泉原湧水へ。マリアの泉・高山右近生誕之地・大川大名神社跡・マリアの墓・住吉神社・北摂霊園…箕面満喫ツアー豊能町編

2024年09月21日(土) [日帰り]

• GPS: 12:08
• 距離: 33.2km
• 登り: 1,075m
• 下り: 1,079m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:42
• 休憩: 1:26
• 合計: 12:08

距離 33.2km 登り 1,075m 下り 1,079m

11:38 箕面駅
11:52 瀧安寺
12:13 12:38 箕面滝
12:59 13:17 道標 ビジターセンター
13:27 道標 東海自然道と研究路4
13:27 13:30 東海自然歩道 西の起点
14:04 清水谷園地
14:20 梅ケ谷
19:40 20:01 泉原の湧水
21:28 21:29 梅ケ谷
21:39 清水谷園地
22:08 東海自然歩道 西の起点
22:09 22:10 道標 ビジターセンター
22:30 22:45 箕面滝
23:16 23:17 瀧安寺
23:44 23:45 箕面駅
23:46 ゴール地点

天候

曇り後雨

アクセス

利用交通機関：

電車

阪急箕面駅

コース状況／危険箇所等

【主な流れ】
1.滝道→ビジターセンター→箕面川ダム→マリアの泉
一般道中心にハイキングコースを繋いで到達できる。
車とのすれ違いに注意。
晴れが続くと水が出ない事も多いため過度の期待はしない。

2.（4）府道茨木能勢線経由で高山右近生誕之地
一般道経由で到達できる。小さな神社の集まりと石碑を見られる。田舎町の風景を楽しみながら歩ける。

3. 大川大名神社（破線ルート）
地図上の破線ルートではなく近くのスロープから取り付く。多少角度はあるが一応道のようにはなっており歩き慣れた方なら登り切ることができると思う。山頂を進むと神社跡の石碑に辿り着く。
そばの下りの道が古い参道と思われる破線ルートだが、途中でトゲだらけの藪に阻まれ進めなくなる。迂回して進んでも結局入り口近くまで戻る事になるので、最初から来た道を戻るのがいいと思う。
こちらは遠慮して高山城跡へというのもいいかもしれない。

4.マリアの墓
マリアの墓まで300mという道標を何度も見る事になる。若干分かりにくい道も含まれるが一般のハイキングコースの範疇。

5.住吉神社
少し離れた所にある神社。神社ならではの静けさを感じられる。

6.北摂霊園
北摂霊園まで舗装された道を通って向かう。
霊園内部が広いので思ったより距離を感じると思う。

7.泉原湧水
北側の茨木高原カンツリー倶楽部側を通って東回りで行くか、北摂霊園の東側の出口を南東回りに進むか選べる。
前者は舗装路、後者は最初にやや荒れた登山道を抜ける必要がある。
暗くなる前に登山道を抜けたい場合は南東周りで行くのがおすすめだが、どっち道暗いならカンツリー倶楽部側から歩いて周回して北摂霊園に戻るのがよいかもしれない。詳細は本編で。
ちなみに近さにこだわるなら周回しなくても南東方向周りでピストンする手もある。

8.北摂霊園
到着時点で21時を過ぎていたら危険信号。
梅田方面の人は終電を狙うと豊中までしか戻れないなんて事になるので、終電の一つ前までに確実に駅に戻れるようにしたい。

9.最初のルートを戻り下山
自然研究路6号線の付近でデッキを歩くこともできるが、デッキを通ると強制的に自然歩道も歩く事になる。暗くなっていた場合は車道を行ってトンネルを抜ける方が私は安心だと思う。

10. 終電の関係で第二ラウンド開始
滝道でオオサンショウウオを探したり、写真を撮り過ぎるなど、ゆっくりし過ぎると思わぬロスで電車を乗り逃す事になるかもしれない。
自分の最寄り駅まで通じる電車をあらかじめ確認しておきたい。
重ねて言うが、終電は豊中までしか戻れない。
今の梅田行きの終電は23：43。

