☆【ムーンライト信州】唐松岳・五竜岳（八方尾根→白馬五竜）
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- GPS
- --:--
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,678m
- 下り
- 1,979m
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| 天候 | 晴れ 最高気温：32.4℃ 最低気温：18.1℃（アメダス白馬） 一日中晴れてくれて、全く崩れる予兆はなかった。 まさに「梅雨明け10日」といった印象。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
（復路）アルプス平1505-1515エスカルプラザ1630-1635神城1646-1715信濃大町1719-1812松本1837-2125大月2130-2308新宿2313-2322池袋 ・往路はムーンライト信州利用。ほぼ満席だった。 ・八方のリフトは、日によって営業時間が違うので要確認。 ・五竜のテレキャビン（ゴンドラ）の下りは、16:15が最終となっている。 ・テレキャビンの始発は、一番早くても7時で、八方より1時間遅い。 ・エスカルプラザ〜神城は無料送迎バス利用。大糸線に合わせて運行しており便利。 ・白馬エリア〜東京は、18きっぷがなければ高速バスがお得で便利で楽。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◯唐松岳頂上山荘からの下り 鎖場が続く。難易度はさほど高くなく、慎重に行動すれば十分だが、 すれ違い困難な箇所が多く、譲り合いの精神が必須。 ◯五竜山荘〜五竜岳 岩場の登降が多い。足場はおおむね安定しており、難しいところはない。 「◯」「×」のペンキを常に意識し、コースアウトしないようにすることが肝要。 ◯遠見尾根 アップダウンが多く、鎖場が4箇所ほどある。 八方〜唐松岳に比べると、全体的に歩きにくさを感じる。 |
| その他周辺情報 | 白馬五竜のエスカルプラザは、食事、温泉、買い物が 一箇所でまとめてできる非常に便利な施設。 ただ、温泉はあまり大したことなく、汗を流す程度と考えるべし。 本格的な食事や温泉を楽しみたいのであれば、八方のベースタウンの方がよい。 |
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感想
今年の夏は夏らしい晴天の日が多いです。
「梅雨明け10日」という言葉がありますが、今年はよくあてはまります。
せっかくなのでと思い、ムーンライト信州で北アルプスに日帰り遠征しました。
最初は唐松岳を往復し、帰りに白馬でそばと温泉を楽しもうと思っていたのですが、
場合によっては五竜岳も制覇し、五竜スキー場に降りることも視野に入れていました。
そこで、ルールとして以下のように決めました。
�．魁璽好織ぅ爐�60％程度のペースが保てること
具体的なタイムリミットは、唐松岳山頂9時、五竜山荘11時。
これより遅ければ、最も近いルートで下山に向かう。
��天気がよく、崩れる見込みがないこと
積雲などを見たら、その発達傾向を常にモニタリングし、
怪しいと思ったら速やかに下山に向かう。
そして、条件�´△鯲省�ともクリアしていたので、五竜岳まで歩くことを決意しました。
-------
25日夜のムーンライト信州はほぼ満席。
大月あたりで意識を失い、仁科三湖あたりで目覚めました。
しっかりと睡眠は確保できました。乗るたびに体が夜行電車に適応し、
睡眠の質が向上していってると思います。
白馬駅からはバス、ゴンドラ、リフト2本を乗り継いで、7時前には登山口です。
リフトを降りるとそこは登山道というより観光地で、
高山植物に彩られた歩きやすい道が続いていました。
本当はゆっくり楽しみたかったのですが、五竜岳まで行くことを意識すると、
自然とペースが早まってしまいます。なんというか、貧乏性だ。
夜行電車明けのハンデをものともせず、CTの50%ペースで唐松岳を一気に登り切りました。
そこで待っていたのは大展望。
剣・立山、五竜などの北アルプスはもちろん、遠くは富士山まで望めました。
それと、個人的にいいなと思ったのは、日本海の景色も楽しめたことです。
北陸出身の人間としては、異常に興奮してしまいます。
時間の余裕があるので、五竜岳を目指しました。
縦走路に入ってすぐ、鎖場が続く核心部に突入しました。
難易度としては、八ヶ岳（赤岳〜硫黄岳）縦走くらいでしょうか。
すれ違いが難しいところも多いですが、早朝のピーク時を少し過ぎたからか、
さほど渋滞は発生せず、ペースを乱されることはありませんでした。
しかし、踏ん張りを効かせながら下ったので、下りきった頃には足がガクガクでした。
慎重さが求められる下りが終わり、登りに転じたら攻めどころ。
一気に加速して、五竜山荘に着いたのが10:45と割と余裕のタイムでした。
しかし、ここからさらに標高差300m以上を登っていくことになります。
五竜山荘から見ると険しそうな登りに見えましたが、実際登ってみてきつかったです。
本日最後の登りなので、力を振り絞って30分少々で五竜岳山頂に到着です。
やはり展望は最高で、お隣の鹿島槍ヶ岳や、さっき登った唐松岳などを楽しみました。
あとはゴンドラまで下るだけなのですが…
遠見尾根はウイニングランのようなものだと思っていたら、
それが大間違いで、今回の最大の誤算でした。
鎖場は4か所あり、アップダウンが多くてなかなか標高は下がらない。
おまけに低木帯なので日差しは避けられず、とにかく暑い。
五竜山荘→大遠見山の区間は、特に長く感じました。
時間がぎりぎりになりそうなので、最後の力を振り絞って、
大遠見〜小遠見をコースタイムの40％で駆け抜け、
明るい遊歩道に出たら安心できました。
そしてしばらく遊歩道を歩くと、五竜スキー場のエリアに入り、
そこは完全に下界の世界になり、ゴールしたんだと感慨に浸りました。
アルプス平展望リフトが待ち構えていましたが、乗ったら負け。
お花畑を最後まで歩き切り、テレキャビンに到着です。
ゴンドラに乗ってしみじみしていると、
なぜか15時過ぎにもかかわらず登ってくる人が多数。
ク○ブツーリズムを筆頭とした、ツアー会社の模様ですが、
天気が不安定になりやすい夕方に、なぜゴンドラに乗せるような
行程にしているのか、今一つ理解できませんでした。
まあいずれにせよ、夏休みシーズンとあって、
大繁盛していたのは間違いありません。
帰りの電車は青春18きっぷを最大限利用すべく、神城から全て鈍行の乗継で帰りました。
松本〜大月は115系6両を期待していたら、来たのは211系3両編成。
結局、松本から東京まですべてロングシートになってしまいました。
快適な旅をしたけりゃ、特急に乗れってことですね。
くたくたになりながら家についたのは、日付が変わる直前でした。
ガイドブックなどでは一泊二日とされているコースを、
1日で歩いてしまうのはさすがに厳しすぎるなあと思いました。
これ以上きつい行程はまず無理なので、もう少し慎重にならねばと思う次第です。
ムーンライト信州は今後もどんどん活用していきたいな。
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