雪景色の鈴鹿 竜ヶ岳を周回


- GPS
- 10:05
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 920m
- 下り
- 917m
コースタイム
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 3:43
- 合計
- 10:01
天候 | 晴 山頂付近避難小屋の気温2℃ 風弱く登山には快適 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
午前は晴れ予報、登山日和だ。
三重県いなべ市と滋賀県の東近江市の境にある竜ヶ岳へ向かうことにした。ここは大学時代の先輩と登って以来、鈴鹿山脈に惚れ込むきっかけとなった場所。今回の目的は友人との登山の下見、無線運用だ。遠足尾根を登り、下山ルートは未踏の中道か表道を予定する。
●未明の登山開始
5:20、宇賀渓観光案内所の駐車場に到着。登山者は少なく、空には星が輝いている。冷たい空気と沢の音が山に来たことを実感させる。
6:10、遠足尾根に取り付く。登山道は植林に囲まれ、暗闇の中、木々に巻かれた反射テープが道を示してくれる。500mを超えると雪が現れ、600m付近では踏み固められた雪が滑りやすくなってくる。日の出とともに啄木鳥の音が響き、樹林を抜けると伊勢湾と竜ヶ岳の山容が姿を現す。
標高964mのピークを越え、8:40には金山尾根との分岐へ。ここから山頂へのビクトリーロードが広がる。9:15、山頂到着。
気温も2℃ほどで風もほとんどないので、雪山とは思えない快適さだ。山頂の積雪は10cm程で地面が覗く場所もある。連日の温かさか風に吹きさらされる為か、雪が少ない。360°の展望が素晴らしい。琵琶湖、比良山系、員弁の町、木曽三川まで見渡せる。
カレーヌードルとおにぎりを食べながら無線運用を楽しむ。UHFオンエアミーティングやハムイベントもあり、多くの局と交信。
●表登山道で下山 – 雪道の渓流
12:10下山開始。表道を歩いて来た人が何名かあり「歩ける」とのことだったので、今日は表道から宇賀渓を下ることとする。12:25に太尾根分岐に到達し、石榑峠方面へ向かう。急な尾根道に疑念を抱くが、地図と踏み跡を頼りに慎重に進む。湿った雪が重く、踏み抜かないよう注意を払う。13:22、石榑峠へ到着。車道は雪に覆われ、ひっそりと静まり返っている。真新しいトイレはブルーシートに覆われまだ使えない。
その後、宇賀川沿いのルートを下る。滝を巻く鉄梯や渡渉を繰り返しながら進む。テープや踏み跡を見落とさないように、また雪道では滑りやすくいつも以上に注意を払う。14:20に長尾滝、14:44に五階滝を通過し、沢から離れる。気温が上がり、雪が解け始めた道は歩きづらい。
15:10、白滝丸太橋は崩落している。数年前に訪れた時のままだ。河原を渡渉すると東屋と立ち入り禁止とされている裏道登山口だ。沢沿いのアスレチック要素に疲労を感じるが、何とかまだ明るい15:40に駐車場へ戻る。観光案内所「竜のコバ」は閉まっていたていた。スタンプを貰えず残念。
西陽に染まる鈴鹿山脈を眺めながら、16:00宿へ帰着。
●登山の成果と反省
・ルート確認:遠足尾根は長いが展望あり、山頂へのアプローチは気持ちを盛り上げる。石榑峠からの下りは急勾配で、宇賀渓の雪道は滑りやすいため、同行者次第で厳しいかもしれない。
・「白い羊」の確認:思いの外暖かく、霧氷のシロヤシオはみられなかったが、美しい冬山の風景、とを堪能。
・時間管理:無線運用に3時間は長すぎた。30分程度に抑えれば、昼には下山できる。冬は日が短いので下山までのリミットは厳守しよう。
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