その他周辺情報

滝道近くのチェリオの自動販売機でメロンクリームソーダを入手。
今回の山行には特別編が存在し、メロンクリームソーダは文字通り命の水となった。

写真

曇り。
明日は雨予報なので今日のうちに一つ目標を達成しておきたい。
今日はなるべく気難し過ぎるルートは取らないようにしよう。
目的地が観光地（たぶん）なので、参考にしてもらえるような場所を多く回りたい。

オオサンショウウオを探しながら進む。
どこにでもいるわけではないそうだが、念のため水のあるところはなるべく確認。

雨予報深夜だっけ。

いつもの魚の群れ。

赤トンボ

しばらく探してみたが今日も出会えず。

ゲンノショウコ？

今日も無事山行を終えられますように。

アカタテハ

猿が綱渡りをしていた。
最初はおっかなびっくり、ペースを掴んでからは一気に向こう岸まで渡りきった。

目玉模様の幹。

枝が目からビームみたいになっている。

猿。

また猿。
大きいサイズの猿を顔の近くですれ違う時は少し緊張する。

花火大会。

ヒガンバナ

ヘビイチゴ

いつもより少し早く出て今日はどこへ向かっているかというと…高山。

マリアの泉。
今日の目的地のひとつと大きく関係している。

ちなみに今日は枯れている。

四つ葉。

ここにも四つ葉。

縁起がいい…というか無限にある。
踏まれたことが原因で葉が増えることがあるそうだ。

四つ葉どころか幾つ葉なのだろうか。

車から降りて待つとリードがあるのかないのか分からないシェパードがにじり寄って来て怒られるのかと思えて怯えるわし。

ツルボ

イタドリ

シマシマ。

風がないと別物みたいだ。

このなびきが絵になる。

しぼみ始めていてなんの花か分からなかった。

案内板で高山マリアの墓があると聞いたことがあったが、まだ一度も行けていなかった。

高山高札場跡

北摂興業も観光名所の一つに数えられている。

神社。

アキノタムラソウというのに似ている。

ここには色んな神社が集まっている。
お賽銭は全部に入れてみる。
不公平にならないように。

しばらくじっとしているとすごい量の蚊が寄って来た。
荷物を下ろす場合は虫除け必須。

杏仁烏龍。飲み始めにしっかり杏仁感がある。豆乳っぽい後味が強めにあって杏仁感が消されるのが少し残念。

最近お気に入りのゼリー。冷蔵庫でかなり冷えにくく、あまり冷たくならない。時間が経ってから飲むと生ぬるい気の抜けたサイダーの味になり水分補給した感じで無くなる弱点がある。凍らせて解凍して飲むと喉越しもよく冷たさも長時間持続できるので非常に良い。

この神社群の脇にある石碑。
高山右近生誕之地

前回も行けなかった向こうの山。
あまり高くなく、途中登山道と思しき道がある。
民家から直結している私有地かなと思い諦めていたが、もう少し寄ってみることにした。

破線ルートということは基本的に登山道のはず。
民家の近くまで寄ってみると、住人が回転ノコで藪を薙ぎ払っていた。手入れ中なら邪魔してはいけないと思いその場を後にした。

