64歳、人生初の北鎌尾根

2025年08月30日(土) 〜 2025年09月01日(月)

• GPS: 32:44
• 距離: 50.8km
• 登り: 3,434m
• 下り: 3,463m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:14
• 休憩: 0:57
• 合計: 10:11

距離 20.9km 登り 1,066m 下り 742m

6:17 上高地バスターミナル
6:22 カッパトイレ
6:29 小梨平
7:04 7:08 明神館
7:12 徳本口
7:48 徳沢公衆トイレ
7:54 7:59 徳澤園
8:09 8:10 新村橋
8:46 8:57 横尾
8:58 横尾山荘
9:32 9:33 槍見河原
9:42 9:43 一ノ俣
9:49 二ノ俣
10:15 10:27 槍沢ロッヂ
10:57 11:03 ババ平
11:30 11:41 槍沢大曲り
13:36 13:44 水俣乗越
16:30 北鎌沢出合

2日目

• 山行: 9:32
• 休憩: 2:48
• 合計: 12:20

距離 6.5km 登り 2,016m 下り 787m

3:52 宿泊地
6:27 6:46 北鎌のコル
9:18 10:23 独標2899m
14:40 16:02 槍ヶ岳
16:13 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 8:39
• 休憩: 2:09
• 合計: 10:48

距離 23.4km 登り 352m 下り 1,933m

3:59 槍ヶ岳山荘
4:08 飛騨乗越
4:24 大喰岳
5:10 5:20 中岳
5:48 大喰岳
6:03 飛騨乗越
6:14 7:08 槍ヶ岳山荘
7:46 播隆窟
7:51 坊主岩屋下
8:36 8:44 槍沢・天狗原分岐
9:16 槍沢大曲り
9:43 ババ平
10:13 10:42 槍沢ロッヂ
11:09 二ノ俣
11:16 11:17 一ノ俣
11:27 槍見河原
12:02 12:09 横尾
12:47 新村橋
12:59 13:12 徳澤園
13:14 徳沢公衆トイレ
13:51 徳本口
13:56 14:02 明神館
14:34 小梨平
14:40 河童橋
14:48 上高地バスターミナル
14:48 ゴール地点

天候

高温で快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

さわんど駐車場で始発バスを待つ観光客、しかも若い人の多さに驚き。以前は登山者メインだった記憶が

コース状況／危険箇所等

水俣乗越からの下りはズルズル滑る。
有名な右股左股以外にも、北鎌のコルから槍の穂先まで正しくない踏み跡などあり、気づいてすぐ戻る精神的＆肉体的余裕が必要でしょう。
穂先の近くは有名なチムニーよりすぐ先の剥がれそうな岩をよじ登る方が難しく、ガイドさんの指示が自分には必須でした

