富士山 須走ルート
- GPS
- 11:41
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,874m
- 下り
- 1,864m
コースタイム
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 3:25
- 合計
- 11:41
719-26 新六合目
755-804 本六合目
851-913 大陽館
950-1006 見晴館(本七合目)
1028-32 八合目
1053-1111 本八合目
1156-1215 九合目
1244 久須志神社
1338-57 剣ヶ峰
1434 久須志神社
1511 本八合目
1517-31 八合目
1550 見晴館(本七合目)
1608 大陽館
1712 砂払五合目
1740 須走口五合目
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
シャトルバスで須走五合目まで移動 30分程度 往復1600円。 http://www.fujisanpo.com/info/subashiri/transfer_parking.html |
写真
装備
備考 | 水分消費2700ml ケストレル38 シエルパ |
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感想
正直なところ、「富士山」なんて眺める山であって登る山じゃないと思って敬遠していた。
そのイメージと言えば、登山道が混んでいて、渋滞している。山小屋が狭い等で
しかも、家からは登山口まで遠くて登るシーズンも夏の数か月ほどで限られおり
天気だって独立峰だから難しくて、そんなに苦労してまで登りたい山じゃなかった。
だが、2年前に山の友人のキバラーさんが日帰りで登られて
そんな登り方も可能なんだと驚かされた。
日帰りなら・・・
天気のいい日を選べるし、山小屋のお世話にならなくてもいい・・・
それで、昨年より登るチャンスを狙って、
ようやく私の都合と天気のよさそうな日が訪れた。
金曜日の晩に仕事が終わってから
大急ぎで準備をして午後8時ごろから車を運転して
名阪国道-伊勢湾岸道-新東名を利用して途中で食事や休憩をして
ようやく午前2時には「須走多目的広場」に到着した。
そこからはマイカー規制があるためにタクシーかバスを利用して
登山口の「須走口五合目」まで移動しないといけない。
当初は登山口まではタクシーでも使って夜明けとともにスタートしようと思っていたが、
始発のバスが5時からあるようなので、無理して早めのスタートをせずに
2時間半ほど車中で仮眠してから始発のバスで移動することとした。
目覚ましの音で目が覚めると朝の4時半だった。
大急ぎで登山の準備をして、何とか5時過ぎのバスには乗ることができた。
バスに揺られること30分ほどで登山口の「須走口五合目」に到着。
見上げると、今日登る「富士山」が見えた。それに天気もよさそうだ・・・
しかし、焦りは禁物だ。ゆっくり歩かないと高山病が怖い。
わざわざ、ここに来て高山病で途中リタイアはしたくない。
あえて、この登山口で少しゆっくりと登山靴の靴ひもを結びなおしたりして時間を使った。
6時過ぎにいよいよ富士山登山のスタート。
「日が暮れるまでに下山すればいいからゆっくりと登ろう」
と自分に言い聞かせながら歩き始める。
歩き始めは「ここは富士山?」と疑うようなコンクリートの道、
それから原生林が生い茂る緑の中を歩く。
だが、ほどなくして赤茶けた色の富士山の山容が頭上に現れ
森林限界を越えたのか?
