記録ID: 70885
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
甲武信ヶ岳〜三宝山-三宝岩〜木賊山〜破風山〜雁坂峠
2010年07月17日(土) 〜
2010年07月18日(日)
- GPS
- 28:45
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,108m
- 下り
- 2,124m
コースタイム
あわよくば日帰りでと出掛けましたが朝8時登山口出発だとこのルートはチョット無理(自分の脚力では)でした。
山頂ピストンだけなら日帰りできただろうが三宝や破風山など歩き廻れなかった(ホントは甲武信ヶ岳までの登りでかなりバテてしまった)
7月17日
8:00西沢渓谷入口-8:22近丸新道-10:40徳ちゃん新道合流-13:00木賊山-14:00三宝山-14:12三宝岩-14:46甲武信ヶ岳-15:12甲武信小屋
7月18日
6:00甲武信小屋-7:40破風山-8:04東破風山-8:51雁坂嶺-9:25雁坂峠-12:45西沢渓谷入口
山頂ピストンだけなら日帰りできただろうが三宝や破風山など歩き廻れなかった(ホントは甲武信ヶ岳までの登りでかなりバテてしまった)
7月17日
8:00西沢渓谷入口-8:22近丸新道-10:40徳ちゃん新道合流-13:00木賊山-14:00三宝山-14:12三宝岩-14:46甲武信ヶ岳-15:12甲武信小屋
7月18日
6:00甲武信小屋-7:40破風山-8:04東破風山-8:51雁坂嶺-9:25雁坂峠-12:45西沢渓谷入口
天候 | 7月17日 曇り時々ガス 7月18日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場: 道の駅「みとみ」、蒟蒻直売所駐車場、渓谷入口手前の市営トイレ駐車場 すべて無料 危険箇所無し、登山道もしっかり、道標も各分岐に有り。 水場;;甲武信小屋裏から10分下った所(帰りの登りは15分で結構急坂)。 小屋では1リットル50円有料。 登りと降りの途中で小さな沢を何回か渡渉する、この沢の水は飲めそうだが・・? ◇西沢渓谷入口〜近丸新道〜徳ちゃん新道合流 西沢渓谷入口からは未舗装の涼しい林道で途中、綺麗なトイレ有り。 近丸新道か徳ちゃん新道のどちらで行くか迷ったが、近丸新道は増水時危険と書いてあったので近丸新道で行くことに(この自分の思考回路がどうもオカシイ・・、普通に行ける徳ちゃん新道で行けばイイだろ) ヌク沢の右上の尾根沿いに登って行き、途中トロッコの線路沿いの道や支流の沢を2ケ所渡り(壊れかけた鉄の橋で増水時は大変そう)、徳ちゃん新道合流点までは急な尾根登りとなっている。 ◇合流点(戸渡尾根)〜木賊山〜甲武信小屋 石楠花のトンネルをひたすら登り、トンネルを登り切ると標高が高くなり植性が変わった景色となる。 倒木の周りはやわらかい苔で覆われ松も這松のように背が低い。木賊山までずっとこの登りが続く。石楠花は散ってしまってるし、今日はあいにくの曇りで見晴らしも悪く、ひたすら上を目指して登るのみであった。 ◇甲武信小屋〜三宝山〜三宝岩 小屋から甲武信ヶ岳には登らず、まず、埼玉で一番標高が高い三宝山を目指す。 三宝山の頂上までは約40分(虫やハエが非常に多く立ち止まると顔中虫だらけになる)山頂からの見晴らしは無く三角点があるだけであったが、小高い岩があり、そこに登り見下ろすと甲武信ケ岳の前に大きな岩がそそり立っており、そこに登って見たくなりそこに登って見ることに。 三宝山から少し降りた道の右側に「三宝岩」の道標がありそこから岩場に5分くらいで行けた。三宝山に登って来るときこの道標をみのがしていた。 草を分け、ザレを通り岩場に登ると、最後に大きな4mほどそそり立っている大岩があり、その岩の上に立てば凄く見晴らしがイイだろうと思い、荷物を全て降ろして大岩に登ってみることに(鎖や階段がないので登れなくても元々・・・)、見た目で思ってたより足ががりや手がかりがありそれほど苦労せずに岩の上に登れた。 