第77回富士登山競走山頂コース挑戦記


- GPS
- 04:29
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 2,998m
- 下り
- 56m
コースタイム
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 4:27
天候 | 晴れ時々曇り 上の方はガスが出ていて風が下からゆるく吹き上がる感じ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
https://fujimountainrace.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/course/ |
予約できる山小屋 |
佐藤小屋
江戸屋
胸突江戸屋
里見平★星観荘
日の出館
本七合目鳥居荘
白雲荘
|
写真
感想
2年越しで憧れの富士登山競走への挑戦
昨年5合目コースに出場し山頂コースへの挑戦権を獲得
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5762091.html
今回初の山頂コースへの参戦となります
事前に山頂までの試走を行いましたが自分のペースで行ったら5時間くらいかかることがわかりました
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6996187.html
山頂コースの制限時間は4時間30分
本番は給水があることはプラスに働きますが自分の実力以上を出すことが求められます
事前に想定した完走へのペース配分は希望も込めて
馬返し1:05
5合目2:05(関門2:15)
8合目3:50(関門4:00)
ゴール4:28
スタート時の天候は晴れ
時間が早いので昨年の5合目コース(9時スタート)よりは涼しく感じる
スタートはAからEまである中のCブロック
7時に号砲、スタートロスは30秒ほど
スタートからしばらくは渋滞するが山頂コースの出場者はレベルが高いので最初からそこそこのペースで巡航できた
7キロ地点の中の茶屋の通過まではキロ5分台でキープ、そこから傾斜がきつくなってくる
ここはペースを落としても良いので歩かずに
馬返しの通過は1時間5分弱、ここまでは事前の想定通り
ここから1合目~2合目あたりで渋滞が発生、シングルトラックで無理に抜くことは難しい
渋滞が解消すると瞬間的に全体のペースが上がるのでそれについていく感じ
力のある人はこの機に乗じてぐんぐん前に行くのですが自分はそこまでの余力は無し
練習では淡々とパワーウォークで進む感じだったところで出力を上げて走る動きが何回か繰り返されたためか両足のふくらはぎにつりそうな感覚が
だましだまし5合目までは集団の流れに乗り進むがこの辺でペース感覚がよくわからなくなる
5合目のポイント通過は2時間8分ほど
この区間は練習より時間がかかって想定ペースを3分ほどオーバー
事前の計画から余裕がなくなってきます
6合目手前の星観荘でヘルメットを受け取り装着
ここは特に予習はしていませんでしたが流れでなんとかなりました
つりかけた足をだましだましで砂礫の6~7合目を進む
この先はほぼ全て歩き
7合目花小屋(標高2700m)あたりから岩場の急な登りが増えてくる
大きな段差でイレギュラーな動きが多くふくらはぎに続けて両足のハムストリングスもつってきたようだ
万全でも制限時間ギリギリ狙いのペースだったためこの時点で完走は難しいかもと弱気になる
それでも岩場で前が詰まった時は短くでも休憩を入れたり、手を積極的に使って少しでも足を休めながら高度を上げていこうと工夫しながら歩を進める
8合目の関門(標高3400m)通過は3時間55分を回っている
4時間の足切りには間に合ったが事前に想定していたここから山頂までの見込み38分に対して残り時間は34分半
いよいよ余裕がなくなってきました
岩場のゾーンが終わって大きな動きがなくなったので足はつりながらもなんとか進むことはできていました
練習よりだいぶ早いペースで残りの区間をいく必要があるのでとにかく周りに遅れを取らないように必死で動かし続ける
9合目(標高3600m)通過で残り時間は15分
ところどころ軽い渋滞があったりして本当にギリギリの様相
山頂は見えているがなかなか高度を上げられない
そうこうしているうちに上の方から制限時間まであと3分、あと2分といったアナウンスが
ほどなくして少し上の方から"残り走れば間に合うよ"という声が聞こえてくる
幸い前方は混雑していない
ここまできて走れとは酷なと思いながらもここで出し切らないと後悔するなと思い最後の区間は必死でダッシュ
なんとか30秒あまり時間を残してゴール
今持てる力を出し切った上で完走することができましたが想像以上にキツい展開でした
足がつった時点であきらめないで良かったです
給水ポイントでは毎回水2杯くらい補給
レモンやバナナも
その他に自家製ジェル用粉末(粉飴とパラチノース、蜂蜜にアミノ酸、塩分、クエン酸、にがりを混ぜたもの)入りフラスク持参
3合目以降の給水ポイントで水に溶かして補給
富士登山山頂コース心から心からお疲れ様でした。私は足の不調があり、ランニングも控えていたので悩んだのですが、
五合目コーストライしてきました。
その後富士山登ってきました🤣
精鋭人が下山してくる様、皆様とっても格好良かった。本当に日本一過酷なレースだと思います。最後の粘り、日々の練習と気持ちの強さの賜物だと思います。
本当に心から心からお疲れ様でした。
PS
去年の大会ペースを参考にさせて頂きました。
ロードは走り込めてないので全く及びませんでしたが、トレイルで少し巻き返しができました。ありがとうございました😊
コメントありがとうございます
トレランレースやロングコースで非常に強い方からそういっていただけるのは光栄です
以前試走している様子があったのでもしやと思っていましたが5合目コース参加されていたのですね
足を負傷されていたようなので無理がないと良いのですが
レース後に山頂までとは来年を見据えてでしょうか
山岳区間は自分より強いと思うので渋滞にはまらず5合目をクリアできれば充分好タイム狙えると思います
レース後に富士山は、ただ富士山が好きで登りたいからです。🤣
飲み物ににがりを入れるんですね?
どんな効果があるのかしら。。作ってみようかな(^^)
にがりの目的は熱中症と足つり予防のミネラル補給です
主成分は塩化マグネシウム
補給開始が遅かったので足はしっかりつってしまいましたが
ありがとうございます
この日の為に計画的に練習や山行積んできたので完走出来て本当に良かったです
事前シミュレーションでいろいろなパターンを想定してはいましたが最後は自分の力以上のものを発揮できたように思います
時間差のコメントで申し訳ないです。
完走おめでとうございます。
凄いです。
自分はいつか馬返しから山頂往復(もちろん歩き)ができればと思っています。
(現在膝の滑膜炎を患い今年の富士登山は無理っぽいです
富士山競走の試走(練習)をされている皆様が好きで昨年から7月中旬に馬返しから6合目まで往復しています。頑張るお姿を拝見すると元気がでてきて「自分も馬返しから山頂まで行ける」と妄想状態になれます
今後の10410410n10nさんのご活躍を願っています。
コメントありがとうございます
本当にギリギリだったのですがなんとか完走することができました
馬返しからのルート、練習の時も含め周りの登山者の方から気持ちの良い応援の声かけをいただくことが多く本当にありがたいなと思っています
fujikitaさんもいつか膝の状態よくなり馬返しからの山頂往復ができるようになると良いですね
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