抜けてるin西穂高岳
- GPS
- 05:44
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 929m
- 下り
- 918m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 5:44
8:58 旧ボッカ道分岐
9:27 西穂山荘
9:57 西穂丸山
10:24 西穂独標
10:46 ピラミッドピーク
11:20 西穂高岳
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
何の気なしに少し歩いて第1ロープウェーから乗りましたが、 鍋平駐車場から第2ロープウェー使ったほうが楽だし安くなります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂駅〜西穂山荘 緩やかなアップダウンもある登山道、樹林帯 西穂〜独標 最初だけ樹林帯ですぐに開けた展望のよい道になる。独標に近づくにつれ岩場になり直下は急な岩場登り 独標〜西穂高岳 独標除き10のピークを越えたり巻いたりする岩場登り。すれ違いが困難な所が多いので注意 |
その他周辺情報 | ロープウェイ 時間・料金 モンベル割・JAF割あり 新穂高温泉 始発8:00 西穂高口 最終17:15 第1ロープウェイ 始発以降、毎時00・30分発 第2ロープウェイ 始発以降、毎時15・45分発 第1・第2 大人往復2900円 6kg以上の荷物は荷物券 片道300円 ひがくの湯 ¥700 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
レインウェア
ヘッドランプ
懐中電灯
ファーストエイドキット
シップ
解熱鎮痛剤
芍薬甘草湯
下痢止め
小はさみ
コンパス
熊よけ鈴
予備靴紐
スマホ予備バッテリー
山と高原地図
手拭い
手袋
帽子
登山靴
カメラ
時計
食料
飲料
予備食
地形図
サブザック
ヘルメット
|
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備考 | ファーストエイドキットはいつでも携帯するもの |
感想
計画というか今年行きたいねと話していたまま予定から放したままだった西穂高岳に行ってきました。
別の予定から天気予報判断で急きょ決まったので埼玉から日帰り弾丸の西穂高。時期が時期だけに深山荘前の無料駐車場には「満車」の立て看板。時間は夜の10時を回ったところ。取りあえず突っ込んでみたら4か所空いていたのでギリギリセーフでした。
この駐車場の混みように少しビビり、8時始発のロープウェイに乗るために6時半から並びました。10番目くらいでしたでしょうか。
乗車したロープウェイには高校生の合宿かなにかでしょうか男子高校生がたくさん載っていてロープウェイが揺れるたびに大騒ぎ。普段は乗り物で怖いと思うことが無いのだがその影響でかちょっと腰が抜け気味の自分にややビックリしていました。
山頂駅から山荘までは樹林帯でこの日は無風。時間が経つにつれどうしたって暑さが増してきます。沢山の人が訪れていたことも重なり、なかなか自分のペースで歩くことが出来ずただただどこで抜けるかな?、どこで譲ってくれるかな?とそればかり考えながら歩いていたら結構早く山荘に到着できました。サブザックに荷物を詰め替え身軽になってその先を目指すことにしました。
独標までの道のりは登りがきつくなったり視界が開けて景色を楽しめたりと登山ぽさ、というか北アぽさが増してきてテンションも上がります。元気な高校生たちも数人のグループで好きなペースで登っていました。直下の岩場では高校生たちがヤベー、こえーと言いながら持ち前の若さでグングン登っていて後ろからそろりそろりと付いていきました。そして独標ではハイカー十数名と高校生が十数名で標記を撮ることが難しかったので撮らずに先へ進みました。
この先は本格的な岩場で以前の奥穂、重太郎新道・吊尾根とそっくりな険しい道のりでした。後から頑張って付いてきてるpeachにやや気をかけながら自分の足取りを追うだけで必至です。
すると目の前で年配の女性ハイカーが転倒。痩せた岩場でひっくり返ったので慌てて引き起こしに行きました。膝に切り傷が出来てしまいましたが、そこでpeachと二人してファーストエイドキットをメインザックに置いてきてしまったことに気づきます。つくづく抜けてるなぁと反省しつつ、お連れの方が絆創膏を持っていたのでそれを貼り取りあえず頭を打ったり骨が折れたりしてる様子はないのでしばらく休んでから戻ります、とのことなので我々も先へ進むことにしました。
チャンピオンピークという4峰でQUEENの「伝説のチャンピオン」を歌うつもりだったのですがうっかり見落としてしまい間抜けな自分に拍子抜けしてしまいました。
