記録ID: 7102293
全員に公開
アルパインクライミング
剱・立山
剱岳 源次郎尾根
2024年08月03日(土) 〜
2024年08月05日(月)
富山県
ikechan-v
noelprojet
higan01
体力度
7
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 25:37
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,773m
- 下り
- 2,779m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 8:31
距離 8.8km
登り 985m
下り 954m
2日目
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 3:22
- 合計
- 13:12
距離 7.2km
登り 1,297m
下り 1,303m
| 天候 | 一日目…とびっきりの晴れ、まさに梅雨明け一週間。暑い暑い。二日目…晴れ。だんだん雲が出て、昼頃は曇り。ちらちらと雨が落ちたがすぐやみました。三日目…朝は晴れ。10：00ごろには2,500m以上は雲の中。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
| 予約できる山小屋 |
|
写真
雪渓は、いつもよりとても少ないです。道にも雪がまったくありません。剣沢キャンプ場のあたりにも雪渓がまったくありません。
剱沢キャンプ場のところにある山岳警備隊の派出所によって、情報を仕入れていきます。とりつきから壁までの行き方も確認しました。登り口からまっすぐ上った突き当りの壁を登るそうです。
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剱沢キャンプ場のところにある山岳警備隊の派出所によって、情報を仕入れていきます。とりつきから壁までの行き方も確認しました。登り口からまっすぐ上った突き当りの壁を登るそうです。
今年は、ドコモもソフトバンクも電波が入らなくなっていました。代わりに、wifiの販売があったのですが、24時間を買ったのに21：00から朝までwifiがつながらない時間帯になってしまいました。説明では、看板の下の二行がそれにあたります。結局、最新の天気予報は夜中に出発するときは手に入れることができません。ご注意を。
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8/3 11:22
今年は、ドコモもソフトバンクも電波が入らなくなっていました。代わりに、wifiの販売があったのですが、24時間を買ったのに21：00から朝までwifiがつながらない時間帯になってしまいました。説明では、看板の下の二行がそれにあたります。結局、最新の天気予報は夜中に出発するときは手に入れることができません。ご注意を。
偵察の様子です。源次郎尾根のとりつきにわたるときだけ、雪渓を歩きました。
途中雪渓にクラックが入っていましたが、まだ、筋程度なので、慎重に飛び越えました。
源次郎尾根�曲�のコルに山岳警備隊のヘリコプターが飛んでいきました。ホバリングして、だれかを収容し、そのあと、一人おろして去っていきました。
1
8/3 15:37
源次郎尾根�曲�のコルに山岳警備隊のヘリコプターが飛んでいきました。ホバリングして、だれかを収容し、そのあと、一人おろして去っていきました。
ヘリコプターが剱沢小屋のヘリポートに一度降りてから、どこかに戻っていきました。
4：30にはとりつきに到着。後ろから人が来た！と思いましたが、どのグループも源次郎に来ないで下っていきました。この人たちは上から雪渓を歩いてきました。
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8/4 4:54
4：30にはとりつきに到着。後ろから人が来た！と思いましたが、どのグループも源次郎に来ないで下っていきました。この人たちは上から雪渓を歩いてきました。
いよいよ始まります。一番にとりつきました。三人目が登っている間に後続グループがやってきました。ハーケンにスリングをかけて、と頼まれました。喜んでかけました。持ちつ持たれつです。青線はハーケンにスリングをかけてそれをもって岩に乗れば安定して次のハーケンにスリングをかけて登れます。フリーで登るにはちょっと難しいです。山岳警備隊の方の助言は、右の木を使っていくとよい（みどり線）とのことでしたが、こちらは、ふみ跡があるけれどルートに戻るのが大変そうでした。そこを少しあがるとお助けロープが残置してあります。
3
8/4 5:11
いよいよ始まります。一番にとりつきました。三人目が登っている間に後続グループがやってきました。ハーケンにスリングをかけて、と頼まれました。喜んでかけました。持ちつ持たれつです。青線はハーケンにスリングをかけてそれをもって岩に乗れば安定して次のハーケンにスリングをかけて登れます。フリーで登るにはちょっと難しいです。山岳警備隊の方の助言は、右の木を使っていくとよい（みどり線）とのことでしたが、こちらは、ふみ跡があるけれどルートに戻るのが大変そうでした。そこを少しあがるとお助けロープが残置してあります。
どんどん後続の山岳会グループがやってきます。この方たちのうちお一人は、源次郎6回目だそうです。すごいベテラン！
木をくぐる地帯です。そんなにくぐりにくくもなく、アスレチック的で楽しいところでした。
ここが一番難しいところでした。登っている人の右後ろが切れています。岩の中で座り込んでしまえば、安定して落ちることがありませんが、その姿勢にもっていくところで少しどきどきします。
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8/4 5:53
ここが一番難しいところでした。登っている人の右後ろが切れています。岩の中で座り込んでしまえば、安定して落ちることがありませんが、その姿勢にもっていくところで少しどきどきします。