意味ありげなスロープがある。
周辺にいくつかある。

別に正規の登山道を使わなくてもこの位の山ならどうにかなるかもしれないと、少し覗いてみることにした。

不明瞭気味だが登山道のように見える。

部分的に少々スリリングな所はあるが、許容範囲。
ハイキングの範囲…なはず。

この上には何かあると心が叫んでいる。

やたら松ぼっくりが多い。

コカマキリ

一応上まで登山道の形だった。

なぜか鞍部のように尾根が窪んでいる箇所がいくつかある。

この辺りが499ポイント。

GPSでは486mと少し開きがある。

看板に何か書いてあったようだ…。

特に何かある感じではない。

少し荒れた尾根。

生活感、いやバカンス感がある…が、今や廃墟。

おや、見慣れた感じのものが。

神社のつくばいが。

何か大量に棲んでいる…。

大川大名神社跡

そりゃあ草刈って大事にされるよなあと思いながらもう少し散策。

立派な枝ぶり。

枝がわちゃわちゃしている。

たぶん登山道（破線）の入り口。

あまり見なかったキノコ。

同じ種類だと思われる。

この辺で行き止まり。
（頑張れば降りられるかもしれない）
でもあの破線は参道という可能性があるためやはり優先したい。

いい質感のキノコ。

道なりに降りていく。
やはり大事にされている道なのだろう。

…若干の不安を感じる趣向。

麓の方が草まみれ。
下の人が薙ぎ払っていたのは参道へ向かうこの辺の草ではなかったようだ。

意味ありげな切り株がある。
周囲の植物はほぼ同じ種類で細い棘がある。
こういうのは刃物もなしに藪漕ぎできるものではないと思う。

切り株の向こうは細いトゲトゲさんだらけ。
こんな所を通ったらウェアは穴だらけ、血まみれの大惨事だ。
毒の沼地かバリヤーにしておけば入れねえよなァみたいな大雑把な調整が施されている。

多少薄い所はあるが、周辺全域にトゲトゲさんが広がっている。

下はすぐそこだがこれを抜けるのは不可能だ。
さっき下の方で薙ぎ払っていたのはきっとこれらのトゲトゲさんが敷地に進出しないようにという手入れなのだと思う。参道は対象外か…。

どこまで行っても細いトゲトゲさん。
何年かしたら日なたの山中埋まってしまうのでは…。

木の皮をぺりぺりめくったようなものが突き立っている。

コワイヨー。こんな所にダイブしたら大変なことに…。

来た道をそのまま戻るのはなんなので、迂回路を探しながら移動。
ここもしばらくしたら通れなくなるかもしれないな…。

立派なサルノコシカケ。

普通のくさに紛れてしっかりトゲトゲさんが根を張っている。

一見この先が手薄なようだが、奥は全て細身のトゲトゲさん。

南東方向にひらけた場所がある。

ちょっとこちらから行くのは厳しそうだ。

今日は激しい道に入って潰せる時間も体力もないというのに…。

荒れたこの辺りから脱出して日の当たらない場所から下山しよう。

日陰にはあまりトゲトゲは進出していないようだ。

トゲトゲがどこから出ているかわからない急斜面を使って降りるのはやはり無謀。

ワイルドな倒木。

この辺りはまだ通れる。

山椒とか硬派なトゲの木が突然増えて来た。

濡れたら滑る系倒木。

ここから先行っちゃいかんのリボンだろうか。

角度は少々急だがこの辺りにもスロープはあったはず。

荒れた感じのスロープ。

やっと脱出できた。

少し登って降りるだけのはずがかなり時間を消費してしまった。

最近はドリンク調整が上手くなって来たので買い増しする機会は少ないが、
中継地点として優秀なチェリオの自動販売機。
定番がいい方にはアサヒの自販機がある。

案内板にあった観光名所？北摂興業直結。

既視感のある景色。

この中には…。

カマキリがいる。

戻って来た。
寄り道し過ぎて高山マリアの墓に行けないなんてことは避けたい。
マリアの墓まで300m。
楽勝だ（なのにまだ行ったことがない）。

新種のアンパンマン。

工事現場の奥に鳥居。
あそこが？
いや別の神社のようだ。

通り道、立派なお寺がある。

おや、マリアの墓まで300m…減ってない。

こういう時はグーグル先生が役に立ったりする。
細かい道は教えてくれないが、場所は正確。
壁に阻まれて辿り着けなかったりするが、
場所に関しては正確だと思う。

300mは割と誤差だと思うのだが、それらしいものは見つからない。

また道標がある。これは登山口のマークでは。
嫌な予感がして来た。
ちなみにマリアの墓まで0.3km。全く減っていない。

マリアの墓への距離が出なくなった。
その代わり高山コースなるものに引きずり込まれそうだ。

ええ…。

完全に誘われている。

高山コースの第一の刺客、マリアの墓！

今日は登山というより未踏の観光名所に来たつもりだったのに。

分岐があって多少迷いやすそうだが、そこまで険しい道ではないのでハイキングにちょうどいいかもしれない。
豊能町の戸知山にいつか登ってみたいと思っていた。
分岐もあり迷いやすい山だと聞く。
山頂まで行くとおそらく最終目標にたどり着けないまま終わってしまう。
いけない。今日はもう一つどうしても行きたい場所があるのだ。