その他周辺情報

寄り道する元気がなく自宅に直帰

写真

8/30 6:22

ピーカン。下界では40度予想も

8/30 6:22

陽の当たる焼岳

8/30 7:04

明神

8/30 8:55

横尾

8/30 10:20

槍沢ロッヂ

8/30 10:29

望遠鏡を写したら、穂先の本体は小さすぎて見えにくい

8/30 11:05

ババ平

8/30 11:32

大曲

8/30 11:51

水俣乗越に登る途中で大喰岳や中岳が見えます。この2座はまだ登っていない3000m峰

8/30 13:36

途中から自分のガス欠が顕著で、何とか水俣乗越に到着

8/30 13:27

針ノ木岳と、手前に高瀬ダム湖

8/30 13:35

ちょっと北鎌の稜線が見える

8/30 14:45

技術が無いのでズルズル滑る下りに苦戦し、それでもしばらく進むと槍が見える。
その後は枯れ沢のゴロゴロ石に足を取られ転んだりしつつ、何とか北鎌沢出会に到着

8/31 5:08

本番の2日目は例によって、山小屋泊しか経験のない自分がモタモタ撤収し出発が遅れた。
それでも明るくなってくると大天井の稜線が

8/31 5:51

じわじわ上がってきます。
自分はプロガイドの案内付きですが、放置ザックなど救助された痕跡もありました

8/31 6:41

更に上がってきます

8/31 6:41

コルに到着

8/31 7:03

好天で稜線から見る景色は最高ですが、こちらは早々とガス欠でガイドさんを困惑させる

8/31 7:55

右のピークは水晶でしょうか

8/31 7:56

奥に前穂北尾根がチラッと

8/31 8:10

これだけ天気が良いと普通はラッキーですが、ガス欠で足を引っ張る身には本当に日差しが辛い

8/31 8:11

天狗の腰掛でしょうか

8/31 8:20

やっと独標が近づいてきました

8/31 8:52

更にじわじわ接近。一歩一歩進めばいつかは着く、とはよく言ったもの

8/31 10:00

新しい独標の標識板。
私が足を引っ張り、大幅遅れで到着

8/31 10:29

次は最終目標にじわじわ近づく

8/31 12:58

更に接近すると凄い景色です。
ガイドさんに散々迷惑かけつつも、この方向から槍を見られたのは一生の宝物になりそう

8/31 13:41

西鎌尾根と硫黄尾根

8/31 14:38

東鎌尾根の向こう側に常念。
前日に越えた水俣乗越だけでなく、右端のヒュッテ大槍もけっこう下に見える

8/31 15:24

北鎌尾根というだけあって、最後の穂先は北側の日陰にもなって何とか登れた。
ただただ連れてきて下さったガイドさんに感謝

8/31 16:12

頂上で渋滞待ちの末に下山。一般登山者を待たせ20人を一人づつロープで確保しながら降ろす非常識なツアーがあったらしい

8/31 16:32

小屋前から見る常念キレイです

9/1 4:55

最終日は下山前に、残った3000峰を消化。
これで残り2座

9/1 5:07

見慣れた角度からの槍を眺めつつ、地平線の雲から出てくる太陽を待ちます

9/1 5:07

当たり前ですが、南岳から見たことのある槍より大きい

9/1 5:15

地平線に雲がかかっているので、朝食弁当を食べながら既に20分待ち

9/1 5:16

始まるか？

9/1 5:18

始まりました

9/1 5:19

相変わらずiPhoneのゴースト？出ます

9/1 5:18

穂高方面

9/1 5:19

槍も次第に明るく

9/1 5:19

南アルプスでは富士と日の出が定番ですが、少し距離の離れた槍と日の出もなかなか

9/1 5:29

日の出を見たので小屋に戻る。少し降りた辺りで振り返る中岳はちょっとカッコいい

9/1 5:29

笠ヶ岳の先っちょにも陽が当たり始める

9/1 5:48

行きは暗かったので寄らなかった大喰岳。コースから30mぐらい離れている標柱は、中岳ともども背景が槍になる配慮。
付属峰といわれるジャンダルムや中白根山など含め、残る3000m峰は西農鳥岳だけになった

9/1 5:49

笠ヶ岳にだいぶ陽が当たってきました。
右の方に影槍

9/1 6:54

小屋に戻ってフルの荷物を回収。
お世話になりました

9/1 7:25

殺生ヒュッテ近くから

9/1 7:25

ここは泊まったことないです

9/1 9:17

大曲に戻った。ピーカン逆光で見事なゴースト

9/1 10:10

槍沢ロッヂ。天気が良すぎて食欲がなく、山荘の朝弁当の残りと自販機の飲み物だけ摂取

9/1 12:09

横尾

9/1 13:01

徳沢園のコーラソフト。
定番のコーヒーソフトより100円高く、クリームソーダ風の爽快感。暑い日は炭酸が合う

9/1 14:02

明神

9/1 14:41

平日なので河童橋の混雑は少なめ。
3時近いのに吊り尾根にガスがかかっておらず眺めるにはgood。登山者は大変

撮影機器：

iPhone 13 mini Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ ハーネス スリング カラビナ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ テントマット シェラフ ヘルメット 携帯トイレ

共同装備

60mロープ（ガイドさん）

感想

nob3torii

64歳になって北鎌を歩けるスキルを獲得した訳ではなく、一生に一度ぐらい行ってみたくプロのガイドさんの世話になった次第。
ロキソニンで歯痛を抑え副作用で胃がムカつくとか慣れないツェルト泊装備とか一日中ピーカンで高所と思えぬ暑さとか細かい言い訳あれど、とにかく体力がなく迷惑をかけ通し。それでも槍の穂先に連れて行ってしまうガイドさんの凄さ。
本当は宣伝したいところですが、私のように勘違いした還暦オーバーが申し込んだらマズイかもしれないのでやめておきます。もちろん普段から鍛えていれば高齢者でもOKでしょうが