双六岳〜笠ヶ岳ソロテント縦走


- GPS
- 55:12
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 2,936m
- 下り
- 2,915m
コースタイム
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 10:23
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 9:04
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 8:07
天候 | 晴れ、ときどき霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
行き:9/19(土)都庁駐車場発 帰り:渋滞で到着遅れ9/22(火)23時新宿着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山センター以外にも林道ゲート脇にあり。 |
その他周辺情報 | 下山後に立ち寄った中崎山荘はかなりの混みようで、浴場への入場制限があった。食堂も混んでいて注文がなかなかできなかった。でも風呂上がりのここの朴葉ステーキ定食&生ビールの組み合わせは疲れた身体に絶品!! |
写真
感想
今年のシルバーウィークは、秘境雲ノ平に行く計画だった。それが有峰口から折立までのバスがとれなかったことで、計画変更を余儀なくされた。
帰りの新穂高温泉からの3列バスを活かして他に計画出来ないか、プランを考えた。候補は、双六岳テン泊して鷲羽岳へ空身ピストンか、それとも双六岳〜笠ヶ岳周遊コースか。結論としては、こんなときでないと行きそうにない長距離覚悟の笠ヶ岳コースにした。
◆新穂高温泉〜双六岳
前の晩新宿を出発した高速バス、まだ薄暗い朝の新穂高温泉に降り立ち、登山準備。ちょうど一年前、西穂高に挑戦した緊張の朝を思い出していた。バス停留所の裏からつながっているとは知らず、登山センター経由でグルリと回り道で登山ゲートへ向かう。
わさび平小屋までは、緩やかな林道歩きだ。わさび平でひと休みして、鏡平をめざす。鏡池には見事な逆さ槍が。その後程なくして雲に隠れてしまったことを考えるとギリギリのタイミングだった。鏡平小屋でカレーライスのランチをいただき、出発。
弓折乗越までたどり着いたら、あとひといき。稜線に出ると西側はガスが晴れていて、双六岳が見えてきた。トラバースを進むと遠くにテン場が、そしてバックに鷲羽岳をしたがえた双六小屋が見えた。ようやくたどり着いた、そんな感じでテン場に到着。
テン場の端にちょうどいいスペースを発見。「こんだけ歩いたのに、これからテントを張って双六行くのー?」と思いながらも黙々とテント設営。少し横になって休息したら、アタックザックに防寒着、行動食と飲み物をつめていざ双六岳!
双六岳に向かうもガスがかかったり晴れたりの繰り返し。山頂に着いたときには、ガスガスだったが、たまに晴れると黒部五郎、鷲羽、水晶がくっきり見えた。
◆双六岳〜笠ヶ岳
笠ヶ岳のテン場が狭い、且つシルバーウィークということで、早めに出発。弓折乗越に向かう途中で、突然、雷鳥が目の前に。鉢合わせにも動じず、まるで導くかのように登山道を先導する。おおお!と興奮しつつ、あとに続く。対向からも登山者がきて顔を見合わせて微笑む。挟み撃ちにあった恰好となった雷鳥はマイマツの生え際にのっかり、程なくして飛び立った。2500m〜2700mの稜線を上り下りしながら気持のよい稜線歩き、長かった。途中でお会いした登山経験豊富そうな女性から「笠ヶ岳のテン場から山小屋まで遠いから、水、ビール、トイレは要注意だよ。まだ午前中だし、これから行けば、場所選び放題じゃないかな」と言われ、ひと安心しつつ、歩き続ける。
やっとの思いでたどり着いた笠ヶ岳のテン場は、ガスがかかっていて閑散としてた。というか、誰もいなかった。本当にここでいいのか、という感じだった。テン場から上方に笠ヶ岳山荘が見え隠れしている。少し歩き回り、石が積み上がっている基地っぽい場所に決定。テント設営、今日もこれから笠ヶ岳ピストンかー、しびれるなぁ。。。生ビールを目指して、テン場から笠ヶ岳へ。
山頂はガスで真っ白。たまにうっすらと見える西穂側に腰掛け、魚肉ソーセージを食べる。山頂にはクリヤ谷からの長丁場を歩いてきた猛者たちも続々たどり着く、5時間15分との声も聞こえる。コースタイムは確か6.5hくらいだったのでは、と思い出しつつ、やはりここは機会がないと来ないな、と思う。
小屋まで下りると、うどんと生ビールを注文して、のんびり。缶ビールを買ってテン場に戻り、スマホで映画鑑賞。近くの年配グループの遅くまでのガヤガヤ攻撃に耐えつつ就寝。
◆笠ヶ岳〜新穂高温泉
山の朝は早い。星が瞬く暗いうちから、朝食、そしてテントの撤収だ。笠ヶ岳山頂でのご来光を見たあとすぐ出発できるように、テントをたたんでから、山頂に向かう。山頂にはひとが集まり始めていたが、まだピークではなかった。紅いスクリーンにクッキリと浮かび上がる槍、穂高の影。昨日のガスガス世界とは打って変わっていくら眺めていても飽きることはなかった。
(ここはあとで書く)
中崎山荘は、かなり混んでいた。入場券購入がストップされていたほど。そうか、去年は閑散としていて、お風呂も貸し切り状態だったから、それを想像していたけど、平日だったんだなー。10分程度待って順番がきた。ゆっくりと温泉につかり、今回の縦走山行を振返る。ふぅ、長かったなー。風呂上がりは楽しみにしていた朴葉ステーキ定食と生ビール。これ、これですよー!!!この時間がたまらない。食事後にそとでタバコすってると荷物整理している女性が。話を聞くと、「初めてのソロテン泊で、双六ベースに鷲羽岳ピストンして下りてきたとのこと」その身体に比較してあまりにもデカイザックを背負って帰っていった。かっこいいねー!
帰りの3列バスは、シルバーウィーク渋滞で新宿についたのは、22時だった。
<今回見た映画>
・ソロモンの偽証(前編・後編)
・月に囚われた男
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する