山頂への登りが一番きつく、岩場も登りづらいものが多かったのですがタイム的には早めに到着。山頂から見える北アの名峰を楽しんだら数分後には皆ガスと雲に隠れてしまいました。この辺は抜け目なく写真に収められたのでハッピーでした。
帰り道もアップダウンが多い岩場を戻るので慎重にならざるを得ず、すれ違いで緊張を強いられながらもひたすら歩きました。それは山荘で待つ「西穂ラーメン」をすする、というささやかな幸せのために。
目当てのラーメンを目指して再び快調に前行く人々を抜いて、というか譲ってもらって有難く先を急ぐことができました。そして途中で先ほど転倒したハイカーさんを見つけお声をかけさせてもらいました。膝を打って少し痛むけどゆっくり歩いて帰ります、とのことでお連れの方もいらっしゃったので安心して再びお別れしました。
しっかり醤油味と味噌味のラーメンをたいらげて後はロープウェイの駅に向かって歩くだけ。でもラーメンは締めの食べ物と世のサラリーマンたちから教わっているのでどうにも気が抜けた足取りに。2,3度足を滑らせる場面もあったので再度気を引き締めて次は下車後のアイスを目当てに頑張って歩きました。
無事に下山した直後ふと、第2ロープウェイから乗ればもっと安上がりで済んだのではないか?ということに気づき、肝心なところが抜けてる自分らに笑いながら車へ戻るのでした。
到着後はすぐに温泉に入り汗と疲れを抜き、帰路へ。
しかしもう疲れ切った私は腑抜け面のスイッチオフ状態であったためか沢渡辺りで既に眠気が襲ってきてしまい路肩の駐車帯で仮眠、その後も高速で数度SA仮眠を繰り返してしまいました。運転は手を抜けないのでしっかりとハンドルを握り、山ではグイグイ抜かせてもらったのと正反対に高速ではグイグイ他車に抜いてもらってのんびり帰りました。
毎度の事天気とにらめっこの数日。もともと予定していた山から急きょ西穂高が浮上したので登上してきました。
ついこないだも来たばかりの駐車場に日帰りでやってくるbo-tyu-zaiさん。元気だ。
山頂を踏んでみたいが一人ではよろしくないのと単純に不安だから、という理由で相方に付き合ってもらったが、ロープウェーの時間制限があるので少しでも帰りが遅くならない様に頑張ろう、と歩きだし。
平日だがさすが夏休み、子連れさんがたくさんいらっしゃる。低学年の子が多く、小さいながら一生懸命おしゃべりしつつ身軽に段差を歩く姿は健気で、こちらもやる気が出る。
蒸し暑い樹林帯だったがサクッと山荘に到着し、一気に開ける解放感で気分も上がった。休憩もそこそこにサブザックを用意していざ山頂へ。
ガレ場が意外と続いた記憶があったが、独標直下まではほぼ記憶通りだった。途中ロープウェーで同乗した学生さんたちがかわす言葉がただ可愛らしい、と感じるようになったのは歳のせいか・・・と思いつつ登れた独標自体は案外早く済んでしまった。
写真はちょっと撮れず、さっといっちゃおうと下を覗く。前回はこの先がとても高度で度胸のいる道に思えたが、奥穂登山の経験を糧に挑戦だ。
学生さんや子連れさんのひしめく独標からガラリと雰囲気を変えて、足場が悪く高度感しっかり、アップダウンもしっかりな細い岩稜帯を進むと、前方で相方のあわてる声が。
ちょうど死角だったので駆け寄ると、どうやらすれ違う女性が目の前で転倒されたようで、相方が声をかけ手助けをしていた。
不幸中の幸いか足の動かせそうな怪我ですんでいたが、小さな切り傷は浅くなくズボンをめくると出血が…鼻炎持ちゆえポケットにいつも入れているティッシュをだして厚めに渡し圧迫、処置をするお連れさん。二人してファーストエイドキットを置いてきてしまっていたので、この時点でただ見守るだけに。これは大いに反省しました。
落ち着いて自力で下りますとの事で、ひとまずお別れして先へ。途中振り返ると移動してる姿が見えたのでほっとするが、自分も処置ができないなか怪我はできないとあらためて注意を入れ直した。
集中はできて高度が怖いこともないのだが、疲労が出だしたので丁寧に持ち場足場をかけていく。いよいよ山頂直下まで来たが、ここがこの道で一番注意の必要な1枚岩だった。無事クリアして小さな山頂でひと休み。雲がかかる寸前の景色を堪能し、時間を考えて下山開始。
直下の1枚岩はやはり下るほうが難しく、そろそろ足を置いてヒヤリもなく安定した場所へ。その先も気を抜かず、できるだけサクサク歩いてラーメンもとい、山荘を目指した。
途中怪我の女性に追いつき、声を掛け合ってお別れ。気兼ねなくラーメンにありついて気分はすっかり登山終了だった。
そんな状態から気力をしぼって山頂駅へ。このあたりから頭痛が出始め、しかしゴールもすぐだったのでごまかして歩き下山完了。
計画の詰めの甘さを話し合ったりしてお風呂に入り食事をして相方を見送るも、早く帰宅した自分のほうが頭痛からギブアップ。レコも作らずうたた寝したので頭痛はすっきりしたが、思考と体ははふぬけのおしまいだった。
bo-tyu-zaiさん peachさん おはようございます。
