槍ヶ岳(上高地往復)


- GPS
- 29:50
- 距離
- 37.6km
- 登り
- 1,915m
- 下り
- 1,913m
コースタイム
0640上高地-0800徳沢-0847横尾0900-0954槍沢ロッヂ1000-1030ババ平-1050大曲-1144天狗原分岐-1250播隆窟-1404槍ヶ岳山荘
2日目
0530槍ヶ岳山荘-0545山頂0630-0645槍ヶ岳山荘0650-1230上高地
天候 | 9/4 晴れ 9/5 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
槍ヶ岳山荘までは危険箇所なし 肩から山頂までも梯子など設置してあるが落石に注意 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
記録的猛暑のお陰でなかなか休みが取れず、今年の夏山(もう秋か)はこれで2回目。
3年前、東鎌尾根から登った槍ヶ岳ももう一度、と思うが上高地から1泊2日でいけるかが不安であった。
何といってもコースタイムでは10時間近く。その日には着けそうだがそんなに歩けるのかが問題。
まあ行ける所まで行ってみようと思い上高地を出発。さすがに都会と違って涼しい中まずは横尾を目指す。
明神、徳沢と進み横尾で遅めの朝食。人は多いが最盛期ほどではない。(多いときには座る場所もないくらい)コースタイムよりも早くこの時点ではまだ余裕がある。
しかしここからは未踏となるため気を引き締めて出発。
槍見河原から穂先が見えるらしいが気がつかないまま槍沢ロッヂに到着。
設置してある望遠鏡にて今回初めて槍の穂先を確認。まだまだ先は長い。
次なる目標はババ平のテン場であるがここで靴擦れ、その後左膝、付けね痛によりペースダウン。
荷物は軽いが靴が重くおまけにダラダラした登り。足が進まない。
大曲で「もう帰ろうか」と思うが雷雨の心配もなさそうなので今日中に着けば、と思い槍の肩を目指す。
途中綺麗な高山植物が咲いているものの名前も分からず見る余裕なし。
山荘、山頂が見えてからがまた長かったが休み休み歩きやっと山荘に到着。
受付を済ませ前回買い忘れたバッチを購入し、1000円と高いものの生ビールで喉の渇きを癒す。
山頂へのアタックは明朝にし小屋前で関西から来たご夫婦と首都圏から来た山ガール、
ボーイと夕食の時間まで山談義で談笑楽しいひと時を過ごした。
夕食は2回目の5時10分。今日は酢豚がメインディッシュ。思っていたより美味しかった。
その後6時30分から播隆祭に参加。今日がその日とは知らず貴重な体験した。
そんな関係もあるのか本日の宿泊者は200名〜300名強といったところ。
定員以下ではあるが詰め込むため割り当てられた寝床は布団1枚。
人による熱気で暑くあまり眠れぬまま朝となる。
外に出ると今日も快晴。飛騨側から微風が吹くが長袖1枚でも寒くないのは温暖化の影響かな。
ご来光を見た後、山頂へアタック開始。3年前は渋滞で1時間かかったが今回はあっという間に到着。
空いている山頂では360度の大絶景に至福のひと時。
登ってくる人はいるが時折貸切寸前状態。
夏休みは終わったとはいえこんな贅沢があるだろうか。
静寂の中、裏銀座の山々が「またこっちにおいで」と言っているようである。
いつまでも長居したいが上高地までの道のりを考えるとゆっくりもできない。
小屋に戻ると焼きたてのパンの販売アナウンス。帰りの車内で食べようと2個購入。
昨日談笑した山ガールさんは朝食なのかその場で食べていた。
出発前同じく談笑したご夫婦(これから山頂へ)と再会と安全を約束し上高地へ向け出発。
来た道を戻るのは面白くはないが14時のバス(新島々行きバスは整理券が必要)に乗るためには
この時間に出ても1時間早くしないと間に合わない。
再訪は来年と思いながら後ろ髪を引きずりダラダラした下りを歩く。
途中登ってくる人に道を譲り(本当は休憩)槍沢、槍見河原(帰りは穂先を確認)を経て横尾到着。
あとはゆっくり歩いても3時間(まだ3時間も)。
その後徳沢、明神で小休止。バスの時間は余裕と思った途端、もう1本早いバスの整理券がもらえるかも…と思ったら痛い足も我慢。
12時30分、観光客でごった返す上高地BTに到着。
速攻で整理券を交換しに「一番早いバスの整理券は?」と聞くと「16時40分です」とのこと。
まあ土産でも物色し着替えて予定通り14時まで待とうとしたら「スミマセン。今止まっている12時40分でした〜」。
5分で買い物をしそのまま乗車。車内で着替えをし新島々経由松本から「あずさ22号」に乗車。
売店でビールを購入し槍ヶ岳山荘の朝食用弁当(おこわ)を食べる。
今回も天気がよく大展望が待っていてくれた。
知り合った方と楽しく過ごすこともできた。
体験できない(播隆祭、新旧の祠)こともあった。
槍・穂高連峰。混む山ではあるが何か魅了するものを持っている。
「もういいや」と思いながら「今度は何処へ」を考えているうちに混雑する新宿駅に降り立った。
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