国師ヶ岳 甲武信ヶ岳 木賊山

2024年06月29日(土) [日帰り]

• GPS: 09:40
• 距離: 22.5km
• 登り: 1,306m
• 下り: 2,555m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:41
• 休憩: 0:59
• 合計: 9:40

距離 22.5km 登り 1,306m 下り 2,555m

4:36 大弛峠
5:08 5:09 前国師ヶ岳
5:14 三繋平
5:20 5:21 国師ヶ岳
6:50 6:52 国師ノタル
7:31 7:32 東梓
8:21 8:23 両門ノ頭
8:58 9:01 富士見
9:40 10:11 水師
10:18 10:19 2353m地点
10:40 甲武信ヶ岳
10:52 10:53 甲武信小屋
11:11 11:17 木賊山
11:19 11:21 戸渡尾根分岐
12:32 12:33 徳ちゃん新道分岐
13:50 13:56 徳ちゃん新道登山口
13:57 近丸新道登山口
14:15 14:16 西沢渓谷駐車場
14:16 ゴール地点

山岳小説『春を背負って』の舞台、奥秩父の梓小屋(架空の山小屋)を訪ねました。

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

大弛峠駐車場にマイカーを駐車(無料)し山行スタート。西沢渓谷へ下山し山梨交通バスにて塩山駅へ。
翌日、予約していた栄和交通の「大弛峠(金峰山)ツアー」にて、塩山駅から大弛峠へ移動しマイカー回収。

山梨交通バス 西沢渓谷14:40→塩山駅15:40(1,220円:IC)
https://ykbus.jp/index/route_bus/route_sp_info/nishizawa_valley/

栄和交通ツアー 塩山駅9:00→大弛峠10:25(3,000円:現金のみ)
https://eiwa-kotsu.jp/oodarumi.html

コース状況／危険箇所等

【大弛峠 〜 甲武信ヶ岳】
大弛峠から国師ヶ岳は過保護な程に整備された登山道。国師ヶ岳から千曲川源流分岐までは、さほど高低差の無い苔むす縦走路で特段の危険箇所は無い(倒木の除去など概ね整備されている)。千曲川源流分岐から甲武信ヶ岳は良く踏まれたメジャールート、甲武信ヶ岳直下にガレ場があるが易しい。なお、全体を通じて道迷いの懸念は少ないものと思われる。

【甲武信ヶ岳 〜 西沢渓谷】
甲武信小屋から木賊山はガレおよびザレの急登、徳ちゃん新道は徳ちゃん新道分岐まで(戸渡尾根上部)ガレガレの急傾斜でやや荒れている印象。徳ちゃん新道分岐から西沢渓谷までは特段の危険箇所は無い。