何かの道標が…。

辿り着いたようだ。

思っていた観光地的なお墓とは違うが、静かで風情がある。

3つの墓石

もう一つ離れた所に墓石。

立派な御神木。

他のルートも見てみたいが、先が長過ぎるので我慢だ。
もう17時。時間を使い過ぎた。
急いで引き返す。

ねずみ返し的な構造？

無責任な道標もしくは誘惑の道標…。

少し歩いて分岐。
鳥居のあった方に行ってもあまり遠回りにはならないので鳥居方向を選択。

あの神社もこの辺の重要スポットらしいので行っておいて損はないだろう。

この階段、多分斜めっている。

神社はこの静けさがいい。

りっぱ。

御神輿殿？

御神楽殿？

もう終わってしまっていると思われる社務所。

右大臣様

左大臣様

住吉神社。
時間があればもう少しゆっくりして行きたかった。

途中山への分岐がある。
今は目的地のことだけを考えるんだ。
高山は頑張ればまた来られるが、今日の最終目的地は次いつ行けるか分からない。

魅惑の響き。

この奥だろうか。
単独だとなかなかこういう所で休むという状況にならないが、いつかの楽しみにとっておこう。

これから経由地として北摂霊園へ。
1kmとあるが、もっと距離があるように感じる。
例えば、霊園自体が広いため、通り抜けようと考えると
茨木高原カンツリー倶楽部まで行くルートがあるが、2.1km…。

工事予定とのこと。

水路がちょっと遠くて手を冷やす感じではない。

水道の設備。

設備が解体され更地になっていたが、銀に輝く設備に生まれ変わっていた。

大切な人へのメッセージをどうしてそこに飾ろうと思ったのか。

時間的には若干厳しいが、仮に予定を押しても3連休。
登山靴の色写り問題が解決しなかったため、今日はランニングシューズでの山行だ。雨も降らなそうだし、舗装路を歩いて遠出するにはもってこいのタイミングだったと言える。

足は重いがカンツリー倶楽部方面へ行く。

曇り空でも日が沈んでいくのが分かる。

自動販売機エリアには入れないし、

トイレも全てではないが閉鎖されている。

噂の茨木高原カンツリー倶楽部。

そろそろ目的地を明かすと、泉原の湧水。
水を汲んで帰るのが今日の最終目標。
ピストンではなく周回で。
大雑把に自分のペースで計算したら2時間ほどかかる。ここから大滝までも同じくらいはかかると思う。滝から駅まで1時間。
実はヤマレコを始める前に来ているが、最果ての地のマップを残していないのはなんとなく攻略できてない感があるので早めに埋めておきたかった。

光り始めた街が遠い。

登山道中心に歩いて北摂霊園まで来るといい時間になっていることも多く、時間・体力的になかなかこの先へは行けない。
今日のように連休で雨の心配がなく時間と体調が許すタイミングは稀。途中予想外の時間消費があったためギリギリの戦いになりそうだ。

舗装された北側の歩道から回る。
泉原の湧水を汲むだけなら南側から直接ピストンした方が早いが、地図埋めと残り時間と水の重量とを考えた結果北から東回りで行くことを選択した。