西穂高、お疲れ様でした。ガスに隠れる前に絶景観られて良かったですね。やっぱり穂高は迫力ありますね〜。中々行けないので羨ましいです。
今回のタイトルは何々、抜けてる?ふむふむ色々抜けてたんですね おっと私も思い出しました!学生時、縦走した時に穂高で西だけ抜けてました。蝶ヶ岳からスタートして大天井岳、槍、北穂、奥穂、前穂で上高地に下りてしまったのです。学生の時は富士山以外の3000m峰登ろう、と思っていたのと下山は上高地でゆっくり、と思っていたので西穂高には目もくれなかったのですが、今はやり残し感満載です いつか行きたいな〜。
yuzupapaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ロープウェイのある山は人が多いのが定石ですが更に夏休みということもあるのか沢山のファミリーが歩いていました。山頂駅周辺散策、途中にある西穂山荘まで、独標までと段階的に行ける場所があるのでいろいろな人が楽しめる山だと思いました。その分道が詰まりやすいのは否めませんが・・・それも込みで計画した方がいいかと思います。
西穂高を奥穂と絡めるとなるとどうしてもジャンダルム越えが切っても切れない関係にありますからやり残した今、西穂単体でゆっくり楽しむのも賢い選択だと思いますよ。
もっとも今こそ西穂からジャン越えて奥穂・北穂を目指すのもまた一興かと・・・
yuzupapaさんこんばんは〜遅い返信になってしまいました
ちょっとスリルなロープウェー、普段あまり見る事のないファミリーたちの動向、かっこいい山々にラーメン、久しぶりの岩場歩きと楽しい一日でした。が、疲れにやられて寝てばかりの腑抜けお盆になってしまいました〜
ユズタロさんたちが入れないお山が多いので計画が難しそうですが、どんなルートでも いつかその時が来たら気だけは抜かずに …私が言えたこっちゃありませんが〜
期待の鳥氏のトンカツ画と、ボー&ピー氏のラーメン画にポチッ。美味そうですなあw
アニキ、こんばんは、コメントありがとうございます。
散々あちこち歩かれたようで景色よりも食い物に惹かれましたなっ!
kitainotoriさんのとんかつは、ご飯3杯うなづけますな。
Ennosukeさんこんばんは〜
言ってしまえば単なるラーメンなんですけど、山の上だと美味しくて嬉しくてとなりますね〜 みそ美味しかったです
景色も山行もお腹いっぱいなEnnosukeさんを釣るのには、食事写真が肝なのですね
どれ、どんなとんかつだ!…とkitainotoriさんレコの歩かれた行程をまず見てげんなりしてから写真を見たので、よだれが出ました。私は景色満腹じゃなくても釣られます。
お久しぶりです。
3000メートル峰21座の登り残しの前穂高岳を、今年中に上高地からやろうと思っています。
西穂高岳も何かのついでに、穂高兄弟ということで登ろうと思っています。
やっぱり、西穂の方が難易度高めでしょうか?
私はどんなに切れ落ちていても怖くないのですが、足場が悪いのが苦手です。
kitainotori さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そういえば前穂残してたんですよね。前穂からジャンダルム越えで下山ですかね?
我々が行った山頂駅〜の西穂は独標から先、北ア特有の岩場の道でアップダウンが幾度もあります。でも吊尾根の方が重太郎新道を登り切ってからの疲れを抱えて進まねばならぬので、足場の悪さがもろにバランスを崩す原因となり難易度が高かったと思います。いずれも足場の悪さは同等に感じます。あと腕が疲れますね、岩を掴んで進む場面がたくさん出てきますので。
むしろ奥穂〜西穂が核心部となりますからそこの難易度はもう一つ上になるのではないでしょうか?西穂山頂で奥穂から来たというおじさんと一緒になりましたがあまり詳しく話を聞いてこなかったのですんません
ん〜でもkitainotoriさんならスイスイ行けると思いますけどね、絶対はないですからプッシュはしませんけどね。
詳しい説明ありがとうございます。
腕が疲れるのですか、本当の岩登りですね〜
前穂高岳から穂高山荘か北穂小屋までいくつもりです。
そこからは涸沢に降りてしまいます。
ジャンダルムは最終目標ですので、三大キレットを終えてからです。
まだまだ先の話になりまする。
kitainotoriさんこんばんは〜
bo-tyu-zaiの影から…参考になることを全く言えないので変なことを言います
空想でもしも重太郎新道+吊尾根〜奥穂と重太郎新道+西穂高のルートだったとしたら…後者のほうが曲者です。
しかしそんなルートはないので、体力がある方なら難易度は西穂高のほうが易しいのではないでしょうか。足場の悪さは大差ないです。
どちらも十分注意していくことは変わりませんので、ぜひぜひお気をつけて
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