安全のためにビレイします。後続グループのロープを引っ張って上がって、木にまきつけました。
ここは、切れているので恐いところです。花崗岩はフリクションがいいので慎重にいけば、フリーソロで登れました。
山岳警備隊の方二人の登る軌跡を観察し、そのあと、山岳会の方々の後ろにくっついていって、ルートに不安なく登れました。
コルから�喫�を降りたコルから�曲�を見た写真です。前方を行く山岳会の方々です。後ろをついていくのは、面白さは減りますが、疲れてきているので精神的に楽でした。
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8/4 9:03
コルから�喫�を降りたコルから�曲�を見た写真です。前方を行く山岳会の方々です。後ろをついていくのは、面白さは減りますが、疲れてきているので精神的に楽でした。
山岳警備隊のお二人は、少し岩を登ってから、右のハイマツに移動していました。最初からハイマツに行くと簡単ですが、少しハイマツをこすります。
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8/4 9:04
山岳警備隊のお二人は、少し岩を登ってから、右のハイマツに移動していました。最初からハイマツに行くと簡単ですが、少しハイマツをこすります。
だんだんガスが出てきました。ときおり、対岸の八峰側からコールが聞こえます。今日はたくさんの方々が、八峰を歩いているのが見えました。多分、源次郎より多いです。落石の大きな音も聞こえました。
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8/4 9:17
だんだんガスが出てきました。ときおり、対岸の八峰側からコールが聞こえます。今日はたくさんの方々が、八峰を歩いているのが見えました。多分、源次郎より多いです。落石の大きな音も聞こえました。
�曲�はすぐだと思ったのですが、上に上がってから懸垂点まで、が結構長い尾根歩きです。切れているところを、サイドプルのがばを使ってわたるのが少し怖かったです。
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8/4 9:30
�曲�はすぐだと思ったのですが、上に上がってから懸垂点まで、が結構長い尾根歩きです。切れているところを、サイドプルのがばを使ってわたるのが少し怖かったです。
下降点です。青の石は浮いています。落とさないように、左から鎖をだしました。鎖は大きくて太いし、バックアップのスリングも新しそうなものが2本ついていました。時間がかかるので、先頭の人だけオートブロックをつけており、後続二人は最初の人に下でロープを持っていてもらうスタイルにしました。10分以内で3人降りられました。左にも新しい支点が追加されていて、同時に2グループが下りることができます。
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8/4 10:33
下降点です。青の石は浮いています。落とさないように、左から鎖をだしました。鎖は大きくて太いし、バックアップのスリングも新しそうなものが2本ついていました。時間がかかるので、先頭の人だけオートブロックをつけており、後続二人は最初の人に下でロープを持っていてもらうスタイルにしました。10分以内で3人降りられました。
左にも新しい支点が追加されていて、同時に2グループが下りることができます。
左にも新しい支点が追加されていて、同時に2グループが下りることができます。
オスの雷鳥です。初めて見ました。目の前で砂浴びをしていました。この前にメスの子連れ雷鳥も見ました。
カニの横ばいは、だれもいなくて、「今日は、なんでこんなにすいているのだろう。」と不思議でした。小屋は満員なんですが。
最終日。今日は下山するだけです。やっと剱沢小屋に日が当たりそうです。今は良い天気ですが、このあと崩れていく予報です。
剱沢小屋の日の出は、山が邪魔してこんなに遅い時刻になりました。
またまた雷鳥がいました。長い時間雷鳥親子はぶらぶらしていました。人を全く恐れません。
装備
| 共同装備 |
６０ｍ長ダブルロープ直径８ｍｍ バッテリー１ｍｍ長ぐらいのスリング直径５ｍｍ
|
|---|
感想
7月20日に行く予定でしたが、梅雨があけなくてこの日までのばしました。梅雨は8月2日にあけたので、まさに、梅雨明けのすばらしい天気でした。
それに、お盆一週間前のせいか、こんなに天気がよいのに人が少なくて、ライチョウ沢キャンプ場も剱沢キャンプ場もそれほどこんでいませんでした。別山尾根も混んでいませんでした。
一日目に、とりつきまで下見をしました。夏道が分かりにくく、下見をしてよかったです。二日目に暗い中を行くのは無理だと思いました。
二日目朝の気温が高かったのと、雪渓に斜度がなくて横断だけだったので、アイゼンを使用しませんでした。
水は、3L持っていきましたが、暑かったのでぎりぎりでした。塩タブをたくさん持っていったのはよかったです。ミネラルがなくなると足がつります。今回塩タブをたくさん食べたので、つりませんでした。
わたしの感じた第一核心は、6：00ごろに登ったところです。後ろが切れているのでこわいです。
あとは、�曲�が終わってからがつらかったです。道が分からないところや、クライミングのところがありました。
そして、なんといっても別山尾根の下山です。前剱の下りが特に足に来ました。とぼとぼ降りて、やっと剱山壮についたときは、生き返りました。
3年前に敗退し、1年かけてきちんと準備した結果、楽しく登れてよかったです。
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詳細な写真と説明があり、今度行く人の大変参考になります!！！
ありがとうございました。
それにしても雪渓が驚くほど小さくなってるんですね、白馬も使えないそうだし、温暖化って本当みたいですね。
下りのガレ場の写真懐かしく思い出しました。
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