暗さと安全度的には、明るいうちに南のアップダウンの激しい自然歩道部分を部分を越えてしまった方がずっといいと思われる。

遠くの夜景は綺麗だが、少々心細くもなる。

天狗岩方面へ行くのか、沢を登るのかという分岐？
当然このまま道なりに行く。

この間見た夜景とは一味違う遠さ。

アスファルトの舗装路ではあるが、ガードレールはちょいちょい切れているし、斜面は急なので車に気を取られ過ぎたり、油断すると危なくはある。

この時間に歩いていると、舗装路でも遠い気持ちになる。

この枯れ木の集まり、前に見たことを覚えている気がする。

時空の割れ目から覗く大鉄塔。

山側でも大きな溝があるので油断できない。

水路の水が勢いよく流れている。

この時間の廃墟はレベルが高い。

折り返し地点まで来た。

お地蔵さんいっぱい。

茨木側の鉄塔は大きく迫力がある。

東海自然歩道の分岐まで来た。

ここまで1時間弱。

大怪獣のような鉄塔たち。

茨木市の警告文はどれもコワモテ。

火の用心がこんな所に！
チェックはしておくが、もう箕面の外の世界…。

ブレブレだがまた火の用心。

落ち葉や小石だらけだが、一応舗装路。

街の灯りはこの辺りでは見られない。

この火の用心は道標とは違う。

こういうのを見るとちょっと警戒心が高まる。

近い場所に鉄塔があるケースが多い。

真っ白で何も見えないが、本当は赤い火の用心。

木の砂防ダム。初めて見た時はまっさらだったような。
石に比べて朽ちやすそうだがどのくらい持つのだろうか。

水が流れている。

出入り口の溝に気をつけて。

何かの獣と目が合った。

鹿っぽいものと目が合った。

遠くの夜景が非常に美しい。

クリーンセンター？

落石注意。

うなづける道路脇。

歩いている人もビビる看板。

ついに到着。

お地蔵さんお久しぶりです。

一部基準を満たしていない…とかだったような。

落石を常に気にしながら水を汲む。

募金箱のように見えるオブジェ。

山側に荷物を置いて万が一落石があったら詰むし、金網側に置いて落石が金網を突き破って荷物ごと落ちていったら詰む。

道の真ん中に荷物を置くというのが最も安全そうだ。

左右で成分が違うのだろうか。
水をいただく。

お地蔵さんのカップを洗い水を交換する。

モヤシのような苔かキノコ。

分解が進んでいる。

恐ろしい事実なのだけど、水を汲むと靴が濡れる…。
メッシュゆえ水に非常に弱い靴なので、長距離歩くのにこれはちょっとダメージだ。

奥にもう一本水のパイプがあった。

岩壁から滑り落ちる水。

本当に落石がありそうだ。

茨城県側は非常に整備されていたが、箕面側は急に本気を出してくる。
今でもそこだけはっきり覚えている。

こんなのが落ちてくるのか。

道の脇に滝が見える。

ザレておりあまり歩きやすいとは言えない。
灯りがなければほぼ真っ暗なので注意して進む。

雰囲気のある橋。

水がない場所でもカニがいる。

橋に刺さっているのは…歩くな危険のマーク。

使えなくなった橋の方が多い。

暗い所でぼーっと歩いていると危ない。

角度が結構ある場所もあるが、木段が設置されている。
ちょっと崩壊し始めている感はある。

鹿と目が合った。

またカニ。

崩れそうな階段。横は急斜面になっており、ちょっと怖い。

深淵から見つめる…鹿。

荒波に揉まれる白いキノコ。

木段があるとは言え暗い時は危険度が上がるので、選べるなら少しでも明るいうちに南側を歩き終えておくのがいいかもしれない。

GPSをこまめに見ていれば大丈夫だと思うが、暗い中道を気にしていないと迷うことがあるかもしれない。

ようやく北摂霊園到着。
一旦安全度が上がった。

ここまで1時間半弱といった所。

闇の中でキラキラしているのは、ヘッドライトが反射した墓石。

開けていただいているトイレもある。
非常にありがたい。

イラストちっくなポール。

バンホーテンココアの缶、飲んでみたかった。
ストックしておく。

水分と栄養補給。

売り切れランプがレアに見える。

なんとか入り口まで降りてきた。

補給休憩も少ししたが、敷地が広過ぎてここまで40分。

あとは来た道を戻るだけだが、まあまあの距離だ。

ゆっくりだと終電が気になる時間になって来た。
薄々は感じていたので早足で進んでいる。

今日あなたの御墓参りをして来たよ。

暗い時間はなるべく自然歩道に入らないようにトンネル側を行く。
…散々暗い自然歩道歩いた後だけどもリスクは減らしたい。

街灯が明るい。
ちょっと気分が上がる。

