「ヒメクワガタ」が咲いてます

7/12 8:13

119　御池の終点、大汝峰へ登る分岐点です、ここへデポして登ります

7/12 8:09

120　「リュウキンカ」です

7/12 7:30

130　大汝峰の頂上です

7/12 7:47

131　石積みの中には、「大汝神社」の祠があります

7/12 7:34

132　ここからの景色も最高です、御嶽山の右には噴煙も見えます

7/12 7:35

　ズームアップで噴煙がよく見えます

7/12 7:35

133　立山連峰

7/12 7:35

134　北西の方向

7/12 8:16

135　大汝を下って、室堂へ戻ります、振り返って見た雪渓と大汝峰（雪の積もった五色池）

7/12 8:29

136　室堂への大きな迂回路にはお花畑がありそうです、早速見つけました、白山本命の「ハクサンコザクラ」です

7/12 8:25

137　初めて見た可憐で綺麗な桜草です

7/12 8:34

138　広々とした雪渓をトラバースして帰ります

7/12 8:46

139　「ベニバナイチゴ」の花が咲いていました

7/12 8:47

140　黄色いスミレ、「キバナノコマノツメ」

7/12 9:29

140　可憐です

7/12 8:54

141　「ハクサンシャクナゲ」

7/12 8:51

142　ツクシやアズマシャクナゲと高山のキバナシャクナゲの中間くらいの大きさです、色は蕾が赤く開花で白に近い黄色？

7/12 9:11

143　これも良く見つけました、「ツマトリソウ」です

7/12 9:11

144　よく見てください、縁（ふち）＝ツマがピンク（赤）色です、この発色はなかなか見ないそうです、感激です

7/12 9:03

145　室堂へ近づきました、雪渓の左に御前峰

7/12 9:04

146　前方には室堂山荘が見えました

7/12 9:06

147　右には、別山です

7/12 9:09

148　最後にブッシュを抜けますが・・・、なにやら、ユリの葉っぱと蕾が見えます

7/12 9:15

149　最後に、やはり「クロユリ」です

7/12 9:13

150　お別れに、顔を見せてくれました

7/12 9:28

151　綺麗に中のオシベまで見えます

7/12 9:14

152　「ヒメクワガタ」もお出ましです

7/12 9:14

153　秋には綺麗な紅葉でしょう、ナナカマドとベニバナイチゴ

7/12 9:20

154　長い雪渓の道でした

7/12 9:17

155　山荘のそばの「ハクサンタンポポ」

7/12 9:56

156　室堂を後に、弥陀ヶ原を通って帰ります

7/12 10:05

157　昨日の暑さによる疲れで、釈迦岳はあきらめました、「砂防新道コース」で帰ることにしました、こちらも斜面はお花畑でした

7/12 10:05

158　ハクサンフウロがいっぱい

7/12 10:09

159　このコースは急な下りとなって、このような九十九折（12曲り？）が続きます

7/12 10:10

160　途中、「延命水」がありましたが、水はチョロチョロでした

7/12 10:16

161　また、何カ所も水の落ちる小さな沢があります

7/12 10:17

162　振り返るとこのような渡渉となっています

7/12 10:22

163　またまた、イワカガミ

7/12 11:32

164　最後の最後に、本命の「ハクサンイチゲ」を見ることが出来ました

7/12 11:32

165　標高1700m付近に群生していました

7/12 11:39

166　またしても、初めての白いナデシコ、「センジュガンピ」と言うそうです、ここまで見ることのできた花の数はなんと「56種類」、白山はほんとに花の山でした

7/12 12:08

167　長い下りも終盤です、「中飯場」へやっと着きました

7/12 12:08

168　ここから、出発点の別当出合まで約40分、お疲れ様でした

撮影機器：

IXY DIGITAL 910 IS CANON

Nikon 1 V1 ニコン

装備

個人装備

虫よけスプレー どこでもベープ

感想

tiny-knight

　梅雨の真っ最中であったが、この時期雪解けを待って一斉に花開く「白山」に登ろうと計画した。たまたま京都在住の知人（学生時代ワンゲル）と話が合って、京都より同乗同行させてもらった。いつもは単独行であり、迷惑かけないか少し心配であったが、昔話などで楽しく登山できた。
　白山は花の山とだけ思っていたが、それはそれで満足したが、広大な雪渓とアルプスの山々を遠望できる素晴らしい山であった。天気にも恵まれ、文句なしの山行となった。