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Yamareco

記録ID: 687560
全員に公開
ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良

天元台−西吾妻山/花の高原漫歩

2015年07月26日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山形県 福島県
 - 拍手
zaoluck その他4人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:12
距離
7.0km
登り
416m
下り
833m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:26
休憩
0:44
合計
5:10
距離 7.0km 登り 416m 下り 841m
8:55
22
9:17
9:24
34
9:58
10:00
25
10:25
10:30
11
10:41
10:42
15
天狗岩
10:57
10:58
13
11:11
11:19
46
12:05
12:25
100
14:05
グランデコ・ゴンドラ山頂駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
■往路:米沢駅・山形交通バス⇒天元台ロープウェイ+リフト3本乗り継ぎ⇒北望台登山口(ロープウェイは8時始発。ただし、一番バスがロープウェイ湯本駅前に着くのは9時前ごろ)
■復路:グランデコ・パノラマゴンドラ山頂駅⇒山麓駅・ホテルグランデコ送迎バス⇒猪苗代駅(バスは予約制・無料。ゴンドラに乗れば利用できるが、時間的に使える便は15:50発のみ)★注意★路線バスはないのでこのバスを使わないと帰れません
コース状況/
危険箇所等
1800mから登り始めるので、急登は多少あるものの短い区間です。整備も良好ですが、西吾妻山頂に寄りたい時は、天狗岩で左の方の標柱からいったん下ることに注意。祠に気を取られて直進すると、巻道経由で避難小屋に直行してしまいます。
その他周辺情報 ホテルグランデコは1000円で日帰り入浴できます。猪苗代駅にお土産店はなく、キオスクがあるだけですが、少しだけお土産も売っていました。
団体さんがいてロープウェイは第3便に
2015年07月26日 08:02撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 8:02
団体さんがいてロープウェイは第3便に
向こうのリフトに乗り換えます
2015年07月26日 08:11撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 8:11
向こうのリフトに乗り換えます
2つ目のリフトを降りて米沢市街を望む
2015年07月26日 08:34撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 8:34
2つ目のリフトを降りて米沢市街を望む
第3リフトから飯豊連峰
2015年07月26日 08:47撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 8:47
第3リフトから飯豊連峰
おそらく蔵王の南端かと
2015年07月26日 08:47撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 8:47
おそらく蔵王の南端かと
第3リフトを降りるといきなりの急登
2015年07月26日 08:57撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 8:57
第3リフトを降りるといきなりの急登
かもしか展望台から(恐らく)天狗岩方面
2015年07月26日 09:18撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 9:18
かもしか展望台から(恐らく)天狗岩方面
高山植物花盛り。まずワタスゲ
2015年07月26日 09:31撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 9:31
高山植物花盛り。まずワタスゲ
名残のハクサンシャクナゲ
2015年07月26日 09:34撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 9:34
名残のハクサンシャクナゲ
木道を経て大凹へ
2015年07月26日 09:38撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 9:38
木道を経て大凹へ
大凹の高層湿原
2015年07月26日 09:41撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 9:41
大凹の高層湿原
コバイケイソウ
2015年07月26日 09:41撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 9:41
コバイケイソウ
イワイチョウ
2015年07月26日 09:42撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 9:42
イワイチョウ
コイワカガミ
2015年07月26日 09:43撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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コイワカガミ
チングルマとアオノツガザクラ
2015年07月26日 09:46撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 9:46
チングルマとアオノツガザクラ
チングルマ&コイワカガミ