周囲の木々もなくなって見通しがよくなり、岩と砂の寂寥の世界となった。
それに、太陽の日差しが容赦なく照り付けてきて歩いていてとても暑い。
暑さにぐったりしながら、休み休み歩いた。
それでも、マイナーな須走ルートとは言え、富士山なので
それなりの登山者はいたので周りのペースに合わせて
否、それ以上にゆっくりペースで登った。
やがて、振り返ると目の下には山並みに広がる雲海の風景と
遠くに半月の形が特徴的な「山中湖」が美しく見えた。
「見晴館」(本七合目)までは暑さと高山病との恐怖との戦いで
ゆっくりペースで休みながら歩いた。
それ以降は風が吹き抜けてきて幾分かは涼しく歩くことができた。
しかし、そこからは標高3000M越えの世界で私には未知の世界だ。
それから以降は意識してゆっくり歩く必要はなく
酸素が薄いので身体が重くて、ゆっくりしか歩けなくなった。
何度も小休止をとりながら歩き始めて6時間半で「久須志神社」に到着した。
喜びと安堵感に包まれた。しかも、頭痛もなく体調も問題ない。
恐れていた高山病も大丈夫なようだった。
次はぶらぶらと山頂付近を見学しながらお鉢回りをして
日本最高峰の「剣ヶ峰」を目指した。
標高の高い場所にいるが、アップダウンがないので
身体に重さを感じることはなく快適に歩くことができた。
やがて、「剣ヶ峰」へと続く稜線が近づいてきた。
が、最後の登りが身体が重くて辛かった。
そして、それを目指す登山者たちの列に並んで
今回のフィナーレ「剣ヶ峰」へ・・・
3776Mは子供も頃より知っている慣れ親しんだ数字だ・・・
天気もよかったので、もう少し山頂近辺にいたかったが
下山にも時間がかかりそうだったので
スパッツを装着して午後2時半より下山を開始した。
下山道の「砂走り」はその名の通り、砂の中を滑るように下って
通常の登山道よりも快適には歩けたがここまでハードに歩いてきており
足や膝が疲れていて踏ん張りが効かなくなっており、
休み休みしながら下山した。ぐったりしながら、重い体を引きずって
ようやく午後5時40分に「須走口五合目」に戻ることができた。
それにしても、下山道は思っていたよりも長くて疲れた。
幸いなことに10分後に出発する帰りのバスが待っていたのでそれに飛び乗った。
バスに揺られながら、一人で外の景色を眺めた。
達成感と安堵感に包まれて無事に下山できたことを神様に感謝した。
今日は予約していたこの近くのホテルに泊まって明日の朝に家に帰ろう・・・
暑かったようですが、天気がイイのが1番ですよね
キレイな写真に見とれました!さすが富士山
最新式のガーミンは、日の入りの時間も出るんですねー。
持ってないわたしは、類似アプリを探そうと思います!
しかし、仕事の後に車を運転しての日帰りだなんて、
ほんと、体調崩さなくて良かった…。タフすぎるー
お疲れさまでしたッ
por0426さん
コメントありがとうございます。
今回の計画は実は昨年から予定していて
自分の都合と天気をみて今回ようやく実現できた次第です。
富士山はご存知のように少し歩いたら森林限界で
草木もなく、夏の陽射しを容赦なく浴びました。
まあ、天気のいい日を狙ったんだから仕方ないけど・・・
ガーミンの日の入り時間表示は地味に重要です。
今回みたいなロングなルートはその時間も把握しながら歩くことが重要ですから・・・
細々とヤマレコやってますがまた機会があれば見に来てください。
orisさん、こんちは〜
心配してた高山病にならず、楽しく登山できた一日になりましたね。
しかし水分消費量もすごいですが、距離も結構歩いた様で、
疲れも達成感もいつも以上に受けたことでしょう。
最高峰剣ヶ峰に立ったその時、日本では誰よりも一番高い所にいる瞬間。
感激も一入だったことでしょうね。
500円のコーラには、 ・・・です。
popoiさん
今回は単独で弾丸だったので高山病になることが一番恐れていたことです。
なので、タイムもゆっくりペースで管理しながら歩いてました。
とは言え、これでも必死に歩いたペースですが・・・・
当日は暑かったのもあって水分消費は多かったですが
水分を摂らない高山病になるので意識して撮った部分もあります。
当日はお鉢回りして「剣ヶ峰」まで行くのは面倒な気がしましたが
結果として行ってよかったです。行かなければ後悔していたと思います。
そうそう、日本で一番高い場所なんですね。
ただし、ショックなことにガーミンがなぜか?
「剣ヶ峰」前後で電源が切れてログが取れなかったのです。
次はpopoiさんの日本で2番目に高い山でのレコを楽しみにしていますよ。
気を付けて行ってきてください。
3776m、誰でも知っている富士山の標高。
ご自身の体で実感された様子が写真とご感想でよくわかりました
ダントツの日本一の山ですものね!
「登る山じゃない」と思っておられたようですが、実際に登られて印象が変わったのではないでしょうか?