※登山ポストは大弛峠にある。

その他周辺情報

《後泊》旅館ゆばた
http://yubata.com/

写真

6/29 4:40

夜明けと共に、大弛峠駐車場からスタートです。

6/29 4:46

本日は奥様が同行します。

6/29 5:01

ゴゼンタチバナが沢山咲いていました。奈良県では絶滅してしまった種なんだそうです。

6/29 5:04

振り替えると絶景、モデルは奥様。金峰山の五丈岩も見えました。

6/29 5:10

本日の天気予報は晴れ時々雨、不安定ながらも天気は回復傾向にあると信じます。

6/29 5:12

前国師ヶ岳に到着。

6/29 5:15

ミツバオウレンの3連星。

6/29 5:24

本日の最高峰、国師ヶ岳。一等三角点(2591.92m、点名:國師岳)がありました。

6/29 5:51

奥様の次にカワイイ！イワカガミちゃん。今シーズン初対面です！

6/29 5:53

マイヅルソウ？なんか違うような、、、

6/29 6:25

映画版『春を背負って』の舞台は北アルプス立山でしたが、原作(小説)の舞台は奥秩父、大弛峠と甲武信ヶ岳を繋ぐ稜線です。

6/29 6:54

国師のタル、国師ヶ岳と東梓の鞍部の素敵な場所。私が小屋を建てるならここかなぁ。。。

6/29 7:22

木のこぶ、デカっ！

6/29 7:34

東梓に到着。小説『春を背負って』の梓小屋は、この辺りにあるはず。。。

6/29 7:41

苔むす森の妖精さんかと思ったら蒼井優ちゃん？いやいや奥様でした。

6/29 8:15

両門ノ頭に到着。写真は山頂標識代わりの私。

6/29 8:25

楽しみにしていた大岩壁からの大展望はガスガスで残念。

6/29 8:28

北側は晴れてるんだけどなぁ。。。

6/29 9:02

富士見に到着。樹木に覆われて展望はありませんでした。

6/29 9:13

高低差の少ない苔むす森を歩き続けて心身共に浄化された気分です。

6/29 9:21

立ち枯れゾーン。奥秩父山域には要所要所に立ち枯れゾーンがあるけど、何でなんだろう？

6/29 9:42

水師に到着。水師手前の急登でヘバってしまいましたw

6/29 9:50

この先、千曲川源流分岐からは登山者が増えると思われるので、静な水師のピークにて大休止。写真は山でもベジファーストの図。

6/29 9:54

私は盛岡冷麺、奥様は冷製パスタをいただきました。

6/29 10:40

歩いて来た稜線を振り返るけど、ガスってよく分からんw

6/29 10:42

甲武信ヶ岳、私は4回目、奥様は3回目の登頂。奥様は過去の登頂にピンと来ていないご様子。

6/29 10:56

西沢渓谷渓谷からのバスの時間を気にして、甲武信小屋はパス。

6/29 11:07

本日のラスボス木賊山。奥様は「ここ雪の日に登ったねぇ」と厳冬期の山行をやっと思い出していました。

6/29 11:09

イワカガミちゃんに癒やされながらガレ場をヒーコラ登ります。

6/29 11:15

木賊山に到着。

6/29 11:19

立派な三等三角点(2468.78、点名:破風)。なんで点名が破風なんだ？因みに破風山の三等三角点名は「破不山」。ウィキペディアによると、明治時代に陸軍測量部が誤って木賊山頂に破風山の三角点を据えてしまい混乱を避けるため破風山の方を「破不山」と呼ぶことになったとのこと。

6/29 11:36

キバナノコマノツメ

6/29 11:49

これは間違いなくマイヅルソウ。

6/29 12:36

徳ちゃん新道分岐、近丸新道の方が楽なんだけど増水で渡渉出来なかったら嫌なので、渡渉の無い徳ちゃん新道へ。

6/29 12:55

ギンリョウソウ。

6/29 13:02

幻想的なカラマツの森を下降。なお、奥様は下山に飽きてしまい「もう絶対に甲武信ヶ岳には登らない！」とプンスカしていました。

6/29 13:39

アセビ？時期じゃないよなぁ。なんだろう？

6/29 13:55

西沢山荘に到着、無事下山完了。ここからは人間界。

6/29 13:58

本日も同行してくれた奥様に感謝です。

6/29 18:10

お宿にて反省会、お疲れさまでした〜。

撮影機器：

Canon IXY 650 Canon

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ マグライト 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト エマージェンシーシート ナイフ カメラ 椅子×2 テーブル

感想

kazu5000🌲

笹本稜平著作の山岳小説『春を背負って』の舞台となった大弛峠から甲武信ヶ岳への稜線を歩きました。比較的アップダウンの少ない奥秩父らしい苔むす森が続く癒やしの稜線に大満足で、こんな素敵なルートを何で今まで歩かなかったんだろう。。。と思いました。また、小説の舞台となった梓小屋に思いを馳せる楽しい山行となりました。
なお、『春を背負って』に関する興味深い考察を記されているpasocomさまのヤマレコ日記を拝読しました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/21844-detail-73571

本日も同行してくれた奥様に感謝です。

コメント

chii1961

kazuさん　こんにちは　　　　　　　　　　　　このルート、ヘッドライトを無くして、遭難しそうになった苦い思い出があります…笑。でも山岳小説の舞台になっているとは、全く知りませんでした。ところで、やはり車の回収が問題ですね。

kazu5000🌲

chii1961さま、おこんにちは〜🎵
鶏冠山からの木賊山・甲武信ヶ岳を経て大弛峠の記録、よ〜く覚えておりますw
奥秩父山域でも北アルプスみたいにマイカー回送サービスがあると助かるんですけどね。
なお、映画版の『春を背負って』ならアマプラで観られますよ (^▽^)ﾉ

hokkun

おばんです！
学生時代、6月に2泊3日でこの山域を縦走したのですが、ずっと雨で何も見えなかった思い出があります。
下山して下界に着いたら晴れてきました
この頃は「日本百名山甲武信岳」なんて標識はなかったような気がします。
百名山の本を持ってた奴はいたけど、「全山踏破するぞ！」って奴はいなかったなあ。
私は「樽前山」が百名山に入っていなかったので、無視してました

kazu5000🌲

H先輩、おはようございます🎵
私が初めて甲武信ヶ岳に登った9年前には既に現在の山頂標識でした。地味な奥秩父のヘソの山を全国区で有名にした深田久弥氏の功罪については賛否があるものの、体力・財力・行動力を合わせ持たなければ達成出来ない日本百名山踏破を私も狙っているひとりですw
現在65座、60才までに残り35座をと妄想していますが、財力がなさ過ぎて厳しい状況です (^▽^)ﾉ

sumihiyo

kazuさん、こんばんは！
大弛峠から西沢渓谷に下りて、翌日車回収でしたか
それで塩山泊だったのですね・・・
塩山温泉へようこそです（実家徒歩圏内です）
ゆばたのお風呂、夜遅くなると一人では怖くて入りにくいのですが
奥様は大丈夫だったでしょうか(^-^;
残り少なくなった塩山温泉の宿です、
昭和のかおりそのままですが、機会があればまたどうぞ・・・

kazu5000🌲

sumihiyoさま、おはようございます🎵
ご実家が塩山なんですね！美しい山々に囲まれた素敵な街で、なんと言っても温泉が良い！馬刺しが美味い！フルーツも美味い！って、ゆばた旅館に宿泊して感じました！
なお、女将さんがとってもチャーミングでほっこりしましたw
私は食後にバタンQ、奥様は部屋で2次会をしてましたが、夜のお風呂には行かなかったようです。
ホント、素敵な街でお育ちになったんですね！塩山温泉最高！また泊まりに行きます！
足のお怪我、一日も早く回復しますように (^▽^)ﾉ