初めての南アルプス『鋸岳〜甲斐駒ヶ岳』

2015年09月27日(日) 〜 2015年09月29日(火)

• GPS: 56:00
• 距離: 16.4km
• 登り: 2,597m
• 下り: 1,573m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:10
• 休憩: 0:10
• 合計: 5:20

7:50 戸台登山口
10:40 10:50 角兵衛沢
13:10 大岩ノ下岩小屋

2日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 1:10
• 合計: 6:40

6:30 大岩ノ下岩小屋
8:05 8:05 角兵衛沢のコル
8:25 9:05 鋸岳
10:15 10:45 第二高点
11:05 11:05 中ノ川乗越
12:30 12:30 烏帽子岳
13:10 ６合目石室

3日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:40
• 合計: 5:20

6:10 ６合目石室
7:50 8:30 甲斐駒ケ岳
9:00 9:00 魔利支天
11:30 北沢峠

天候

1日目曇り
2日目晴れ
3日目晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

9/27 7:48

登山口

9/27 8:18

流木を拾ってきて渡渉

9/27 8:32

ここはギリギリの飛び石で渡渉

9/27 10:40

角兵衛沢出合

9/27 12:06

蒸し暑い樹林帯

9/27 13:34

朝の出発が遅かったのと稜線もガスなので、今日は大岩下ノ岩小屋でテント泊に決定

9/27 13:29

この冷たくて美味しい水が最高

9/27 15:29

9/28 4:55

満月

9/28 6:25

2日目は快晴

9/28 6:29

ガラガラの角兵衛沢を登る

9/28 6:55

急で不安定な岩だらけ

9/28 7:28

中央アルプスに元気をもらう

9/28 7:15

草つきも安定した所はない

9/28 8:08

コルに到着

9/28 8:24

第一高点へ

9/28 8:28

鋸岳第一高点に到着

9/28 8:32

快晴が嬉しい♪

9/28 8:55

目指す甲斐駒ケ岳はまだまだ先

9/28 9:06

まずは小ギャップへ

9/28 9:16

小ギャップの鎖場下降はほぼ垂直

9/28 9:17

やや逆層の岩になっていて足場が決まらない

9/28 9:18

次は登りの鎖場

9/28 9:20

途中から左側にしっかりとした踏み跡

9/28 9:24

第一高点を眺める

9/28 9:32

山梨側を進み

9/28 9:36

鹿窓

鹿窓から長い鎖でザレザレのルンゼを下降

9/28 9:42

長い鎖

9/28 9:44

鎖を左右に振ると小石が無数に落ちてくる

9/28 9:50

草つきへ

9/28 9:51

遥か上に小さな鹿窓が見える

9/28 9:52

9/28 9:56

さらに下降し大ギャップのルンゼを登る

9/28 9:58

大ギャップのガラ場

9/28 10:11

そして草つきを登る

9/28 10:15

核心部を通過して第二高点に到着

9/28 10:15

第一高点を眺める

9/28 10:44

八ヶ岳

9/28 10:16

甲斐駒ケ岳へ前進

9/28 10:52

ここから下って中ノ川乗越

9/28 10:54

ここも不安定なガラガラの沢

9/28 10:57

途中からいい感じの雰囲気

9/28 11:08

中ノ川乗越、テントが4〜5箇所張れる

9/28 11:06

下ってきたガラ場

9/28 11:20

9/28 12:28

近いので烏帽子岳へ寄り道して甲斐駒ケ岳を眺める

9/28 12:29

紅葉真っ盛り

9/28 12:27

鋸岳を山梨側から眺める

9/28 12:29

9/28 12:51

六合目石室へ

9/28 13:50

ありがたい水を補給

9/28 14:19

甲斐駒ケ岳まで登る時間はあるけど、今日は石室まで
テントを乾かし、ビールを飲んでのんびり

9/28 14:19

紅葉もキレイ

9/28 14:20

鋸岳

9/28 15:00

9/28 15:52

石室内はこんな感じ

9/28 17:25

夕焼け

9/28 17:36

夕日が中央アルプスに沈む

9/28 17:46

2日目、無事に終了

9/29 6:16

3日目、曇り空でスタート

9/29 6:33

雲が取れてきた

9/29 6:38

鋸岳のシルエット

9/29 6:49

鎖場

9/29 6:51

9/29 6:47

第一高点に朝日が差す

9/29 6:52

晴れ！！

9/29 6:54

鋸岳からの歩いてきた稜線を眺める

9/29 7:05

9/29 7:14

9/29 6:55

いつまでも眺めていたい

9/29 7:28

さらに上へ

9/29 7:42

岩岩

9/29 7:49

快晴の甲斐駒ケ岳に到着

9/29 7:58

遠く険しく楽しかった稜線

9/29 8:23