こんな丸い何かあったっけ？

試練だ。かなりの遠回りをして一般道のみでつなぐのは、残り時間的にも体力的にも今は現実的ではない。

明るくして怖い道を進む。

淡いピンクと黄色のキノコ。

こちらはまだ開いていない。

木の上に何かいると思ったら、イタチのような感じの風貌の何かと目が合った。
可愛い。

ビジターセンター出口で車とすれ違う。
少しほっとする。

手水ポイント。

流石に大日駐車場に車はいないか。

滝が少し激しい。

22時37分。
普通に行けば1時間といった所。
終電が12時ごろと考えるともう間に合ったも同じか。

この時間でもかなり凍っているお茶。

夜行性らしいオオサンショウウオを気にしながら下山。

今日のレンズの光り方はいつもと少し違うようだ。

こういう時はついつい撮ってしまう。

今日はカマキリが多い。

どこで撮ってもきらめきが起こる。

赤茶けたカエル。

カエルか何かがいる。

早めに降りた方がいいのにお気に入りスポットの多くで写真を撮ってしまった。
オオサンショウウオも探しつつだったのでロスが大きい。

少し電気が暗い。

全てのライトがフラッシュしている。

メロンクリームソーダを…。

何だこれは？
新商品ミックスフルーツオレ！？
一緒に買っていこう。

ここにも見かけないドリンク。
流石に来た時より重い位の荷物の量なので自重。

祝福のライト。

やりきった感がある。
記録に残っている中では最高距離だ。
ただいま！

だが私よ。
あの電車をスルーして次の終電で帰るのか。

それでいいのか？
本当に？

余裕だな！
終電が豊中駅までしか繋がらないとは知らなかった。

梅田まで行ってくれてもいいのよ…。

家族に歩いて帰ることを伝え「平地の○時間など余裕」とのたまった気がするが、
それは体力が十分の時の話。
普段の倍歩いて全てを出し尽くした後、行きより重い荷物を持った状態はかなり堪える。
それでもああ言うしかなかったのはよく覚えている。

都会のチェリオの自販機にはメロンクリームソーダがない気がする。

私に次の試練だ。
雲行きは怪しかったが…と言うか電車に乗れていれば問題なかったが、大雨。
平地の雨など山の雨具には赤子のようなもの
とは言ってないが滅多に使わない雨具が役に立った。

但し濡れ続けた靴で足のダメージが重い。
自分のケツは自分で拭くのが単独行。

何がダメだったか？
高山右近生誕之地か？大川大名神社跡か？マリアの墓か？住吉神社か？
いや最後オオサンショウウオを探していなければ間に合っただろうな…。夜行性の彼らを探すにはまたとないチャンスだったので当時の心情を考えればやむを得ないか。

いっそ箕面でテントで一泊とかの方が穏やかだったかもしれない。

ねーこ。

教訓。
終電の時間と接続は事前に確認しておかねばならない。

淀川？
まだ神崎川です！

平地のことを延々と書いても仕方ないので番外編はこの辺りで。

最終的にフルマラソン的な感じになってしまったが、無事生きて帰り着いた。
靴は泉原からずっと濡れたまま。
ひたすら体力と根性を試された山行だった。

装備

個人装備

長袖シャツ アウター ズボン 靴下 雨具 靴 ザック 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 目薬 ヘッドランプ モバイルバッテリー GPS（アプリ） 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 タオル ストック カメラ（スマホ） 熊鈴 熊スプレー 山用手袋2双 ビニール袋 保温バッグ ペットボトルカバー 保温水筒 座布団 ファーストエイドキット 虫除けスプレー 紙 消臭スプレー

感想

結木

北の方をがっつり見たいと序盤は登山道を避けて豊能町へ。
これまで行っていなかった場所やご無沙汰な場所を訪ねて歩きました。
箕面駅から徒歩で日帰りできる最果ての地のひとつ、泉原湧水周回。
ヤマレコにやっと記録を残せました。

歩行距離も記録更新。
…はいいんですが、やっちまいました。
終電の時間を正確に把握していなかったため、絶対逃せない電車を目の前で見送り、自宅まで歩いて帰ることに…。
既に疲れ切っている中、夜の雨の街を歩き続けるなんてやることがまだまだ若いな！と思うことにしておきます。

登山用のパンツが決まらず登山靴を履いて出撃できませんでした。
求める機能が特殊なようで
なかなか完全に自分向けだと思える商品は見つからないものですね。
こうなったら心行くまで探そうと思います。