高山植物の宝庫☆妙高山〜火打山(笹ヶ峰キャンプ場から日帰り周回)
新潟県
camii
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- GPS
- 14:50
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,096m
- 下り
- 2,088m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 14:00
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 14:50
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
http://www.qkamura.or.jp/myoukou/camp/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
《笹ヶ峰⇔富士見平》 登山口からなだらかな傾斜に木道の敷かれた道が黒沢橋まで続きます。黒沢を渡ってからは十二曲り等の急傾斜の道ですが、木階段や岩にステップが刻んであったりと整備された道なので危険度は低いと思います。 《富士見平⇒黒沢池ヒュッテ》 概ね平坦で広い湿地草原を抜けて行くので開放感があり、お花も沢山咲いていて気持ちの良いコースでした。 《黒沢池ヒュッテ⇔妙高山》 黒沢池ヒュッテから大倉乗越まで緩やかに登った後はロープのある急斜面を下ります。その後外輪山の中腹をトラバースして長者池分岐に取り付きますが斜めに傾いた道なので転倒に注意です。長者池分岐から約400mの急登を登れば妙高山北峰です。 《黒沢池ヒュッテ⇒高谷池ヒュッテ》 黒沢池ヒュッテから茶臼山に登って、高谷池ヒュッテ下っていきます。比較的なだらかで花も多いルートでした。 《高谷池ヒュッテ⇒富士見平》 黒沢岳の西側をトラバースする道ですが、泥濘で滑りやすい石がゴロゴロとした道でした。 |
| その他周辺情報 | 杉の沢温泉 苗名の湯 大人450円 10時〜21時 http://www.myoko.org/doc/naenanoyu/blognplus/index.php?e=2 池の平温泉 ランドマーク妙高高原「温泉かふぇ」１時間パック700円 http://www.onsencafe.com/ |
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感想
お盆休暇の天気予報は前半と後半はまずまずですが、中盤はあまり良くないみたいなので、このお盆期間に日帰りで2回に分けて登りたい山を探すことにして、まず今回は信州と越後の境で、新潟県の南端に位置する日本百名山の妙高山と火打山に行って来ました。
妙高高原ICから約30分ほどの笹ヶ峰キャンプ場の無料駐車場に深夜0時過ぎに到着。駐車場は道路を隔てて2面あり、登山口から近い方の駐車場にはトイレがなかったので、道路を渡ったトイレのある駐車場に停めて車中泊しました。
日帰りで妙高山と火打山を縦走するのは行程がかなり長くなるので、4時半スタートの予定だったのですが、まさかの寝坊の為、予定より1時間遅い5時半のスタートになってしまいました。
笹ヶ峰登山口で登山届を提出して、まっすぐに伸びる石段を歩いて行くと緩やかなブナ林に敷かれた木道がどこまでも続きます。
寝坊したので今日は1つの山しか登れないかも知れないと思っていたのですが、この木道の道なら暗くなっても歩けそうです。
木道は黒沢橋までずっと続き、黒沢を渡った後も随所にあって本当に良く整備された登山道だと思います。
黒沢の右岸を歩いて行くと、十二曲りの標識から葛折りの急な道になり、十二曲りが終わった後も更に傾斜を増しながら、黒沢橋から急坂を1時間半ほどで富士見平に着きました。
富士見平は妙高山と火打山の分岐点になりますが、先に登るのが大変そうな妙高山に向かうことにしました。
ここまでは樹林帯の道でしたが、富士見平から暫く歩いて行くと、黒沢池周辺の広い湿地帯になり、快適な緑の草原歩きです。
木道が敷かれた道の周囲には色とりどり高山植物が咲き乱れて、先を急ぐ足がついつい止まってしまいます。
やがて黒沢池ヒュッテに着くと、まだ時間が早いせいからなのか、ひっそりとして人の気配がありません。小休憩してから妙高山に向かいます。
まずは緩やかな道を登って大倉乗越に着き、ここからロープのある急斜面を下ります。そして外輪山の中腹をトラバースする道になりますが、道が斜めに傾いているので歩き難く、ザレて滑落すれば危険な箇所もあったので慎重に歩きました。