三宝岩の上からの眺めは遮る物が何も無く、非常にすばらしく、後ろに三宝山、前に甲武信ケ岳がすぐ見える。岩の上からは崖でとても下を覗けないが少し前に出て覗いて見ると・・・恐くて無理であった。 この三宝岩の上に暫く座ってぼぉ〜と景色を満喫してから降りた。 ◇三宝岩〜甲武信ケ岳山頂〜甲武信小屋 三宝岩からはまた小屋への道をもどり、途中にある甲武信ケ岳山頂への分岐から山頂を目指す。この分岐からは急坂ではあるが7〜8分で甲武信ケ岳山頂2475mに着く。 山頂は半分雲っていて、近くの山は見えるがその先の遠くの山々は残念なことに雲で隠れてよく見えなかった。 ◇甲武信ケ岳〜破風山〜雁坂峠 次の日、今日は快晴!! 破風山に向かう、ここもまず石楠花のトンネルが続くがこちらの道は2000m以上の山の尾根伝いの為か、嬉しいことに白とピンクの石楠花の花がまだいたるところに咲いていた。 石楠花のトンネルを過ぎると目の前に破風山がデ〜ンと、晴れているので右側には青空に綺麗な富士山が・・・やっぱりいつ見てもこの形は綺麗で元気がでる。これから先、雁坂峠までの尾根道はず〜と富士山を右側に見ながら尾根伝いを歩いていける。 破風山の山頂までは岩場の階段(楽には登れない大きな岩)をひたすら登る、大変な登りだが、常に右側に富士山が見えるので気持ちいい。 山頂は木に囲まれていて展望は無し。 この破風山2318mからは2000m以上ある稜線沿いに這松や岩づたいに東破風山2180m、雁坂嶺2289mとアップダウンを繰り返しながら東の太陽に向かい雁坂峠まで歩いていく。 朝、東側からの太陽に向って歩いていくので登りのときは日陰で涼しい(半そでではチョット寒い)が下りのときはもろに直射日光をジリジリ受けるので暑い。 太陽は暑いが気温は低い(20℃以下)ので蒸し暑くは無い。雁坂峠は涼しい風が吹いていて見晴らしも良く気持ちいい。 ◇雁坂峠〜林道〜広瀬 雁坂峠からは急坂をジグザク、ジグザクに笹道を降りて行く。途中支流の沢を越えてからは沢沿いの長い下りとなり、何回か川を渡渉しながら降りていく。 沢を左側に渡ってからは川沿いに尾根を登り、そこから川に向かって降りていくと広い広場のような橋の手前(雁坂峠登山道)にでる。 ここからは舗装の林道(道路)となり、この暑い炎天下(30度以上はある)ひたすらテクテクテクテク降りて行くと久渡の沢釣り場に出る。ここから川の橋を渡るとキャンプ場となり道の駅みとみ近くの道路にでる。 道の駅みとみではまず、すぐにアイスクリームと冷たいコーラ(運転の為アルコールは禁止)を買って両手に持って立ち食いをしたあと冷房の効いたレストランに入り昼食を取った。(勿論、ザックを背負い、泥の登山靴のむさ苦しい格好のまま) |
写真
撮影機器:
感想
今回の山行目的は勿論「甲武信ケ岳」でしたが、山頂は雲っていて見晴らしが良くなかったせいかもしれないが、印象に残ったのは次の3つであった。
1、三宝岩に登って大岩の上から眺めた絶景(高くて恐い岩の上に登れた嬉しさもあり、誰も登っておらず非常に印象に残った)
2、破風山の山頂手前から見た「青空に綺麗な富士山」(前日は曇り空で遠くが見えなかったが次の日、ここから突然綺麗な富士山が見えてビックリした)
3、甲武信〜雁坂嶺まで咲いていた石楠花の花(登りの石楠花のトンネルではではほとんど花が散って咲いていなかったが帰りの道ではまだ結構咲いており嬉しかった)
残念ながら甲武信ヶ岳に登って印象に残ったことはあまりなかったが、この3つは今回の山行で深く印象に残った。
また、甲武信ヶ岳に登るようなときがあったら「三宝岩」と「破風山」は絶対外せないのでセットで登らないとと思いました。
もし、これから甲武信ヶ岳を目指すような人がいましたら、ピストンで山頂に登って下山するのではなく、是非チョット足を伸ばしてこの2ケ所も絶対見て来て欲しいと思います。
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