新穂高から南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳を日帰り縦走


- GPS
- 11:36
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 2,454m
- 下り
- 2,454m
コースタイム
- 山行
- 10:57
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 11:36
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありませんが、南沢の雪渓が崩落していてコースマークの通りには通過できませんでした。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
最近、登山よりマラソンにはまっていて、なかなかこちらに書き込むことができなかったのですが、あんまりいい天気が続くので、かねてより計画していた槍ヶ岳日帰りを決行することにしました。
ルートとしては、単にピストンでは面白くないと思い、南岳新道と飛騨乗越をぐるりと回ることを想定していましたが、どちらを先に行くかで悩んでいました。
ヤマレコのレポートをいろいろ参考にしましたが、大概の方は南岳新道を下りに使っているようです。しかし皆さんの感想からすると、結構めちゃめちゃ急な道であることがわかりました。
そこで、自分としては
○時間短縮のために下りのスピードが重要と思うこと。
○さらに夏場であること。
を考慮して、まだ十分に体力があり、日陰になる早朝の内に登りで使った方がいいという結論に達しました。
前日の内に無料駐車場へ入りました。時間は21時ごろでしたが、さすがに平日はスカスカだろうという予想も裏腹に、既にあんまり空きがないような状態です。が、なんとか最上部へ止めることができ、準備しておいた網戸を窓へ装着して、しばしビールを飲んでくつろいだあと、就寝しました。
途中トイレに起きたりして、あんまり熟睡はできませんでしたが、それでも2時間ぐらいはウトウトできたと思います。
準備と食事を済ませ、スタートです。
途中、登山センターでトイレを済ませ、真っ暗な中をすすみます。毎度のことですが、多少心細いので今回はiPhoneで音楽を流しながら歩きました。
白出沢あたりで少しずつ明るくなってきました。
工事中で登山者用の足場が作ってあり、そこを超えると登山道です。
歩くこと約2時間、槍平小屋に到着。ここから南岳新道をすすみます。
途中の南沢では、雪渓を超えるようにコースマークが設定してありましたが、落石だらけで雪渓が崩壊しており、見るからに渡れそうになかったので、少し下流へ下ってから雪渓の無くなったあたりを巻くことにしました。
しばらく行くと、うわさ通りの木製梯子のオンパレード。めちゃめちゃな急登が始まりました。しかし、日陰とさわやかな風のせいであんまりバテずに登れます。振り返ると真っ青な笠ヶ岳、山へ来てよかったと思う瞬間です。
なんやかんやで2630ピークも過ぎ、南岳小屋へ到着。トイレを済ませてピークへ出発です。ピークからは素晴らしい景色が望めます。そしてはるか向こうに、今から向かう槍の穂先が見えています。
南岳、中岳、大喰岳と3000m級のピークを次々に超えます。この稜線は本当に気持ちの良いコースだと思いました。そして、目指す槍の穂先がだんだんと大きく見えてくるのも、とてもワクワクとしてモチベーションが上がります。
途中、たくさんの登山者の方とすれ違いましたが、「こんちわ」というと「アニョンハセヲ」と帰ってくることが多く、さすがに最近は登山も国際化してるなあ、と感じました。
飛騨乗越を超えて、槍ヶ岳山荘へ到着。ここから見る槍の穂先は本当に迫力があります。平日にもかかわらず、結構な人が壁に張り付いているのが見えます。
早速自分も穂先へ向けて壁に取り付くことにしました。
穂先までの道中で、梯子が多少渋滞しているところがありました。よく見ると、小さな男の子がお母さんとお父さんに助けられながら一生懸命登っている最中でした。
ご両親は「お先に行かれますか?」と言っておられましたが、待っている全員が、「もう少し、頑張れがんばれ。!!」という感じで男の子を応援しています。自分も全く同様の気持ちで、一緒に登っていくことにしました。
そして、男の子はみんなの声援を受けて何とか頂上へたどり着くことが出来ました。
「よく頑張ったね」とその場のみんなが激励します。本当にほのぼのとした瞬間でした。後で聴いたところでは、その子はなんと5歳の幼稚園児ということでした。
槍の穂先からの眺望は格別です。360度見渡してもここより高いところはありません。誰かが「すべての山は槍に通じる」ってなことを言っていましたが、全くその通りだと思いました。
一通り眺望を楽しんだ後、下山に取り掛かりました。
飛騨乗越から飛騨沢を下ります。今回はトレラン装備で来たので、登山者とすれ違う時以外は、走ることができます。やっぱり下りにこのコースを選択してよかったと思いました。あっという間に槍平小屋まで降りてきました。が、ここから白出沢までの間が結構遠かった。そして、お決まりの林道歩きもかったるかったのですが、何とか無事に無料駐車場まで降りることが出来ました。
中崎山荘奥飛騨の湯で汗を流し、疲れた体を休めてから帰路となりました。
Turkeyさん、
激走ですね。
昨年、自分が槍ヶ岳を訪れた際に、大喰岳・南岳のルートが気になって仕方がなかったのですが、槍ヶ岳登頂後、下山モードで気持ちが切れてしまい、そのまま下ってしまいました。こうして見ると、素晴らしい景色ですね。本ルートを踏破できるように頑張らにゃ!
pokepikaさん、どーも。
この時期は、必ずと言っていいほど午後から雲が出てくるので、何とか天気が安定している午前中のうちに行動したいと思い、スピード勝負で行きました。
そのため、装備はトレランスタイルで、荷物もハイドレーションに水2リットルと食料はゼリーを5パックのみ、雨具はなしでその代わりにウィンドブレーカーと念のためにツェルトを準備した程度です。
いつもならビールとコンロと焼き物を持参するのですが…。(^-^;
ということで非常にストイックな山行になり大変疲れましたが、景色も良くとても気持ちよく登れました。
やっぱり山はいいですね。(^^)
ではまた。
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