2015年07月26日 09:46撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 9:46
チングルマ&コイワカガミ
池塘
2015年07月26日 09:50撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 9:50
池塘
ミヤマリンドウ
2015年07月26日 09:51撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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ミヤマリンドウ
マルバシモツケ
2015年07月26日 09:53撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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マルバシモツケ
梵天岩が見えてきた
2015年07月26日 10:17撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 10:17
梵天岩が見えてきた
コバイケイソウと池塘
2015年07月26日 10:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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コバイケイソウと池塘
後ろには遠く安達太良山(と聞いた)
2015年07月26日 10:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 10:22
後ろには遠く安達太良山(と聞いた)
天狗岩到着
2015年07月26日 10:41撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 10:41
天狗岩到着
標柱の裏から西吾妻山へ
2015年07月26日 10:42撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 10:42
標柱の裏から西吾妻山へ
山頂を経て西吾妻避難小屋で一休み
2015年07月26日 11:11撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 11:11
山頂を経て西吾妻避難小屋で一休み
西大巓に向かうと眼下にゴンドラ駅を発見
2015年07月26日 11:27撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 11:27
西大巓に向かうと眼下にゴンドラ駅を発見
西大巓への登り返し。若干名の心が折れました
2015年07月26日 11:33撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 11:33
西大巓への登り返し。若干名の心が折れました
ウラジロヨウラク
2015年07月26日 11:34撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 11:34
ウラジロヨウラク
枯れかけのハクサンチドリ
2015年07月26日 11:38撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 11:38
枯れかけのハクサンチドリ
コースを振り返る
2015年07月26日 11:43撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 11:43
コースを振り返る
アザミとミヤマアキノキリンソウ
2015年07月26日 11:47撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 11:47
アザミとミヤマアキノキリンソウ
まもなく西大巓頂上
2015年07月26日 12:03撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 12:03
まもなく西大巓頂上
ひたすら下る道を辿ります。登りで使いたくはない
2015年07月26日 13:06撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 13:06
ひたすら下る道を辿ります。登りで使いたくはない
ギンリョウソウ。あちこち群生していました
2015年07月26日 13:17撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
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7/26 13:17
ギンリョウソウ。あちこち群生していました
グランデコのゲレンデに咲くヨツバヒヨドリ
2015年07月26日 13:47撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 13:47
グランデコのゲレンデに咲くヨツバヒヨドリ
ゴンドラ乗り場とゲレンデ。正面は磐梯山
2015年07月26日 13:56撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 13:56
ゴンドラ乗り場とゲレンデ。正面は磐梯山
ゴンドラ車中より磐梯山
2015年07月26日 14:08撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 14:08
ゴンドラ車中より磐梯山
温泉入りにホテルグランデコへ
2015年07月26日 14:50撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/26 14:50
温泉入りにホテルグランデコへ
撮影機器:

感想

 蔵王で降り込められた翌日、会社のゆる〜い歩く会の面々と米沢で合流し、白布温泉で一泊。2日前が嘘のような好天に恵まれた朝、始発前から行列のできた天元台ロープウェイに乗りこんだ。小さなロープウェイですぐ満員になり、我々一行5人は3台目となったが、ピストン運行してくれたので待たずに済んだ。
 標高920mの下の駅では暑さを感じたが、400m以上も上がった天元台高原はさわやかな気温。記念撮影中の老人団体を追い越し、リフトを3つ乗り継いで公称1820mの北望台には9時前に着いた。リフトから振り向くと、西に飯豊連峰、北には蔵王連峰の南端らしき山が雲から顔をのぞかせていた。
 吾妻山はなだらかな高原状の山とイメージしていたが、まずは林の中の急坂を登る。林道歩きなどで準備していないので、いささか苦しい。汗が噴き出てきたころ、カモシカ展望台に到着した。いい天気だ。もう一度飯豊連峰を眺め、緩くなった道を軽快に進んで人形石との分岐を右へ。道は高原状となり、右手に梵天岩、天狗岩らしきなだらかな山容が望まれる。
 見渡せばシャクナゲがひっそり名残の花を見せ、ワタスゲがそこここに咲き競っている。眼下の湿原へと下りて行く木道に、一人が「せっかく登ったのに…」と文句を言いかけたが、この湿原「大凹」こそが、今山行のハイライトとも言うべき高山植物の宝庫だった。
 残雪が遅くまである地形のせいか、手前では終わっていたチングルマやコイワカガミも花盛りで、コバイケイソウ、イワイチョウなどの群生に目を奪われた。撮影に少々時間を割いて湿原に別れを告げるところに、おいしそうな水場。しっかり水筒に補給してロープ場混じりの難所(というほどでもないが)を登った。
 再び池塘のほとりにコバイケイソウが咲く高原の木道に出て、鼻歌交じりに岩場に取りつけば、そこが梵天岩。岩の上からの展望がまた素晴らしい。一休みして、少し進んだ先が天狗岩の広場のような頂上だった。遠くに祠が見えるが、こちらは西吾妻山頂へのルートを取る。
 少し下ってから、正面に見えるなだらかな山体のピークを目指す。ゆるゆる登っていくと、山頂の標柱に登山者が集まっていた。平らな道の途中で視界もゼロという、標柱がないとピークであることすら分からない山頂だ。居合わせた登山者に記念撮影を頼んで、すぐ進発した。「大回りしちゃったよ」と言ってすれ違って行ったのは、大凹辺りで抜いて行った男性パーティーだ。恐らくピークを踏もうと思ったのに、天狗岩を直進して避難小屋に行ってしまったのだろう。
 木道が現れると、向こうに赤いかまぼこ屋根の避難小屋が見えた。西吾妻小屋だ。辺りでお昼を食べている登山者が何組かいたが、こちらは西大巓山頂まで我慢することにして、小休止のみで出発した。前方を見ると、やはりなだらかな山体が見える。ただ、残念ながら周囲に雲が増えてきた。そもそも、秋などの条件が良い時は北は鳥海山、月山から、南は磐梯山までが一望なのだというが、今は西大巓の頂上までにガスが絡み始めている。
 「またいったん下るの?」というバテ気味な一人の言葉には耳を貸さず、軽い下りと登り返しに挑む。小屋からこちら側はだいぶ登山者の影が薄いが、やはり下山後の交通機関に問題があるからなのだろう。標高差も天元台に戻るのと比べれば多くなるので、お年寄りには厳しいのかもしれない。何しろ冬のスキー場と異なり、天元台の夏リフトは下りも乗車可なのだ。
 一汗かいて西大巓頂上へ。ちょうど薄くガスがかかって涼しい中で、宿の用意した大きなお握り2個の弁当を食べた。雲がなければ磐梯山もよく見えるそうだが、まあ、仕方がない。
 山と高原地図によれば後は一本調子で下るのみ。歩き出すと、ほんの軽いアップダウンが1度あったきりで本当に真っ直ぐ下るばかりの道となった。一昨日の雨が残っているのか、ところどころ水たまりがある急坂をどんどん下る。初めはオオシラビソ、その後はさまざまな木々が周囲にかぶさって視界は利かない。逆コースだと、辛いばかりのいささかつまらない登りとなりそうだ。
 標高1600m付近でグランデコのゲレンデ最上部に出た。右手にリフト降り場が見える。2年半前の誕生日、吹雪模様の中で滑ったゲレンデだが、夏の景色はまるで違う。いつのまにか雲が消えて夏の日差しが戻り、振り向けば西大巓も良く見える。正面には堂々とした磐梯山のシルエット。25度くらいの斜面をジグザグに辿っていくと、子供たちの歓声が聞こえた。ゲレンデの一角に雪?を盛り上げて遊ばせている。
 ゴンドラ駅に着いて切符を買おうとすると、「下りた所で買ってください」とのこと。ほとんどが下から往復する客なので、上の駅では切符を用意していないのだろう。やれやれと6人乗りゴンドラに5人でどやどやと乗り込んだが、暑い。座席にうちわが置いてあったが、夏のゴンドラは日向の車と同じ温室状態で、屋根の小さなベンチレーションくらいでは焼け石に水なのだった。

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体力レベル
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