仙丈ヶ岳 地蔵尾根

2015年11月21日(土) 〜 2015年11月22日(日)

• GPS: 13:45
• 距離: 30.0km
• 登り: 2,481m
• 下り: 2,460m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:10

9:01 地蔵尾根駐車場
13:11 松峰小屋

2日目

• 山行: 8:12
• 休憩: 1:14
• 合計: 9:26

6:13 松峰小屋
9:48 10:05 仙丈ヶ岳
12:23 13:20 松峰小屋
15:39 地蔵尾根駐車場

天候

晴れ＆高曇り後曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

柏木の集落に、仙丈ケ岳登山口と孝行猿の案内看板がありました。
案内の通りに細い道を進むと、5〜6台駐車可能な駐車場があります。
地元の方のご好意で私有地に作った駐車場との事。有難く利用させて頂きました。
下山まで、我々以外に車はありませんでした。

コース状況／危険箇所等

積雪期の登山でしたが、登山道に積雪はありませんでした。
他の方も記録に書いていますが、
地蔵尾根は距離が長いので、季節と天候に合わせた時間配分など調整が必要だと思います。

松峰避難小屋まで、不明瞭な個所がありますが、孝行猿の案内とピンクテープを目印に進むと良いです。目印が所によりGPSや地図の登山道から外れますが、特に問題ありませんでした。
途中、森の中に重機が何台もあり木を伐採して盛土をし、林道を建設していました。
新しい林道とブル道が登山道を分断したり並走したりと、すごい作業を初めて見ました。

積雪期なので一応水を下から担ぎ上げましたが、暖冬のためか小屋を少し下ったところの水場も水が出ていました。
避難小屋の床が傾いているので、寝る位置の調整が必要でした。
薄い木の壁と閉まりの悪い扉のせいか、室内も寒かったです。
トイレはありませんでした。

積雪無しですが、森林限界を超えると寒風に叩かれるので、稜線は防寒対策が必要でした。
今回持参しただけで使用しませんでしたが、この時期はアイゼン、ピッケルは必携だと思います。

その他周辺情報

下山後に、高遠さくらの湯で汗を流しました。
ph9.6の強いアルカリ泉で、肌がツルツルになりました。
JAF割引が使えました。

写真

11/21 7:25

仙丈ヶ岳の大きな稜線が見えました。

11/21 8:51

駐車場。
奥から詰めて停めました。

11/21 8:51

私有地を駐車場として開放してくださっているとの事。
しっかり草刈りもしてあります。
ありがとうございます。

11/21 8:52

かわいい看板です。
蓋を開けると、登山ノートがあります。

11/21 9:02

登山開始。
案内看板の通りに進みます。

11/21 9:20

Q先輩と孝行猿の看板
(^^)

