剱岳



- GPS
- 15:53
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,558m
- 下り
- 1,796m
コースタイム
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 4:38
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 2:26
- 合計
- 11:08
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
カニの横ばい、たてばい、鎖場 |
予約できる山小屋 |
|
感想
“一般登山道の国内最難関ルート”と言われる剣岳。
いつか登れるといいな(まぁ危ないと聞くし別にいいか)と思っていたがお誘いがありクライミングを始めたし体力もある内にと今回挑戦する事に。
ただ雨予報で天候が悪く、岩場なので厳しければ立山縦走に変更という事で悪天候の中出発。
【1日目】
夜関西を出て立山駅で仮眠。
早朝から災害警報が出る程の土砂降り。7時発のケーブルカーとバスを乗り継ぎ室堂へ向かう。到着するとホワイトアウトレベルの濃霧と雨風。剣山荘までの予定で余裕があるので2時間半ほど待機してから出発。
みくりが池も濃霧で道が見えず。嫌いな石畳を超えるとガレ場の登り。時折霧雨があり湿度と気温の高さで体力を消耗。剱御前小舎まで登りが続き、息も上がり疲れも来ていたが日差しも出てきてアルプスの山々が見えてやる気が少し復活。
剣澤小屋を超えたあたりで崩落しかけた小さな雪渓があり、同行者が通過しようと乗った部分が1m程ボコっと崩落し緊張が走る。
幸運にも落ちた箇所にしっかりした大きな岩があり特に怪我が無かった。
ヘロヘロになりながらやっと剣山荘に到着。
シャワーがありベタついた体を洗い流せるのがとても有難い。
次の日は剣岳アタックの日だか曇り時々雨予報。とりあえず向かうだけ向おうと決めて就寝。
【2回目】
5時起床。霧雨が降っているので少し出発を6時30分へ変更。私達が最後だった。
一服剱に行くまでに小雨。この天候で引き返すグループや前剱を見て無理だったという人々も。核心部で岩の濡れでのスリップに正直心配していたが、これ以上雨が降らなさそう雰囲気とリーダーの後押しもあり進む。
濃霧もあり目印がなかなか見つけられずペースダウンになる。
前剱の5番鎖は見た目は怖いが足場もしっかりしているので慎重に歩けば問題なし。
この辺りから日が所々出てきて岩が乾いてくる。
岩場慣れとボルダリング効果なのかその後も特に問題もなく進む。
難所のカニのタテバイへ。頑丈なステップと足場や持つ手がしっかりあるので登るのが楽しい。するすると登れた。
山頂は残念ながらガスで眺望は見れず。ただ剱岳登頂する事が出来とても嬉しい。
この後は核心の難所カニの横ばい。
先行者の怖い〜と言う声に少し怯える。確かに足場が見えないので緊張するもクライミングのおかげで高所慣れしていたのか慎重に足を置けば難しい場所では無かった。ただワンミスで滑落するので注意が必要。
天候のおかげて渋滞もなくマイペースに登れたので非常に良かった。
私の本当の核心はこれからで剣山荘に戻り荷物をデポした時点で14時。
マイペースに登りすぎた。雷鳥荘の夕飯は17:30。間に合う為の爆下りがスタート。
下山が苦手な事に加え、ガレ場で集中力も必要で膝痛と足の疲れもピークに。
それでも大きな休憩を取らず、半ば根性で突き進み17:30ぴったりに到着。
すぐ食事に案内されたが食も湧かないくらい疲労していた。
全員がヘロヘロになったが、この天候の中全員が無事に戻れて良かった。
雷鳥荘の外湯は硫黄の香りがして非常に良かった。
【3日目】
朝風呂に入り室堂へ出発。この石畳が歩きにくいんだよなとボヤキつつ
天候も晴れてみくりが池もしっかり見る事が出来た。
雄大な山々を見つつ、室堂で湧水を汲めるし温泉にも入れるって最高。
次はハードな山行ではなく雷鳥沢でまったりテント泊を楽しみたい。
※剱岳アタックの際、念の為120cmのスリングと安環カラビナで簡易チェストハーネスを作る。結局使用しなかったが心配な人は持っていってもいいかもしれない。
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