針ノ木岳、雪渓と黒部湖を堪能


- GPS
- 07:42
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,884m
- 下り
- 1,428m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓は、とりつき点、退避点、終了点、歩くルート、とても重要です。雪の下に巨大な空洞があり、万一踏み抜き、3ー5m下に落ち、凍り付く雪解けの激流に飲み込まれたら死にます。しかもそれは日々変わります。自身の判断が重要です。 |
写真
感想
10年来のGPS(SONY NV-U37)の調子が悪くてログは途中までです。
・今年は、大雪渓か針ノ木雪渓に行きたいと狙ってました。ところが大雪渓は7月頭でクレパスにより通行禁止に。針ノ木雪渓に絞り、仕事の都合、家庭の都合、天気が合うところを待ってました。本日、めでたく針ノ木に登れました。
・ところが、ヤマテンでは6時は晴れだが、午前には霧がかかり、午後は霧時々雨、の冴えない予報でした。山域を変えることも考えたが、行きたい北アルプスは、どこでも似たか寄ったかの天気。であれば、雨覚悟で初志貫徹、針ノ木へ。
・ただ、朝は晴れなので、早出は吉。3時起床3時半出発、5時過ぎ扇沢到着。他に候補だった、八方尾根の黒菱や五竜はリフトやロープウエイが7時15分とか7時半で早出ができないので、候補から消えました。
・5時過ぎに着いて、爺が岳柏原新道へ向けどんどん人が歩いており、無料駐車場がどこも満車なのにはびっくりしました。
・針ノ木も混んでいるかと思いきや、最初20分ほど、だれとも会いませんでした。休憩していると、一気に2人+1人+2人と追い抜かれました。あと雪渓に5名程度先行者がいました。4時半前の日の出前ぐらいから登り始めた方々と推測します。あと、雪渓ぐらいから、降りてくる方々とも、すれ違い始めます。
・雪渓用に、4本爪とダブルストックを用意しました。結論的には、登れましたが、滑って登りずらい部分も多々あったので、12本爪があると、より安定してベターと思います。私は、帰りはスキーの大回転の要領でずるずる滑り降りたので4本爪でよかったのですが、安定性(停止性)を求めるなら下りこそ12本爪がよいでしょう。
・雪渓はコース取り(取付点、終了点)が命にかかわります。雪の下には大きな空洞があり、凍るような激流が流れています。薄いところと踏み抜いて落ち激流に流されたら死にます。そのようなリスクがないよう、夏道も使って逃げないといけないです。この季節、そこのコース取りは日々変わっていそうですので、自身でリスクを把握し考え判断することが最重要です。なお、渡河も難しいところがあります。その場合は、一呼吸をして周りを見渡して、一番簡単なところを選びましょう。このコースは、判断が重要な場面が多いです。
・針ノ木は、コマクサのある蓮華と比べると、花の山のイメージがないですが、お花畑も多く、初めて会う花もぼつぼつ、とても楽しめました。
・また、山の眺望も北アルプスど真ん中360度で素晴らしいですが、針ノ木からの黒部湖は唯一無二の眺望です。雪渓と黒部湖が2大目的でしたが、果たせました。お昼休憩は30分、ずっと黒部湖を眺めていました。朝早出をしてよかった、10時半まで天気持ってくれて、山の神様ありがとう。
・帰り、雪渓は涼しかったですが、それ以降は猛暑の下山です。平日ですが、有料含めて駐車場は一杯、観光バスも多数です。ちなみに、6時半に最初の黒部ダムへのバスがでるので、そちらにも立山への登山客が多数いたことでしょう。
・本日は、ヤマテン予報に合わせ早出をし、最高の黒部湖と山々の眺望を得、初の本格的な雪渓登山ができ、楽しかったです。針ノ木岳、ありがとうございました。
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