仙丈ケ岳

9/29 8:37

魔利支天経由で下山

9/29 9:06

魔利支天から山頂

9/29 9:28

鋸岳の稜線

9/29 9:42

登った甲斐駒ケ岳への稜線

9/29 9:50

歩いた稜線が全部見える

9/29 9:41

9/29 9:48

白い甲斐駒ケ岳

9/29 9:54

歩いてきた戸台川と鋸岳

9/29 9:54

長かった戸台川

9/29 10:06

黄色の紅葉

9/29 10:30

9/29 12:31

北沢峠に下山完了
カッコいいデザインのバスで帰る

9/29 13:14

南アルプス林道から見える鋸岳の美しく険しい稜線

9/29 13:17

中央右に鹿窓と第二高点、右端が中ノ川乗越

9/29 13:16

左端が小ギャップ、中央に青い鹿窓とルンゼが見える

9/29 13:25

左端から角兵衛沢、第一高点、鹿窓、大ギャップ、第二高点

9/29 13:23

中ノ川乗越

9/29 13:28

大ギャップと第二高点

9/29 13:28

苦労して歩いて来た稜線がすべて見渡せて感動

撮影機器：

PowerShot SX160 IS CANON

AQUOS ZETA SH-01G シャープ

感想

---masa---

《1日目》
【戸台登山口〜角兵衛沢】
登山口から河原に降りていきなり渡渉の連続。
飛び越える石があっても大股でのギリギリの渡渉。
飛び石が出来ないときは、流木を見つけて、沢に配置して慎重に渡ること2回。

堰堤をいくつか越えて右岸の踏みあとを進むと角兵衛沢の案内板。
少し上流を右岸に渡渉して角兵衛沢を登り始める。

【角兵衛沢〜大岩ノ下岩小屋】
蒸し暑い樹林帯、途中に冷たく美味しい水が出ている所で休憩。
黙々と急登を登り断崖絶壁の大岩が見えて本日のゴール。

心配していた水はたっぷり出ていてひと安心。
他に誰もいないので一番広く平坦な一等地にテント設営。

テントの真横に冷たく美味しい水があるという贅沢なテント場。
あとはビールを飲んでのんびり過ごす。

《2日目》
【大岩ノ下岩小屋〜角兵衛沢のコル】
ヘルメットを装着し、朝一ガラガラの岩だらけの角兵衛沢を登り始める。
不安定な岩ばかりなので少しでも歩きやすいルートを探るが、
気を抜いて無造作に岩に足を置くとガラガラと岩が崩れる。

上部は左右に踏みあとが現れるが、急な砂利道でズルズルし疲れるばかり。
踏み跡から外れ、安定した岩を探しながら高度を上げる。

【鋸岳第一高点】
やっとコルまで登り上げ山梨側が見えた。
角兵衛沢を見下ろしながら、さらに急な登りで第一高点に到着。

快晴の山頂が嬉しい限り。
甲斐駒ヶ岳が初めて見えたがまだまだ遠い。
エネルギーをたっぷり補給し核心部に向かう。

【第一高点〜鹿窓〜第二高点】
少し下って小ギャップの下降。
ほぼ垂直の鎖を下るが、逆層気味の岩で足の置き場が難しい。
登りの鎖は途中から左側に踏みあとがあるのであっさりクリアー。

そして山梨側を回り込み鹿窓。
ここから長い鎖でルンゼを下る。
斜度も緩いので危険な感じはないが、小石が常に落ちてくる。

安全に一人づつ降りて、草つきをさらに下る。
かなり下ってルンゼをトラバース。
さらに大ギャップのルンゼを少し登って草つきを長々と登る。

【第二高点〜烏帽子岳〜6合石室】
危険な核心部を通過し第二高点に着いた。
ここから見える第一高点が迫力満天。
やり遂げた感が溢れてくるが、まだまだ先は長い。

中ノ川乗越へはガラガラの沢を下る。
ここも不安定な岩だらけ。
中ノ川乗越はテントが張れるが、どこも岩屑の上なので決して快適ではない。

樹林帯を長々と進み、途中で烏帽子岳に立ち寄る。
ここは山梨側から鋸岳を眺めることができる。

戻って、三ツ頭を通過し石室到着。
まだ時間も早いので頑張ったら甲斐駒ヶ岳〜北沢峠に下山できそうだが、今日はここまで。
ビールを飲んで、テントを乾かし今日ものんびり過ごすことに。

水場の下降点を調べていなかったので、右往左往。
砂礫の広場に踏み跡を発見し、無事に水を確保。
ここも冷たくて美味しい水。ほんとに有難い水。

秋晴れの南アルプスを夕日が落ちるまで楽しむ。
他に誰も来ないので、寝床は今日も貸切。

《3日目》
【6合石室小屋〜甲斐駒ヶ岳】
早朝から曇り空、冷たい風が吹く中出発。
鎖場あたりに来たころに晴れ間も広がり、鋸岳が朝日に照らされる。

暖かい太陽を浴びながら楽しい岩稜帯を登る。
ここまで歩いてきた鋸岳からの稜線が素晴らしい。
何度も立ち止まって眺めてしまう。

【甲斐駒ヶ岳〜北沢峠】
快晴の山頂到着。
ゆったり3日かけて登った甲斐駒ケ岳は絶景。
長かった鋸岳からの稜線を眺めて休憩。

北沢峠からの登山者が増えてきたので下山開始。
魔利支天経由で砂礫を下る。

何度かあるピークへの登り返しが辛い北沢峠への下り。
鋸岳から甲斐駒ヶ岳の稜線が全部見える箇所で何度も立ち止まる。

北沢峠に下山完了。バスの時間まで1時間半。

13時発のバスに乗車。
南アルプス林道から見える、鋸岳から甲斐駒ヶ岳の稜線に感動。
歩いて来たルートが全部丸見え。

角兵衛沢が垂直に見える。
縦走した時は見えなかった、大ギャップの切れ込みがここで初めて見えた。
鹿窓もしっかり見え、ギザギザの稜線が素晴らしい。まさに鋸岳。

3日間かけてたっぷり味わった鋸岳に大満足でした。