途中で雪渓を渡り、燕温泉に向かう燕新道との分岐になる長者池分岐に着き、ここから妙高山山頂まで約400mの険しい登りです。
急勾配で大きな岩も多いタフな道ですが、途中に色とりどりの花が見れるので、時折足を休めながらゆっくりと登りました。
長者池分岐から1時間以上かかって妙高山北峰に到着。北峰が山頂ですが、最高点は南峰の妙高大神らしいので足を止めずそのまま向かいます。
ミョウコウトリカブトが群生する山頂付近から巨大な日本岩を通過して、10分程歩くと妙高大神が祀られた南峰に着きました。
雲が厚く遠望は今一つですが、白馬三山が見えました。
妙高山から来た道を戻り、黒沢池ヒュッテで再び休憩。時間は13時を過ぎていて火打山に向かうには微妙な時間です。
黒沢池ヒュッテで妙高山の山バッジを購入しようとしたら、売切れだったので、どちらにしても高谷池ヒュッテに向かわないとダメになりました。
相方がコースタイムを計算して火打山に登れるか算段をしてみたようで、ラスト1時間ヘッドランプ歩きになりそうだけど、木道あるから何とかなると思うので火打山に登ろうとなりました。(笑)
黒沢池ヒュッテから茶臼山を経て、木道の分岐を高谷池ヒュッテに寄らずにそのまま火打山に向かいます。
すぐに天狗の庭と書かれた標識のあるお花畑では、見たかったハクサンコザクラが群生していて、またまた足が止まってしまいます。
更に続く綺麗な高谷池の湿地帯からは、今から向かう火打山が遠く高く聳えていて辿り着けるのか不安になります。
木道や岩の道を交互に繰り返しながら火打山の東側の尾根を登っていくと、鬼ヶ城から続く雷菱の崩壊した断崖が目に入ってきます。
相変わらず花の多い道を進んで、雷鳥平との標識のある見晴らしのいい場所を通過しました。この辺りに雷鳥いるのかななんて歩きながら喋っていると、山頂直下辺りに本当に雷鳥を発見しました！
立山、白馬以来3度目の遭遇でしたが、時間がないので写真を1枚だけ撮って先に進みました。
やがて16時10分に火打山山頂に到着。雲は厚いままでしたが、さっきよりも北アルプスの山容が良く見えました。
誰も居ない山頂で靴を絞め直してすぐに下山します。
雷鳥はもう居なくなってました。残念…
約1時間で高谷池ヒュッテに着き、ヘッドランプの準備や水の補給をして、17時20分に下山開始しました。
18時に富士見平を通過。日没までに黒沢橋まで着きたいところですが、疲れた足ではペースが上がらず、十二曲りを過ぎた辺りで日が落ちました。
ヘッドランプを点灯させて歩きますが、既に険しい箇所は過ぎていたので良かったです。
19時10分に黒沢橋に着いて一安心。少し休憩してから進むとすぐに木道になりました。
木道歩きはルート間違いの心配はないものの、下りの段差が見にくくなるので、慎重にゆっくりと歩いて真っ暗になった笹ヶ峰の登山口に20時20分に着きました。
下山届を提出して駐車場に戻った時は、とにかくすぐにお風呂に入りたかったので、最寄りの杉の沢温泉に向かったのですが、営業が21時までで入れず、従業員のお兄さんに教えて頂いた、池の平温泉の温泉かふぇに立ち寄りました。
今回は大阪から遠く、そう何度も訪れるのも大変だと思って日帰りで2座登る強行日程でしたが、時間的に余裕のない山行はやっぱり味気なく、特に火打山は丸一日かけてゆっくり歩きたいと思える山でした。
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この山の、日帰り２座は、大変だったことでししょう。
特に、妙高を先に行った場合は。
でも、無事に歩ききられて何よりです。
終盤の木道は、僕もここに
たどり着いた瞬間、「助かった！！」と
思いました。
お天気あいにくでしたが、むしろ
ピーカンの日より、歩きやすかったのでは？
雷鳥のご対面、うらやましい〜
実はkomakiさんの７月のレコを見るまで、この２座を
あまり知りませんでした(笑)
komakiさんのレコにあったハクサンコザクラがお盆の
時期にもまだ見れると知って行ってしまいました
まだ個室のない山小屋には泊まったことがなくて、どうしても
先に日帰りで計画をしてしまいます
急ぎ足だったので、もっとゆっくりとお花も雷鳥も
見たかったですが、何故か達成感だけは一入でした
木道はこの日の命綱だったので本当に有難い存在でした
長丁場で体も気持ちも疲れた分、登山後の温泉は
いつも以上に心地良かったです
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