11/21 9:22

昔話に出てくる、孝行猿の遺跡。

11/21 9:45

所々ぬかるんでいました。

11/21 9:57

林道に出たり登山道に戻ったり、
ピンクリボンと看板に従い進みました。

11/21 10:06

柔らかい登山道は歩きやすい。

11/21 10:14

林道と登山道が並走したり、重なったり。

11/21 10:22

バリルートですが、良く整備されています。

11/21 10:38

みや先輩も重装備。
水も6L以上担いでいます。

11/21 10:56

水場です。
とても美味しい湧水でした。

11/21 10:56

車でここまで来れれば楽なのですが…

11/21 10:57

また林道から登山道に入ります。

11/21 10:58

中央アルプスが見えました。

11/21 11:13

落ち葉の絨毯の上を歩きます。

11/21 11:16

間伐されていますが、木に元気がありません。
一本が細いです。

11/21 11:18

公園の中を歩くようです。

11/21 11:44

建設中の林道？

11/21 11:49

建設中のブル道？

11/21 11:49

こちらへどうぞ。
といった感じです。

11/21 11:56

伐採ユンボ。。

11/21 11:56

何台もあります。

11/21 12:26

登山道とブル道。
凄いことになっています。

11/21 12:31

トラバース気味にしばらく進みますが、
標高はあまり稼げません。

11/21 13:00

苔の森が出てくると、小屋までもうすぐです。

11/21 13:12

この看板を、右下に100m程下ります。

11/21 13:16

松峰避難小屋到着。

11/21 13:17

既に先客が3名いらっしゃいました。
同室ありがとうございました。

11/21 15:09

真ん中の通路を挟んで両側に板の間がありました。
埃っぽいとの事でしたが、それ程でもなかったです。
床はかなり斜めでした。

11/22 6:08

出発です。
寒い〜。
でも、3℃くらい。

11/22 6:14

お馴染みの看板です。

11/22 6:40

苔に覆われた登山道。
癒されます。

11/22 7:15

気温は低いですが、
ハイペースのため、暑いです。

11/22 7:20

雲海。

11/22 7:23

奥に南アルプス南部。

11/22 7:23

遠く千畳敷もよく見えました。

11/22 7:25

鋸岳もよく見えます。

11/22 7:55

登山道は歩きやすく、ピンクテープがあり明瞭です。

11/22 7:57

一本目の小休止。

11/22 7:57

樹林帯がしばらく続きます。

11/22 8:03

グローブは冬用ですが、指先が冷えます。

11/22 8:26

この景色になると稜線まであとわずか。

11/22 8:28

眼下に伊那市街。
ずいぶん歩いてきました。

11/22 8:32

残雪かな？
いや霜柱だろう…

11/22 8:37

稜線に出ました。

11/22 8:52

風が強い。。
寒い〜

11/22 8:53

長い樹林帯歩きを終えて、
気持ちのいい稜線歩きです。

11/22 8:53

積雪は全くありませんでした。
今回ピッケル、アイゼンの出番はありませんでした。

11/22 9:24

甲斐駒から鋸岳。

11/22 9:29

残雪はこれだけ。

奥に八ヶ岳も見えます。

11/22 9:29

雪がない。

11/22 9:30

でも、風がある。

11/22 9:31

幸い天気もまあまあで、ご機嫌です。

11/22 9:38

カールの小屋は冬じまい。
冬季小屋だけ開放しているようです。

11/22 9:49

富士山見えて、
一、二、三。

11/22 9:49

鳳凰三山も見えます。

11/22 9:49

今日は頂上貸し切りです。

11/22 9:50

北岳、間ノ岳にも積雪はなさそうです。

頑張って登ったので、
大満足です。
汗がなかなか止まりません。

今年二回目の仙丈は、
かなり気合を入れて登りました(^^)

11/22 9:51

何度見てもカッコいい。

11/22 9:53

地蔵尾根からだと、
達成感一杯です。

11/22 9:58

この日の天気は下り坂の予報。

11/22 9:58

だんだん寒くなってきました。
-3℃

11/22 10:07

11月下旬のアルプスとは思えないくらい、雪がないです。

11/22 10:18

では、元来た地蔵尾根を下ります(^^)

11/22 10:19

寒いのでどんどん下ります。

11/22 10:52

一気に下りて来ました。

11/22 11:46

小ピークを越えたり、巻いたり。

11/22 12:23

小屋の看板はとても立派です(^^)
やっと半分降りて来ました。

11/22 12:28

小屋に戻ってデポした荷物を回収。
熱いコーヒー飲んで温まりました。

11/22 13:20

小屋から登山道に登り返しました。
寒いので暖かくなるようハイペースで進みますが、帰りも荷物がぎっしり重いです。

11/22 13:50

今日は日曜で休工のようです。
昨日よりだいぶ道が出来ていました。

11/22 14:02

登山道なのか、作業道なのか？
変な気分です。

11/22 14:03

この辺り、移動距離は長いですが、なかなか高度が下がりません。

11/22 14:23

林道&登山道の繰り返し。

11/22 14:23

作業員の方の送迎車でしょうか。
荷台にリュックが乗ってました。

11/22 15:03

下山も案内看板の通りに下ります。

11/22 15:09

土が柔らかくクッションのようで、疲れた脚に優しいです。

11/22 15:30

目印の鉄塔です。
ここまで来れば、あともう少し。

11/22 15:37

あっ〜、
ようやく降りてきた〜❗️❗️

11/22 15:38

日本ミツバチの巣を発見。
越冬中でしょうか。

11/22 15:39

長〜い登山道が終わり戻ってきました。
登山者は小屋でご一緒した方の他はいませんでした。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough オリンパス

感想

らがー

この週末は、毎年恒例の立山山スキーを予定していましたが、雪不足の為中止。
予定変更で、まだ歩いていない地蔵尾根に行こうという事になりました。

雪不足とはいえ、一応積雪期の仙丈なので、稜線や頂上直下ではアイゼンとピッケルの出番があるかと気合を入れて行きましたが、最後まで使用しませんでした。
ですが流石3000m級、稜線では寒風に全身を叩かれきびしい冬山の洗礼を受けました。
避難小屋泊のためフル装備で水も担ぎ上げたので、荷物の重さには堪えました。
地蔵尾根はとにかく長いと評判でしたが、全くその通りで、まだ着かないの…と気が遠くなりそうでした。
登山道は比較的平坦でしたが、個人的には日帰り黒戸尾根よりきついかな〜と感じました。
樹林帯歩きが長いので、暑い夏場ではなく、この時期で良かったです。

大変だった事を多く書きましたが、
久しぶりの熊トレAチームでの山行はとても充実感があり楽しかったです。
登下降でかいた汗以上に、道中たくさん笑って元気を頂きました。
小屋での宴会も盛り上がり楽しかった〜(^^)
同行頂いたみや先輩にQ先輩、ハシケンさん、ありがとうございました。

そして、最後まで記録を読んでくださってありがとうございます。