約12時間に及ぶ山行お疲れさまでした
s_fujiwaraさん
そうですね。3776Mは私も子供頃から知っていました。
山登りを始めるまでは登ってみたい山は富士山でしたが
山登りを始めてからはなんかメジャーすぎて登りたいとは思わなくなってきました。
ですが、実際に登ってみて、日本一の高さを体験でしてよかったです。
「剣ヶ峰」の手前の坂なんて大したことない坂なのに
酸素が薄いのが原因だと思いますが、笑うくらいに身体が前に進みませんでした。
次は富士山を眺める山にも登ってみたいですね。
oris さんヽ(≧▽≦)ノ コンバンワ
仕事終わりの富士登山Σ(゚д゚lll)
凄すぎますΣ(゚д゚lll)
私も次は須走口から登りたいと思っているのですが、
なかなか大阪からの須走方面のツアーはありません
お天気も良く、高山病も無く、良かったです
お疲れ様でした( ̄^ ̄)ゞ
renn1mac2さん
登山とは家から登山口まで移動して山を登って下りて
また家まで無事に帰ってくるのが登山なのでその目的を達成できてよかったです。
天気のいい日を狙って行ったので、結果して日帰り弾丸になってしましました。
高山病にもならずに無事に帰れてよかったのですが
あんまり他人にはおすすめできない計画です。
私は次に登る機会があれば一番楽そうな「吉田ルート」から登りたいです。
富士登山お疲れ様でした。そして日本で最高峰の登頂おめでとうございます
いくら登山道の整備が整っているとはいえ、我が国では一番高い山に
無事登って下りて来られたのですから、良かったですね。
日本一高いコーラを味わってみるのも思い出に良かったかも
何はともあれ、お疲れ様でした
shi9056さん
今回はホントに疲れました。下山後はぐったりでした。
山頂では高すぎたのと下山後の楽しみしたかったので
コーラを買うのは控えましたが下山してから
車ですぐに移動してコンビニを見つけて一人でコカコーラで祝杯をあげましたよ。
その味ときたら・・・ 美味しすぎでした。
涼しくなったら(9月末くらいに)奈良県の高い山に案内させていただきますね。
下山路は足にやさしいとはいえ、高低差がとんでもなく長いので、
それこそ伊吹山2つ分以上を下りる感じで私も下山で疲労が濃くなったのを覚えています。
それにしてもお鉢巡りに剣ヶ峰まで一日にして歩かれて、高山病症状もなかったのはなによりですね!
写真で見る風景は記憶にも新しく、一緒に登っているかのようでした。
おつかれさまでした!
キバラーさん
もともとは富士山には興味がなかったのですが
キバラーさんの記録を拝見して、登ってみたくなり
そして参考にさせていただき、アドバイスまでいただいて成功した山行です。
ありがとうございました。
私の方こそ、いただいたGPSのログを見ながら登っていたので
まるでキバラーさんとご一緒させていただいているみたいでした。
ですが、タイム的には登りも下りもキバラーさんの1.5倍くらいかかっており
しかも、下山後にすぐに車を運転して帰宅されて「すごいな」と心服しましたよ。
実は山中ではまったく高山病の症状はなかったのですが
下山後は宿泊先のホテルで、ほんの軽い頭痛があり
食欲よくもあんまりなくて、食べても美味しさを感じませんでした。
その症状がでていたのかもしれないですね。
実現おめでとうございます。
数ある登山口からどうしてこのコースを選んだんですか?
因みに私は吉田口くらいしか思い浮かびませんが
上の方は想像通り、草木の生えぬ、砂と岩の世界でしたね
でも山頂からの雲海と、関東平野、日本アルプスは見て見たいかも
metsさん
今回はキバラーさんの記録を参考にしていったので
マイナールートですが須走ルートでした。富士山にしては登山者が少なめで快適でした。
ただし、標高差が+1800Mは辛かったです。
次に登る機会があれば最短の「吉田ルート」にします。
ヤマレコ仲間のオフ会での私の登りたい山は達成しました。
次はmetsさんの番ですね。確か北アの尖った男前の山でしたね。
気を付けて行ってきてください。レコを楽しみにしています。
日本一に行ってたんですね
遠いところまでごくろーさまです。
でもすごい弾丸ですね〜
仕事終わりにすぐ出発、長距離運転でその後に登る。
なかなか真似できそうにないですね。
いっぺん行ってみたいけど
とにかく無事の帰還おつかれさまでした
ko-yaさん
行ってきましたよー。
登山口までは意外と近くて途中で食事したり休憩しても6時間程度で行けました。
車の中に敷き布団を積み込んでいて
駐車場で2時間ほどですが、ぐっすり眠れたのは快適でしたよ。
天気のいい日に行きたかったので、日帰りで弾丸になってしまいました。
計画はおすすめできませんが、富士山は日本一だけあって達成感もありです。
わかりやすく言えばチャレンジ登山の上級くらいの体力でした。
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